内部リンク戦略でSEOとサイト回遊を改善する方法
「商品ページは作ったのに、お客さんがすぐ離脱してしまう」
ECサイトを運営していると、直帰率の高さや回遊率の低さに悩む場面が多いのではないでしょうか。実は、その原因のひとつが 内部リンクの設計不足 にあることが少なくありません。
内部リンクとは、同じサイト内のページ同士をつなぐリンクのこと。適切に設計すれば、SEO評価の向上とユーザーの回遊率アップを同時に実現できます。
わたしがストア運営に関わっていたとき、商品ページからブログ記事への導線を整備しただけで、1セッションあたりの閲覧ページ数が明確に改善した経験があります。特別な技術は不要で、基本を押さえるだけで成果が出ます。
- 内部リンク(Internal Link)
同一ドメイン内のページ同士を結ぶハイパーリンクのこと。外部サイトへのリンク(外部リンク)とは区別されます。Googleのクローラーがサイト構造を理解する手がかりとなり、SEO評価に直接影響します。
出典:Moz - Internal Links and SEO、Search Engine Journal - Internal Linking Strategy
内部リンクがSEOに効く3つの理由
内部リンクがなぜ重要なのか、まずはその仕組みを理解しておきましょう。
- 1
クローラーの巡回を助ける
Googleのクローラーはリンクをたどってページを発見します。内部リンクが適切に張られていないページは、クローラーが見つけにくく、インデックスされない可能性があります。孤立したページ(オーファンページ)を作らないことが基本です。
- 2
ページの重要度を伝える
多くの内部リンクが集まるページは、サイト内で「重要なページ」とGoogleに認識されます。これを リンクジュース(PageRank)の分配 と呼びます。売上に直結する商品ページやコレクションページに意図的にリンクを集めることで、検索順位の改善が期待できます。
- 3
ユーザー体験を向上させる
お客さんにとっても、関連する情報への導線がスムーズだと「このサイトは使いやすい」と感じてもらえます。結果として滞在時間が伸び、コンバージョン率にもプラスに作用します。
ECサイトで実践すべき内部リンク戦略
ここからは、ECサイトで今日から実践できる具体的な内部リンク施策を紹介します。
1. 商品ページ間の関連リンク
「この商品を見た人はこちらも見ています」「関連商品」などのセクションは、内部リンクの王道です。Shopifyであればテーマの機能やアプリで簡単に実装できます。
Shopifyの 関連商品セクション は、多くの無料テーマに標準搭載されています。商品ページの下部にある「おすすめ商品」セクションが有効になっているか確認してみてください。
2. ブログ記事から商品ページへの導線
ブログ記事の中で自然に商品を紹介し、リンクを設置するのは非常に効果的です。たとえば「スキンケアの選び方」という記事の中で、自社の化粧水やクリームへリンクを張るイメージです。
3. コレクション(カテゴリ)ページの活用
コレクションページは、サイト構造の中間層として重要な役割を持ちます。トップページからコレクション、コレクションから商品ページという ピラミッド構造 を意識すると、クローラーにとっても分かりやすいサイトになります。
4. パンくずリストの実装
パンくずリストは、ユーザーが現在地を把握できるだけでなく、内部リンクとしても機能します。Shopifyのほとんどのテーマでサポートされているので、必ず有効にしておきましょう。
5. アンカーテキストの最適化
内部リンクのテキスト(アンカーテキスト)は「こちら」「詳しくはこちら」ではなく、リンク先の内容がわかる 具体的なキーワード を使いましょう。Googleはアンカーテキストからリンク先の内容を推測しています。
- 関連商品セクションが有効になっている
- ブログ記事から商品・コレクションへリンクを設置
- コレクションページの階層構造を整理した
- パンくずリストが全ページで表示されている
- アンカーテキストにキーワードを含めている
- 孤立ページ(内部リンクゼロ)がないか確認した
よくある内部リンクの失敗パターン
1ページに大量の内部リンクを詰め込むと、各リンクに渡る評価が薄まります。Googleの公式ガイドラインでも「合理的な数に抑えること」が推奨されています。1ページあたり100本以内が目安と言われていますが、ECサイトの商品一覧では自然と多くなるので、ナビゲーション以外のリンクを意識して整理しましょう。
「詳しくはこちら」「ここをクリック」といったアンカーテキストは、Googleにリンク先の情報を伝えられません。「オーガニックコットンTシャツの商品ページ」のように、具体的な表現を使うことが大切です。
すべてのリンクがトップページに向いていると、本当に重要な商品ページやコレクションページにPageRankが流れません。売上に直結するページへ意識的にリンクを集める設計が必要です。
商品を削除したあとにリンクを修正しないと、404エラーが発生します。クローラーの巡回効率が下がるだけでなく、ユーザー体験も損ないます。定期的にリンク切れチェックを行いましょう。
内部リンク設計の手順
実際に内部リンクを見直すとき、どこから手をつければいいか迷う方も多いと思います。以下の手順で進めると効率的です。
- 01サイト全体のページ構成を洗い出す(商品・コレクション・ブログ・固定ページ)
- 02孤立ページがないかチェックする(Google Search ConsoleやScreaming Frogが便利)
- 03売上に直結する重要ページを特定し、そこへのリンクを増やす
- 04ブログ記事の既存コンテンツに、商品やコレクションへの自然なリンクを追加する
- 05アンカーテキストを具体的なキーワードに書き換える
Google Search Console の「ページ」レポートを使うと、インデックスされていないページやクロールエラーのあるページを無料で確認できます。内部リンクの改善効果を測定するのにも役立ちます。
まとめ
内部リンクの最適化は、広告費をかけずにSEO評価と回遊率を改善できる、コストパフォーマンスの高い施策です。やるべきことはシンプルで、ページ同士を適切につなぎ、ユーザーにとって自然な導線を作ること。
まずは自分のサイトに孤立ページがないか確認し、売上の柱となる商品ページへのリンクを増やすところから始めてみてください。小さな改善の積み重ねが、検索順位とコンバージョンの両方に効いてきます。
内部リンクの改善は一度やって終わりではありません。商品の追加や削除に合わせて、定期的にリンク構造を見直す習慣をつけましょう。


Shopify予約アプリ
まるっと予約
無料プランあり・日本語サポート
Shopifyストア構築もお任せください
「自分でShopifyを設定するのは不安」という方に、アプリ開発者本人がShopifyストア構築+まるっと予約の導入をまるごとサポートいたします。




