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Pepinby SHIN
Shopify2026-05-088分で読めます
決済プロバイダーShopify PaymentsKOMOJU

Shopify Payments vs KOMOJU vs PayPal — 決済プロバイダー徹底比較

Shopify Payments vs KOMOJU vs PayPal — 決済プロバイダー徹底比較

この記事の結論はなに?

結論を先に書きます。 Shopify Payments・KOMOJU・PayPalは競合ではなく役割分担 です。国内カード決済中心なら Shopify Payments一本化 が最安、コンビニ・PayPay・銀行振込が必要なら KOMOJUを併用 、海外顧客向けの信頼性が必要なら PayPalを追加 。3社の手数料・対応決済・審査の特徴を踏まえて、月商と顧客層に応じた組み合わせを選ぶのが正解です。

わたしの立場:Shopifyアプリ開発者として複数ストアの決済設定を見てきた立場で、公式料金ページの一次情報をベースに比較しています。3社いずれとも代理店契約はなく、中立的な視点で書いています。

3.25
KOMOJUカード手数料(%)
国内クレジットカード決済の基本料率。Shopify Paymentsより低いケースもある
3.55
Shopify Paymentsカード手数料(%)
Basicプランの国内Visa/Mastercard料率。取引手数料0%で集約効果大
3.60
PayPal手数料(%)
JPY商用取引3.60%+固定40円。海外決済時は+0.50%

この記事を読むとわかること

  • Shopify Payments・KOMOJU・PayPalの料率がいくら違うか
  • どの決済手段にどのプロバイダーが向いているか
  • 月商別にどの組み合わせが最安になるか
  • 国際決済が必要なときの選び方

3社はそれぞれどんなサービス?

まず各サービスの基本情報を3面で整理します。同じ「決済プロバイダー」でも立ち位置と強みは大きく異なります。

Shopify公式の決済機能。Stripe基盤で動作し、Shopify管理画面に統合されています。最大の特徴は 取引手数料0% (他社プロバイダーは2.0%上乗せ)。Visa・Mastercard・JCB・Amex・Apple Pay・Google Pay・Shop Payに対応。入金は最短5営業日。日本では2022年に正式リリースされました。

Shopify Payments公式ページ

出典:Shopify Payments公式

出典:KOMOJU公式

出典:PayPal日本ビジネス

手数料はどう違う?

3社の主要決済手段の料率を横並びで比較します。Shopify Paymentsは年払いBasicプラン(月3,650円)、KOMOJU・PayPalはShopify Basicプランで併用した場合(取引手数料+2.0%)の合計を示しています。

決済手段Shopify PaymentsKOMOJU(合計)PayPal(合計)
国内Visa/Mastercard3.55%3.25%+2.0%=5.25%3.60%+40円+2.0%
JCB3.55%3.25%+2.0%=5.25%3.60%+40円+2.0%
Amex / 海外カード3.9%3.25%+2.0%=5.25%3.60%+40円+2.0%
コンビニ決済非対応2.75%+2.0%=4.75%非対応
PayPay / 楽天ペイ非対応3.5%〜+2.0%=5.5%非対応
銀行振込非対応1.4%+2.0%=3.4%非対応
ペイジー非対応2.75%+2.0%=4.75%非対応
PayPal残高決済非対応非対応3.60%+40円+2.0%
海外通貨決済一部対応対応(要確認)3.60%+40円+0.5%+2.0%

※KOMOJU・PayPalの「合計」はShopify Basicプランで併用した場合の上乗せ込み。Advancedプランなら +0.6% で済みます。

出典:Shopify公式料金ページ

出典:KOMOJU料金ページ

出典:PayPal日本 商用手数料

国内カード決済では Shopify Paymentsが2%近く安い のが分かります。これはShopify Payments以外を使うと取引手数料2.0%(Basicプラン)が上乗せされるためで、 同じカード決済なのに2%損する 構造になっています。

カード決済は必ずShopify Paymentsに集約する

KOMOJUのカード料率は3.25%でShopify Paymentsより低いですが、Shopify併用時に取引手数料2%が上乗せされ、合計5.25%になります。カード決済は Shopify Payments以外で受けない のが鉄則です。KOMOJUとPayPalはあくまで「Shopify Paymentsで対応できない決済手段」のために併用します。

対応決済方法はどう違う?

決済手段のカバー範囲で3社を比較します。CompareItemで「向き不向き」を整理しました。

PayPal — 海外顧客向けの信頼ブランド

国内Visa/Mastercard/JCB/Amex ・Apple Pay・Google Pay・Shop Pay。 取引手数料0% で最安。コンビニ・PayPay・銀行振込は 非対応 。シンプルなカード中心ストア向け。Shopify管理画面に統合され、入金は最短5営業日。

海外顧客がアカウントで簡単決済 。北米・欧州・東南アジアで馴染み深く、海外売上比率が高いストアで信頼性向上に効きます。逆に 国内顧客にはほぼ刺さらない ため、純国内ストアでは出番が少ないのが正直なところ。

KOMOJU — 国内決済の万能型

コンビニ・PayPay・楽天ペイ・銀行振込・ペイジー・Paidy が一括で揃う日本特化型。日本のEC顧客の好みに合わせた決済を Shopify Paymentsで補えない部分だけ追加 するのが王道。月額無料で取引手数料のみ、導入のハードルが低いのも強み。

国内カード
Shopify Paymentsが3.55%で最安。集約一択
コンビニ決済
KOMOJU独占(4.75%)。日本のEC顧客には必須級
PayPay/楽天ペイ
KOMOJU経由(5.5%〜)。20代〜30代向けに重要
海外顧客
PayPal追加で信頼性向上。北米・欧州向けに有効
銀行振込
KOMOJUの3.4%が最安。BtoB案件で活躍
Apple/Google Pay
Shopify Payments標準対応。設定不要で即利用可

各サービスのメリット・デメリットは?

3社それぞれの強み弱みをProsConsで整理します。「メリット(緑)=向いているストア」「デメリット(赤)=苦手なところ」と読んでください。

Shopify Paymentsの長所と短所は?

メリット
他社プロバイダーで上乗せされる2.0%(Basic)が一切かからない
Shopify管理画面から即時有効化、外部契約・APIキー不要
最短5営業日で口座入金、キャッシュフロー管理がしやすい
デメリット
コンビニ・PayPay・銀行振込・キャリア決済に非対応
業種制限(Stripe基盤)あり、サプリ・成人向け・占いなど不可
海外カード扱いで3.9%(Basic)と国内より0.35%高い

KOMOJUの長所と短所は?

メリット
コンビニ・PayPay・楽天ペイ・銀行振込・ペイジー・Paidyを一括対応
取引手数料のみで初期費用・月額固定費ゼロ、小規模ストアに優しい
Shopify Appsから簡単導入、ノーコードで連携可能
デメリット
Shopify併用で5.25%(Basic)になりShopify Paymentsより2%高い
決済方法によっては月末締め翌月末払いなどキャッシュフローに影響
PayPalほどグローバルブランド力はなく、海外顧客の安心感では劣る

PayPalの長所と短所は?

メリット
世界4億人超ユーザーで海外顧客の信頼性が圧倒的に高い
PayPalの買い手保護プログラムで顧客の購入ハードルが下がる
カード番号入力不要、ワンクリック決済で離脱率が下がる
デメリット
国内顧客には馴染みが薄く、純国内ストアでは出番が少ない
JPY決済で1件あたり40円、少額決済(千円以下)で割高になる
買い手保護は手厚いが、チャージバック時に加盟店側が不利になりやすい

月商別シミュレーション — 年間でいくら変わる?

カード決済の比率を売上の80%、コンビニ・PayPay等を20%と仮定した場合の年間決済コストを試算します(Shopify Basic年払い前提)。

シミュレーション前提:

  • カード決済比率80%、コンビニ/PayPay等20%(KOMOJU併用時)
  • カード決済比率80%、PayPal経由海外決済20%(PayPal併用時)
  • すべてShopify Basic年払い(取引手数料2.0%)で試算

数字だけを見ると Shopify Payments一本化が常に最安 です。ただし「コンビニ決済を求める顧客が逃げる損失」「海外顧客がPayPalを求めて離脱する損失」を考えると、 手数料の差より売上機会の損失の方が大きい ケースが多いのも事実。月商と顧客層で判断するのがコツです。

機会損失も計算に入れる

「コンビニ決済がないだけで離脱する顧客が10%いる」と仮定すると、月商50万円のストアで月5万円・年60万円の機会損失です。KOMOJU併用で年間4.3万円コストが上がっても、 取りこぼしを防ぐ方が15倍以上得 という計算になります。

選び方フローは?

「結局どう選べばいいのか」を5ステップで整理します。

  1. 1

    まずShopify Paymentsを有効化

    これは大前提です。国内カード決済を取引手数料0%で受けられるのはShopify Paymentsだけ。Stripe基盤の業種制限に引っかからない限り、必ず最初に有効化します。

  2. 2

    顧客層のコンビニ・PayPay需要を判定

    20代〜40代女性向け、地方向け、ギフト需要が強いストアはコンビニ・PayPay需要が高めです。逆にBtoBや若年層×都市部はカード比率が高くコンビニ需要は低い傾向。GA4の決済画面離脱率も判断材料になります。

  3. 3

    必要ならKOMOJUを追加

    コンビニ・PayPay・楽天ペイ・銀行振込が必要ならKOMOJUを追加。Shopify Appsから3クリックで導入できます。料率はカード3.25%、コンビニ2.75%、PayPay 3.5%〜。

  4. 4

    海外売上があるならPayPal追加検討

    海外売上比率が10%以上、または海外顧客から「PayPalで払いたい」という問い合わせがあるならPayPal追加。北米・欧州・東南アジア向けの信頼性向上に効きます。純国内ストアでは不要。

  5. 5

    月商成長に応じてプラン変更

    月商100万円超ならShopify Growへ、300万円超ならAdvancedへ。Advancedなら外部決済の取引手数料が0.6%まで下がるので、KOMOJU・PayPal併用時のコストも大きく下がります。

  1. 01

    月商10〜30万円のソロストア: Shopify Payments一本化(KOMOJUは様子見)
  2. 02

    月商30〜100万円・国内向け: Shopify Payments + KOMOJU(コンビニ需要をカバー)
  3. 03

    月商100万円超・海外あり: Shopify Payments + KOMOJU + PayPal(フル装備)
  4. 04

    BtoB・銀行振込中心: Shopify Payments + KOMOJU(銀行振込1.4%が安い)

国際決済が必要ならKOMOJUとPayPalどちらを選ぶ?

「海外顧客向けの決済を強化したい」というケースでは、KOMOJUとPayPalで悩むことが多いです。整理します。

KOMOJU — アジア圏に強い

韓国Naver Pay/Kakao Pay、中国Alipay/WeChat Pay、東南アジアGCash/OVOなど アジア圏のローカル決済 に強い。日本→アジア向けの越境ECなら第一候補。一方で北米・欧州での認知度はPayPalほどではありません。

PayPal — 北米・欧州に強い

北米・欧州・南米 の顧客にとっての安心ブランド。「PayPalで払えないなら買わない」という海外顧客が一定数います。アジア圏ではAlipay/WeChat Payの方が強いので、 顧客の地域で使い分け が正解です。

両方併用するケースも珍しくない

「アジアと欧米の両方に売る越境EC」では、KOMOJUとPayPalを 両方併用 するケースも珍しくありません。手数料は重くなりますが、決済の選択肢が広いほど海外顧客の購入完了率が上がります。海外売上比率が30%超なら検討価値ありです。

導入チェックリスト

「メリット(緑)=必ずやるべきこと」「デメリット(赤)=やってしまいがちな落とし穴」として整理します。

  • Shopify Paymentsを最優先で有効化する(取引手数料0%)
  • カード決済はShopify Paymentsに集約(KOMOJU/PayPalで受けない)
  • コンビニ・PayPay需要があるならKOMOJUを追加
  • 海外売上10%超ならPayPal追加を検討
  • 月商成長時はShopifyプラン上位化で取引手数料を下げる
  • 決済画面の離脱率をGA4で定期モニタリング
メリット
3社は競合ではなく、決済手段ごとに使い分けるパートナー
カードは集約、それ以外は最小限追加が鉄則
手数料率より顧客が求める決済を優先
デメリット
手当たり次第に導入すると入金管理・経理が複雑化
同じカード決済を複数プロバイダーで受けると取引手数料が無駄
業種によっては全社で審査落ちのリスクあり、事前確認必須

まとめ:3社をどう組み合わせる?

ストアフェーズ推奨組み合わせ理由
月商30万円以下のソロ・カード中心Shopify Payments一本化月額固定費を最小化、手数料も最安
月商30〜100万円・国内向けShopify Payments + KOMOJUコンビニ・PayPayで取りこぼし防止
月商100万円超・国内中心SP + KOMOJU(Growプラン)プラン上位化で取引手数料1.0%に圧縮
月商100万円超・海外売上ありSP + KOMOJU + PayPal北米・欧州顧客向けにPayPalブランド力を活用
越境EC・アジア+欧米SP + KOMOJU + PayPal(Advanced)取引手数料0.6%まで下がり3社併用コストが許容範囲に
BtoB・大口法人案件中心SP + KOMOJU(銀行振込)銀行振込1.4%+取引手数料2.0%で実質3.4%、カードより安い場合

「3社のどれを選ぶか」ではなく「 どう組み合わせるか 」が判断軸です。月商と顧客層が変われば最適解も変わるので、年1回は決済構成を見直すのがおすすめです。

よくある質問(FAQ)

はい、 併用可能 です。Shopify Paymentsをメインのカード決済、PayPalを海外顧客向けの追加オプションとして使うのが定石です。ただしPayPalで決済された分にはShopifyの取引手数料(Basic 2.0%)が上乗せされる点に注意してください。

はい、 個人事業主でも申込可能 です。月額無料で取引手数料のみなので、小規模ストアでも導入ハードルが低いのが強み。審査では事業実態(販売商品・連絡先・特商法表記)が確認されます。

Shopify Paymentsが最も厳しい です。Stripe基盤のため業種制限が広く、サプリ・健康食品・成人向け・占い・暗号資産関連などが不可。KOMOJUは国内決済代行として柔軟、PayPalは中間という印象です。Shopify Paymentsで審査落ちした場合はKOMOJUへの切り替えが現実解になります。

海外通貨決済の為替手数料は Shopify Paymentsが2% 、PayPalが3〜4%、KOMOJUは決済方法によります。海外通貨売上が多いならShopify Paymentsが有利。ただしPayPalは買い手保護制度があるため、コスト以外の価値も加味してください。

方法は3つ。第一に Shopify Paymentsへの集約 (取引手数料0%)。第二に Shopifyプランの上位化 (Advancedなら外部決済0.6%)。第三に 年払いへの切替 (Basic年14,400円浮く)。組み合わせると年間数十万円のコスト削減も可能です。

はい、 いつでも乗り換え可能 です。Shopify管理画面の「決済」セクションで有効/無効を切り替えるだけ。ただし入金サイクル中の取引は前のプロバイダー側で処理が継続するので、乗り換え時期は月初を選ぶとスムーズです。

KOMOJUへの切り替えが第一候補 です。KOMOJUはShopify公式パートナーで、Stripe基盤が苦手な業種でも審査を通せるケースが多いです。PayPalも代替候補ですが、海外ブランド寄りなので国内顧客中心のストアでは決済画面の離脱率が上がるリスクがあります。詳しくは Shopify Paymentsの審査に落ちたときの対処 を参照してください。

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→ Shopifyの決済方法まとめを読む

この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

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SHIN

この記事の執筆者

SHIN

Pepin代表、Webエンジニアとして10年以上の経歴を持ち、
Shopifyアプリ・ストア開発 / webサービス開発 / メディア運営などマルチに活動。

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