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Pepinby SHIN
Shopify2026-04-034分で読めます

Shopifyで領収書を発行する方法 — 3つの手段を比較して解説

Shopifyで領収書を発行する方法 — 3つの手段を比較して解説
領収書や書類を作成するイメージ

「お客さまから領収書を求められたけど、Shopifyってどうやって発行するの?」

Shopifyでネットショップを運営していると、遅かれ早かれぶつかる問題です。実は、 Shopifyには領収書を発行する標準機能がありません 。注文確認メールや配送通知メールは自動で送られますが、これらは法的な意味での領収書にはなりません。

わたしが以前ストアを運営していたとき、お客さまから「領収書をいただけますか?」という問い合わせが頻繁にありました。BtoBの取引が増えるほど、この依頼は増えていきます。毎回手作業でPDFを作って送る運用は、件数が増えると本当に大変でした。

この記事では、Shopifyで領収書を発行する 3つの方法 を比較しながら、インボイス制度(適格請求書等保存方式)への対応も含めて解説します。

2023年10月に開始されたインボイス制度により、課税事業者間の取引では 適格請求書(インボイス) の発行・保存が求められています。領収書もインボイスとして扱う場合、記載事項のルールを満たす必要があります。

注文確認メールは領収書ではない

まず押さえておきたいのが、Shopifyが自動送信する 注文確認メール は領収書として使えないという点です。

注文確認メール

注文内容の確認が目的。「代金を受領した」という証明にはならない。登録番号やインボイスの記載事項を満たしていない。

領収書

代金の受領を証明する書類。消費税額、発行者の登録番号など、法定の記載事項を満たす必要がある。

お客さまが経費精算や確定申告に使うためには、きちんと要件を満たした領収書が必要です。「注文確認メールを領収書代わりに」というのは、トラブルのもとになります。

領収書に必要な記載事項

インボイス制度に対応した領収書(適格簡易請求書)として発行する場合、以下の記載が必要です。

  • 発行者の氏名または名称
  • 適格請求書発行事業者の登録番号(T+13桁)
  • 取引年月日
  • 取引内容(商品名やサービス名)
  • 税率ごとに区分した合計額(税込または税抜)
  • 適用税率(8%・10%)
  • 税率ごとの消費税額

出典:国税庁 - 適格請求書等保存方式の概要

登録番号の記載漏れは、お客さま側で仕入税額控除が受けられなくなる可能性があります。BtoBの取引が多いストアは特に注意してください。

3つの発行方法を比較

Shopifyで領収書を発行する方法は、大きく分けて3つあります。

方法1:Order Printer(無料、手動)

Shopifyが公式に提供している無料アプリ Order Printer を使う方法です。注文データをもとに、テンプレートからPDFを生成できます。

メリット
無料で使える。Shopify公式アプリなので安心。基本的なカスタマイズが可能。
デメリット
1件ずつ手動で発行する必要がある。テンプレートのカスタマイズにはLiquid(テンプレート言語)の知識が必要。インボイス制度の記載事項に対応したテンプレートは自分で作る必要がある。

月に数件程度の発行であれば、Order Printerでも対応できます。ただし、件数が増えると手動の運用負荷が大きくなります。

方法2:外部アプリ(有料、機能はさまざま)

Shopifyアプリストアには、請求書・領収書を発行できるサードパーティアプリがいくつかあります。海外製のアプリが中心で、日本の商習慣やインボイス制度への対応はアプリによってまちまちです。

海外製アプリを選ぶ際は、 日本の消費税(8%・10%の複数税率)に対応しているか適格請求書の登録番号を記載できるか を必ず確認してください。英語圏のアプリはVAT(付加価値税)前提で作られていることが多く、そのままでは使えないケースがあります。

方法3:まるっと請求書(開発中・近日公開予定)

わたしが現在開発中の まるっと請求書 は、Shopifyの注文データから 請求書・領収書・納品書 を自動生成するアプリです。

日本のストア運営者が実際に困っているポイントを起点に開発しています。インボイス制度への対応、複数税率の自動計算、登録番号の自動記載など、日本の商習慣に合わせた機能を組み込む予定です。

ワンクリック生成
インボイス対応
複数税率対応
一括発行

3つの方法の比較表

比較軸Order Printer外部アプリまるっと請求書(開発中)
手軽さ△ 1件ずつ手動発行○ アプリによる◎ ワンクリック生成予定
インボイス対応△ テンプレート自作が必要△ 海外製は非対応が多い◎ 初期設定から対応予定
日本語対応△ テンプレートは英語ベース△ アプリによる◎ 日本の商慣行に最適化
コスト無料(工数はかかる)月額$5〜$30程度近日公開予定
0円
Order Printer
無料だがカスタマイズに工数がかかる
1件5秒
まるっと請求書(開発中)
ワンクリック生成を目指して開発中
100%
インボイス対応
登録番号・税率区分を自動記載

よくある質問

クレジットカード会社の利用明細が領収書代わりになるケースもありますが、お客さまが経費精算で「宛名入りの領収書」を必要とする場合は別途発行が必要です。BtoBの取引では、ほぼ確実に求められます。

免税事業者は適格請求書を発行できません。ただし、お客さまが課税事業者の場合、インボイスを発行できないことで取引に影響が出る可能性があります。事業の状況に応じて、課税事業者への変更を検討する場合もあります。

まるっと請求書(開発中)では、過去の注文データから何度でも書類を再生成できる機能を予定しています。「領収書をなくしたので再発行してほしい」というお客さまの依頼にも、管理画面からすぐに対応できるようにする予定です。

書類の確認が完了したイメージ

まとめ

Shopifyには領収書発行の標準機能がないため、何かしらの方法で対応する必要があります。

月に数件の発行なら Order Printer でしのげますが、件数が増えてきたりインボイス制度にきちんと対応したい場合は、日本語ストア向けに設計されたアプリを使うのが現実的です。

わたし自身、ストア運営時代に領収書対応の手間に苦しんだ経験があります。その経験があるからこそ、現在開発中のまるっと請求書では「ストア運営者の手間を限りなくゼロにする」ことを目指しています。近日公開予定ですので、もう少しお待ちください。

この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

SHIN

この記事の執筆者

SHIN

Pepin代表。Shopifyアプリ「まるっと予シリーズ」開発者。Webエンジニアとして10年以上の経歴。
Shopifyアプリ開発・ストア構築 / webサービス開発 / メディア運営 / ストリーマーとしてマルチに活動。

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