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Pepinby SHIN
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受注会招待文アパレル

アパレル受注会の招待文テンプレ5選 — Instagram DM・メール・LINEでブランドの熱量を売上に変える

アパレル受注会の招待文テンプレ5選 — Instagram DM・メール・LINEでブランドの熱量を売上に変える
アパレル受注会の招待文テンプレートのイメージ

新作サンプルだけで本生産前にお客さまから注文を受ける「受注会」。在庫リスクを抑えつつブランドのファンと直接つながれる手法として、D2Cアパレルでは定番になりつつあります。ただ、現場の運営を見ていると 「告知から3〜7日で売上のほとんどが決まる」 ケースが多く、初動の招待文がそのまま売上を左右する印象です。

わたしは2026年3月に独立してShopifyアプリ開発をしているSHINです。前職時代にD2Cアパレルブランドの現場に近いところで仕事をしていた経験から、 Shopify + まるっと予約という仕組みを使えばこういう招待文設計ができる という観点で、すぐ使える招待文テンプレを5パターンまとめました。

Hub記事はこちらです。

→ アパレル受注会の運営手段4選比較

本記事の招待文テンプレは、Shopify + まるっと予約の組み合わせで「予約受付・決済・在庫管理」を一元化する前提で設計しています。具体的なブランドの実例ではなく、 仕組みとしてこういう招待文が成立する という汎用テンプレ集です。

なぜ招待文が成否を分けるのか?

受注会の集客で見落とされがちなのが、 「招待文の質が CVR に直結する」 という点です。

Mailchimp の業界ベンチマークによれば、Eコマース業界のメール平均オープン率は約29.81%、クリック率は約1.74%にとどまります。つまり、雑に送ったメールは100通配信しても2人弱しか反応しません。一方、 既存フォロワーや既存顧客への招待は、設計次第で CVR 5〜15% に届く水準と言われており、招待文の質が一桁レベルで売上に効きます。

出典:Mailchimp - Email Marketing Benchmarks and Statistics by Industry

受注会は「期間限定 + 数量限定 + 既存ファン中心」という三拍子そろった販売形態なので、文面の温度感がそのまま CVR を動かします。コールドリストに送る通常メルマガの感覚で書くと、既存ファンの熱量を取りこぼすので注意です。

招待文の設計原則 — 5つのチェック項目

まず、どのチャネルで送るにしても押さえておきたい原則を5つに整理しました。

  • 結論ファースト :件名と冒頭1文で「いつ・何を・誰に」を言い切る
  • 数量と期間の明記 :先着◯名 / 受付◯月◯日まで を必ず入れる
  • ブランドの熱量 :ファンが感じている世界観の言葉で、機械的にしない
  • ワンタップ予約導線 :予約ページへのリンクを冒頭と末尾の2箇所に置く
  • 離脱しない CTA :「詳細はDM」など中継を挟まず、予約ページに直送する

特に重要なのが4番目です。Instagram DM で「詳しくはプロフィールのリンクから」とやってしまうと、リンクをタップする手間でCVRが半減します。 予約導線は招待文の中で完結させる のが鉄則です。

5つの招待文テンプレート

ここから本題のテンプレ5本です。すべて Shopify + まるっと予約で予約・決済・在庫を一元化する前提で書いています。

テンプレ1: Instagram DM版(既存フォロワー向け)

DM は「個人宛に届いている感」が最大の武器です。一斉配信の文面でも、宛名と一言を変えるだけで開封率が大きく変わります。

こんにちは、◯◯(ブランド名)です。

いつも投稿を見てくださってありがとうございます。
来月、新作の受注会を開催することになりました。

▼ 受注会の概要
日時:5/20(水)〜5/26(火)
場所:オンライン受注会(Shopify)
内容:2026 SS コレクション 全12型
受付:先着50名さま
お渡し:本生産後、7月下旬発送予定

▼ ご予約はこちらから
https://yourbrand.com/products/preorder-may

普段の投稿に「いいね」をくださる◯◯さんに、
いちばんに知ってほしくてDMしました。

ご質問あればこのままご返信ください ◯◯

DM は 「宛名 + 普段のやりとりに触れる一言」 を入れるだけで CVR が変わります。「いつも〇〇の投稿にコメントありがとうございます」のように、相手の行動を引用するとパーソナライズ感が出ます。

テンプレ2: メール版(顧客リスト向け)

過去購入者リスト向け。件名で開封してもらう必要があるので、件名は2パターン用意してA/Bテストするのがおすすめです。

件名A:【先着50名】2026 SS 受注会のご案内 — ◯◯さまへ先行ご招待
件名B:◯◯(ブランド名)の新作、いちばん最初に見ていただけませんか?

────────────────────────
◯◯さま

いつも◯◯(ブランド名)をご愛用いただきありがとうございます。

このたび、2026 SS コレクションの受注会を開催いたします。
過去にお買い上げいただいたお客さまへ、
一般公開に先駆けて先行ご招待のご連絡です。

■ 開催概要
・期間:5/20(水)〜5/26(火)23:59まで
・形式:Shopifyでのオンライン受注会
・点数:全12型(うち3型は受注会限定)
・受付:先着50名さま
・お渡し:7月下旬予定

■ 今回の見どころ
(ブランドの世界観を3〜5行で)

▼ ご予約ページ
https://yourbrand.com/products/preorder-may

────────────────────────
◯◯(ブランド名)
配信停止:(リンク)

件名は 「個人名 + 数量」「問いかけ + ブランド固有名」 の2軸で試すと差が見えます。Mailchimp のEコマース業界平均オープン率29.81%が一つの目安です。

テンプレ3: LINE公式版(リッチメッセージ前提)

LINE は文字数を絞り、リッチメッセージ(画像 + ボタン)で視覚的に訴える構成が効きます。テキストは短く、要点だけ。

【先着50名・受注会のお知らせ】

5/20(水)〜5/26(火)
2026 SS 受注会、開催します。

・全12型
・3型は受注会限定
・お渡しは7月下旬

下のボタンから予約ページへ↓

[ボタン:受注会の予約ページへ]
[ボタン:コレクションを見る]

LINE は 「テキストは要点のみ、誘導はボタン」 が原則です。長文を貼り付けると最後の一文が省略表示で切れ、CTAリンクが見えなくなります。

テンプレ4: SNSストーリーズ告知版(24h消滅型)

Instagram / TikTok のストーリーズ用。24時間で消える特性を活かし、 「いま動かないと逃す」 感をつくる構成です。

スライド1(メインビジュアル):
受注会、はじまります。
5/20(水)〜5/26(火)

スライド2(ブランドの一言):
2026 SS、わたしたちが
いちばん見せたかった12型。

スライド3(数量と期間):
先着50名さま
3型は受注会限定

スライド4(CTA):
↑上にスワイプして予約ページへ
(リンクスタンプ:予約ページ)

ストーリーズは 「1スライド1メッセージ」 が鉄則です。1枚に情報を詰めると指でタップして次へ送られます。最後のスライドに必ずリンクスタンプを貼ること。

テンプレ5: 限定100名向けクローズド版(VIP向け)

LTV上位顧客やヘビーユーザー向け。 「あなたにだけ」 の特別感を全面に出します。一斉配信ではなく、宛名と冒頭をひとりずつ変える運用を推奨します。

件名:【非公開ご招待】◯◯さまへ — 一般公開しない、12名さま限定の特別受注会

────────────────────────
◯◯さま

いつも◯◯(ブランド名)を支えてくださり、
本当にありがとうございます。

今回、これまでにお買い上げいただいた回数が
特に多い12名さまだけにお声がけしている、
非公開の受注会のご案内です。

一般のお客さまには告知していません。
SNSやメールマガジンでも公開しない、
クローズドの会としてご用意しました。

■ 開催概要
・期間:5/15(金)〜5/19(火)
・点数:受注会限定の3型
・人数:12名さま限定
・特典:ご希望の方はオンライン採寸サポート

▼ ご予約ページ(限定リンク)
https://yourbrand.com/products/vip-preorder

ご都合が合わない場合もご返信いただけたら嬉しいです。
◯◯

クローズド版は 「実際に非公開で運用する」 ことが大前提です。「VIP限定」と書きながら同じ商品を一般販売すると、景品表示法の有利誤認表示(第5条第2号)に該当する恐れがあります。後述の注意点を必ず確認してください。

ブランド別の使い分けマップ

ブランドのタイプによって、効くチャネルは変わります。受注会の招待文を設計するときは、自分のブランドが 「初動重視型」「リピーター中心型」 かを最初に決めましょう。

初動重視のD2Cカジュアルブランド
  • 既存フォロワー数が多く、SNS拡散が動線の中心
  • 主軸:Instagram DM + ストーリーズ
  • 副軸:LINE公式(リッチメッセージで再訴求)
  • 件名は「数量 + 期間」を前面に
  • 一般公開も同時並行、勢いで売り切る設計
リピーター中心のクラフト・ハンドメイドブランド
  • 既存顧客のLTVが高く、購入回数で関係性が育つ
  • 主軸:メール(過去購入者リスト向け)
  • 副軸:限定100名クローズド版(LTV上位向け)
  • 件名は「個人名 + ブランド固有名」で温度感を出す
  • 数量より「あなただけ」の文脈で動く

判断に迷ったら、Shopify管理画面の顧客レポートで 「リピート購入者の割合」 を見るのが早いです。30%を超えていればリピーター中心型、20%未満なら初動重視型と考えてよいと思います。

招待文で避けるべきNGパターン

文面づくりで実際にCVRを落とすパターンを5つにまとめました。

  1. 01

    件名が長すぎる

    スマホ表示で30文字を超えると後半が省略されます。冒頭25文字で要点を言い切ること
  2. 02

    冒頭で自己紹介から始まる

    「こんにちは、◯◯です」だけで2行使うと本題に届く前に閉じられます。冒頭1行で結論
  3. 03

    リンクが文末にしかない

    スクロールしないと予約ページへ行けない構成は離脱が増えます。冒頭と末尾の2箇所に
  4. 04

    数字が一切ない

    「もうすぐ受注会やります」だけだと判断材料がない。期間・数量・点数のうち最低2つは必須
  5. 05

    絵文字や記号で視認性を下げる

    過剰な絵文字は迷惑メールフィルタにも引っかかりやすく、ブランドの世界観も壊します

特に避けるべき表現と、推奨する表現の対比です。

メリット

数量と期間が具体的で、ブランドの運用ルールも透明です

事実ベースで希少性を伝えており、断定にもなっていません

デメリット

断定的判断の提供(消費者契約法 第4条第1項第2号)に該当する恐れがあります。「過去の受注会では◯日で受付終了しました」など事実ベースで書くこと

比較対象の通常価格が実在しないと、二重価格表示として有利誤認のリスクがあります。「受注会限定価格」とだけ書く方が安全

有利誤認表示(景表法 第5条第2号)の典型例です。書いた数量は厳格に守ること

招待〜受付の運営フロー

招待文を送ったあと、受付完了までの流れを4ステップに整理します。Shopify + まるっと予約で組むと、この流れがすべて自動化できます。

  1. 1

    告知(Day 0)

    Instagram DM、メール、LINEなどチャネルごとに招待文を送信。冒頭リンクは Shopify の予約ページへ直送

  2. 2

    仮申込(Day 0〜3)

    お客さまが予約ページからカートに入れて決済。まるっと予約で仮押さえの在庫枠が確保される

  3. 3

    確定(Day 3〜7)

    受付期間終了後、本生産可否を判断。最低ロットに達した型だけ確定通知メールを送信

  4. 4

    リマインド(発送1ヶ月前)

    発送タイミングに近づいたら配送予定日のリマインドを自動送信。配送先変更があればここで対応

特に重要なのが2番目です。Instagram DM や LINE で口頭やりとりだけで予約を受けると、 「言った言わない」問題 が必ず発生します。Shopify上で決済まで完了させておけば、注文番号が証跡として残るので運営側もお客さまも安心です。

→ 受注会の決済タイミング設計 も合わせて検討すると、キャンセルポリシーの設計までスムーズに決まります。

受注会の招待文は「ブランドの言葉づかいで、事実ベースの数字を伝える」のが原則です。文学的な表現も、希少性の強調も、根っこには 正確な数字 がないと信頼を失います。

SHIN / Shopifyアプリ開発者

注意点(消費者契約法・景品表示法の観点)

最後に、招待文を書くときに必ず押さえておきたい法的注意点です。「先着◯名」「特別価格」のような表現は便利ですが、書き方を間違えると違反になります。

景品表示法 第5条第2号(有利誤認表示) 価格や取引条件について、実際より著しく有利だと誤認させる表示は禁止されています。消費者庁の事例では「当選者の100人だけが割安料金で契約できる」と表示しながら応募者全員を当選とし同料金で契約させたケースが違反として挙げられています。

つまり「先着50名さま限定価格」と書いた場合、 51人目以降には同じ価格で売らない 運用を厳格に守る必要があります。

出典:消費者庁 - 表示対策

消費者契約法(不当な勧誘) 「絶対に値上がりします」「絶対に売り切れます」のような断定的判断の提供は、消費者契約法第4条で取り消し対象になり得ます。受注会の招待文でも 「絶対」「必ず」「確実に」 という表現は避け、過去実績や事実ベースで希少性を伝えるのが安全です。

出典:消費者庁 - 消費者契約法

特にD2Cアパレルでは「数量限定」「期間限定」「VIP限定」のような限定表現を多用するため、 書いた条件は必ず運用で守る ことが法的にも信頼的にもいちばん大事です。

まとめ — 招待文は「仕組み」と「言葉」の両輪で設計する

受注会の招待文は、テンプレをコピーして埋めるだけでは機能しません。Shopify + まるっと予約で 予約・決済・在庫が一元化された仕組み があってはじめて、「先着50名」「7月発送」「受注会限定」といった文言が運用可能になります。

逆に言えば、仕組みさえ整えれば、招待文の表現はブランドの言葉で自由に組み立てられます。今回紹介した5つのテンプレを土台に、自分のブランドの世界観で書き換えてみてください。

在庫運用の細かい話は → 受注会の在庫管理は「受注枠」で考える を、運営手段全体の比較は Hub 記事をどうぞ。

→ アパレル受注会の運営手段4選比較

まるっと予約のインストールは Shopifyアプリストア からどうぞ。インストール無料で、受注会の予約・決済・在庫管理を一元化できます。

この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

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SHIN

この記事の執筆者

SHIN

Pepin代表、Webエンジニアとして10年以上の経歴を持ち、
Shopifyアプリ・ストア開発 / webサービス開発 / メディア運営などマルチに活動。