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Pepinby SHIN
Shopify2026-04-038分で読めます

ShopifyでアパレルECを始める方法 — サイズ表・バリアント・返品対策まで

ShopifyでアパレルECを始める方法 — サイズ表・バリアント・返品対策まで
アパレルECのイメージ
この記事は2026年4月時点の情報に基づいています。Shopifyは頻繁にアップデートされるため、管理画面の表示が一部異なる場合があります。

「自分のブランドの服をネットで売りたい」「D2Cでアパレルを始めてみたい」。そう思ったとき、最初に悩むのがプラットフォーム選びではないでしょうか。

わたし自身、EC構築の相談を受けるなかで「アパレルって、サイズやカラーの管理が大変そう」「返品が多いって聞くけど大丈夫?」という声をよく耳にします。結論から言えば、Shopifyはアパレルとの相性がとても良いプラットフォームです。

この記事では、ShopifyでアパレルECを立ち上げるために知っておきたいポイントを、バリアント設定からサイズ表、返品対策、おすすめアプリまで一気に解説していきます。

アパレルEC市場は右肩上がり

まずはアパレルEC市場の「今」を押さえておきましょう。

2兆7,980億円
アパレルEC市場規模(2024年)
前年比+4.74%で成長を継続
23.38%
アパレルEC化率
物販系全体(9.78%)の2倍以上
15〜20%
D2C市場の年成長率
SNSとの親和性が高く拡大中

出典:経済産業省「令和6年度 電子商取引に関する市場調査」

経産省のデータを見ると、アパレルのEC化率は 23% を超えています。これは物販系全体の平均の2倍以上。つまり、消費者はすでに「服はネットで買うもの」という感覚を持ちはじめているということです。

D2C(Direct to Consumer)ブランドの台頭も追い風です。小さな155cm以下の女性に特化した COHINA や、採寸データをデジタル化した FABRIC TOKYO のように、独自のコンセプトで支持を集めるブランドが次々と生まれています。

ShopifyがアパレルECに強い理由

数あるECプラットフォームのなかで、なぜShopifyがアパレルに向いているのか。理由を整理してみます。

バリアント管理
サイズ×カラーの組み合わせを柔軟に設定。最大100バリアントまで対応
ビジュアル重視のテーマ
アパレル向けの美しいテーマが豊富。ルックブックやモデル着用写真を大きく見せられる
在庫管理
SKU単位の在庫追跡、ロケーション別管理、低在庫アラートまでカバー
越境EC対応
多通貨・多言語に対応。海外展開を見据えたブランドにも最適
SNS連携
InstagramショッピングやTikTok連携で、SNS経由の購入導線を構築
アプリ拡張
サイズ推奨・試着・レビューなど、アパレル特化のアプリが充実

とくにアパレルで重要なのは バリアント管理ビジュアル表現 の2つ。Shopifyはどちらも標準機能で高いレベルを実現しています。

COHINAの創業者も「専門知識がなくても使いやすく、アプリで機能を拡張できるのが魅力」と語っています。小規模なD2Cブランドでもプロ品質のストアを構築できるのがShopifyの強みです。

サイズ・カラーのバリアント設定

アパレル商品では「Sサイズの白」「Mサイズの黒」のように、サイズとカラーの掛け合わせで管理するのが基本です。Shopifyでは バリアント(Variants) という機能でこれを実現します。

バリアント(Variants)

1つの商品に対して、サイズ・カラー・素材などのオプションを組み合わせた「商品バリエーション」のこと。各バリアントごとに価格・SKU・在庫数・画像を個別に設定できます。詳しくは Shopify公式ヘルプ(バリアント) を参照してください。

  1. 1

    商品管理画面を開く

    Shopify管理画面から「商品管理」→ 対象の商品を選択(または新規作成)
  2. 2

    オプションを追加する

    「バリアント」セクションで「オプションを追加」をクリック。オプション名に「サイズ」と入力し、値に「S, M, L, XL」を追加
  3. 3

    カラーオプションも追加

    同様に2つ目のオプションとして「カラー」を追加。「ブラック, ホワイト, ネイビー」などを入力
  4. 4

    バリアントごとの詳細を設定

    自動生成されたバリアント一覧で、各組み合わせの価格・SKU・在庫数を個別に入力
  5. 5

    バリアント画像を紐づける

    カラーごとに異なる商品写真をアップロードし、該当するバリアントに紐づけると、お客様がカラーを切り替えたときに画像も連動して変わる

Shopifyのバリアント上限は1商品あたり 100パターン です。サイズ5種×カラー10色×素材2種=100パターンのように、組み合わせが多い場合は上限に達する可能性があります。上限を超える場合は、素材違いを別商品として登録するなどの工夫が必要です。

バリアント設定のコツ

  • オプション名は「サイズ」「カラー」など、お客様にとってわかりやすい日本語を使う
  • カラー名は「BK」「WH」のような略称ではなく「ブラック」「ホワイト」と正式名称で
  • サイズの並び順は小さい方から(S → M → L → XL)
  • 在庫切れバリアントは非表示ではなく「SOLD OUT」表示にして人気を伝える
  • 各カラーに必ず個別の商品写真を設定する

サイズ表の作り方と表示方法

アパレルECで返品を減らすカギは サイズ表 にあります。ある調査では、返品理由の 75% が「サイズが合わなかった」というデータも。きちんとしたサイズ表を用意するだけで、返品率は大きく改善できます。

出典:Shopify公式ブログ「ECの返品対応」

サイズ表に必要な項目

レディース(例)

サイズバスト(cm)ウエスト(cm)ヒップ(cm)着丈(cm)袖丈(cm)
S80-8462-6686-906056
M84-8866-7090-946257
L88-9270-7494-986458

メンズ(例)

サイズ胸囲(cm)身幅(cm)着丈(cm)袖丈(cm)
S86-90486660
M90-94516862
L94-98547064

Shopifyでのサイズ表の設置方法

サイズ表の設置には大きく3つの方法があります。

  1. 01

    商品説明文に直接記載する

    もっともシンプルな方法。HTMLテーブルやMarkdownでサイズ表を書き、商品説明欄に貼り付けます。手軽ですが、商品ごとに毎回書く手間があります
  2. 02

    テーマのセクション機能を使う

    多くのShopifyテーマには「折りたたみ可能なタブ」や「ポップアップ」機能が内蔵されています。サイズ表をタブやモーダルに配置すれば、商品ページをすっきり保てます
  3. 03

    サイズ表アプリを導入する

    Kiwi Size ChartやESC Size Chartsなどのアプリを使えば、テンプレートからサイズ表を作成し、商品やコレクション単位で自動表示できます。複数カテゴリの商品を扱う場合はアプリが便利です

海外のお客様にも販売する場合は、cm / inch の切り替え機能があるとベターです。US・UK・EU・JPのサイズ対応表を追加すると、越境ECでの返品率が下がります。

採寸方法の案内も忘れずに

サイズ表だけでなく「どうやって測ればいいの?」という 採寸ガイド をあわせて掲載しましょう。イラストや写真で「バストはここからここまで」と視覚的に示すと、お客様が自分のサイズを正確に把握できます。

商品写真の見せ方

アパレルECでは、写真が購買判断の大きな割合を占めます。お客様は実物を手に取れないぶん、写真で「自分が着たらどうなるか」をイメージしたいのです。

オンラインで商品を選ぶイメージ
よくある失敗パターン
白背景のフラットレイ1枚だけ。サイズ感がわからない。照明が暗く実物と色が違う。モデルの身長やサイズ情報がない
効果的な写真の撮り方
モデル着用写真(正面・背面・横)を複数カット用意する。身長・着用サイズを明記する。自然光やスタジオ照明で実物に近い色味を再現する。ディテール(縫い目、素材感、ボタン)のアップも撮る

商品写真のチェックリスト

  • モデル着用カット(正面・背面・横の最低3カット)
  • フラットレイ(平置き)カットで全体のシルエットを見せる
  • 素材感がわかるアップカット
  • モデルの身長と着用サイズを画像またはキャプションに記載
  • カラーバリエーションごとに同じ構図で撮影
  • スマホ表示でも見やすい正方形または縦長の画像比率

アパレル特有の返品対策

アパレルECの返品率は 20〜30% と、EC全体のなかでも高い部類に入ります。衣類だけに絞ると返品商品の 26% を占め、カテゴリ別で最多です。

出典:Shopify公式ブログ「ECの返品対応」

返品をゼロにするのは現実的ではありませんが、「減らす工夫」と「対応の効率化」の両輪で取り組むことが大切です。

メリット
正確なサイズ表と採寸ガイドの掲載。サイズ推奨アプリの導入。モデル着用写真の充実(身長・体型情報つき)。素材・フィット感の詳細な説明文。カスタマーレビューの活用
デメリット
サイズ情報が不十分。写真と実物の色味が違う。素材感がイメージと異なる。フィット感(ゆったり or タイト)の説明がない。返品ポリシーが不明確

返品ポリシーのポイント

返品を減らすだけでなく、 明確な返品ポリシー を設けることも重要です。「返品しやすい」と感じるストアのほうが、実は購入率が高いというデータもあります。

  • 返品期限(購入後14日〜30日が一般的)を明記する
  • 返品条件(未使用・タグ付き等)を具体的に書く
  • 返品送料の負担者を明確にする
  • 交換対応の可否と手順を記載する
  • 返品ポリシーページへのリンクを商品ページ・フッター・メールに設置する

Shopifyの管理画面には返品・交換をリクエストで受け付ける機能が標準で備わっています。詳しくは Shopify公式ヘルプ(返品と返金) を確認してください。

おすすめアプリ

ShopifyのApp Storeには、アパレルECを強化するアプリが数多く揃っています。とくに導入効果の高いものを厳選しました。

AIを活用したサイズ推奨機能つきのサイズ表アプリ。身長・体重などの簡単な情報を入力するだけで、最適なサイズを提案してくれます。画像やCSVからサイズ表をインポートすることも可能。16,000以上のブランドが導入しており、Shopify App Storeで星5の高評価を獲得しています。無料プランあり。

→ Kiwi Size Chart & Recommender をチェックする

無制限のサイズ表を作成でき、商品・コレクション・タグ単位で自動割り当てが可能。cm/inch切り替えにも対応しており、越境ECにも便利です。テンプレートが豊富なので、ゼロから作る手間を省けます。

→ ESC Size Charts をチェックする

写真・動画つきのカスタマーレビューを収集・表示できるアプリ。アパレルでは「実際に着た人の感想」が購入の後押しになります。自動レビューリクエストメール、Google検索への星評価表示にも対応。無料プランで十分使えます。

→ Judge.me をチェックする

AIによるバーチャル試着機能を提供するアプリ。お客様が自分の写真をアップロードすると、商品を着用したイメージを確認できます。「サイズ感がわからない」という不安を解消し、返品率の削減に効果があります。

→ Genlook Virtual Try-On をチェックする

写真付きレビューに特化したアプリで、ビジュアル重視のアパレルブランドとの相性が抜群。レビュー投稿で割引クーポンを配布する仕組みもあり、レビュー収集を促進できます。

→ Loox をチェックする

アパレルD2Cの成功事例

実際にShopifyでアパレルECを成功させているブランドを見てみましょう。

  1. COHINA

    小柄女性に特化したD2Cブランド

    身長155cm以下の女性をターゲットに、サイズ感にこだわった商品を展開。Instagramでの400日連続ライブ配信など、顧客との双方向コミュニケーションを徹底。年商10億円を達成し、Instagramフォロワーは20万人超。Shopifyの使いやすさとデータ活用が成長を支えています

  2. FABRIC TOKYO

    オーダースーツのD2Cブランド

    店舗で一度採寸すれば、以降はオンラインで注文できる仕組みを構築。採寸データのデジタル化により、リピート率70%超を実現。累計会員20万人、年商50億円超と、D2Cアパレルの代表的な成功事例です

  3. 土屋鞄製造所

    老舗レザーブランドのEC展開

    職人の手仕事を丁寧に伝える写真とストーリーで、オンラインでもブランドの世界観を表現。Shopifyの柔軟なデザイン機能を活かし、まるで実店舗を訪れたような購買体験を実現しています

出典:Shopify公式「成功事例」

これらのブランドに共通するのは、 「ターゲットを絞り、その人たちの悩みを解決する」 というアプローチです。すべての人に売ろうとするのではなく、特定の顧客層に深く刺さるブランドを作ることが、D2Cアパレル成功の鍵と言えます。

アパレルEC立ち上げチェックリスト

最後に、ShopifyでアパレルECを始めるための全体チェックリストをまとめます。

  1. 1

    Shopifyアカウント開設

    無料トライアルからスタート。プランは月額$25のBasicで十分はじめられる
  2. 2

    アパレル向けテーマを選ぶ

    ビジュアル重視のテーマ(Dawn, Sense, Craftなど)をベースにカスタマイズ
  3. 3

    商品を登録する

    バリアント(サイズ×カラー)を設定し、各バリアントに画像を紐づける
  4. 4

    サイズ表を設置する

    商品説明またはアプリでサイズ表を追加。採寸ガイドもあわせて掲載
  5. 5

    商品写真を整える

    モデル着用・フラットレイ・ディテールの3パターンを最低限用意
  6. 6

    返品ポリシーを明記する

    返品期限・条件・送料負担を明確に。法的ページとして公開
  7. 7

    決済・配送を設定する

    Shopify ペイメント、クレジットカード、コンビニ決済などを有効化。配送料金テーブルも設定
  8. 8

    SNS連携を設定する

    InstagramショッピングやLINE公式アカウントとの連携で集客導線を構築

まとめ

  • アパレルEC市場はEC化率23%超と成長を続けており、D2Cブランドの参入チャンスは大きい
  • Shopifyはバリアント管理・ビジュアル表現・アプリ拡張の面でアパレルとの相性が良い
  • サイズ表と採寸ガイドの充実が返品率削減のカギ。アプリの活用も効果的
  • 商品写真はモデル着用・フラットレイ・ディテールの3パターンを基本に
  • 返品ポリシーは「明確にする」ことが信頼につながり、結果的に購入率も上がる

アパレルECは「サイズがわからない」「試着できない」という不安との戦いでもあります。でも逆に言えば、サイズ表・写真・レビューでその不安を解消できれば、実店舗にはない「いつでもどこでも買える」という強みが活きてきます。

まずはShopifyの無料トライアルで、ストアの骨組みを作るところからはじめてみてください。

→ Shopifyの無料トライアルを始める

この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

SHIN

この記事の執筆者

SHIN

Pepin代表。Shopifyアプリ「まるっと予シリーズ」開発者。Webエンジニアとして10年以上の経歴。
Shopifyアプリ開発・ストア構築 / webサービス開発 / メディア運営 / ストリーマーとしてマルチに活動。

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