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Pepinby SHIN
Shopify2026-03-25

美容室がShopifyで「公式サイト+EC+予約」を月額1万円で一元化する方法

美容室がShopifyで「公式サイト+EC+予約」を月額1万円で一元化する方法

「公式サイトはHP制作会社に頼んで、ECはBASEで、予約はホットペッパーで……」

美容室を経営していると、こういう "3つバラバラ運用" になりがちです。管理画面は3つ、月額費用もそれぞれかかって、顧客データは散らばる。地味にストレスですよね。

この記事では、Shopifyを使って 公式サイト・ECショップ・予約システムを1つのサイトにまとめる方法 を紹介します。月額は約1万円。しかも、コードを書く必要はありません。

そもそも、なぜ「バラバラ運用」が問題なのか

美容室がWebまわりで抱えやすい悩みを整理してみます。

悩みよくあるパターン
公式サイトの更新が止まっているHP制作会社に作ってもらったまま放置。更新のたびに追加費用
ECと予約が別サイトお客様がサイト間を行き来。離脱率アップ
顧客データが散在予約のデータ、ECの購入データ、会員データがバラバラで分析できない
月額費用がかさむサイト維持費 + EC手数料 + 予約サービス料金で月3〜5万円以上

「うちもこれだ……」と思った方は少なくないはず。総務省の「令和5年通信利用動向調査」(総務省)によると、自社ホームページを開設している企業は約9割。でも「更新が追いつかない」「複数サービスの管理が大変」という声は依然として多いのが実情です。

Shopifyなら1つのサイトで全部まかなえる

Shopifyの管理画面 画像出典:Shopify 公式サイト

Shopify はもともとECプラットフォームですが、実は「公式サイト」としても「予約サイト」としても使えます。テーマ(デザインテンプレート)を選んで、ページを作って、アプリを入れる。これだけで、以下の3つの機能がひとつのサイトに揃います。

  1. 公式サイト — サロンの紹介、スタッフ紹介、アクセス、お知らせ
  2. ECショップ — ヘアケア商品やサロン専売品のオンライン販売
  3. 予約システム — 施術メニューの予約受付、スタッフ指名、事前決済

しかもShopifyには無料テーマが豊富にあるので、デザイン費用もかかりません。

月額の内訳:約1万円の中身

具体的にいくらかかるのか、内訳を見てみましょう。

費目月額内容
Shopify Basic$39(約6,200円)サイト基盤・EC機能・ブログ
まるっと予約 Standard$19.99(約3,200円)予約管理・スタッフ指名・事前決済
合計$58.99(約9,300円)

※ 円換算額は1ドル=約158円での概算です。為替変動により変わります。 ※ Shopify Paymentsの決済手数料(3.25%〜)、独自ドメイン費用(年間約1,500円〜)は含まれていません。

月額1万円を切る水準で、公式サイト・EC・予約の3つが手に入ります。さらに、まるっと予約には無料プランもあるので、まずはShopify Basicの $39だけ でスタートすることもできます。

コスト面をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

→ 個人サロンがShopifyで月額約1万円で予約サイトを運営する方法

HP制作会社に頼む場合との費用比較

「でも、ちゃんとしたサイトを作るならHP制作会社に頼んだほうがいいのでは?」——そう思う方もいるかもしれません。比べてみましょう。

注意: HP制作会社の費用は規模・地域・デザイン要件により大幅に異なります。以下は中小規模の制作会社に小規模サロンサイト(5〜10ページ程度)を依頼した場合の一般的な相場です。

項目HP制作会社に依頼Shopify + まるっと予約
初期制作費30〜80万円0円(無料テーマ使用)
月額保守費5,000〜2万円/月0円(Shopify月額に含む)
EC機能の追加別途10〜30万円Shopifyに標準搭載
予約機能の追加別途 or 外部連携まるっと予約で対応($19.99/月)
更新作業制作会社に依頼(費用発生)自分でいつでも無料で更新
1年目の総額50〜130万円+約11万円

※ Shopify + まるっと予約の1年目総額は、Shopify Basic $39/月 + まるっと予約 Standard $19.99/月 = 月$58.99 × 12ヶ月 = $707.88(約11.2万円)として算出。 ※ HP制作会社の費用は一般的な相場であり、個別の見積もりにより大きく異なる場合があります。

HP制作会社に依頼すると、初期費用だけで数十万円。ページの修正や写真の差し替えにも都度費用がかかることが多いです。一方Shopifyなら、自分で好きなタイミングにテキストも写真も更新できます。

もちろん、高度なデザインやブランディングが必要な場合はプロに依頼する価値があります。ただ、「まずはWebでの集客を始めたい」「コストを抑えてスモールスタートしたい」という美容室には、Shopifyのほうが合っているケースが多いです。

具体的なサイト構成例

Shopifyで美容室サイトを作るとき、こんな構成がおすすめです。

トップページ

サロンのコンセプト、雰囲気が伝わるメインビジュアル。営業時間やアクセス情報、「予約する」ボタンを配置。第一印象でお客様の心をつかむページです。

メニュー/予約ページ

施術メニューの一覧と、予約カレンダーを設置。まるっと予約を入れると、各メニューに予約ボタンが付きます。スタッフの指名予約や事前決済(デポジット)にも対応できます。

ヘアケア商品EC

サロンで取り扱っているシャンプー・トリートメント・スタイリング剤などをオンラインで販売。施術のついでに「このシャンプー、通販でも買えますよ」とお伝えすれば、物販の売上を伸ばせます。Shopifyは本来ECプラットフォームなので、商品管理・決済・配送設定はお手のものです。

ブログ/お知らせ

ヘアケアのコツ、スタイリングのアドバイス、新メニューの告知など。ブログを書くことでGoogleからの検索流入も期待できます。Shopifyにはブログ機能が標準搭載されています。

スタッフ紹介ページ

スタイリストの自己紹介、得意なスタイル、経歴など。指名予約につなげる重要なページです。

この5つのページがあれば、美容室の公式サイトとして十分な情報量です。すべてShopifyの管理画面から、ノーコードで作れます。

構築手順:7ステップで完成

実際にサイトを作る流れを見ていきましょう。

Step 1: Shopifyアカウントを作成

Shopify公式サイトからアカウントを作成します。無料体験期間があるので、まずは気軽に試せます。業種は「サービス」を選んでください。

Step 2: 無料テーマを選んでデザインを整える

Shopifyには美容室に合う無料テーマがいくつかあります。

テーマ名特徴
DawnShopify公式。シンプルで軽量。カスタマイズしやすい
Craveビジュアル重視。写真を大きく見せたいサロン向き
Sense柔らかい雰囲気。美容・ウェルネス系にぴったり

テーマを選んだら、ロゴ・カラー・フォントなどを設定します。ドラッグ&ドロップでレイアウトを調整できるので、直感的に操作できます。

Step 3: 基本ページを作る

Shopifyの管理画面から、以下のページを作成します。

  • トップページ(テーマエディタで編集)
  • サロン紹介 / アクセス
  • スタッフ紹介
  • お問い合わせ

ヘッダーのナビゲーションメニューも設定して、各ページへの導線を整えましょう。

Step 4: ECの商品を登録する

「商品管理」から、販売したいヘアケア商品を登録します。

  • 商品名、説明文、価格
  • 商品写真(複数枚アップロード可能)
  • 在庫数、配送設定

Shopify Paymentsを有効にすれば、クレジットカード決済にも対応できます。

Step 5: まるっと予約をインストール

Shopifyアプリストアからまるっと予約をインストールします。まずは無料プランでOKです。

インストール後、以下を設定します。

  1. 施術メニュー(名前・料金・所要時間)
  2. スタッフ(名前・対応メニュー・勤務時間)
  3. 営業時間・休業日

Step 6: 予約カレンダーをサイトに設置

テーマエディタを開いて、商品ページにまるっと予約のアプリブロックを追加します。これだけで、お客様が予約できるカレンダーがサイトに表示されます。

Step 7: テスト予約して公開

公開前に、自分でテスト予約をしてみましょう。

  • 予約フローがスムーズか
  • 確認メールが届くか
  • スタッフの指名が正しく動くか

問題がなければ、サイトを公開します。

さらに詳しい手順 は、画像付きのガイド記事で解説しています。

→ Shopifyでサロンの予約サイトを作る完全ガイド【ゼロから公開まで】

一元化で得られる3つのメリット

1. お客様の体験がスムーズになる

公式サイトでサロンの雰囲気を見て、気に入ったメニューをそのまま予約。ついでにシャンプーも購入——この流れが1つのサイト内で完結します。サイトを行き来する必要がないので、お客様にとってストレスが少ないです。

2. 顧客データを一元管理できる

「この人は月1回カットで来店していて、オンラインでもトリートメントを買ってくれている」——こうした情報がShopifyの管理画面ひとつで把握できます。リピート施策やキャンペーンを考えるときに、データが1箇所にまとまっていると判断がしやすくなります。

3. 管理の手間が減る

管理画面が3つから1つになるだけで、日々のオペレーションがぐっと楽になります。予約の確認も、ECの注文処理も、ブログの更新も、すべてShopifyの管理画面から。ログイン先を切り替える必要がなくなります。

注意点も正直にお伝えします

一元化のメリットは大きいですが、知っておくべき点もあります。

  • 集客は自分で行う必要がある — Shopifyはホットペッパーのような集客プラットフォームではありません。Instagram、Google検索、LINE公式アカウントなどを活用した集客施策は別途必要です
  • 初期設定は自分で行う — テーマの設定やメニュー登録は自分で行います。ただし、プログラミングは不要。管理画面の操作だけで完結します
  • ドル建て課金 — Shopifyもまるっと予約もドル建てのため、為替変動で月額が変わります。1ドル=158円前後で約9,300円ですが、円安が進むと1万円を超える可能性もあります

ホットペッパーとの併用も可能なので、「いきなり全部移行」ではなく、まずShopifyでサイトを作り、リピーターから徐々に自社予約に誘導する——というステップが現実的です。

よくある質問

本当にプログラミングなしで作れますか?

はい。Shopifyはノーコードでサイトを構築できます。テーマエディタでドラッグ&ドロップでレイアウトを調整し、まるっと予約も管理画面からメニューやスタッフを登録するだけです。HTMLやCSSの知識は不要です。

EC(物販)は必須ですか?

いいえ、必須ではありません。予約サイト + 公式サイトだけの運用も可能です。物販は「やりたくなったらいつでも追加できる」のがShopifyの良いところです。

スマホからも予約できますか?

はい。Shopifyのテーマはすべてレスポンシブデザイン(スマホ対応)です。まるっと予約の予約カレンダーもスマホで使いやすいUIになっています。美容室のお客様はスマホから予約される方がほとんどなので、ここは大事なポイントです。

途中で制作会社に依頼することもできますか?

はい。Shopifyには「Shopify Experts」という公式のパートナープログラムがあり、デザインやカスタマイズを専門家に依頼できます。まずは自分で作って、事業が成長したらプロにリニューアルを依頼する——という段階的なアプローチも可能です。

まとめ

美容室のWebまわりを整理すると、こうなります。

項目バラバラ運用Shopifyで一元化
管理画面3つ以上1つ
月額費用3〜5万円+約9,300円
初期費用数十万円0円
サイト更新制作会社に依頼自分でいつでも
顧客データバラバラ一元管理

※ バラバラ運用の費用はHP保守費+EC月額+予約サービス料の合算イメージです。実際の金額は利用サービスにより異なります。 ※ Shopifyで一元化の月額は Shopify Basic $39 + まるっと予約 Standard $19.99 = $58.99(1ドル≒158円換算)の概算です。

「公式サイトもECも予約も、ぜんぶまとめて月1万円以下」——これがShopify + まるっと予約の組み合わせです。

まずはShopifyの無料体験で触ってみて、まるっと予約も無料プランから試してみてください。意外と「自分でもできるんだ」と感じるはずです。

→ Shopifyでサロンの予約サイトを作る完全ガイド【ゼロから公開まで】

2026年3月時点の情報です。Shopify・まるっと予約の料金はドル建てのため為替変動により円換算額が変わります。HP制作会社の費用は一般的な相場であり、個別の見積もりにより異なります。

この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

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