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Pepinby SHIN
Shopify2026-04-046分で読めます

Shopifyのバックアップ方法を徹底解説 — データを守るための3つの手段

Shopifyのバックアップ方法を徹底解説 — データを守るための3つの手段
ストアのデータ管理・保護のイメージ

「Shopifyのデータって、バックアップしなくて大丈夫なの?」

ストア運営に慣れてきたころ、ふとこんな不安がよぎったことはありませんか。商品情報、顧客データ、注文履歴。どれもストアの生命線ともいえる大切な情報です。

実は Shopifyには自動バックアップ機能がありません。つまり、万が一のトラブルが起きたとき、自分でデータを守る準備をしていなければ、復旧に大きな手間がかかる可能性があります。

アプリの不具合による商品データの上書き、CSVインポート時の操作ミス、スタッフによる誤削除。こうしたトラブルは決して珍しくありません。バックアップは「起きてから」では遅いのです。

わたし自身、EC運営に関わるなかで「データが消えた」「元に戻せない」という相談を何度も受けてきました。そのたびに感じるのは、事前の備えがあるかないかで、ダメージがまったく違うということです。

この記事では、Shopifyストアのデータを守るための 3つのバックアップ方法 を、それぞれの特徴とあわせて紹介します。

Shopifyバックアップとは?

ストア運営に関わるデータ(商品情報・注文履歴・顧客データ・テーマファイルなど)を、トラブルに備えて別途保存しておくことです。Shopifyには自動バックアップ機能がないため、ストアオーナー自身で対策する必要があります。


まず知っておきたい:Shopifyで失われるリスクがあるデータ

バックアップの方法を説明する前に、そもそも「何を守るべきか」を整理しておきましょう。

  • 商品情報(タイトル・説明文・価格・在庫数・バリエーション)
  • 商品画像・メディアファイル
  • 顧客データ(名前・メールアドレス・購入履歴)
  • 注文履歴
  • テーマファイル(デザイン・カスタマイズ内容)
  • ブログ記事・固定ページ
  • コレクション・ナビゲーション設定
  • メタフィールド・アプリ固有データ

これらのデータは、アプリの誤動作やCSVの誤インポート、操作ミスなどで意図せず失われることがあります。Shopifyのサポートに問い合わせても、削除されたデータの復旧は基本的にできません。

Shopifyは PCI DSS Level 1 に準拠したセキュリティ基盤を持っており、プラットフォーム側の障害でデータが消えるリスクは極めて低いです。ただし、ストアオーナー側の操作ミスやアプリの不具合によるデータ損失は、Shopify側では保証されません。

出典:Shopify Help Center | Backups and duplication


3つのバックアップ方法を比較

Shopifyストアのバックアップ方法は、大きく分けて3つあります。

0
CSVエクスポート(手動)
管理画面の標準機能。無料で今すぐ始められる
9
バックアップアプリ(自動)
自動バックアップ+ワンクリック復元が可能
0
ストア複製
開発ストアへ丸ごとコピー。大規模な変更前の保険に

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。


方法1:CSVエクスポート(手動バックアップ)

もっとも手軽で、今すぐ始められるのが管理画面からのCSVエクスポートです。Shopifyの標準機能なので、追加費用は一切かかりません。

エクスポートできるデータ

データ種別エクスポート方法
商品情報管理画面 →「商品管理」→「エクスポート」
顧客データ管理画面 →「顧客管理」→「エクスポート」
注文履歴管理画面 →「注文管理」→「エクスポート」
ディスカウント管理画面 →「ディスカウント」→「エクスポート」
テーマファイル管理画面 →「オンラインストア」→「テーマ」→「ダウンロード」

出典:Shopify Help Center | Exporting products

CSVエクスポートの手順

  1. 1

    管理画面にログイン

    Shopify管理画面(admin)にアクセスします
  2. 2

    対象メニューを開く

    バックアップしたいデータの管理画面を開きます(例:商品管理)
  3. 3

    「エクスポート」をクリック

    画面上部の「エクスポート」ボタンを押します
  4. 4

    エクスポート範囲を選択

    全データまたはフィルタ済みデータを選び、CSV形式でエクスポートします
  5. 5

    CSVファイルを安全な場所に保存

    ダウンロードしたCSVファイルをGoogleドライブやDropboxなど、ローカルPC以外にも保管しましょう

テーマファイルのバックアップは少し手順が異なります。「オンラインストア」→「テーマ」→ アクションメニューから「テーマファイルをダウンロード」を選ぶと、ZIP形式でメールに届きます。

CSVエクスポートの限界

手軽な反面、CSVエクスポートには大きな制約があります。

CSVエクスポートでは 商品画像 はバックアップされません。CSVファイルには画像のURLが記録されるだけで、画像ファイルそのものは含まれません。また、ブログ記事・固定ページ・ナビゲーション・メタフィールド・アプリ固有のデータもエクスポートの対象外です。

出典:Shopify Help Center | Using CSV files to import and export products


方法2:バックアップアプリを使う(自動バックアップ)

アプリをインストールするイメージ

手動エクスポートの限界を補えるのが、Shopifyアプリストアで提供されているバックアップ専用アプリです。自動でバックアップを取り、ワンクリックで復元できるものが多く、ストア運営の安心感が格段に上がります。

代表的なバックアップアプリ

  1. 01

    Rewind Backups

    もっとも利用者が多いバックアップアプリ。商品・テーマ・コレクション・顧客データなどを自動バックアップし、個別アイテムまたはストア全体をワンクリックで復元できます。月額9ドルから。
  2. 02

    Backup Labs

    毎日の自動バックアップに対応。商品・注文・テーマなどを保護し、データはスイスのサーバーに安全に保管されます。無料プランあり。
  3. 03

    BackupMaster

    商品・顧客・注文に加え、メタフィールドやファイル、配送設定まで幅広くバックアップ可能。ストアの複製(クローン)機能も搭載しています。

出典:Shopify App Store | Rewind Backups

バックアップアプリを選ぶポイント

  • バックアップ対象のデータ範囲(画像・メタフィールド・ブログなども含むか)
  • 自動バックアップの頻度(毎日・リアルタイムなど)
  • 復元方法(個別アイテム復元が可能か、全体復元のみか)
  • 料金プラン(注文数やデータ量による従量課金の有無)
  • サポート体制(日本語対応・チャット対応の有無)

Rewind Backupsは2025年10月に料金改定が行われています。最新の料金は Rewind公式サイト で確認してください。


方法3:ストアの複製(開発ストアへのコピー)

大規模なテーマ変更やアプリ入れ替えの前に、ストア全体を丸ごとコピーしておく方法です。Shopifyの管理画面からCSVエクスポートしたデータとテーマファイルを組み合わせて、別のストア(開発ストア)に再現します。

  1. 1

    現在のテーマファイルをダウンロード

    「オンラインストア」→「テーマ」→「テーマファイルをダウンロード」
  2. 2

    商品・顧客・注文データをCSVエクスポート

    各管理メニューからCSVファイルをエクスポートします
  3. 3

    開発ストアを作成

    Shopify Partnersアカウントから無料の開発ストアを作成します
  4. 4

    テーマとCSVデータをインポート

    開発ストアにテーマをアップロードし、CSVデータをインポートします

Shopify Plusプランを利用している場合は、管理画面からストア全体を複製する機能が使えます。商品・顧客・注文・テーマ・設定を含めた包括的なコピーが可能です(Shopify公式ヘルプ)。


どの方法を選べばいい?ストア規模別のおすすめ

ビジネスの意思決定をするイメージ

バックアップ方法は、ストアの規模や運営体制に合わせて選ぶのがポイントです。

ストア規模おすすめの方法頻度の目安
開設したばかり(商品数が少ない)CSVエクスポート(手動)週1回
商品数50件以上・注文が定期的にあるバックアップアプリ(自動)毎日(自動)
売上が安定・スタッフ複数名で運用バックアップアプリ+定期的なストア複製毎日(自動)+月1回(手動)

まずは無料のCSVエクスポートから始めて、ストアが成長してきたらバックアップアプリの導入を検討する。この段階的なアプローチが、コストと安心感のバランスを取りやすいです。


バックアップ時に気をつけたい3つのポイント

  1. 01

    CSVファイルはExcelで並べ替えない

    CSVファイルをExcelやスプレッドシートで並べ替えると、商品バリエーションや画像URLの関連付けが崩れます。バックアップ目的のCSVは、編集せずにそのまま保管してください。
  2. 02

    バックアップの保管場所を分散させる

    ローカルPCだけに保存するのはリスクがあります。Googleドライブ、Dropbox、外付けハードディスクなど、複数の場所に保管しましょう。
  3. 03

    復元テストを一度はやっておく

    バックアップがあっても、復元できなければ意味がありません。開発ストアを使って、一度は復元テストをしておくことをおすすめします。

よくある質問

いいえ、2026年4月時点でShopifyには自動バックアップ機能は搭載されていません。データの保護はストアオーナー自身で行う必要があります。CSVエクスポートかバックアップアプリを利用しましょう。

はい、管理画面からのCSVエクスポートとテーマファイルのダウンロードは無料で行えます。ただし、商品画像やブログ記事、メタフィールドなどはCSVではバックアップできないため、包括的な保護にはバックアップアプリの導入がおすすめです。

ストアの更新頻度によります。商品の追加や注文が少ない初期段階は週1回程度、注文が増えてきたら毎日の自動バックアップが理想的です。大きな変更(テーマ変更・大量インポートなど)の前には、必ず手動でもバックアップを取っておきましょう。

バックアップアプリはストアの表示速度にはほとんど影響しません。バックアップ処理はバックグラウンドで行われるため、お客様がストアを閲覧する際のパフォーマンスには影響しないのが一般的です。

基本的に、ストアオーナーの操作ミスやアプリの不具合によって削除されたデータは、Shopifyサポートでは復旧できません。だからこそ、事前のバックアップが重要です。


まとめ

Shopifyには自動バックアップ機能がないからこそ、自分でデータを守る意識が大切です。

  1. 01

    CSVエクスポート

    無料で手軽。まずはここから始めましょう
  2. 02

    バックアップアプリ

    画像やメタフィールドも含めた包括的な保護。ストアが成長したら導入を
  3. 03

    ストア複製

    大規模な変更前のスナップショットとして活用

「まだ大丈夫」と思っているうちに、トラブルは起きるものです。今日できる最初の一歩は、管理画面を開いて商品データをCSVエクスポートすること。5分もかかりません。

まだShopifyストアを開設していない方は、まずは無料体験から始めてみてください。

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この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

SHIN

この記事の執筆者

SHIN

Pepin代表、Webエンジニアとして10年以上の経歴を持ち、
Shopifyアプリ・ストア開発 / webサービス開発 / メディア運営などマルチに活動。

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