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Pepinby SHIN
予約システム2026-03-282026-05-038分で読めます
予約オプション単発イベント

Shopify予約オプションの設定方法【受注会・料理教室・飲み比べ会・ポップアップ向けチュートリアル】

Shopify予約オプションの設定方法【受注会・料理教室・飲み比べ会・ポップアップ向けチュートリアル】
予約オプション設定のイメージ

「人数で料金が変わる」「平日と週末で価格が違う」「アレルギー申告は必須にしたい」。アパレル受注会・料理教室・飲み比べ会・ポップアップなど、単発イベントの予約フォームには オプション設計の細かな要件 がつきものです。

わたしは予約アプリ まるっと予約 を開発しているので、主催者の方からこの手の相談をよく受けます。ただ、いざ設定しようとすると「追加料金」「人数バリエーション」「時間枠」「必須/任意」が混ざってしまい、運用も売上もうまく回らないケースが多いです。

この記事では予約アプリ開発者の視点から、 4タイプのオプションを切り分けて設定するチュートリアル を紹介します。アパレル受注会・料理教室・飲み比べ会・ポップアップの4業種を例に、Shopify上での設計手順をそのままなぞれる形でまとめました。

予約オプションとは?

メインの予約枠に追加できるサブ設定のこと。追加料金(試着指名+1,000円)、数量バリエーション(1名/2名/3名)、時間枠の差(90分/120分)、必須/任意の選択肢(アレルギー申告/写真撮影OK)など、主催者が運用ルールを予約フォームに落とし込むための仕組みです。

完成イメージ:オプション設定後の予約画面

最終的に作りたいのは、お客様が予約フォーム上で 「日時 → 人数 → コース → 任意オプション」を順に選べる UIです。料理教室を例にすると、こんな構成になります。

  1. 01

    日時を選ぶ

    空き枠カレンダーから希望日時を選択。
  2. 02

    参加人数を選ぶ

    1名/2名/3名のラジオボタン。人数で料金が自動計算される。
  3. 03

    コースを選ぶ

    90分スタンダード or 120分プレミアムを選択。
  4. 04

    任意オプションを選ぶ

    食材アップグレード+500円、写真撮影OKなどをチェック。
  5. 05

    必須項目を入力

    アレルギー申告(必須)、メッセージ(任意)を記入して確定。

予約フォームのイメージ

この5ステップを Shopify 側で組み立てるために、これから 4タイプのオプションを順番に設定していきます。

予約アプリの開発をしていて気づいたのは、トラブルが起きる予約フォームのほとんどが「全部のオプションを1つのドロップダウンに詰め込んでいる」パターンだということ。タイプを切り分けて設計すると、お客様の選択ミスも、当日の運営崩壊もぐっと減ります。

前提条件

設定を始める前に、以下が揃っているか確認してください。

  • Shopifyストアが開設済み(無料体験中でもOK)
  • 予約アプリ(まるっと予約など)がインストール済み
  • メインの予約メニューが1つ以上登録済み(例: 料理教室・受注会・テイスティング会・ポップアップ)
  • 受け付ける時間帯と定員が決まっている

予約アプリの選定がまだの方は、先に Shopify予約アプリ5つを比較 を読んでから戻ってきてください。本記事の手順は「まるっと予約」を例にしていますが、考え方は他の予約アプリでもほぼ共通です。

Shopify管理画面

手順1: 追加料金オプションを設定する

最初に作るのは 追加料金オプション です。メインの予約料金にプラスαで課金する仕組みで、客単価アップに直結します。

例: アパレル受注会の「スタイリスト指名 +1,000円」、料理教室の「食材アップグレード +500円」、飲み比べ会の「銘柄追加 +800円」、ポップアップの「貸切オプション +5,000円」。

  1. 1

    管理画面 → アプリ → 予約アプリを開く

    Shopify管理画面の左メニューから予約アプリ(まるっと予約)を選択します。
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    「オプション」メニューから新規作成

    「オプション」タブを開き、「新しいオプションを追加」をクリック。タイプは「追加料金」を選びます。
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    名称・料金・所要時間を入力

    オプション名(例: スタイリスト指名)、追加料金(例: 1,000円)、所要時間の加算(任意、例: +15分)を入力します。所要時間を入れておくと、次の予約枠が自動でずれてくれるので運用が崩れません。
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    メイン予約メニューに紐づける

    作成したオプションを、対象の予約メニュー(受注会・料理教室など)に紐づけます。複数のメニューに同じオプションを使い回すこともできます。

追加料金は メイン料金の 15〜30% の範囲 が選ばれやすい価格帯です。受注会のメインが5,000円なら、指名料は800〜1,500円が心理的なスイートスポット。3,000円超のオプションは「別予約」として独立させたほうが選ばれやすくなります。

手順2: 数量バリエーションを設定する

次は 数量バリエーション(参加人数や来場人数で料金が変わる仕組み)です。料理教室・飲み比べ会・ポップアップのように、人数単位で枠を確保するイベントで必須になります。

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    メイン予約メニューを開く

    設定対象のメニュー(例: 料理教室90分コース)を編集モードで開きます。
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    「人数バリエーション」を有効化

    メニュー内の「参加人数」セクションで、最小人数(1名)・最大人数(例: 6名)を指定します。1枠あたりの上限を入れることで、定員オーバーの予約を防げます。
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    人数ごとの料金を設定する

    1名: 5,000円、2名: 9,000円、3名以上: 1名あたり4,000円のように、人数別の単価を入力します。グループ割引を入れたい場合はここで調整します。
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    お客様画面でラジオボタン表示を確認

    プレビューで「1名/2名/3名」のラジオが表示され、料金が自動更新されるか確認します。

料理教室の予約イメージ

人数バリエーションを「数量フィールド」だけで実装すると、定員管理が崩れて 同じ枠に複数組がダブルブッキング する事故が起きやすいです。必ず「予約枠の定員」と「1予約あたりの最大人数」を別々に設定できるアプリを選んでください。

手順3: 時間枠バリエーションを設定する

3つ目は 時間枠バリエーション。同じ題材でも「90分コース vs 120分コース」「平日 vs 週末料金」のように、時間や曜日で料金を変えたい場合に使います。

例: 料理教室「90分スタンダード4,000円 / 120分プレミアム6,000円」、ポップアップ「平日入場無料 / 週末1,000円」、飲み比べ会「スタンダード3種3,000円 / プレミアム5種5,000円」。

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    メニューを「コース別」で複製する

    「90分コース」「120分コース」のように、コース単位で別メニューを作るのが運用上シンプルです。1メニューで時間を可変にすると、カレンダー側の枠管理が複雑になります。
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    それぞれに所要時間と料金を設定

    90分コース → 所要時間90分・4,000円、120分コース → 所要時間120分・6,000円のように個別に登録します。
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    営業時間ルールで曜日別料金を分岐

    平日と週末で料金が変わる場合は、「平日メニュー」「週末メニュー」を分けて作成し、それぞれに対応する曜日だけ予約可能枠を開放します。
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    お客様側で並列表示されているか確認

    予約ページ上でコース選択がタブまたはカード形式で並んで見えるかチェック。1ページに収まらないと選択率が下がります。
1メニューで時間を可変にする
  • 設定はラク、メニュー数が増えない
  • ただし所要時間が動的に変わるためカレンダー枠が崩れやすい
  • お客様にも料金差が伝わりにくい
コース別にメニューを分ける
  • 90分・120分を別商品として並べられる
  • カレンダー側で枠ごとの所要時間が固定され、ダブルブッキング防止
  • お客様が料金差を視覚的に比較できる

手順4: 必須/任意オプションを設定する

最後は 必須/任意のフィールド です。料金には影響しないけれど、運営に必要な情報を予約フォームで集めるための項目です。

例: 必須 → アレルギー申告、参加者氏名(人数分)、年齢確認(飲み比べ会の20歳以上チェック)。任意 → 写真撮影OK、SNS投稿可否、来店動機。

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    「カスタムフィールド」セクションを開く

    予約メニュー内の「お客様への質問」または「カスタムフィールド」セクションを開きます。
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    必須項目を追加

    アレルギー申告(テキスト)、年齢確認(チェックボックス「20歳以上です」)など、運営上必須の項目を追加します。「必須」トグルを必ずONに。
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    任意項目を追加

    写真撮影OK、SNS掲載可否などをチェックボックスで追加。任意なので未回答でも予約できる状態にします。
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    管理画面の予約一覧に表示されるか確認

    テスト予約をして、入力値が予約詳細画面と通知メールにきちんと反映されているか確認します。

飲み比べ会のように 酒類を扱うイベントは必ず20歳以上のチェックを必須化 してください。チェックなしで予約完了できると、未成年者の参加リスクと景表法・酒類業組合法に関わるトラブルにつながります。

任意項目は3個までに絞るのがおすすめです。任意でもフィールドが多いと心理的負担が増え、予約完了率が下がります。「絶対に聞きたいこと」だけを必須にし、それ以外はリマインドメールで後追いする運用が安全です。

応用:4業種のオプション設計パターン

ここまでの4タイプ(追加料金・数量・時間枠・必須/任意)を、業種別にどう組み合わせるかをまとめました。タブを切り替えて、近い業種を参考にしてください。

アパレル受注会は 試着体験のグレードアップ をオプションにすると客単価が伸びます。

タイプ設定例
追加料金スタイリスト指名 +1,000円・採寸サービス +500円
数量バリエーション同伴者人数(1名/2名)
時間枠30分試着枠 / 60分じっくり枠
必須普段のサイズ・身長
任意スタイリングの希望テイスト

アパレル受注会のイメージ

4タイプを全部盛りにする必要はありません。最初は 追加料金1個 + 必須フィールド2個 くらいの最小構成で公開して、予約データを見ながら少しずつ増やすのがおすすめです。

トラブルシューティング

設定中によく詰まるポイントをまとめました。

追加料金オプションと数量バリエーションを同じ項目に紐づけている可能性が高いです。「人数」は数量バリエーション側で、「指名料・食材アップグレード」は追加料金側で、必ず別オプションとして登録してください。両方を1つのドロップダウンに混ぜると、料金計算ロジックがバグります。

1メニューで料金を可変にするのではなく、「平日メニュー」「週末メニュー」の2つを作って、それぞれの予約可能曜日を分ける方法が確実です。営業時間設定で曜日ごとの公開可否を切り替えれば、お客様には該当する料金しか見えません。

カスタムフィールドの「必須」トグルがONになっているか再確認してください。トグルをONにしても予約が通る場合は、テーマ側の予約フォームのバリデーションが古いバージョンの可能性があります。アプリのテーマ拡張を最新化してください。

よくあるのが「オプションを作っただけでメイン予約メニューに紐づけ忘れている」ケース。オプション編集画面の「対象メニュー」欄に、表示したいメインメニュー名が入っているかチェックしてください。

追加料金オプションで「所要時間の加算」を入力していない可能性があります。たとえば「スタイリスト指名 +15分」と設定しておかないと、カレンダー側は通常の枠長で次の予約を受け付けてしまいます。所要時間が伸びる系オプションは必ず加算分を入力しましょう。

公開前チェックリスト

設定が一通り終わったら、公開前に以下を必ず確認してください。テスト予約を実際に1回完了させると、ほとんどの設定漏れはここで気づけます。

  • 追加料金オプションが、メイン料金にきちんと加算されている
  • 人数を変えたときに料金が自動更新される
  • コース別メニューが予約ページに並列表示されている
  • 必須フィールドを未入力で送信したら、エラーで止まる
  • 予約完了メールに、選んだオプションと入力内容が反映されている
  • 管理画面の予約一覧で、フィールド値が確認できる

予約完了メールの文面に「オプション選択内容」が出ていないと、お客様は当日まで何を選んだか忘れがちです。自動メールのカスタマイズについては 予約自動メールの設定方法 を参考にしてください。

まとめ

予約オプションは 4タイプを切り分けて設計する だけで、運用も売上もぐっと安定します。

  • 追加料金は客単価アップ用、メイン料金の15〜30%が選ばれやすい
  • 数量バリエーションは「枠の定員」と「1予約の人数」を必ず分ける
  • 時間枠は1メニューで可変にせず、コース別にメニューを分けるのが安全
  • 必須/任意フィールドは最小限に。任意は3個までが完了率を落とさない目安

わたしも予約アプリ開発者として日々主催者の声を聞いていますが、 オプション設計の良し悪しが予約完了率と当日オペレーションを大きく左右 します。最初から完璧を目指さず、追加料金1個と必須フィールド2個の最小構成から始めて、予約データを見ながら少しずつ整えていってください。

受注会・料理教室・飲み比べ会・ポップアップは、どれも「単発イベント × 多様な参加形態」が共通項です。本記事のチュートリアルをそのまま当てはめれば、最低限の運営事故は防げる構成になります。実際の運用で困ったタイプがあれば、まずは該当する手順だけを見直すところから始めてみてください。

→ まるっと予約を無料でインストール

→ Shopifyを無料で試してみる

→ Shopify予約アプリ5つを比較

この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

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SHIN

この記事の執筆者

SHIN

Pepin代表、Webエンジニアとして10年以上の経歴を持ち、
Shopifyアプリ・ストア開発 / webサービス開発 / メディア運営などマルチに活動。