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Pepinby SHIN
予約システム2026-03-282026-05-036分で読めます
予約自動メールリマインド

Shopifyで予約の自動メールを設定するチュートリアル【受注会・ポップアップ・料理教室】

Shopifyで予約の自動メールを設定するチュートリアル【受注会・ポップアップ・料理教室】
メール自動化のイメージ

アパレルの受注会、ポップアップストア、料理教室、飲み比べ会。こうした 単発イベントの予約 を Shopify で受け付けたあと、お客様にどんなメールを送っていますか。

予約確定の通知、前日のリマインダー、終わったあとのお礼。この3通を 自動送信 にしておくだけで、ノーショーが減り、当日の体験が滑らかになり、次回イベントの集客にもつながります。

この記事は、Shopifyアプリ開発者のわたしが、単発イベント主催者に向けて「3種類の予約メール」を設定するチュートリアルとしてまとめたものです。受注会・ポップアップ・料理教室それぞれで使える本文テンプレも置いておきます。

完成イメージ — 3通の自動メールが回る状態

このチュートリアルを終えると、以下の3通が自動で送られる状態になります。

  1. 1

    予約確定メール(決済直後)

    お客様が予約フォームから申し込み・決済した直後に届く確認メール。日時・会場・キャンセル方法を伝えます。

  2. 2

    リマインダーメール(前日 or 数時間前)

    イベント開催の前日朝などに自動送信。「明日の◯時です」と思い出してもらう、ノーショー対策の要です。

  3. 3

    お礼/フォローメール(イベント後)

    当日 or 翌日に届く感謝のメッセージ。写真共有・アンケート・次回イベントの予告を一緒に入れます。

わたしは Shopify 向け予約アプリ「まるっと予約」を開発しています。本記事の手順は、まるっと予約と Shopify 標準の通知設定を組み合わせた実装パターンとして書いています。他の予約アプリでも考え方はほぼ同じなので、読み替えて使ってください。

メールマーケティングのイメージ

前提条件

  • Shopify ストアが開設済み(プランは問いません)
  • 予約アプリが導入済み(本記事ではまるっと予約を例に解説)
  • 送信元メールアドレスをドメイン認証済み(迷惑メール対策)
  • イベント情報(日時・会場・持ち物)が決まっている

送信元アドレスのドメイン認証(SPF / DKIM)は、Shopify 管理画面の「設定 → 通知 → 送信元メールアドレス」から確認できます。未認証だと Gmail で迷惑メール扱いされやすいので、最初に済ませておくのがおすすめです。

出典:Shopify 公式ヘルプ - 送信元メールアドレスの認証

手順1: 予約確定メールを設定する

予約フォームから申し込みが入った瞬間に届く、最初の1通です。決済した直後の不安(本当に予約できたのかな?)をすぐに解消するのが役割になります。

含めるべき情報

  • イベント名・日時・会場(住所+アクセス)
  • 予約者名・予約番号
  • 決済金額・支払い方法
  • キャンセル・変更の方法と連絡先
  • 当日の持ち物・服装などの注意事項

Shopify管理画面 + アプリ管理画面で設定する

  1. 1

    Shopify管理画面の通知テンプレートを開く

    左メニュー「設定 → 通知」を開きます。「注文確認」のテンプレートが Shopify 標準で用意されているので、ここで送信元の名前と返信先アドレスを整えておきます。

  2. 2

    予約アプリの管理画面に移動する

    Shopify 管理画面のアプリ一覧から「まるっと予約」を起動。サイドメニューの「通知設定」をクリックします。

  3. 3

    予約確定メールの本文を編集する

    件名と本文を編集します。{{customer_name}} {{event_date}} {{event_location}} のような差し込み変数を使うと、予約ごとに自動で内容が入れ替わります。

  4. 4

    送信トリガーをONにして保存する

    「予約確定時に自動送信する」をONに。テスト予約を1件入れて、自分宛にメールが届くかを必ず確認してください。

Shopify 通知テンプレート設定画面

そのまま使える本文テンプレ(3パターン)

件名:【予約確定】◯月◯日(土)2026SS 受注会へのご来場ありがとうございます

{{customer_name}} 様

このたびは「2026SS COLLECTION 受注会」へのご予約ありがとうございます。
ご予約内容を確認のうえ、お間違いがないかご確認ください。

────────────
日時:2026年◯月◯日(土)14:00 〜 14:45
会場:◯◯(東京都渋谷区◯◯ 1-2-3)
最寄駅:渋谷駅 徒歩5分
予約番号:{{order_number}}
────────────

当日は試着・採寸・ご注文受付までを45分の枠でご案内します。
普段着用されているサイズ感がわかる服装でお越しいただくとスムーズです。

ご都合が変わった場合は、開催前日12:00までにご連絡ください。
このメールに直接ご返信いただければ対応いたします。

当日お会いできるのを楽しみにしております。

つまずきポイント:差し込み変数のスペルミスで {{customer_name}} がそのまま本文に表示される事故が多いです。保存前に必ずプレビュー画面で展開後の本文を確認してください。テスト予約を1件入れて受信箱で見るのが一番確実です。

手順2: リマインダーメールを設定する

イベント開催の 前日朝 に自動送信するメールです。単発イベントは「予約してから当日まで日が空く」ことが多く、うっかり忘れがそのままノーショーにつながります。リマインダー1通で防げる損失は大きいです。

リマインダー通知のイメージ

いつ送るのが良いか

前日朝に送る(基本)
  • 単発イベントで最も効果が高い
  • 「明日だ」と具体的に意識してもらえる
  • 急なキャンセル連絡にも対応しやすい
数時間前に追撃する
  • 当日朝 or 開催3時間前に2通目を送る
  • ポップアップなど来場ドタキャンが多いイベントに有効
  • 会場マップ・到着時刻の目安を一緒に入れる

Shopify管理画面 + アプリ管理画面で設定する

  1. 1

    アプリ管理画面の「リマインダー」タブを開く

    まるっと予約の通知設定の中から「リマインダーメール」を選択します。

  2. 2

    送信タイミングを「予約日の1日前 朝9:00」に設定

    24時間前ではなく「前日の朝9:00」のように 時刻を固定 したほうが、深夜に届いて読まれない事故を避けられます。

  3. 3

    本文を編集して会場マップを入れる

    予約確定メールよりも短く、要点だけにします。Google マップの URL を入れておくと、当日の道案内まで自動で済みます。

  4. 4

    送信ON+テスト送信で確認

    明日付のテスト予約を入れて、翌朝にメールが届くかを必ず確認します。

Shopify 顧客通知のカスタマイズ画面

そのまま使える本文テンプレ(3パターン)

件名:【明日です】◯月◯日 14:00 〜 受注会のご来場をお待ちしております

{{customer_name}} 様

明日はいよいよ受注会の当日です。
お忘れ物のないようご準備ください。

日時:明日 14:00 〜 14:45
会場:◯◯(渋谷駅 徒歩5分)
地図:https://maps.google.com/?q=...

採寸を行うため、薄手のインナーでお越しいただくとスムーズです。
ご都合が悪くなった場合は本日中にご返信ください。

お会いできるのを楽しみにしております。

つまずきポイント:「24時間前」という相対時間で設定すると、深夜23時に予約された人には翌日23時にリマインドが飛びます。読まれません。前日朝9:00 など固定時刻を推奨 します。

手順3: お礼/フォローメールを設定する

イベントが終わった当日 or 翌日に届く感謝の1通。これが、単発イベントを「次回もまた来てもらえる関係」に変える分かれ目になります。

メール送信完了のイメージ

何を入れるか

  • 来場・参加への感謝のひと言
  • 写真共有 or アーカイブ動画のリンク
  • 短いアンケート(1〜3問)
  • 次回イベント or 通常販売ページへのリンク
  • SNSフォロー導線(Instagram など)

Shopify管理画面 + アプリ管理画面で設定する

Shopify には標準で Shopify Email(旧称含めメール配信機能)があり、購入後の自動メールをセグメント別に組めます。単発イベント参加者は「特定タグ付きの顧客」として絞り込めるので、フォローメールはこちらで送るのがおすすめです。

  1. 1

    予約アプリ側で参加者にタグを自動付与

    まるっと予約の設定で、参加者に event-2026-spring のようなタグを自動付与します。Shopify 顧客リストでセグメントを切るための起点になります。

  2. 2

    Shopify管理画面の「マーケティング」を開く

    左メニュー「マーケティング → オートメーション」へ進みます。

  3. 3

    テンプレートを選び本文を作成

    購入後フォローのテンプレートをベースに、件名と本文を編集。ストアのロゴ・ブランドカラーは自動で反映されます。

  4. 4

    トリガーを「タグ付与から1日後」に設定して有効化

    タグ event-2026-spring が付与されてから24時間後に送る、という条件で有効化します。

Shopify メッセージング・テンプレート画面

そのまま使える本文テンプレ(3パターン)

件名:本日はご来場ありがとうございました|2026SS 受注会

{{customer_name}} 様

本日は受注会へお越しいただき、ありがとうございました。
ご注文いただいたアイテムは、◯月中旬より順次発送予定です。

会場の様子は Instagram にアップしました。
タグ #2026SS_orderparty で他のお客様の試着写真もご覧いただけます。

▼ 1問だけアンケート(10秒で終わります)
https://...

次回は秋冬コレクションの受注会を9月に予定しています。
最新情報は Instagram でお知らせします。

@brand_official → https://instagram.com/...

つまずきポイント:フォローメールは内容次第で「広告メール」とみなされます。配信停止リンク(オプトアウト)と特定電子メール法に基づく送信者情報の明記が必要です。Shopify Email 標準テンプレートには配信停止リンクが自動挿入されますが、自前でHTMLを差し替える場合は消さないよう注意してください。

出典:総務省 - 特定電子メール法

トラブルシューティング

実際に運用していると、よく聞かれる質問をまとめました。

99% は迷惑メールフォルダか、キャリアメール(@docomo / @ezweb / @softbank)の受信制限です。まずは予約完了画面で「メールが届かない場合は迷惑メールフォルダをご確認ください」と案内を出しておくと、問い合わせの大半が消えます。

それでも届かない場合は、送信ログを Shopify アプリ側で確認し、SPF / DKIM 認証が通っているかを再チェックしてください。

3点を押さえれば、ほぼ問題なく届きます。

  • 送信元ドメインの SPF / DKIM 認証を済ませる
  • 件名に過剰な装飾記号(★ 【!!!】 など)を入れすぎない
  • 配信停止リンクと運営者情報を本文末尾に明記する

特に Gmail は2024年以降、ドメイン認証されていない送信元への扱いが厳しくなっています。

出典:Google - メール送信者のガイドライン

単発イベントなら 前日朝9:00 が基本。来場ドタキャンが多いイベント(ポップアップなど)は、前日朝+当日朝の2通体制が効きます。深夜配信は読まれないので避けてください。

Shopify Email は標準で月10,000通まで無料、超過分は1,000通あたり1ドルです。参加者500人規模のイベントなら無料枠で十分まかなえます。

出典:Shopify 公式ヘルプ - Shopify Email pricing

ロゴ程度なら問題ありませんが、本文を画像1枚で作るのは避けてください。画像ブロック設定の人には何も見えませんし、迷惑メール判定スコアも上がります。テキスト中心+ロゴ画像 1枚、が安全な構成です。

できます。まるっと予約ではキャンセル時通知を別テンプレートで管理できるので、返金タイミングや次回予約への動線をそこで案内するのがおすすめです。

応用 — 次にやること

3通の自動メールが回りはじめたら、次は以下を試すと効果が積み上がります。

  • 予約フォーム側にカスタムフィールドを足し、メール本文に差し込む(アレルギー / 同伴人数など)
  • 前日リマインダーに会場マップ画像(軽量版)を添付して開封率を上げる
  • フォローメール後に「次回イベント早割クーポン」を別配信で送る
  • アンケート回答者のみに限定特典を出す(回答率20%超えを目指す)

予約フォーム自体のカスタマイズは別記事にまとめています。フォームを整えてから自動メールを設計すると、差し込み変数の設計が綺麗にまとまります。

→ 予約ページのカスタマイズ方法

オーナーがメール本文を整える

まとめ

単発イベントの予約メールは、予約確定 / 前日リマインド / お礼フォロー の3通が基本セットです。一度自動化を組んでしまえば、次のイベントから設定はそのまま使い回せます。

  • 予約確定メールで「ちゃんと予約できた」安心を即届ける
  • 前日リマインダーで来場忘れを防ぐ(時刻固定が基本)
  • お礼/フォローメールで次回開催への接点を残す
  • Shopify Email + 予約アプリの組み合わせで全自動化

アプリ開発者として日々予約データを見ていると、3通の自動メールがあるストアと無いストアでは、リピート率もノーショー率もはっきり差が出ます。「設定だけしておけば、あとは黙って効き続ける」のが、自動メールの良いところです。

まずは1イベント分、テンプレをコピペして動かしてみてください。

→ まるっと予約を無料でインストール

→ Shopifyを無料で試してみる

→ 予約ページのカスタマイズ方法

この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

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SHIN

この記事の執筆者

SHIN

Pepin代表、Webエンジニアとして10年以上の経歴を持ち、
Shopifyアプリ・ストア開発 / webサービス開発 / メディア運営などマルチに活動。