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Pepinby SHIN
Shopify2026-04-042026-07-217分で読めます
Shopify多言語翻訳

Shopifyの多言語対応はTranslate & Adaptが最適解 — 翻訳アプリ比較とhreflang設定の完全ガイド

Shopifyの多言語対応はTranslate & Adaptが最適解 — 翻訳アプリ比較とhreflang設定の完全ガイド
多言語対応のイメージ

「海外のお客様にも、自分のストアで買い物してほしい」。越境ECに興味がある方なら、一度はそう考えたことがあるのではないでしょうか。

でも、いざ多言語対応をしようとすると「どのアプリを使えばいいの?」「SEOは大丈夫?」「設定が難しそう」と、壁を感じてしまいがちです。

安心してください。Shopifyの多言語対応は、思っているよりもずっとシンプルです。

20言語
1ストアで公開できる言語
Shopify Liteを除くプランで利用できます
2言語
無料の自動翻訳
Translate & Adaptで自動翻訳できる上限です
無制限
手動翻訳
必要な言語へ手動で翻訳を追加できます

出典:Shopifyヘルプ — ローカライズと翻訳Shopify App Store — Translate & Adapt(2026年7月21日確認)

この記事では、Shopifyの多言語対応を ゼロから 解説します。公式アプリ「Translate & Adapt」の使い方から、主要な翻訳アプリの比較、そして多言語SEOの設定まで、この1本で全体像がつかめるようにまとめました。

わたし自身、越境EC支援の中で多言語設定を何度も行ってきましたが、ポイントを押さえれば決して難しくありません。一緒に進めていきましょう。

Shopifyの多言語対応の仕組み

まず、Shopifyの多言語対応がどういう仕組みになっているか、全体像を押さえておきましょう。

Shopify Markets

Shopifyが提供する越境EC向けの統合管理ツールです。言語・通貨・配送・税金など、国ごとに異なる設定をひとつの管理画面から一元管理できます。ベーシックプラン以上で利用可能です。詳しくは Shopify公式ヘルプ を参照してください。

Shopifyでは、 Shopify Markets という機能を中心に多言語対応が組み立てられています。流れはとてもシンプルです。

  1. 1

    言語を追加する

    管理画面の「設定 → 言語」から、ストアに表示したい言語を追加します。
  2. 2

    翻訳を用意する

    公式アプリ「Translate & Adapt」やサードパーティ製アプリで翻訳コンテンツを作成します。
  3. 3

    マーケットに言語を紐づける

    「設定 → マーケット」で、各マーケット(国・地域)に対応する言語を紐づけます。
  4. 4

    言語切り替えを有効にする

    テーマに言語セレクターを設置し、訪問者が自由に言語を切り替えられるようにします。

Shopify Liteを除くサブスクリプションプランでは、1つのストアで 最大20言語 を公開できます。自動翻訳の上限2言語と、ストアで公開できる言語数は別の制限です。

ここで大切なのは、 言語を追加しただけでは翻訳は入らない ということです。翻訳コンテンツを別途用意して、Shopifyに登録する必要があります。その手段として用意されているのが、次に紹介する翻訳アプリです。

公式アプリ「Translate & Adapt」の使い方

Shopifyが公式に提供している無料の翻訳アプリが Translate & Adapt です。まずはこのアプリから始めるのが、もっともシンプルなルートです。

Translate & Adapt でできること

自動翻訳
手動翻訳エディタ
マーケットごとの適応
URLスラッグの翻訳

設定手順

  1. 1

    アプリをインストール

    Shopifyアプリストアから「Translate & Adapt」を検索し、インストールします(無料)。
  2. 2

    言語を追加

    アプリを開き「言語を追加」をクリック。翻訳したい言語を選択します。
  3. 3

    自動翻訳を実行

    対象言語を選んで「自動翻訳」を実行します。新しい商品や更新した原文は自動では追加翻訳されないため、コンテンツ更新後に再実行します。
  4. 4

    手動で修正する

    自動翻訳の結果を確認し、不自然な箇所を手動で修正します。特に商品名やブランドメッセージは丁寧にチェックしましょう。
  5. 5

    公開する

    翻訳が完了したら「公開」をクリック。ストアに反映されます。

Shopifyの管理画面

自動翻訳は便利ですが、そのまま公開するのはおすすめしません。特に 商品説明ブランドのトップページ は、お客様が最初に目にする部分です。不自然な翻訳は信頼を損ねてしまいます。主力商品だけでも、ネイティブスピーカーのチェックを入れましょう。

Translate & Adapt の制限事項

無料で使える優れたアプリですが、知っておくべき制限があります。

  1. 01

    自動翻訳は2言語まで

    3言語以上に自動翻訳したい場合は、手動入力するか、サードパーティ製アプリを検討する必要があります。
  2. 02

    翻訳できないコンテンツがある

    コレクションフィルター、手動決済方法の説明、タグ、外部アプリが独自に保持するコンテンツなどは対象外です。
  3. 03

    ポリシーは手動翻訳

    利用規約や返品・プライバシーポリシーは自動翻訳されません。法務文書は専門家の確認も検討してください。
  4. 04

    新規・更新コンテンツは再実行が必要

    商品や記事を追加・更新しただけでは新しい自動翻訳は入りません。言語ごとに自動翻訳を再実行します。

2言語以内の展開であれば Translate & Adapt で十分です。それ以上の言語に展開する場合や、より高度な翻訳管理が必要な場合は、次に紹介するサードパーティ製アプリを検討してみてください。

翻訳アプリの選び方と比較

Shopifyの翻訳アプリは数多くありますが、ここでは実際の現場でよく使われている主要アプリを比較します。

翻訳アプリの比較イメージ

主要翻訳アプリ比較

アプリ向いているケース導入前に確認する点
Translate & Adaptまず1〜2言語を無料で自動翻訳したい対象外コンテンツと手動確認の運用
Weglot多言語をまとめて管理したい翻訳語数に応じた料金とShopify連携範囲
Langify手動翻訳やブランド表現を細かく管理したい自動翻訳の範囲と翻訳担当者の作業フロー
T Lab翻訳と通貨表示をまとめて試したい必要機能が選択プランに含まれるか
Transcy多言語・多通貨を一元管理したい商品数・言語数に対する上限と月額料金

料金・機能は変更されるため、導入時に各Shopify App Storeページで確認してください(2026年7月21日更新)。

どのアプリを選ぶべきか

ストアの状況によって最適なアプリは異なります。以下のフローチャートを参考にしてみてください。

Translate & Adapt(公式・無料)がおすすめです。 追加コストゼロで始められ、Shopifyとの互換性も抜群です。英語圏に向けた販売を始めるなら、まずこれで十分。自動翻訳をベースに、主力商品だけ手動で磨けばOKです。

Weglotなどの外部アプリも比較候補です。 対象言語数、翻訳語数、レビュー工程、URLとhreflangの扱いを確認し、無料トライアル中に実際のテーマで検証してください。

Langify がおすすめです。自動翻訳に頼らず、すべての翻訳を手動で管理するスタイルに向いています。ブランドのトーンを厳密に守りたい高級ブランドや、専門用語が多い業種に適しています。

T LabやTranscyなども比較候補です。 翻訳と通貨表示をまとめたい場合でも、必要な機能が選択プランに含まれるか、公開前にテストしてください。

どのアプリを選んでも、 商品名メタディスクリプション の翻訳は手動で確認することを強くおすすめします。この2つは検索結果に直接表示される部分であり、翻訳品質がSEOと購入率の両方に影響します。

多言語SEOの設定ポイント

多言語対応したストアで見落としがちなのが SEO設定 です。翻訳を入れただけでは、Googleに正しく認識してもらえない場合があります。ここでは、押さえておくべき3つのポイントを解説します。

1. hreflangタグの自動挿入

hreflangタグ

検索エンジンに「このページには別の言語バージョンがあります」と伝えるHTMLタグです。これにより、Googleは検索者の言語に合ったページを検索結果に表示できるようになります。

Shopify Marketsを使って言語を追加すると、 hreflangタグは自動で挿入されます。自分でコードを書く必要はありません。

ただし、以下のケースでは注意が必要です。

  • Shopify Marketsの言語設定が正しく有効化されているか
  • 翻訳コンテンツが実際に登録されているか(空の翻訳はSEOに悪影響)
  • サードパーティ製の翻訳アプリがhreflangタグを二重挿入していないか
  • カスタムドメインを使っている場合、ドメイン設定が正しいか

出典:Shopify Help Center — Localization and translation

2. URL構造はサブフォルダ方式

Shopifyの多言語URLは、デフォルトで サブフォルダ方式 が採用されます。

メインストア:  example.com/products/sample
英語版:       example.com/en/products/sample
フランス語版:  example.com/fr/products/sample
メリット
すべての言語バージョンが同じドメインのSEO評価を共有できます
Google Search Consoleでひとつのプロパティとして一元管理できます
サブドメイン方式より設定がシンプルで、管理コストが低いです
デメリット
国ごとのターゲティングシグナルはサブドメインやccTLDより弱くなります

出典:Shopify Blog — Multilingual SEO

ほとんどのShopifyストアにとって、サブフォルダ方式がベストな選択です。ドメインのSEO評価を分散させずに済むため、特に立ち上げ初期のストアには大きなメリットがあります。

3. 翻訳すべきSEO要素

多言語SEOで効果を出すには、本文だけでなく以下の要素もしっかり翻訳する必要があります。

  • ページタイトル(titleタグ)
  • メタディスクリプション
  • URLスラッグ(Translate & Adaptで翻訳可能)
  • 画像のaltテキスト
  • コレクション名と説明文
  • ブログ記事のタイトルと本文

URLスラッグの翻訳は見落としがちですが、SEOへの影響は大きいです。たとえば /products/日本茶セット というURLは、英語圏のユーザーには意味が伝わりません。 /en/products/japanese-tea-set のように翻訳しておきましょう。Translate & Adapt のエディタからスラッグ単位で編集できます。

多言語対応でよくある失敗と対策

わたしがこれまで越境EC支援の中で見てきた、多言語対応でよくある失敗パターンをまとめます。同じ轍を踏まないように、事前にチェックしておきましょう。

チェックリストのイメージ
  1. 01

    自動翻訳をそのまま公開してしまう

    特に日本語→英語の自動翻訳は、敬語のニュアンスや商品特有の表現がうまく変換されないケースが多いです。公開前に必ず確認しましょう。
  2. 02

    言語セレクターが見つからない

    言語を追加してもテーマに切り替えボタンがないと、訪問者は他の言語に気づけません。ヘッダーやフッターに言語セレクターを設置してください。
  3. 03

    翻訳が途中で止まっている

    商品は翻訳したのに、カート画面やチェックアウト画面が日本語のまま、というケースがよくあります。購入フロー全体を通して確認しましょう。
  4. 04

    メール通知を翻訳していない

    注文確認メールや発送通知メールが日本語のまま届くと、海外のお客様は不安になります。Translate & Adapt でメールテンプレートも翻訳対象に含められます。
  5. 05

    翻訳アプリを複数入れて競合している

    翻訳アプリを2つ以上インストールすると、翻訳の上書きやhreflangタグの二重挿入が起こりやすくなります。翻訳アプリは1つに絞るのが鉄則です。

多言語対応の実践チェックリスト

最後に、多言語ストアを公開する前のチェックリストをまとめます。このリストをひとつずつ確認すれば、基本的な設定は万全です。

  • Shopify Marketsで対象マーケットと言語を追加した
  • 翻訳アプリをインストールし、翻訳コンテンツを登録した
  • 主力商品の翻訳をネイティブチェックした
  • メタディスクリプションとURLスラッグを翻訳した
  • 画像のaltテキストを翻訳した
  • テーマに言語セレクターを設置した
  • カートからチェックアウトまで多言語表示を通しで確認した
  • 注文確認・発送通知メールの翻訳を確認した
  • Google Search Consoleでhreflangの認識を確認した
  • モバイル表示で言語切り替えが正常に動作するか確認した

外部アプリのコンテンツはTranslate & Adaptで翻訳できない場合があります。予約機能も多言語で提供する場合は、アプリ自体の対応言語を確認してください。まるっと予約は日本語・英語・フランス語・スペイン語・ドイツ語を公式リスティングに掲載しています。管理画面とストア表示を無料体験中に確認できます。

まとめ

Shopifyの多言語対応は、大きく分けると 「言語の追加 → 翻訳の作成 → SEO設定の確認」 という3ステップです。

無料
Translate & Adaptの料金
公式アプリなら追加コストゼロで始められます
2言語
自動翻訳の対象数
まずは英語ともう1言語から始めてみましょう
自動
hreflangタグの挿入
Shopify Marketsが自動で処理してくれます

1〜2言語の展開なら公式アプリ「Translate & Adapt」で十分ですし、3言語以上や高品質な翻訳が必要なら Weglot や T Lab などのサードパーティアプリが頼りになります。

大切なのは、 完璧を目指して止まるのではなく、まず1言語から始めてみること です。自動翻訳をベースに、主力商品だけ丁寧に磨く。この進め方なら、今日からでも始められます。

海外のお客様に「このストア、わたしの言葉で買い物できる」と思ってもらえたら。それだけで、売上の可能性は大きく広がります。

→ Translate & AdaptをShopify App Storeで確認する

→ 越境ECの始め方ガイドを読む

→ ShopifyのSEO対策ガイドを読む

この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

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この記事の執筆者

SHIN

Pepin代表、Webエンジニアとして10年以上の経歴を持ち、
Shopifyアプリ・ストア開発 / webサービス開発 / メディア運営などマルチに活動。

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