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Pepinby SHIN
Shopify2026-04-048分で読めます

Shopifyの通知メール設定ガイド — 注文確認・発送通知をカスタマイズする方法

Shopifyの通知メール設定ガイド — 注文確認・発送通知をカスタマイズする方法
メール通知のイメージイラスト

「注文が入ったのに、お客さんに届くメールがデフォルトの英語っぽい文面のまま……」

Shopifyストアを立ち上げたばかりの方から、こんな相談をいただくことがあります。商品ページや決済まわりの設定に集中するあまり、通知メールは後回しになりがちです。

でも実は、 通知メールはお客さんとの最初の接点 です。注文確認メールが無機質だと、せっかくの購入体験が台無しになってしまいます。逆に、ロゴやブランドカラーが反映された丁寧なメールが届けば、「ちゃんとしたお店だ」という信頼感につながります。

この記事では、Shopifyの通知メールを ブランドに合わせてカスタマイズする方法 を、管理画面の操作からLiquidコードの編集まで、ステップごとに解説します。

Shopifyの通知メールとは?

通知メール(Notification Email)

お客さんが注文・決済・発送などのアクションを行ったとき、Shopifyが自動で送信するメールのこと。注文確認、発送通知、返金通知など約20種類のテンプレートが用意されており、すべてカスタマイズ可能です。

通知メールは、お客さんが「購入してから商品が届くまで」の体験を左右する重要なタッチポイントです。とくに注文確認メールは 開封率が約60〜70% と、通常のマーケティングメール(15〜25%)と比べて圧倒的に高い数字を記録します。

60〜70%
注文確認メールの開封率
通常メールの約3〜4倍
約20種類
Shopifyの通知テンプレート数
注文・配送・アカウント関連
0円
追加費用
標準機能で全テンプレート編集可能

出典:Omnisend - Shopify Order Confirmation Email Guide

つまり、通知メールは ほぼ確実に読まれるメール です。ここにブランドの個性を反映しない手はありません。

通知メールの種類一覧

Shopifyには大きく分けて 5つのカテゴリ で通知メールが用意されています。すべて管理画面から編集できます。

カテゴリ主な通知メール送信タイミング
注文関連注文の確認、注文の編集、注文のキャンセル注文完了・変更・キャンセル時
配送関連配送情報通知、配送状況の更新、配達済みフルフィルメント・追跡更新時
決済関連支払い領収書、支払いエラー、返金通知決済処理・エラー・返金時
アカウント関連アカウント招待、パスワードリセットお客さんのアカウント操作時
その他ギフトカード発行、チェックアウト離脱、下書き注文の請求書各イベント発生時

出典:Shopify Help Center - Store notifications

まず優先的にカスタマイズすべきは 注文の確認配送情報通知 の2つです。この2通はほぼすべてのお客さんが目にするメールなので、ここから手をつけるのが効率的です。

通知メールの基本設定(管理画面から)

メール送信のイメージイラスト

Shopifyの通知メールは、管理画面から コードを書かずに ある程度カスタマイズできます。まずはこの基本設定をおさえましょう。

差出人メールアドレスの設定

通知メールの「差出人」に表示されるメールアドレスは、ストアの信頼性に直結します。

  1. 01

    管理画面にアクセス

    Shopify管理画面 にログインし、左下の 設定 をクリックします。

  2. 02

    通知を開く

    設定メニューから 通知 を選択します。

  3. 03

    差出人メールを変更

    「差出人メールアドレス」の欄に、ストア用のメールアドレスを入力します。noreply@example.com ではなく、shop@あなたのドメイン.com のような独自ドメインのアドレスがおすすめです。

フリーメール(Gmail、Yahoo!メールなど)を差出人に設定すると、迷惑メールフォルダに振り分けられるリスクが高まります。可能であれば、独自ドメインのメールアドレスを使いましょう。Shopifyでは、差出人メールアドレスのドメイン認証(SPF/DKIM)も設定可能です。

ブランディング設定(ロゴ・カラー)

すべての通知メールに共通で適用される「ブランディング」設定があります。これを最初にやっておくと、全テンプレートに一括反映されます。

  1. 1

    通知設定画面を開く

    設定 → 通知 の画面上部にある メールテンプレートをカスタマイズ をクリックします。

  2. 2

    ロゴを追加する

    ストアのロゴ画像をアップロードします。横幅は 最大300px が推奨です。あまり大きすぎると、メールクライアントによっては表示が崩れることがあります。

  3. 3

    アクセントカラーを設定する

    ブランドカラーをカラーピッカーで指定します。ボタンやリンクの色に反映されます。

Shopify管理画面の通知設定

これだけでも、デフォルトの無機質なメールがグッとブランドらしい印象に変わります。

テンプレートの文面を編集する

ブランディング設定だけでなく、メールの 件名や本文 も自由に編集できます。

  1. 01

    編集したいテンプレートを選ぶ

    設定 → 通知 で、通知メールの一覧が表示されます。編集したいテンプレート(例:「注文の確認」)をクリックします。

  2. 02

    件名を編集する

    「メールの件名」欄に、自分のストアに合った件名を入力します。例えば「ご注文ありがとうございます - {{ shop.name }}」のように、Liquid変数を使ってストア名を動的に挿入できます。

  3. 03

    本文(HTML)を編集する

    「メール本文(HTML)」のエディタで、テンプレートのHTMLコードを編集します。HTMLに不慣れな方は、まず既存のテキスト部分だけを変更するところから始めましょう。

  4. 04

    プレビューで確認する

    編集後、 プレビュー ボタンで実際のメール表示を確認します。「テストメールを送信」でご自身のメールアドレスに送って、受信側の見え方もチェックしましょう。

テンプレートを編集しすぎて元に戻せなくなった場合は、「デフォルトに戻す」ボタンで初期状態にリセットできます。編集前にコードをコピーしてメモ帳などに保存しておくと安心です。

よく使うLiquid変数リファレンス

Shopifyの通知テンプレートでは、 Liquid というテンプレート言語を使って、注文情報やお客さん情報を動的に挿入できます。

Liquid(リキッド)

Shopifyが開発したオープンソースのテンプレート言語。{{ }} で変数を出力し、{% %} でロジック(条件分岐やループ)を記述します。通知メールだけでなく、テーマ全体で使われています。

よく使うLiquid変数をまとめました。

変数出力される内容使用例
{{ shop.name }}ストア名件名やフッターに
{{ shop.email }}ストアのメールアドレス問い合わせ先として
{{ order.name }}注文番号(#1001など)件名・本文に
{{ order.created_at | date: "%Y年%m月%d日" }}注文日(日本語フォーマット)本文に
{{ billing_address.name }}請求先の氏名宛名として
{{ shipping_address.name }}配送先の氏名宛名として
{{ order.total_price | money }}注文合計金額明細に
{{ fulfillment.tracking_url }}追跡URL配送通知に
{{ fulfillment.tracking_number }}追跡番号配送通知に

出典:Shopify Help Center - Notifications variables reference

日本のお客さん向けには、日付のフォーマットを date: "%Y年%m月%d日" にすると自然な表示になります。デフォルトの英語フォーマット(Jan 1, 2026)のままだと、少し違和感を感じる方もいます。

実践:注文確認メールをカスタマイズしてみよう

メールカスタマイズのイメージイラスト

ここからは、もっとも重要な 注文確認メール を実際にカスタマイズする手順を解説します。

件名のカスタマイズ例

デフォルトの件名は「注文 {{ order.name }} の確認」というシンプルなものです。これを、お店の雰囲気に合わせて変更してみましょう。

パターン件名の例印象
シンプル型{{ order.name }} ご注文ありがとうございます定番で無難
ブランド強調型【{{ shop.name }}】ご注文を承りました({{ order.name }})ストア名が目立つ
感謝型{{ billing_address.first_name }}様、ご注文ありがとうございます!お客さんの名前入りで親近感

本文に追加したいカスタム要素

デフォルトの注文確認メールに、以下のような要素を追加すると顧客体験が向上します。

  • お礼のメッセージ(冒頭に1〜2文)
  • 発送までの目安日数
  • 問い合わせ先(メール・電話番号)
  • SNSアカウントへのリンク
  • 次回使えるクーポンコード(リピート施策)

たとえば、メール冒頭にお礼のメッセージを追加するには、テンプレートのHTMLで本文の先頭に次のようなコードを挿入します。

<p>{{ billing_address.first_name }}様</p>
<p>
  このたびは{{ shop.name }}でのお買い物、誠にありがとうございます。<br />
  ご注文内容を確認のうえ、2営業日以内に発送いたします。
</p>

HTMLを編集する際は、Shopifyの既存のLiquidタグ({% for %} や {% if %} など)を削除しないよう注意してください。これらは注文明細の表示に必要な処理です。不安な場合は、既存コードの 前後にのみ 追加する形にしましょう。

発送通知メールのカスタマイズポイント

発送通知(配送情報通知)は、お客さんが もっともワクワクしている瞬間 に届くメールです。ここでのコミュニケーションも大切にしましょう。

  1. 1

    追跡情報を目立たせる

    追跡番号と追跡URLは、メール内でもっとも目立つ位置に配置します。{{ fulfillment.tracking_url }} をボタンリンクにすると、クリック率が上がります。

  2. 2

    到着予定日を伝える

    正確な日付が出せない場合でも、「通常2〜5日でお届けします」のような目安があるだけで、お客さんの不安は大きく軽減されます。

  3. 3

    開封体験への期待を高める

    「商品の使い方ガイド」や「開封時のお楽しみ」など、到着後の体験につながる一言を添えると、ブランドへの期待感が高まります。

通知メールをさらにレベルアップするアプリ

Shopify標準のテンプレート編集だけでは限界がある場合、専用アプリを使うと ドラッグ&ドロップ で自由にデザインできます。

アプリ名月額料金特徴レビュー評価
Orderly Emails$99(買い切り)全テンプレートを一括カスタマイズ。ブランドデザインを統一しやすい4.7 / 5
RenderKu無料〜$14.99/月ドラッグ&ドロップエディタで直感的に編集できる。無料プランあり4.6 / 5

出典:Shopify App Store(2026年4月時点)

アプリを使わなくても、Shopify標準の通知テンプレートで十分なカスタマイズは可能です。HTML/CSSの知識がある方は標準機能だけで対応できます。「コードは触りたくない」「デザインの自由度がほしい」という方にアプリがおすすめです。

やりがちなNG設定と対策

メールボックスのイメージイラスト

通知メールのカスタマイズでよくある失敗パターンをまとめました。

やりがちなNG設定対策
差出人がフリーメールのまま迷惑メールに振り分けられやすい。独自ドメインのアドレスに変更しましょう
件名が英語のまま日本語のお客さんには不親切。件名は必ず日本語に変更を
ロゴ画像が大きすぎる表示崩れの原因に。横幅300px以内に調整しましょう
Liquidタグを誤って削除注文明細が表示されなくなる。編集前に必ずバックアップを
テストメールを送らずに公開レイアウト崩れのメールが届く。必ずプレビュー+テスト送信を

通知メール設定のチェックリスト

最後に、通知メールの設定が完了したかを確認するためのチェックリストです。

  • 差出人メールアドレスを独自ドメインに変更した
  • ロゴ画像をアップロードした(横幅300px以内)
  • アクセントカラーをブランドカラーに設定した
  • 「注文の確認」メールの件名を日本語にカスタマイズした
  • 「注文の確認」メールの本文にお礼メッセージを追加した
  • 「配送情報通知」メールの件名・本文を日本語にカスタマイズした
  • 日付フォーマットを日本語形式(◯年◯月◯日)に変更した
  • テストメールを自分宛に送信して表示を確認した
  • スマートフォンでの表示を確認した
  • 迷惑メールフォルダに入らないことを確認した

よくある質問

いいえ、Shopifyの通知テンプレート編集は すべてのプランで無料 で利用できます。追加アプリを使わない限り、費用は一切かかりません。

各テンプレートの編集画面にある 「デフォルトに戻す」 ボタンをクリックすれば、Shopifyの初期テンプレートに戻せます。編集前のコードをメモ帳に保存しておくと、さらに安心です。

はい。ブランディング設定(ロゴ・カラー)と件名の変更だけなら、HTMLの知識は不要です。本文の細かい編集にはHTMLの基礎知識があると便利ですが、テキスト部分の書き換えだけなら難しくありません。

Shopifyでは、HTMLメールとプレーンテキストメールの 両方のテンプレート が用意されています。お客さんのメールクライアントがHTMLに対応していない場合、自動的にテキスト版が表示されます。テキスト版も忘れずに編集しておきましょう。

独自ドメインのメールアドレスを差出人に設定する場合、SPF/DKIMの認証設定を推奨します。認証がないと、メールが迷惑メールフォルダに入りやすくなります。Shopifyの設定画面からドメイン認証の手順を確認できます。

まとめ

通知メールは、お客さんが「買ってよかった」と感じるかどうかを左右する、地味だけど大切なタッチポイントです。

設定自体は難しくありません。まずは ロゴとカラーのブランディング設定 から始めて、次に 注文確認メールの件名と冒頭文 をカスタマイズする。これだけで、お客さんが受け取るメールの印象は大きく変わります。

HTMLやLiquidの知識がある方は、さらに踏み込んだカスタマイズにも挑戦してみてください。通知メールの一通一通が、リピート購入やブランドへの信頼につながっていきます。

→ Shopifyストアの始め方・管理画面の使い方はこちら

→ Shopifyメールマーケティングの活用法はこちら

→ Shopifyの無料体験はこちら

この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

SHIN

この記事の執筆者

SHIN

Pepin代表、Webエンジニアとして10年以上の経歴を持ち、
Shopifyアプリ・ストア開発 / webサービス開発 / メディア運営などマルチに活動。

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