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Pepin
Shopify2026-10-05約9分で読めます
Shopifyサイト内検索アプリ比較

Shopifyの検索アプリ9本を比較|日本語のサイト内検索

書いた人 個人開発者 / ソロプレナー

Shopifyの検索アプリ9本を比較|日本語のサイト内検索
ストアの商品を検索するイメージ

Shopifyのサイト内検索を強くするアプリには、無料の公式アプリ Search & Discovery のほか、Searchanise、Boost AI検索とフィルター、Smart Product Filter & Search(Globo)、Findter、Shoply、Ryzo、ZETA SEARCH、まるっと検索などがあります。2026年10月5日にApp Storeの日本語表示でこの9本を確認したところ、言語欄に日本語があるのは Search & Discovery、Shoply、Findter、ZETA SEARCH、まるっと検索の5本でした。ひらがな・カタカナや表記ゆれへの対応を掲載文に書いているのは ZETA SEARCH とまるっと検索の2本だけです。日本語のストアが検索アプリを選ぶときは、機能の数より先に、言語欄、品番の途中入力、無料で使える範囲の3つを見てください。

わたし(SHIN)は、この記事の比較に入っている「まるっと検索」を開発しているShopifyアプリ開発者です。自社アプリが含まれるので、先に書いておきます。他社アプリの料金・言語・機能は、2026年10月5日にApp Storeの各リスティング(日本語表示)を開き、そこに書いてある内容だけを書きました。「記載なし」は非対応という意味ではなく、掲載文に見つからなかったという意味です。まるっと検索はレビュー2件・★5.0で、Built for Shopifyのバッジもまだありません。絞り込み(フィルター)の作り込みは、公式のSearch & Discoveryや海外製アプリのほうが厚いです。

5本 / 9本
言語欄に日本語があるアプリ
Search & Discovery・Shoply・Findter・ZETA SEARCH・まるっと検索
2本
表記ゆれへの対応を掲載文に書くアプリ
ZETA SEARCHとまるっと検索。2026年10月5日確認
無料〜$49.99
各アプリのいちばん安いプランの月額
無料のSearch & Discoveryから、Shoplyの$49.99まで(ZETA SEARCHは別契約)

Shopifyの標準検索は日本語でどこまで使える?

まず、アプリを入れない場合の出発点です。Shopifyのヘルプセンターには、言語ごとに使える検索機能の表があります。日本語で使えるのは検索ステミングとTrigram(3文字以上の連続した文字列の一致)で、タイプミスの許容は日本語の欄が空いています。ひらがな・カタカナ・漢字はサポートしていると書かれていますが、検索は完全な単語に一致する仕組みです。

出典:Shopifyヘルプセンター「検索の動作」

公式アプリのSearch & Discoveryで使えるセマンティック検索についても、ヘルプには「セマンティック検索機能は、日本語ロケールではサポートされていません」と明記されています。入力中に候補を出す予測検索は、開発者向けドキュメントの対応言語一覧に日本語が入っていません。

出典:Shopifyヘルプセンター「Search & Discoveryで検索を変更する」

出典:Shopify.dev「Predictive Search API」

品番の検索にも制約があります。SKUやバーコードは完全一致なら見つかりますが、途中までの入力で見つかるのは、コードにハイフンが含まれる場合だけです。ハイフンのない品番は、最後まで入力しないと出てきません。

出典:Shopifyヘルプセンター「検索の動作」

標準検索のどこが日本語で弱いのかは、Shopifyの日本語検索はなぜ弱い?で仕組みから説明しています。この記事では、そこを補うアプリの選び方に絞ります。

標準検索+Search & Discovery
追加費用なしで始められます。
無料 / 管理画面は日本語 / 同義語グループと絞り込みを設定できる / タイプミス許容とセマンティック検索は日本語で対象外 / 品番の途中入力はハイフン区切りのみ
検索アプリ
検索結果はアプリ側が制御します。
月額$5前後から / 言語欄に日本語がないアプリもある / 表記ゆれ・品番・分析の作り込みはアプリごとに違う / 無料枠は商品数や検索回数で切られる

Shopifyの検索アプリ9本、料金と日本語対応は?

9本を同じ表に並べます。料金はすべて月額のUSDで、2026年10月5日にApp Storeの日本語表示で確認したものです。

アプリ開発元最安の有料プラン無料で使える範囲言語欄に日本語レビューBFS
Search & DiscoveryShopifyなし(全機能無料)全機能あり★2.7(506件)なし
SearchaniseSearchanise$19(1,500点)開発ストアと25点未満のストアなし★4.7(1,258件)なし
Boost AI検索とフィルターBoost Commerce$29〜(GMVで変動)無料プランなし(21日間の体験)なし★4.7(1,634件)なし
Smart Product Filter & SearchGlobo.io$14(500件)開発・試用ストアのみなし★4.9(2,372件)あり
ShoplyShoply AI$49.9950商品・月150検索まであり★4.9(25件)あり
RyzoRyzo$5(500点)25点までなし★5.0(38件)あり
FindterFlintVerse$9(3,000点)有効商品300点まであり★5.0(252件)あり
ZETA SEARCHZETA株式会社別途契約(ZETAから請求)記載なしあり0件なし
まるっと検索Pepin$29.99(商品数無制限)50商品まで(商品検索のみ)あり★5.0(2件)なし

金額だけを見ると、RyzoとFindterが安く見えます。ただし両方とも、プランの段階が商品点数で決まります。Ryzoは$5で500点、Findterは$9で3,000点までです。商品数の多いストアほど上のプランが必要になります。Boostは月間のオンライン流通額(GMV)で料金が変わり、最安のLaunchでも月間GMVが$5万未満のストアで最大$159です。Shoplyは月ごとのチャット数と検索回数に上限があります。まるっと検索は検索回数による課金がなく、Basic以上は商品数の上限がありません。

言語欄に日本語がないアプリ(Searchanise・Boost・Globo・Ryzo)は、日本語表示で開くと「このアプリは日本語に翻訳されていません」と表示されます。管理画面が英語になるだけで、検索そのものが日本語で動かないという意味ではありません。逆に、言語欄に日本語があるFindterにも「この開発者は日本語での直接的なサポートを提供していません」という表示があります。管理画面の言語と、問い合わせできる言語は別に確認してください。

日本語の表記ゆれに対応しているShopifyの検索アプリは?

表記ゆれ

同じものを指す言葉が、違う文字で書かれていること。「りんご」「リンゴ」「林檎」や、全角の「TEE」と半角の「TEE」がその例です。お客様は商品名と同じ表記で入力してくれるとは限らないので、ここを吸収できないと「商品があるのに0件」になります。

各アプリの掲載文から、日本語の検索について書かれていることを抜き出しました。言葉はそれぞれの掲載文のものです。

日本の開発元(ZETA株式会社)の検索アプリです。説明文に「検索キーワードの揺れや曖昧な表現にも対応」とあり、スクリーンショットには「表記ゆれ・もしかして」「多言語」「サジェスト」が出てきます。絞り込みはカテゴリや価格帯で、検索ログや行動データの解析もあります。アプリ自体は無料でインストールできますが、機能を使うには別途契約が必要で、料金はShopifyとは別にZETAから請求されると書かれています。商品数が多いストア向けと説明されています。

出典:ZETA SEARCH – 検索・絞り込み(Shopify App Store)

出典:まるっと検索|日本語ストア内検索(Shopify App Store)

出典:Shopify Search & Discovery(Shopify App Store)

検索語のゆれを吸収して商品を見つけるイメージ

品番・SKUの途中入力で探せるShopifyの検索アプリは?

型番で探すお客様が多いストアでは、ここが一番の差になります。標準検索は、ハイフンを含む品番しか途中入力で見つかりません。

掲載文で品番の検索を明記しているのは2本でした。Findterは「タイトル、SKU、説明、タグ、カテゴリー、バリエーションにわたるインスタント検索」と「不完全なキーワードを検出する部分一致検索」を挙げています。まるっと検索は、SKUとバーコードの完全一致を検索結果の1件目に固定し、途中まで入力しても前方一致で候補に出します。全角で入力した品番も、半角の品番として探します。ほかの7本は、掲載文に品番検索の記載がありませんでした。

まるっと検索で品番「AP-12」まで入力すると、SKU「AP-1234-5KG」の商品が候補に出る(App Storeの掲載画像)

品番で探すお客様がどれくらいいるかは、ストア分析の検索レポートで確かめられます。品番検索で0件が出る理由と、標準機能のままでできる対処はShopifyで品番・SKUが検索できない理由と対処にまとめています。

無料で本番運用できるのはどこまで?

無料枠の切り方は、アプリごとにまったく違います。

  1. 01

    Search & Discovery:全機能が無料

    同義語グループ、絞り込み、商品のおすすめ、検索の分析まで無料です。ただし日本語の表記ゆれは、同義語を手で登録して埋めることになります。
  2. 02

    Findter:有効商品300点まで無料

    300点を超えると、Starter($9、3,000点まで)からの有料プランになります。
  3. 03

    まるっと検索:50商品まで無料

    無料プランで使えるのは商品の検索です。ヘッダーの検索窓、コレクションページ、ブログ・ページの検索はBasic($29.99)からで、Basic以上は商品数の上限がありません。
  4. 04

    Shoply:50商品・月150検索まで無料

    月50チャットか150検索のどちらかが上限です。
  5. 05

    Searchanise・Ryzo:25点前後まで

    Searchaniseの無料は開発ストアと商品25点未満のストア、Ryzoは25点までです。実際のストアでは、ほぼ有料プランが前提になります。
  6. 06

    Globo・Boost・ZETA SEARCH:無料の本番運用なし

    Globoの無料は開発・試用ストアだけ、Boostは21日間の体験のみ、ZETA SEARCHは別途契約です。

出典:Findter Custom Filter & Search(Shopify App Store)

出典:Shoply AI検索&AIチャットボット(Shopify App Store)

出典:Searchanise Search & Filter(Shopify App Store)

出典:Ryzo AI Search & Visual Search(Shopify App Store)

出典:Smart Product Filter & Search(Shopify App Store)

出典:Boost AI検索とフィルター(Shopify App Store)

日本語のストアは、どの順番で選べばいい?

  1. 1

    まず標準検索で0件になっている語を見る

    管理画面の分析にある検索レポートで、結果が0件だった検索語を確かめます。表記ゆれや品番が0件の原因になっているなら、アプリを入れる理由があります。
  2. 2

    Search & Discoveryの同義語で足りるかを考える

    0件の語が数十語なら、無料の同義語グループで埋められます。商品が増えるたびに登録が増える状態なら、自動で吸収するアプリのほうが楽です。
  3. 3

    言語欄と日本語サポートの表示を見る

    管理画面を日本語で使いたいなら、言語欄に日本語があるアプリに絞ります。問い合わせの言語は、日本語サポートなしの表示がないかを別に確認します。
  4. 4

    商品数と課金の段階を合わせる

    商品点数で段階が上がるアプリ、流通額で変わるアプリ、検索回数に上限があるアプリがあります。自分のストアの商品数で月額を計算してから比べます。
  5. 5

    自分の商品名で試す

    無料体験の間に、0件だった語をそのまま入力して確かめます。掲載文の言葉より、自分の商品で出るかどうかが確かです。

自分のストアの検索が、日本語の入力ゆれにどれくらい対応できているかは、サイト内検索の無料診断でURLを入れるだけで測れます。標準検索のままでも、どのアプリを使っていても診断できます。

まるっと検索を選ぶ場合の長所と短所も書いておきます。

メリット
まるっと検索が向いているストア

ひらがな・カタカナ・全角半角・旧字体などの表記ゆれを、同義語を登録せずに吸収したいストア。品番で探すお客様が多く、SKUの完全一致を1件目に出したいストア。商品数が多く、商品点数で料金が上がる仕組みを避けたいストア(Basic以上は商品数無制限、検索回数の課金なし)。

デメリット
まるっと検索が向いていないストア

レビュー数や導入実績を重視して選びたいストア(レビュー2件、Built for Shopifyは未取得)。絞り込みの作り込みを最優先にしたいストア。英語など日本語以外の言語での検索が主になるストア(日本語以外の言語の検索は、ストアごとに順次提供している段階です)。

よくある質問

ストアの条件で変わります。まず無料で始めるなら公式のSearch & Discovery、管理画面を日本語で使いたいならShoply・Findter・ZETA SEARCH・まるっと検索、日本語の表記ゆれへの対応を掲載文で確かめたいならZETA SEARCHとまるっと検索、レビュー数の多い実績で選ぶならGlobo(2,372件)やBoost(1,634件)が候補です。品番の途中入力が大事なら、掲載文で明記しているFindterとまるっと検索を試してください。数字は2026年10月5日にApp Storeで確認したものです。

0件になる語が少なく、同義語グループを手で登録して埋められるなら足ります。Shopifyのヘルプセンターでは、日本語のタイプミス許容は対象外、セマンティック検索も日本語ロケールではサポートされていないとされています。表記ゆれや品番で0件が多いなら、検索アプリを検討する価値があります。

使えないわけではありませんが、2026年10月5日時点で、Searchanise・Boost・Globo・Ryzoは言語欄に日本語がなく、管理画面は英語です。掲載文にひらがな・カタカナや表記ゆれへの言及もありませんでした。セマンティック検索やタイプミス対応が日本語でどこまで効くかは、無料体験で自分の商品名を入力して確かめてください。

掲載文で品番の検索を明記しているのは、Findter(SKUを含むインスタント検索と部分一致検索)と、まるっと検索(SKU・バーコードの完全一致を1件目に固定し、途中までの入力でも前方一致で候補に出す)でした。Shopifyの標準検索では、途中入力で見つかるのはハイフンを含む品番だけです。

全機能が無料なのは公式のSearch & Discoveryです。無料プランで本番運用できる範囲があるのは、Findter(有効商品300点まで)、まるっと検索(50商品まで、商品検索のみ)、Shoply(50商品・月150検索まで)、Ryzo(25点まで)、Searchanise(25点未満のストア)です。GloboとBoostには本番ストア向けの無料プランがありません。

Shopifyのヘルプセンターには、外部の検索アプリを使うと検索結果はそのアプリが制御すると書かれています。どのページの検索をアプリに任せるかはアプリによって違うので、ヘッダーの検索窓、検索結果ページ、コレクションページのどこに効くのかを導入前に確認してください。まるっと検索では、ヘッダー検索とコレクションページはBasicプランからです。

まとめ

  • Shopifyの標準検索は、日本語ではタイプミス許容とセマンティック検索が対象外。品番の途中入力はハイフン区切りのみ
  • 言語欄に日本語がある検索アプリは、比べた9本のうちSearch & Discovery・Shoply・Findter・ZETA SEARCH・まるっと検索の5本
  • 表記ゆれへの対応を掲載文に書いているのはZETA SEARCHとまるっと検索の2本
  • 品番検索を掲載文で明記しているのはFindterとまるっと検索の2本
  • 料金は商品点数・流通額・検索回数・定額と、課金の単位がアプリごとに違う

迷ったら、無料のSearch & Discoveryで0件の語を確かめるところから始めてください。0件の原因が表記ゆれや品番なら、その語を自分の商品で試せるアプリを選ぶのが近道です。

→ まるっと検索をApp Storeで見る

この記事は、Shopify予約アプリ「まるっと予約」の開発者、大島慎平(SHIN)が書いています。

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大島慎平(SHIN)

この記事の執筆者

個人開発者 / ソロプレナー

日本のShopifyストア向けアプリ「まるっとシリーズ」を、AIのコーディングツールと一緒に1人で企画・開発・運営しています。書籍編集者からWebエンジニアに転じて約10年。YouTubeでは、1人で事業をつくる過程を話しています。

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