Shopify Plus Features Guide

Shopifyでストアを運営していると、いつかぶつかるのが「Plusにすべきかどうか」という問題です。
月額が一気に上がるので気軽には決められませんし、公式サイトを見ても「エンタープライズ向け」とだけ書いてあって、具体的に何が変わるのかわかりにくい。わたし自身、クライアントから「Plusって本当に必要ですか?」と聞かれることがよくあります。
この記事では、Shopify Plusでしか使えない機能を整理しながら、通常プラン(Basic・Grow・Advanced)との違いと、導入を検討すべきタイミングについてまとめていきます。
- Shopify Plus
Shopifyの最上位プランで、大規模EC事業者向けに設計されたエンタープライズプランです。月額2,300ドル(約35万円)から利用でき、チェックアウトのカスタマイズ、B2B機能、複数ストアの一括管理、高度な自動化ツールなどが含まれます。
Shopify Plusの料金体系
まず気になるのは料金です。通常プランとは桁が違うので、しっかり理解しておきましょう。
月商が約80万ドル(約1.2億円)を超えると、固定の月額料金ではなくGMV(総流通額)の0.25%が適用される従量課金に切り替わります。ただし、月額4万ドルが上限なので、超大規模ストアほどコストメリットが出る仕組みです。
通常プランとの機能比較
Shopify Plusと通常プランでは、使える機能に大きな差があります。以下のテーブルで主要な違いを確認してみてください。
| 機能 | Basic / Grow / Advanced | Shopify Plus |
|---|---|---|
| 月額料金 | 4,850円〜58,500円 | 約35万円〜 |
| チェックアウトのカスタマイズ | 制限あり | フルカスタマイズ可能 |
| Shopify Flow(自動化) | Advancedから利用可 | 利用可 |
| Launchpad(キャンペーン自動化) | 利用不可 | Plus限定 |
| B2B卸売機能 | 制限あり | フル機能 |
| 拡張ストア数 | なし | 最大9ストア追加 |
| スタッフアカウント | 1〜15名 | 無制限 |
| APIコール上限 | 標準 | 最大10倍 |
| 決済手数料(国内カード) | 3.25%〜3.55% | 2.9% |
| 専任サポート | なし | Merchant Success Manager |
| POS Pro | 有料アドオン | 20拠点まで無料 |
決済手数料だけ見ても、月商1,000万円のストアなら通常プランとの差額は月3〜6万円ほどになります。Plusの月額と天秤にかける必要がありますが、売上規模が大きいほど手数料の差が効いてきます。
Shopify Plus限定の主要機能
ここからは、Plusでしか使えない機能を具体的に見ていきます。
通常プランではチェックアウト画面のカスタマイズは限定的ですが、Plusでは Checkout Extensibility を使って自由にカスタマイズできます。バナーの追加、カスタムフィールド(VAT IDなど)の設置、配送ルールの制御、UI拡張アプリの導入など、購入体験を細かく最適化できます。CVR(コンバージョン率)に直結する部分なので、売上規模が大きいストアほど効果が出やすい機能です。
セール開始時の価格変更、商品の公開/非公開、テーマの切り替え、在庫の調整などを 事前にスケジュール設定 して自動実行できるツールです。深夜0時スタートのセールでも、スタッフが張り付く必要がありません。リアルタイムの売上ダッシュボードも付いているので、キャンペーン中のパフォーマンスも即座に確認できます。
Plus限定の B2B on Shopify を使えば、同じストア内でBtoC(一般消費者)とBtoB(卸売先)を切り分けて運営できます。卸売先ごとの価格設定、支払い条件のカスタマイズ、注文の承認フローなど、卸売業務に必要な機能が揃っています。別途アプリを入れなくてもネイティブで対応できるのが大きなメリットです。
Plusでは追加料金なしで 最大9つの拡張ストア を開設できます。海外向けの多言語ストア、ブランド別のストア、アウトレット専用ストアなど、事業の拡大に合わせて柔軟にストアを増やせます。すべてのストアを1つの管理画面で一括管理できるのもポイントです。
Plusには専任の Merchant Success Manager が付きます。技術的な相談だけでなく、成長戦略のアドバイスや新機能の活用提案など、パートナーに近い存在としてサポートしてもらえます。24時間対応の優先サポートもあるので、トラブル時の対応速度が段違いです。
Plusを導入すべきタイミング
「いつPlusに移行すべきか」は、売上だけでは判断できません。以下のような状況に当てはまるなら、検討する価値があります。
- 月商が1,000万円を超え、決済手数料の差がプラン料金を上回りそう
- チェックアウト画面をカスタマイズしてCVRを上げたい
- BtoB(卸売)とBtoCを同じストアで運用したい
- 海外向けやブランド別に複数ストアを展開したい
- 大規模セールやフラッシュセールを自動化したい
- 月商が数百万円以下で、現行プランの機能で困っていない
- 少人数運営でAPIやスタッフアカウントの上限に余裕がある
Plusは最低でも1年契約が必要です。「試しに1か月だけ」ということができないので、導入前にShopifyの営業チームとしっかり相談することをおすすめします。
通常プランのままで十分なケース
Plusの機能は魅力的ですが、すべてのストアに必要なわけではありません。
- 1Advancedプランの カスタムレポート と Shopify Flow で自動化が足りているなら、無理にPlusへ移行する必要はありません。
- 2月商1,000万円以下であれば、Plusの月額を手数料の差額で回収するのは難しいケースが多いです。
- 3B2B機能が不要で、ストアも1つだけなら、Advancedで十分にカバーできます。
Shopifyはいつでもプランをアップグレードできます。まずはAdvancedまでのプランで運営してみて、上記のチェックリストに複数当てはまるようになったタイミングでPlusを検討するのが現実的です。
Shopifyの通常プラン(Basic・Grow・Advanced)の違いについては、こちらの記事で詳しくまとめています。まだプラン選びで迷っている方は先にチェックしてみてください。
この記事は2026年4月時点の情報をもとに作成しています。Shopifyはプラン内容や料金を頻繁にアップデートするので、最新の情報は Shopify公式料金ページ で確認してください。


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