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ホットペッパー掲載料費用

ホットペッパービューティーの掲載料はいくら?見積もりの取り方

ホットペッパービューティーの掲載料はいくら?見積もりの取り方
掲載料の見積もりを確認するイメージ

ホットペッパービューティーの掲載料は、運営元である株式会社リクルートが金額を公開していません。公式の掲載案内ページに書かれているのは「ご希望のエリアやプランによって異なります。詳しくはお問い合わせください」という一文だけで、料金表もプラン別の価格一覧も出ていません。つまり「掲載料はいくらか」という問いに、ネット上の情報だけで正確に答えられる人は存在しないということです。答えは、自分のサロン宛てに出された見積書の中にしかありません。

出典:掲載・料金・申込 - ホットペッパービューティー(株式会社リクルート)

そこでこの記事では、金額の当てっこをやめます。代わりに、 なぜ非公開なのか 、 自分の見積もりをどう取るか 、 請求明細のどこを見れば実額が分かるか 、 その実額に対して元が取れるラインをどう計算するか 。この4つに絞ってお伝えします。金額の代わりに、計算の型を持ち帰っていただくつもりで書きました。

非公開
ホットペッパービューティーの掲載料
公式サイトの記載は「エリアやプランによって異なります」のみ
3ステップ
掲載開始までの流れ
お申し込み → お打ち合わせ → 原稿確認・掲載
0120-035-329
掲載に関する問い合わせ窓口
平日10:00〜13:00/14:00〜18:00

ホットペッパービューティーの掲載料はなぜ非公開なのか?

「金額を出さないのは不親切では」と感じる方もいるかもしれませんが、広告枠という商品の性質を考えると、これはそれほど珍しい売り方ではありません。

オーダーメイド型の広告枠
エリア・掲載プラン・契約期間・業種などの条件を組み合わせて、1件ずつ価格が決まる広告商品のことです。パッケージ商品と違い、公開できる「定価」が存在しません。交通広告や折込チラシ、純広告なども同じ売り方をしています。

ポータルサイトの掲載枠は、言い換えれば「そのエリアの検索結果でどれくらい目立つ場所に立てるか」を買う商品です。同じプラン名でも、渋谷や梅田のように競合サロンが密集しているエリアと、競合が数店しかない地方都市とでは、その枠が届ける人数がまったく違います。届く人数が違うものに同じ値札を付けることはできません。だから、料金表という形にまとめられないわけです。

ここで押さえておきたいのは「非公開だから怪しい」という話ではなく、 非公開だから他店の金額は自店の参考にならない という点です。同業の知人から聞いた月額も、SNSで見かけた明細の写真も、エリアも時期も契約条件も違います。参考値として頭に入れるのは構いませんが、それを基準に自店の判断をしてはいけません。

「定価がない」ことが判断にどう影響するか

定価がない商品を買うとき、わたしたちが普段使っている判断のやり方がいくつか効かなくなります。

  • 他社と横並びで比較して安い方を選ぶ、という判断ができない
  • 「相場より高いので下げてください」という交渉の足場がない
  • 来年も同じ金額とは限らないので、長期の固定費として計算しづらい
  • 代わりに「自店にとっていくらまでなら払えるか」を先に決めておけば判断できる

最後の1行が、この記事でいちばんお伝えしたいことです。相手の提示額に反応するのではなく、自分の上限を先に持っておく。定価がない商品を買うときの、いちばん現実的な守り方だと思います。

ネットに出回っている掲載料の相場は信じていい?

検索すると「ライトプランは月〇万円」「プラチナは月〇十万円」といった金額がたくさん出てきます。書いているのは主に広告代理店のブログや、サロン向けの情報メディアです。これらは公式発表ではありません。

第三者メディアは、掲載料をいくらと書いているのか

「信じるな」で終わらせても役に立たないので、実際に何と書かれているかを並べます。以下はこの記事を書くにあたって1ページずつ開いて確認した記載で、金額はすべて各媒体の表記そのままです。リクルートが公表した数字ではありません。

プラン別に最も細かくレンジを出していたのはrsviaでした。

プラン月額の目安(rsviaの表記)
NR0円
ライトS約2.5万〜5万円
ライト約5万〜8万円
シンプル約8万〜15万円
バリュー約15万〜25万円以上
プラチナ約25万円〜

出典:ホットペッパービューティーの掲載料金・手数料はいくら?プラン別の目安と回収ラインを解説 - rsvia(2026年9月6日更新)

同じ問いに他の媒体がどう答えているかを、下限と上限だけ取り出して横に並べます。

媒体月額の下限月額の上限
rsvia約2.5万円約25万円〜
ビューティーPOS約2.5万円20万〜50万円超
フォーデザイン2.5万円(税別)50万円超も
Square記載なし記載なし
サロンナレッジ記載なし記載なし
トップ広告社非公開と明記非公開と明記

出典:ホットペッパービューティーの料金はいくら?実際の費用・回収ライン・失敗しない使い方を徹底解説 - ビューティーPOS(2026年4月3日更新)

出典:ホットペッパービューティー手数料は2%|支払い方法まで解説 - フォーデザイン

出典:【2026年最新版】ホットペッパービューティーの掲載料金はいくら?プラン別の特徴などを解説 - サロンナレッジ(2026年6月26日更新)

出典:ホットペッパービューティー掲載料金別プラン内容比較 - トップ広告社(2025年7月7日更新)

下限はおおむね一致していて、月2.5万円前後です。ところが上限は、25万円からと書く媒体と、50万円を超えることもあると書く媒体で、倍の開きがあります。同じ問いに答えているはずなのに、答えの幅が2倍。ここが相場記事の現在地です。

そしていちばん示唆的だったのは、金額をいっさい書いていない側の理由でした。トップ広告社は自社がホットペッパービューティーの正規代理店であることを明記したうえで、掲載料金はWEB上では伝えられないという趣旨のことを書いています。サロンナレッジもプラン名(プラチナ・バリュー・シンプル・ライト・ライトS)は挙げていますが、各プランの金額は載せていません。Squareもプラン名だけで金額は出していません。 実際の価格表に近い立場の会社ほど、金額を出していない 。この非対称は、レンジそのものより覚えておく価値があると思います。

上の表を使うなら、金額を当てるためではなく「自店の見積書がこの幅のどこに来たか」を確認するために使ってください。提示額が下限寄りなら露出も下限寄り、上限寄りなら露出も上限寄りのはずです。そこがかみ合っていないと感じたら、何にその差額が乗っているのかを担当者に聞く材料になります。

手数料の数字は、いまも媒体によって割れている

信じていいかどうかを判断する材料として、もうひとつ分かりやすい実例を挙げます。掲載料とは別にかかるとされる「ネット予約の手数料」について、第三者メディアの間で数字が割れているのです。

媒体書かれている手数料媒体の性格
Square(決済サービス事業者)サービス料金の1%自社サービスを持つ企業
フォーデザイン(サロン向け情報)売上(税抜)の2%サロン向け情報サイト
リクルート公式記載なし一次情報

出典:ホットペッパービューティーの掲載料金は?プラン・手数料を解説 - Square

出典:ホットペッパービューティー手数料は2%|支払い方法まで解説 - フォーデザイン

どちらも実際に取材や取引経験に基づいて書かれたものだと思いますが、 参照している時点や契約条件が違えば、書かれる数字も変わります 。2倍の開きがあるということは、少なくともどちらか一方は、いまのあなたの契約には当てはまりません。掲載料そのものの金額についても、同じことが起きていると考えるのが自然です。

この記事でも、第三者メディアの数字を紹介するときは必ず「どこがそう書いているか」を明記しています。逆にいえば、出どころが書かれていない金額は、どこから来た数字なのか誰にも検証できません。手数料も掲載料も、最終的には自分の契約書と請求明細で確認するのがいちばん確実です。

相場記事を読むときに見るべき5つのポイント

それでも相場感をつかむために読むのであれば、以下を確認しながら読むと、情報の精度をある程度は見分けられます。

  1. 01

    金額の出どころが書かれているか

    「取材した」「自社が代理店として扱っている」など、根拠が示されているか。示されていないものは参考値にもなりません。

  2. 02

    いつ時点の情報か

    広告商品の価格は改定されます。更新日が数年前のまま放置されている記事も少なくありません。

  3. 03

    エリアが特定されているか

    「東京23区の美容室カテゴリで」のように条件が書かれているかどうか。書かれていない金額は、どこの話なのか分かりません。

  4. 04

    掲載料と手数料が分けて書かれているか

    月額の掲載料と、予約に応じて発生する費用は性質がまったく違います。合算された金額には意味がありません。

  5. 05

    その記事を書いた人の立場

    代理店は掲載を増やしたい立場、競合サービスは乗り換えてほしい立場です。立場そのものは悪いことではありませんが、数字の見せ方には影響します。この記事も、Shopifyの予約アプリを開発している人間が書いているという前提で読んでいただければと思います。

見積もりの内訳を確認するイメージ

ホットペッパービューティーの掲載料を正確に知る方法は?

方法はひとつしかありません。公式の問い合わせ窓口から連絡して、自店の条件で見積もりを出してもらうことです。公式サイトには掲載までの流れが3ステップで示されています。

  1. 1

    お申し込み

    問い合わせボタンから申し込むと、担当者から連絡が入ります。電話(0120-035-329/平日10:00〜13:00・14:00〜18:00)と、問い合わせフォームからのメールの2通りが案内されています。

  2. 2

    お打ち合わせ

    担当者と打ち合わせを行い、契約内容を確定します。掲載料の具体的な提案を受けるのはこの段階です。

  3. 3

    原稿確認・掲載

    担当者と原稿の打ち合わせを行い、内容の最終確認ができたところで掲載が始まります。

出典:掲載・料金・申込 - ホットペッパービューティー(株式会社リクルート)

まだ掲載していない方にとっては、この打ち合わせが初めて実額を知る場面になります。問い合わせ=契約ではないので、金額を知るために話を聞くこと自体は何も問題ありません。ただし、その場で即答できる状態にしておかないと、提示された金額が高いのか妥当なのか判断できないまま返事をすることになります。

打ち合わせの前に、手元に4つの数字を用意しておいてください。直近3ヶ月の客単価、月あたりの新規来店数、新規のうち再来した割合、そしていま広告に使っている月額の合計。この4つがあれば、提示された金額に対してその場で「回収できるか」を計算できます。

見積もりを取るとき、担当者に何を聞けばいい?

金額そのものより、金額の「条件」を聞き漏らさないことのほうが大事です。わたしが契約書を読むときに毎回確認している観点を、サロンの掲載に置き換えて並べます。

  1. 01

    月額掲載料は税抜か税込か

    見積書の表記を確認します。10%の差は、年間で見ると無視できない金額になります。

  2. 02

    契約期間と、期間内に解約する場合の扱い

    最低契約期間があるか、途中でやめる場合に残期間分の支払いが発生するか。ここは必ず書面で確認してください。

  3. 03

    自動更新かどうかと、更新時の価格改定

    更新のタイミングで金額が変わる可能性があるか。変わるとしたら、いつまでに通知されるか。

  4. 04

    予約に応じて発生する費用の有無と計算方法

    料率だけでなく「何に対して掛かるのか」を聞きます。税抜の施術料金なのか、指名料やオプションを含むのか、物販は対象かどうか。同じ料率でも、母数が違えば支払額は変わります。

  5. 05

    ポイントやクーポンの原資負担

    ユーザーに付与されるポイントや、掲載されるクーポンの割引分を、サロン側がどこまで負担するのか。掲載料とは別枠で効いてくる費用です。

  6. 06

    オプションの単価と、必須かどうか

    特集枠、写真撮影、クーポン枠の追加などが提案された場合、それぞれの単価と、契約に必須なのか任意なのかを分けて確認します。

  7. 07

    掲載順位がどう決まるか

    プランによって表示位置がどう変わるのか。同じエリア・同じプランの契約サロンが何店あるのかも、分かる範囲で聞いておくと、その枠で何番目に見えるのかの見当がつきます。

口頭の説明は、あとから確認できません。「聞いた内容が見積書と契約書に書かれているか」を、サインの前に突き合わせる。これだけで防げるトラブルはかなりあります。

請求明細のどこを見れば掲載料の実額が分かる?

すでに掲載しているサロンにとっては、ここがいちばん近道です。相場を検索して回るより、自分の請求書を3ヶ月分並べたほうが、はるかに正確な数字が手に入ります。

適格請求書(いわゆるインボイス)には、国税庁が定めた記載事項があります。

記載事項請求書のどこを見るか
売手の氏名又は名称及び登録番号発行元。代理店経由か直契約かがここで分かる
取引年月日何月分の請求か
取引内容掲載料・手数料・オプションの内訳
各税率の対象となる対価の総額及び適用税率税抜の本体価格
各税率ごとの消費税額等税額

出典:適格請求書等保存方式(インボイス制度)の概要 - 国税庁

つまり「取引内容」の欄には、何に対していくら払っているのかが分かれて書かれているはずです。ここを読み解く手順は以下のとおりです。

  1. 1

    固定費の行と変動費の行を分ける

    毎月まったく同じ金額が並んでいる行が固定の掲載料、月によって金額が動いている行が予約数などに連動する費用です。まずこの2つを分けます。

  2. 2

    3ヶ月から12ヶ月分を横に並べる

    1ヶ月分だけを見ても、その月がたまたま高かったのか安かったのか分かりません。並べると、季節による振れ幅と、じわじわ増えているオプションが見えてきます。

  3. 3

    オプションの行を洗い出す

    特集枠や追加のクーポン枠など、その月だけ発生している行に印を付けます。提案されたときは単発のつもりでも、継続課金になっているケースがあります。

  4. 4

    年額に直す

    固定費は12倍、変動費は直近12ヶ月の合計。この2つを足したものが、あなたのサロンにとってのホットペッパービューティーの掲載料の実額です。

この作業は1時間もかかりません。それでいて、ネットの相場記事を何本読むより確かな数字が出ます。掲載を続けるか見直すかの判断は、ここから始めるのが正しい順番だと思います。

代理店を経由して契約している場合、請求書の発行元が代理店になっていることがあります。その場合は、代理店に支払っている金額の中に代理店の手数料が含まれているのかどうかも確認しておくと、内訳がより正確になります。

損益分岐を計算して判断するイメージ

元が取れるラインはどう計算する?

実額が分かったら、次はその金額に見合う売上が立っているかを見ます。ここで必要なのは相場ではなく、自分の数字です。

損益分岐に必要な新規数
その月にかかる掲載関連コストを回収するために、ホットペッパービューティー経由で何人の新規客が必要かを表した数字です。客単価とリピート率で大きく変わるため、店ごとに答えが違います。

計算の型

  1. 1

    月間コストを確定する

    請求書から、固定の掲載料と変動費を合計します。オプションが乗っている月は、それも含めます。

  2. 2

    新規1人あたりの年間売上を出す

    「客単価」+「客単価 × 年間の再来回数 × 再来する割合」で計算します。初回だけの売上で判断すると、リピートしてくれる方の価値を取りこぼします。

  3. 3

    回収の基準を決める

    売上で回収と見るのか、粗利で回収と見るのか。材料費と人件費を引いた粗利で見るほうが経営判断としては正確ですが、まずは売上ベースで概算し、そのあと粗利で締めるのが分かりやすいです。

  4. 4

    月間コストを1人あたりの金額で割る

    これで、月に何人の新規が必要かが出ます。実際のホットペッパービューティー経由の新規数と比べれば、回収できているかどうかが分かります。

手順を確かめるための計算例

以下の数字は、計算の手順を見せるために置いた仮の値です。相場でも平均値でもありません。A・B・C・Dの4つは、必ずご自身の請求書とレジの数字に置き換えてください。

  • A:月間コスト(請求書の合計)= 15万円
  • B:客単価 = 8,000円
  • C:新規のうち再来する割合 = 40%
  • D:再来するお客様の年間来店回数 = 3回

新規1人あたりの年間売上は、B + B × D × C で計算します。8,000 + 8,000 × 3 × 0.4 = 17,600円 。

必要な新規数は、A ÷ 17,600 = 約8.5人。切り上げて 月9人 です。

粗利で見ると数字は倍近くになる

ただし、17,600円がまるまる手元に残るわけではありません。材料費と施術にかかる人件費を引く必要があります。仮に粗利率を50%とすると、1人あたりの年間粗利は8,800円。必要な新規数は 150,000 ÷ 8,800 = 約17人になります。

月9人
売上ベースの損益分岐
上記の仮の数字で計算した場合
月17人
粗利ベースの損益分岐
粗利率50%と仮定した場合

同じ条件でも、どちらの基準で見るかで倍近く変わります。 どちらが正しいということではなく、自分がどちらの基準で判断しているのかを自覚しておくことが大事 です。売上ベースで「回収できている」と思っていたら、粗利ベースでは赤字だった。これはわりとよくある話だと思います。

客単価と月額コストで、必要な新規数はどう変わる?

AとBは店ごとに違うので、いまの計算を表にしておきます。CとDは上と同じ(再来する割合40%、年3回)に固定して、A ÷(B + B × 3 × 0.4)を計算したものです。自分の月額コストの行と、客単価の列が交わるセルが、その条件で必要な月あたりの新規数になります。

月額コスト単価5千円単価8千円単価1.2万円単価2万円
5万円5人3人2人2人
10万円10人6人4人3人
15万円14人9人6人4人
25万円23人15人10人6人
40万円37人23人16人10人

小数点以下は切り上げています。横に見ると、客単価が上がるほど必要な新規数が一気に減ることが分かります。縦に見ると、プランを1段上げたときに何人ぶん背負うことになるのかが見えます。プラン変更を相談する前に「いまの行」と「上げた行」の差を出しておくと、提案された金額を自分の言葉で評価できます。

このセルの数字は売上ベースです。粗利で判断するなら、自店の粗利率で割り直してください。粗利率50%なら、どのセルもおおよそ2倍になります。再来する割合や年間来店回数が自店と違う場合も、同じ式にご自身の数字を入れれば出せます。

計算に使う数字をどこから取るか

必要な数字取得元
月間コスト請求書・見積書
客単価レジ・POSの月次集計
新規数(媒体経由)予約管理画面の新規件数
再来率・年間来店回数顧客カルテ、または予約システムの顧客データ

再来率だけは、意外と多くのサロンが数字で把握していません。ここが分からないと損益分岐は計算できないので、まずは半年分の顧客データから「初回来店の方のうち、2回目が入った割合」を数えるところから始めてみてください。

他の予約ポータルの掲載料は公開されている?

ホットペッパービューティーが非公開なので、この業界はどこもそうなのだろうと思われがちですが、そうとは限りません。公式サイトに金額を書いているポータルもあります。ここでは、わたしが公式ページを開いて確認できたものだけを並べます。

ポータル月額固定費予約1件ごとの費用
ミニモ0円110〜880円(税込)
楽天ビューティ0円施術料の15%+税
ホットペッパービューティー非公開非公開

ミニモは初期費用も月額も0円で、来店が成立したときだけ手数料がかかる成果報酬型です。手数料は施術料金によって4段階に分かれていて、0円なら110円、1〜2,200円なら440円、2,201〜6,600円なら660円、6,601円以上なら880円(いずれも税込)と公式ページに明記されています。運営は株式会社MIXIです。

出典:ミニモ(minimo)に掲載をお考えの方へ - 株式会社MIXI

楽天ビューティも基本プランの月額使用料は0円で、成果課金は施術料の15%+税/件と記載されています。わたしが確認した時点では5%割引のキャンペーンが出ていて、10%+税/件と表示されていました。ただし初期費用は別途かかるとだけ書かれていて、金額は見つけられませんでした。

出典:楽天ビューティ 固定費0円・成果報酬型の集客支援

並べてみると、月額の固定費と1件あたりの費用は どちらかに寄せるのが普通 だと分かります。固定費を取らないポータルは1件ごとの料率が高く、固定費を取るポータルは1件ごとが軽い。ホットペッパービューティーは両方が発生する形ですが、その両方が非公開です。だからこそ、比較するときは「月額いくらか」ではなく「月に何件通ったらいくらになるか」まで計算しないと、並べる意味がありません。

公式ページで確認できなかったポータル

正直に書いておきます。次の2つは、公式ページで金額を確認できませんでした。数字を持っていないので、この記事では表に入れません。気になる方はご自身で問い合わせて確認してください。

  • EPARKビューティー:公式の掲載依頼ページに接続できず、料金の記載を確認できませんでした
  • Beauty Park:公式ページで確認できたのは「Beauty Park倶楽部」という会員サービスの料金で、掲載プランごとの月額は確認できませんでした

第三者メディアにはどちらの金額も出回っていますが、この記事の方針どおり、公式で確認できない数字は書きません。ここでも、確認する順番は同じです。公式ページ、それで分からなければ問い合わせ、そして最後は自店の請求明細です。

掲載料が重いと感じたときに取れる選択肢

計算した結果、回収できていない、あるいはぎりぎりだった場合。いきなり解約するのはおすすめしません。ホットペッパービューティーは新規集客の力が強い媒体なので、代わりの導線が育たないうちに抜けると、その穴がそのまま売上の減少になります。順番としては、以下のように段階を踏むのが現実的です。

  1. 1ヶ月目

    実額と損益分岐を確定させる

    請求書を並べて年額を出し、自店の損益分岐ラインを計算します。判断の材料がない状態で動かないことが、いちばんのリスク回避です。

  2. 2〜4ヶ月目

    プランの見直しを相談する

    解約ではなく、まずプランを1段下げた場合の見積もりを取ります。露出は減りますが損益分岐ラインも下がるので、回収しやすくなることがあります。契約期間の縛りがある場合は、更新のタイミングに合わせます。

  3. 2〜6ヶ月目

    既存顧客を自社チャネルに寄せる

    すでに指名で来てくださっている方は、媒体を経由しなくても来店される方です。次回予約やLINE、自社サイトからの予約に案内していきます。ここが動くと、媒体経由の予約に紐づく費用が下がります。

  4. 3〜6ヶ月目

    Googleビジネスプロフィールを整える

    店名・住所・営業時間・カテゴリを正確に登録し、実際の看板や名刺と一致させることがガイドラインで求められています。無料で始められて、地図検索からの流入につながります。

  5. 6ヶ月目以降

    自社の予約導線を作る

    自社サイトから予約が取れる状態を作ります。ここまで来て初めて、媒体との付き合い方を選べるようになります。

出典:Google でのビジネス情報の表示に関するガイドライン - Google ビジネス プロフィール ヘルプ

媒体をやめた場合に売上がどう動くかは、ホットペッパーをやめたその後の選択肢 と 美容室がホットペッパーを辞めたらどうなるか で、それぞれ別の角度からまとめています。

自社予約サイトにするといくらかかるか

こちらは公式に料金が公開されているので、はっきり書けます。Shopifyでサイトを作り、予約アプリを入れる構成の場合、Shopifyの月額はベーシックプランで月4,850円(年払いなら月あたり3,650円)です。

出典:料金プラン - Shopify

予約機能は、わたしが開発している「まるっと予約」であれば無料プランから始められます。有料プランには7日間の無料体験が付いているので、実際に予約枠を1つ作って動きを確かめてから決められます。

出典:まるっと予約(Maru Booking & Appointments) - Shopify App Store

顧客データについても、Shopifyの顧客管理機能で来店履歴や購入履歴を自店で持てます。セグメントに分けて案内を出す、といった使い方ができます。

出典:顧客管理 - Shopifyヘルプセンター

  • 月額が固定で、予約が増えてもコストが変わらない
  • 顧客データを自店で保有して活用できる
  • サロンの世界観に合わせてデザインを作れる
  • 店販品のオンライン販売も同じサイトに統合できる
  • 新規集客は自力で作る必要がある(SNS・地図検索・SEO・広告)
  • 移行期間は既存のお客様への案内に手間がかかる

Shopifyで構築した自社予約サイトの画面

下2つにチェックが入っていないとおり、自社サイトは新規集客の面ではポータルに及びません。そこを理解したうえで、固定費を下げながら少しずつ移していくのが現実的な進め方です。具体的な手順は ホットペッパーから自社予約サイトへ移行する手順とコスト比較 にまとめました。ポータルへの依存度そのものを見直したい方は 予約ポータルサイトに依存するリスクと自社集客への切り替え方 も参考になるはずです。

業種によって、自社サイト側で決めることは変わります。ネイルサロンの場合はオフの有無や持ち込みデザインで所要時間が振れるため、枠の刻み方から設計する必要があります。その部分は ネイルサロンの予約サイトの作り方 に切り出しました。

ホットペッパービューティーの掲載料に関するよくある質問

公式には公開されていません。公式の掲載案内ページには「ご希望のエリアやプランによって異なります。詳しくはお問い合わせください」と記載されているだけで、プラン別の価格表は出ていません。金額を正確に知る方法は、問い合わせ窓口(0120-035-329、平日10:00〜13:00・14:00〜18:00)または問い合わせフォームから連絡し、自店の条件で見積もりを取ることだけです。ネット上で見つかる金額は、代理店や情報メディアが独自にまとめたもので、リクルートの公式発表ではありません。

公式には公表されていません。第三者メディアの間でも数字が分かれており、Squareは「サービス料金の1%」、フォーデザインは「売上(税抜)の2%」と書いています。どちらも公式発表ではないので、自店の料率は契約書と請求明細で確認してください。確認するときは、料率だけでなく「何に対して掛かるのか」(税抜の施術料金か、指名料やオプションを含むか)も合わせて見ると、実際の支払額が読めます。

掲載枠がエリア・プラン・契約期間などの組み合わせで1件ずつ価格を決めるオーダーメイド型の広告商品だからだと考えられます。同じプラン名でも、競合が密集する都心部と競合が少ない地方とでは、その枠が届ける人数がまったく違います。届く価値が違うものに共通の定価を付けることは難しく、交通広告や折込チラシなど他の広告商品でも同じ売り方がされています。

毎月届く請求書を3ヶ月から12ヶ月分並べてください。適格請求書には取引内容・税率ごとの対価の総額・消費税額の記載が必要なので、掲載料・予約に連動する費用・オプションが分けて書かれているはずです。毎月同額の行が固定の掲載料、月ごとに動く行が変動費です。固定費を12倍し、変動費の12ヶ月合計を足せば、年額の実費が出ます。

ポータルによります。ミニモは公式ページに初期費用0円・月額0円と明記されていて、来店が成立したときの手数料も施術料金帯ごとに110円・440円・660円・880円(税込)と金額で示されています。楽天ビューティも基本プランの月額使用料0円、成果課金は施術料の15%+税/件と記載があります(初期費用は別途かかるとだけ書かれていて金額の記載はありません)。一方で、EPARKビューティーとBeauty Parkについては、公式ページで掲載プランごとの金額を確認できませんでした。比較するときは月額だけを並べず、想定の予約件数を掛けて「月にいくらになるか」まで出してください。

参考程度にとどめるのが安全です。エリア、契約時期、契約期間、業種カテゴリ、オプションの有無がすべて違うため、他店の金額が自店の提示額と一致する保証はありません。判断の基準にするなら、他店の金額ではなく「自店の客単価とリピート率から計算した損益分岐ライン」を使ってください。こちらは他店の事情に左右されません。

媒体経由の新規比率によって変わるので、一律の答えはありません。まず「直近12ヶ月の新規客のうち、媒体経由が何割か」を数えてください。その割合がそのまま、失う可能性のある新規流入の規模です。ただし既存顧客のリピートは残るので、売上全体が同じ割合で落ちるわけではありません。自社の予約導線と地図検索の対策を先に整えてから、段階的に縮小するのが現実的です。

まとめ:ホットペッパービューティーの掲載料とどう向き合うか

この記事でお伝えしたかったことを、あらためて整理します。

  • 掲載料は公式に非公開。ネット上の金額はすべて第三者がまとめた参考値である
  • 第三者メディアのレンジは下限こそ月2.5万円前後で一致するが、上限は25万円から50万円超まで倍の開きがある
  • 手数料の数字さえ媒体によって1%と2%で食い違っており、相場記事の精度には限界がある
  • 正確な金額を知る方法は、問い合わせ窓口から自店の条件で見積もりを取ること
  • すでに掲載中なら、請求書を3ヶ月分並べるのがいちばん早くて正確
  • 判断の基準は相場ではなく、自店の客単価とリピート率から出した損益分岐ライン

金額が分からないことは、それ自体は困ったことではありません。困るのは、金額が分からないまま「高い気がする」「たぶん元は取れている」という感覚で判断し続けることです。請求書の実額と、自店の損益分岐ライン。この2つの数字を持っていれば、見積もりを提示されたその場で、続けるか見直すかを自分で決められます。

ホットペッパービューティーの集客力と、自社サイトのコスト効率。どちらか一方に寄せる必要はありません。数字を握ったうえで、自分のサロンにとってのバランスを選べる状態を作ることが目的です。

→ Shopifyを無料で試してみる

→ ホットペッパーから自社予約サイトへ移行する手順を見る

→ 予約管理を自社で完結させる仕組みの作り方を見る

Shopifyで予約と顧客管理をまとめたい方は、まるっと予約の無料プランから始められます。有料プランには7日間の無料体験が付いているので、実際の予約枠を1つ作って動きを確かめてから判断してください。

この記事で参照した情報源

この記事は、時間予約・来店予約・イベント予約に対応するShopify予約システム「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

ホットペッパー掲載料費用サロン集客
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SHIN

この記事の執筆者

SHIN

Pepin代表、Webエンジニアとして10年以上の経歴を持ち、
Shopifyアプリ・ストア開発 / webサービス開発 / メディア運営などマルチに活動。

まずは、課題の共有から。

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