Shopifyのコレクション機能はどう使う?手動・自動の違いと売上アップの活用法

「商品数が増えてきたのに、お客様が目的の商品にたどり着けていない気がする」。Shopifyでストアを運営していると、いつかこの壁にぶつかります。そこで活躍するのが コレクション機能 です。追加費用なし、すべてのプランで使える標準機能でありながら、設計次第で回遊率もSEOも一気に変わる、地味で強力なテコです。
わたし自身、会社員時代にECを担当していたころ、「新着商品」「セールアイテム」「ギフト向け」といったコレクションを整備しただけで、回遊率が目に見えて改善した経験があります。商品の見せ方を変えるだけで、お客様の行動は変わるものです。この記事では、Shopifyアプリ開発者として日々ストアオーナーから受ける質問をベースに、コレクション機能の疑問にひとつずつ答えていきます。
このページでわかること
Q1: コレクションって何?何ができる?
- コレクション
Shopifyで商品をテーマ・カテゴリ・条件ごとにグループ化して一覧表示する機能です。「メンズ」「春の新作」「セール」といった目的別の商品ページを自由に作成でき、ナビゲーションメニューにも追加できます。詳しくは Shopify公式ヘルプ — コレクション を参照してください。
コレクションを設定すると、ストアのトップページやナビゲーションから「カテゴリ別」「用途別」「価格帯別」といった、さまざまな切り口で商品を見せられるようになります。コレクションを活用するメリットは、大きく3つあります。
Shopifyでは自動コレクションを 最大5,000個 作成でき、1つの自動コレクションには 最大60個の条件 を設定できます。手動コレクションには商品数の上限がないため、商品数の多いストアでも安心して運用できます。
Q2: 手動と自動、どう使い分ける?
Shopifyのコレクションには 「手動コレクション」 と 「自動コレクション(スマートコレクション)」 の2種類があります。どちらを使うかで運用効率が大きく変わるので、最初に違いを押さえておきましょう。
判断軸はシンプルです。 「並び順を自分の手で決めたいか」 が手動の決め手、 「条件で自動的にメンテしたいか」 が自動の決め手になります。実務的には両方を併用しているストアが多く、たとえば「カテゴリ別」「セール」「新着」は自動にして、「スタッフのおすすめ」「ギフトセレクション」だけ手動にする、という使い分けが定番です。
一度「自動コレクション」として作成したものを、あとから「手動コレクション」に変更することはできません(逆も同様です)。作り直す必要があるため、作成前にどちらにするかを決めておきましょう。詳しくは Shopify公式ヘルプ — コレクションの種類 を確認してください。
Q3: 作成手順は?(手動 / 自動)
手順そのものはどちらも似ていますが、入力する項目が変わります。まずは管理画面 → 商品管理 → コレクション → コレクションを作成 から入るところまでは共通です。ここから先を、タイプ別に並べてみました。

自動コレクションの条件は柔軟に組めます。よく使う4パターンを並べると、用途のイメージが掴みやすいはずです。
条件は 最大60個 まで組み合わせて設定できますが、複雑にしすぎると管理が難しくなります。1つのコレクションあたり3〜5個の条件に絞っておくのが運用上のおすすめです。詳しくは Shopify公式ヘルプ — スマートコレクションの条件 で全条件タイプを確認できます。
Q4: 売上を伸ばすには?
コレクション機能を「ただの商品分類」で終わらせるのはもったいないです。売上に直結する活用パターンを5つにまとめました。受託でストア改善を担当するときも、わたしはこの順番で着手しています。
- 01
ナビゲーションメニューに主要コレクションを配置する
ストアのヘッダーメニューにコレクションへのリンクを追加します。「カテゴリ」「新着」「セール」など、お客様がよく探す切り口を並べるだけで回遊率が改善します。Shopify管理画面の オンラインストア → メニュー から設定でき、 Shopify公式ヘルプ — メニューとリンク に手順がまとまっています。 - 02
トップページに特集コレクションを表示する
テーマエディタのセクションで「おすすめコレクション」や「新着商品」をトップページに追加します。ファーストビューに魅力的なコレクションが並んでいれば、最初の数秒での離脱を抑えられます。 - 03
季節・イベントに合わせたコレクションを作る
「母の日ギフト」「夏のセール」「クリスマス特集」など、時期に合わせたコレクションは購買意欲を強く刺激します。イベントが終わったらメニューから外すだけでよく、コレクション自体は残しておけば翌年も再利用できるのが地味に嬉しいポイントです。 - 04
SEOを意識した説明文を書く
コレクションページの説明文は、そのまま meta description にも使われます。お客様が検索しそうなキーワードを自然に含めて書くことで、検索エンジンからの流入につながります。 - 05
コレクションとディスカウントを組み合わせる
自動ディスカウントの対象を「特定のコレクション」に絞ると、セール対象商品を柔軟に管理できます。「セール」コレクションにタグで商品を追加するだけで割引が自動適用される仕組みが作れて、運用がぐっと楽になります。
組み合わせて使うほど、コレクションは「並べる場所」から「売る仕組み」に変わっていきます。最初から完璧を狙わず、まずはナビゲーション配置と季節コレクションだけ、というふうに段階的に広げるのがおすすめです。
Q5: SEOに効く設定は?
コレクションページは独立したURLを持ち、検索エンジンにインデックスされます。つまりカテゴリ名そのものが検索流入の入り口になり得るので、初期設定の段階で整えておくとあとが楽です。公開前に以下のチェックを通しておきましょう。
- コレクションのタイトルは、お客様にとってわかりやすい名前になっている
- 説明文に検索ニーズに合うキーワードを自然に含めている
- コレクション画像を設定している(未設定だとサムネイルが空白になる)
- 自動コレクションの場合、意図した商品だけが含まれているか確認した
- ナビゲーションメニューにコレクションを追加した
- URLハンドルが半角英数字になっている(日本語URLは避ける)
- タイトルタグ・メタディスクリプションを編集している
コレクションページのSEO設定は、編集画面下部の 検索エンジンプレビュー から手動で書き換えできます。タイトルタグとメタディスクリプションは、そのままコレクション名と説明文が流用されますが、検索向けに別途最適化したほうが流入は伸びやすいです。詳しくは Shopify公式ヘルプ — コレクションを発見しやすくする を参照してください。
URLハンドル(例:/collections/new-arrivals)は、公開後に変更するとSEOに悪影響が出る場合があります。最初の設定時にわかりやすい半角英数字のURLに整えておくのが鉄則です。
Q6: よくある間違いは?
コレクション運用でつまずきやすいポイントは、だいたい同じところに集中しています。先回りして避けておきましょう。
- タイプを後から変えようとする:手動↔自動の切り替えはできません。作り直しが必要なので、作成前に判断を済ませておく
- URLハンドルを公開後に変える:旧URLが404になりSEO評価が落ちます。最初に決め切る
- 説明文を空欄のまま公開:meta description が自動生成になり、検索結果でクリックされにくくなる
- コレクション画像を設定し忘れる:一覧ページのサムネイルが空白になり、見た目の品質が落ちる
- 同じ商品を入れすぎる:1商品が10コレクションに重複していると、お客様にとっては逆に「探しにくい」サイトになる
特に最初の「タイプの切り替え不可」だけは、知らずに作ってしまうと作り直しの手間がそのまま無駄になります。商品数が変動するか、並び順を自分の手で決めたいか、その2点だけ最初に決めておけば判断はシンプルです。
まだ迷っている方へ
コレクション機能は、商品を「ただ並べる」から「戦略的に見せる」に変えるための基本ツールです。まずは「新着商品」や「カテゴリ別」のようなシンプルなコレクションから始めてみてください。商品の見せ方を整えるだけで、お客様の買い物体験は大きく変わります。
ストア運営全体を俯瞰したい方は、こちらの管理画面ガイドも参考になります。
検索流入をさらに伸ばしたい方は、SEO対策の基本もあわせてどうぞ。
Shopifyをまだ使っていない方は、無料体験から始めてコレクション機能を実際に触ってみるのがおすすめです。


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