Shopifyの決済手数料を比較 — プラン別・決済方法別の早見表

この記事の結論はなに?
結論を先に書きます。 月商100万円・国内カード決済中心のストア であれば、 Basic年払い(月3,650円)+Shopify Payments一本化 が年間で最も安くなります。Growへ上げるかどうかの分水嶺は「チーム5名超」または「カスタムレポートが欲しい」のいずれか。Advancedは月商300万円超かつ外部決済を多用する場合だけ意味があります。
この記事を読むとわかること
- プラン別の手数料がいくら違うか(数字で)
- 月商別にどの組み合わせが最安になるか
- 年払いと月払いの差額を年間ベースで何円損するか
- 外部決済を併用するときの落とし穴
比較の前提:誰向けの、何を比較する記事か
この記事は 「Shopifyの決済手数料で年間どれくらい差が出るのか」を数字で判断したい人 向けの比較ガイドです。比較軸は以下の3つ。
- 01プラン間の比較: Basic / Grow / Advanced で手数料率がどう違うか
- 02決済サービス間の比較: Shopify Payments vs 外部プロバイダー(KOMOJU / Amazon Pay / PayPal 等)
- 03月商別コスト試算: 月商50万 / 100万 / 300万でどの組み合わせが最安か
数字は2026年5月時点の Shopify公式料金ページ と Shopify Payments 手数料ページ を基準にしています。
どうやって決済プランを決める?(5ステップ)
「いきなり料金表を見ても判断しづらい」という声が多いので、わたしが普段ストアを見るときの順序を5ステップで書いておきます。
- 1
月商を把握する
直近3か月の平均月商を出します。月商が読めない場合は「目標月商」で代用してOKです。最低でも50万・100万・300万のどのレンジに入るかを決めます。
- 2
カード比率を調べる
売上のうちクレジットカード決済が何%か出します。日本のEC平均は 約79% (経済産業省 電子商取引市場調査)。残りはコンビニ・キャリア・PayPay等です。
- 3
外部決済の必要性を判定
コンビニ決済・キャリア決済・PayPayが必要かを決めます。必要ならKOMOJU等の外部プロバイダー併用、不要ならShopify Payments一本化で終わりです。
- 4
プランを仮決め
月商と外部決済併用の有無で、Basic / Grow / Advanced のうち1つを仮選択します。判断基準は後段の早見表を使います。
- 5
年払いシミュレーション
仮決めしたプランで「年払いに切り替えると年間で何円浮くか」を出します。3年使うなら年払い一択、半年で乗り換える可能性があるなら月払いが安全です。
プラン別の手数料はどう違う?

まずはShopify Paymentsの手数料を3プラン横並びで比較します。月額は 年払い/月払いの両方 を併記しました。
| 項目 | Basic | Grow | Advanced |
|---|---|---|---|
| 月額(年払い) | 3,650円 | 10,100円 | 44,000円 |
| 月額(月払い) | 4,850円 | 13,500円 | 58,500円 |
| 年払いで浮く金額/年 | 14,400円 | 40,800円 | 174,000円 |
| 国内カード手数料 | 3.55% | 3.4% | 3.25% |
| 海外カード・Amex | 3.9% | 3.85% | 3.8% |
| 外部決済の取引手数料 | 2.0% | 1.0% | 0.6% |
| JCB | 3.55% | 3.4% | 3.25% |
国内カード手数料の差は Basic と Advanced で 0.3% 。一見わずかですが、月商100万円なら月3,000円、年間36,000円の差になります。外部決済の取引手数料は 2.0% → 0.6% と3倍以上 差があるため、外部プロバイダーを多用するストアほど上位プランの効果が大きくなります。
年払いと月払いの差は無視できない
Advancedの場合、年払いで年174,000円浮きます。これはGrowを4か月分(年払い)使えるレベルの金額です。長期的に運営する前提なら年払いを最優先で検討してください。
年払いと月払い、年間でどれくらい差が出る?
3プランの「月払いで1年運用したコスト」と「年払いで1年運用したコスト」の差を、StatGroupで見える化します。
たかが月額、されど月額です。Advancedで月払いを選ぶと、年間17万円分の手数料を 何のメリットもなく 払い続けることになります。
各プランの詳細レビュー
プラン選びを手数料だけで決めるのは危険です。ProsConsで全体像を見ます。「メリット(緑)=向いているストアの特徴」「デメリット(赤)=苦手なところ」と読み替えてください。
Basicプランは誰向き?
Growプランは誰向き?
Advancedプランは誰向き?
外部決済サービスを併用するといくらかかる?
Shopify Paymentsだけではカバーできない決済手段(コンビニ・キャリア決済・PayPay等)を追加する場合、外部プロバイダーを使います。このとき、 プロバイダー手数料に加えてShopify側の取引手数料が上乗せ されるのが最大のポイントです。
| 決済サービス | 対応決済手段 | サービス手数料(税別) | Shopify取引手数料(Basic) | 合計(Basic) |
|---|---|---|---|---|
| KOMOJU | コンビニ・銀行振込・PayPay | 2.75〜3.5% | +2.0% | 4.75〜5.5% |
| Amazon Pay | Amazonアカウント決済 | 3.9% | +2.0% | 5.9% |
| PayPal | PayPal残高・クレカ | 3.6%+¥40/件 | +2.0% | 5.6%+¥40/件 |
| SBペイメント | キャリア決済・コンビニ | 4.0〜5.0% | +2.0% | 6.0〜7.0% |
| GMOイプシロン | マルチ決済 | 3.2〜3.6% | +2.0% | 5.2〜5.6% |
※各プロバイダーの手数料は2026年5月時点。プランや契約条件により変動する場合があります。
出典:KOMOJU 料金・Amazon Pay 料金・PayPal 料金
外部決済でカード決済を受けると手数料が二重に乗る
たとえばKOMOJU経由でクレジットカードを受け付けると、KOMOJU手数料3.6%に加えてShopify取引手数料2.0%(Basic)が上乗せされ、 合計5.6% になります。Shopify Paymentsで受ければ3.55%で済むので、 同じカード決済なのに2.05%損する わけです。カード決済は必ずShopify Paymentsに集約してください。
Shopify Payments一本化 vs 外部決済併用、どう判断する?
取引手数料0.6〜2.0%が上乗せ / 各サービスとの個別契約が必要 / 入金サイクルはサービスにより異なる / カード決済を外部プロバイダー経由で受けると取引手数料が二重に乗って損 / 障害時に全決済が止まらない冗長性は得られる
取引手数料0% / 国内カード3.25〜3.55% / Apple Pay・Google Pay対応 / 管理画面から即時設定 / 入金は最短5営業日 / カード決済は全てこちらに集約が鉄則 / コンビニ等が必要なときだけKOMOJU等を最小限併用
月商別の年間コストはどれくらい違う?
「結局、手数料でどれくらい差が出るの?」を見える化します。国内カード決済が売上の80%を占めると仮定して、Shopify Paymentsのカード手数料で年間コストを試算しました(年払い前提)。
※ Basic年払いの場合の試算。年間コスト=月額3,650円×12+年間カード手数料(売上の80%×3.55%)
月商100万円の水準では、手数料を含めた 総コストはBasicが最安 。Growは月額差を完全回収できないものの、スタッフ5名・標準レポートが使えることを考えると月額差以上の価値があります。Advancedはこの月商では割高です。
月商別の推奨プラン
| 月商 | 推奨プラン | 年間カード手数料目安 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 〜30万円 | Basic | 約102,000円 | 月額の固定費を最小化。スタッフ1〜2名で十分な規模 |
| 30〜100万円 | Basic / Grow | 約170,000〜326,400円 | チーム運営ならGrow、ソロなら引き続きBasicでOK |
| 100〜300万円 | Grow | 約326,400〜979,200円 | 手数料率と月額のバランスが最適。多くのストアがここに該当 |
| 300万円〜 | Advanced | 約936,000円〜 | 手数料率0.15%差で月額差を回収できる。カスタムレポートも活きる |
手数料を抑える実務チェックリスト
「メリット(緑)=必ずやるべきこと」「デメリット(赤)=やってしまいがちな落とし穴」として整理します。
- Shopify Paymentsを有効化する(取引手数料0%化)
- カード決済はShopify Paymentsに集約する
- 年払いに切り替える(Basicなら年14,400円、Growなら年40,800円浮く)
- 外部プロバイダーはShopify Paymentsで対応できない手段だけに絞る
- 月商に応じて年1回プランを見直す
- JCB・Amex・海外カードの料率を把握しておく
結論:こんな人にはコレ
| あなたのフェーズ | 推奨組み合わせ | 年間カード手数料目安 | 決め手 |
|---|---|---|---|
| 月商50万円以下のソロストア | Basic + Shopify Payments集約 | 約170,400円 | 月額を最小化。コンビニ/PayPayが必要ならKOMOJUを併用 |
| 月商100〜300万円のチーム運営ストア | Grow + Shopify Payments集約 | 約326,400〜979,200円 | スタッフ5名枠+標準レポートで月額差を回収 |
| 月商300万円超 | Advanced + Shopify Payments集約 | 約936,000円〜 | 外部決済の取引手数料0.6%とカスタムレポートが効くフェーズ |
「手数料の差 × 月商 × 12か月」が「月額差 × 12か月」を上回るかを、定期的に計算してプランを見直すのがコツです。
よくある質問(FAQ)
はい、 JCBはShopify Paymentsで利用可能 です。料率は国内カードと同じで、Basic 3.55% / Grow 3.4% / Advanced 3.25%。以前はJCBが別料率の時期もありましたが、現在は国内カード扱いに統合されています。
Apple PayとGoogle PayはShopify Paymentsの上で動く決済UIなので、手数料は 裏で使われているカードの料率と同じ です。国内カードなら3.25〜3.55%、海外カードなら3.8〜3.9%。「Apple Pay手数料」という独立した料率は存在しません。
12か月以上ストアを継続する前提なら年払い一択 です。Basicで年14,400円、Growで年40,800円、Advancedで年174,000円浮きます。逆に「3か月だけ試したい」「夏季限定ストア」のように短期前提なら、解約損が出る年払いより月払いの方が安全です。
技術的な上限はありません が、運用上は1〜2社に絞るのが現実的です。プロバイダーが増えると入金口座・経理処理・障害時の切り分けが複雑になります。Shopify Payments+KOMOJU(コンビニ・PayPay用)の2本立てが最も多いパターンです。
Plusはエンタープライズ向けで料金が個別見積もり(月額目安2,300米ドル〜)。カード手数料はAdvancedよりさらに低く、外部決済の取引手数料は 0.15% 程度まで下がります。月商500万円超かつ外部決済を多用するストアでないと回収困難です。
Shopify Paymentsで国内カードを受ければ、 カード会社側のリボ・分割サービスは自動的に利用可能 です(顧客が支払い後にカード明細上で分割変更)。一方、Paidy(後払い4回分割)やKOMOJUの分割対応を入れる場合は外部プロバイダー経由になり、取引手数料が上乗せされます。
海外カード・Amexは 同じ料率 で、Basic 3.9% / Grow 3.85% / Advanced 3.8%。国内カードより0.3〜0.55%高い料率です。Amexは国内発行であってもShopify Payments上では海外カード扱いとなる点に注意してください。


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