Pinterest広告の始め方 — ビジュアル商材に強いEC集客チャネル
「SNS広告って、FacebookやInstagramだけじゃないの?」
そう思っている方にこそ知ってほしいのが Pinterest広告 です。Pinterestは「未来の買い物リスト」とも言われるプラットフォームで、ユーザーの多くが購入前の情報収集やアイデア探しのためにアクセスしています。つまり、購買意欲がもともと高い人たちが集まっている場所なのです。
わたし自身、EC運営に携わるなかで「ビジュアルで魅力が伝わる商品」はPinterestとの相性が抜群だと感じてきました。インテリア、ファッション、コスメ、ハンドメイド雑貨。こうしたジャンルでShopifyストアを運営しているなら、Pinterest広告はぜひ試してほしい集客チャネルです。
- Pinterest広告(Pinterest Ads)
Pinterest社が提供する広告プラットフォームです。ユーザーのフィードや検索結果に「プロモートピン」として広告を表示できます。画像や動画がメインのフォーマットで、ユーザーがピン(保存)することで自然な拡散も期待できるのが特徴です。
なぜPinterest広告がEC集客に向いているのか
Pinterestは他のSNSと少し性質が異なります。InstagramやTikTokが「今を楽しむ」プラットフォームだとすれば、Pinterestは「これから何かを実現したい人」が集まる場所です。
出典:Pinterest Business - Why Pinterest
Pinterest広告のユニークな点は、ユーザーが広告をピン(保存)すると、その後のオーガニック表示には追加費用がかからないことです。つまり、一度の広告費で長期的なリーチが得られる可能性があります。
Pinterest広告の主なフォーマット
Pinterest広告にはいくつかのフォーマットがあります。Shopifyストアで使いやすいものを整理しました。
| フォーマット | 特徴 | EC向きの度合い |
|---|---|---|
| スタンダードピン | 1枚の画像+テキスト。最もシンプルで始めやすい | ★★★ |
| 動画ピン | 動画で商品の使用感やブランドの世界観を伝える | ★★★ |
| カルーセルピン | 複数画像をスワイプで表示。コレクション紹介に最適 | ★★★ |
| ショッピングアド | 商品カタログから自動生成。価格・在庫がリアルタイム反映 | ★★☆ |
| コレクションアド | メイン画像+関連商品をまとめて表示 | ★★☆ |
Shopifyストアなら、まず スタンダードピン から始めるのがおすすめです。商品写真1枚とリンクURLさえあれば出稿できます。慣れてきたらショッピングアドやカルーセルピンにステップアップしましょう。
ShopifyとPinterest広告の連携手順
ここからが本題です。ShopifyストアとPinterest広告を連携する流れを、ステップごとに解説します。
- 1
PinterestチャネルをShopifyにインストール
Shopify管理画面の「販売チャネル」から Pinterest を検索してインストールします。
- 2
Pinterestビジネスアカウントを接続
ビジネスアカウントでログインし、Shopifyと紐づけます。個人アカウントしかない場合は、Pinterest側で無料でビジネスアカウントに切り替えられます。
- 3
Pinterestタグを設定する
Pinterestタグ(計測用コード)がShopifyストアに自動で設置されます。これにより、ページ閲覧・カート追加・購入といったコンバージョンイベントが計測できるようになります。
- 4
商品カタログを同期する
Shopifyに登録した商品情報がPinterestのカタログに自動で同期されます。商品画像・タイトル・価格・在庫状況が反映されるので、事前にデータが正しいか確認しておきましょう。
ShopifyのPinterestチャネルを使えば、タグの設置もカタログ連携もほぼ自動で完了します。コードを触る必要はありません。
出典:Shopify Help Center - Pinterest channel
広告キャンペーンの作成方法
連携ができたら、Pinterest広告マネージャーでキャンペーンを作成します。
- 1
Pinterest広告マネージャーにアクセス
ads.pinterest.com にログインし、「キャンペーンを作成」をクリックします。
- 2
キャンペーン目的を選ぶ
ECストアなら 「コンバージョン」 または 「カタログ販売」 を選びましょう。認知拡大から始めたい場合は「ブランド認知度」も選択肢に入ります。
- 3
ターゲティングを設定
キーワード、興味関心、デモグラフィック(年齢・性別・地域)で絞り込みます。Pinterestは検索キーワードベースのターゲティングに強いため、商品に関連するキーワードを幅広く設定するのがコツです。
- 4
予算とスケジュールを決める
1日あたりの予算を設定します。まずは1日1,000〜2,000円程度でテスト運用し、データを見ながら調整していくのがおすすめです。
費用感の目安
| 月額予算 | 向いているケース |
|---|---|
| 1〜2万円 | テスト運用。どのピンやキーワードに反応があるか探る段階 |
| 3〜10万円 | 本格運用。データが蓄積され、最適化が効き始める |
| 10万円〜 | 拡大期。ROAS安定後にスケールさせたい場合 |
出典:Pinterest Business - Ads Overview
Pinterest広告のCPC(クリック単価)は業種や競合状況で大きく変動します。一般的にはFacebook広告と同水準かやや低めとされていますが、必ず自分のジャンルで少額テストを行い、実績値を確認してから予算を増やしましょう。
成果を出すための5つのポイント
- 01
縦長画像を使う
Pinterestのフィードは縦スクロールなので、2:3の縦長画像(1000×1500px推奨)が最も目立ちます。正方形や横長はフィード上で小さく表示されてしまうため、縦長を基本にしましょう。
- 02
検索キーワードを意識する
PinterestはSNSであると同時に「ビジュアル検索エンジン」です。ピンのタイトルや説明文に、ユーザーが検索しそうなキーワードを自然に含めることが大切です。
- 03
季節やイベントを先取りする
Pinterestユーザーは行動が早く、イベントの2〜3か月前から検索を始めます。バレンタイン商品なら12月、夏のインテリアなら4月には広告を出し始めるのが効果的です。
- 04
リッチピンを活用する
Shopifyと連携すると、商品の価格や在庫情報がピン上にリアルタイム表示される「リッチピン」が使えます。ユーザーにとっての情報量が増え、クリック率の向上が期待できます。
- 05
オーガニック投稿と広告を併用する
広告だけでなく、日常的にピンを投稿してアカウントを育てておくと、広告の信頼性も上がります。オーガニックで反応の良かったピンを広告に転用するのも効果的な手法です。
よくある質問
ファッション、インテリア、コスメ、ハンドメイド雑貨、フード、ウェディング関連など、 ビジュアルで魅力が伝わる商材 に特に向いています。逆に、見た目で判断しにくいサービス型の商材にはやや不向きです。
はい、Pinterestのビジネスアカウントは完全無料で作成できます。個人アカウントからの切り替えも無料です。広告を出す場合のみ広告費が発生します。
最大の違いは「コンテンツの寿命」です。FacebookやInstagramの投稿は数時間〜数日で流れますが、Pinterestのピンは数か月〜数年にわたって検索・表示され続けます。また、Pinterestユーザーは「買い物の計画段階」にいることが多く、購買意欲が高い傾向があります。
通常24時間以内に審査が完了します。Pinterestの広告ガイドラインに沿っていれば問題なく承認されますが、画像内のテキスト量が多すぎるとリジェクトされることがあるので注意しましょう。
始める前のチェックリスト
- Pinterestビジネスアカウントを作成済み
- ShopifyにPinterestチャネルをインストール済み
- Pinterestタグが正しく設置されている
- 商品カタログが同期されている
- 広告用の縦長画像(1000×1500px推奨)を用意済み
- 1日あたりの予算を決めている
- 商品ページの表示速度を確認済み
まとめ
Pinterest広告は、ビジュアルで魅力が伝わる商品を扱うShopifyストアにとって、非常に相性の良い集客チャネルです。ユーザーの購買意欲が高いこと、コンテンツの寿命が長いこと、Shopifyとの連携がかんたんなこと。この3つが揃っているプラットフォームは、意外と多くありません。
まずは少額でテストして、自分の商材との相性を確かめてみてください。反応が良ければ、Facebook広告やInstagramとの併用でさらに集客の幅が広がります。
まだShopifyストアを開設していない方は、まず無料体験から始めてみてください。


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