Shopify Plusの料金と通常プランの違い【2026】
書いた人 大島慎平(SHIN)個人開発者 / ソロプレナー
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Shopify Plusの料金は、日本では3年契約で月額368,000円、1年契約で月額398,000円からです。Advancedの年払い44,000円と比べると月額で32万円以上の差があり、この差を決済手数料の安さ(国内カード3.25%→2.9%)だけで回収しようとすると、月商が9,000万円台に届いている必要があります。つまりPlusは「売上が増えたら自動的に得になるプラン」ではなく、 チェックアウトの作り込み、拡張ストア、スタッフ数、POS拠点数のどれかで通常プランの上限に当たっているかどうか で決まるプランです。
先に立場を書いておきます。わたし(SHIN)はShopifyアプリを作っている開発者で、Shopify Plusのストアを自分で運営している当事者ではありません。だからこの記事には「Plusに上げたらこうなりました」という体験談は出てきません。代わりに、書ける範囲をはっきりさせています。この記事の数字は2026年9月16日にShopifyの公式料金ページとヘルプセンターを直接開いて確認したものだけで、損益分岐点の試算はそこに載っている公開料率をわたしが割り算しただけのものです。Shopifyの営業担当から個別に提示される条件は公開されていないので、ここには書けません。
出典:Shopify Plusの価格(Shopify公式)、Shopifyの料金プラン(Shopify公式)(いずれも2026年9月16日確認)
Shopify Plusの料金はいくら?3年契約で月額368,000円から
Shopify Plusの公式料金ページには、契約期間の選択肢が2つだけ並んでいます。1年契約と3年契約です。
| 契約期間 | 月額 | 備考 |
|---|---|---|
| 1年契約 | 398,000円/月 | 標準的な設定と統合の場合 |
| 3年契約 | 368,000円/月 | 同上。長く縛るほうが月額は下がります |
| 上記以外 | 変動料金 | 収益とビジネスモデルに応じた変動プラットフォーム手数料 |
公式ページの表現をそのまま引くと、「Shopify Plusプランは、標準的な設定と統合を行う場合、3年契約で月額368,000円 JPY、または1年契約で月額398,000円 JPYからとなっています」「より複雑で売り上げ規模が大きなビジネスの場合、収益やビジネスモデルに応じて変動料金となります」となっています。
ここで大事なのは「から」の一語です。368,000円は下限であって、標準価格ではありません。売上規模が大きいストアや、統合が複雑なストアは変動プラットフォーム手数料の対象になり、実際の請求額は公開されていない計算式で決まります。だから 公開情報だけで自社の月額を確定させることはできません 。ここを飛ばして年間予算を組むと、あとで差額が出ます。
Shopify Plusは月単位の契約ではありません。Shopifyの料金FAQには「1年または3年のShopify Plusサブスクリプションを選択された場合は、その契約期間満了後にキャンセルすることができます」と書かれています。つまり「1か月だけ試す」ができない契約です。通常プランのように気軽にアップグレードして戻す、という動き方はできません。
Shopify Plusの料金は月額だけ?追加ストアと移行費用の扱い
月額368,000円のほかに何がかかるのかは、公式FAQに答えが載っています。わかったことを3つに分けます。
- 1
拡張ストアは9つまで月額に含まれる
公式FAQには「Shopify Plusの月額料金には、9つの追加ストアの料金も含まれています(メインストアと同じブランドでの商品の販売に限る)」とあります。ただし10個目以降は別料金で、「1ストアごとに月額47,800円 JPY」の追加になります。さらに注意したいのが「契約1件につき1ブランド」という条件で、1つの企業が複数ブランドを持っている場合は「ブランドごとに個別のShopify Plus契約が必要」と明記されています。複数ブランドをまとめて1契約で回す想定は通りません。
- 2
移行費用はShopifyからは請求されない
「Shopifyでは移行費用は発生しません」と公式FAQは書いています。ただしそのすぐあとに「カスタムニーズへの対応が必要な場合は、有料サービスをご利用いただけます」「移行作業はマーチャント自身に行っていただきます」と続きます。プラットフォーム利用料としての移行費はゼロでも、実作業の人件費と外注費はこちら持ちです。ここを予算に入れ忘れる例が多い部分です。外注した場合に何にいくらかかるかは、Shopify構築の費用はいくら?で層に分けて整理しています。
- 3
アプリ費用はゼロにならない
公式FAQは「Shopify Plusは、現在使用されているアプリの機能を完全に代替するためのものではありません」とはっきり書いています。自動化アプリやカスタムアプリの一部はPlusの標準機能で置き換えられますが、全部ではありません。Plusに上げたあとも残るアプリ費用を先に洗い出しておくと、比較の精度が上がります。残る機能をカスタムアプリで作るなら、作る前に何を確かめるかをShopifyのカスタムアプリ開発はいつ必要?にまとめています。
出典:Shopify Plusの価格 よくある質問(Shopify公式)
通常プラン(Basic / Grow / Advanced)と何が違う?
ここが「shopify plus 違い」で検索したときにいちばん知りたい部分だと思います。公式の料金比較表から、金額と上限が数字で書かれている行だけを抜き出しました。数字で比べられない行は、あとの節で扱います。
| 項目 | Basic | Grow | Advanced | Shopify Plus |
|---|---|---|---|---|
| 月額(年払い) | 3,650円 | 10,100円 | 44,000円 | 368,000円〜(3年契約) |
| 月額(月払い) | 4,850円 | 13,500円 | 58,500円 | 368,000円〜 |
| 国内オンラインカード手数料 | 3.55% | 3.4% | 3.25% | 2.9% |
| Amex・海外カード手数料 | 3.9% | 3.85% | 3.8% | 3.75% |
| 外部サービスの取引手数料 | 2% | 1% | 0.6% | 0.2% |
| スタッフアカウントの追加 | ー | 5 | 15 | 無制限 |
| 在庫ロケーション | 10 | 10 | 10 | 200 |
| B2Bカタログ | 最大3つ | 最大3つ | 最大3つ | 無制限 |
| チェックアウトのカスタマイズ | 制限あり | 制限あり | 制限あり | フル |
| APIレート制限 | 標準 | 標準 | 一部のAPIで最大2倍 | 一部のAPIで最大10倍 |
| ヘッドレスストアフロント | 1 | 1 | 1 | 25 |
| POS Pro | 1ロケーション13,000円/月 | 同左 | 同左 | 20ロケーション込み(Shopifyペイメント利用で最大200) |
| サポート | ライブチャット | ライブチャット | 強化されたライブチャット | 優先サポート |
| 無料の追加ストア | なし | なし | なし | 最大9ストア |
出典:Shopifyの料金プラン すべての機能を比較(Shopify公式)(2026年9月16日確認)
この表をつくり直すときに、以前この記事に書いていた2つの記述を修正しました。ひとつはPOS Proで、「20拠点まで無料」ではなく正確には「最初の20ロケーションが含まれ、Shopifyペイメントを利用している場合は最大200カ所まで」です。もうひとつはサポートで、公式の比較表と機能一覧に載っているのは「優先サポート」「24時間年中無休の優先サポート」という表現です。専任担当者が付く付かないは契約条件の話なので、公開ページで確認できない以上この記事では書きません。
POS Proの行は金額換算すると効きます。Advancedで実店舗を20拠点持つと、1ロケーション13,000円で月額260,000円が別途かかります。Plusではその20ロケーション分が月額に含まれるので、Advanced(44,000円)+ POS Pro 20拠点(260,000円)= 304,000円となり、Plusの368,000円との差は64,000円まで縮みます。多店舗小売はこの一行だけで判断が変わることがあります。
Shopify Plusの料金を決済手数料の差で回収できる分岐点
「売上が大きくなれば手数料の差でPlus代が浮く」という話をよく見かけます。公開されている料率で実際に割り算してみます。以下はわたしが公式の料率表から計算した試算で、Shopifyが公表している数字ではありません。
Advancedの年払い44,000円とPlusの3年契約368,000円の差は、月額324,000円です。国内オンラインカードの手数料差は3.25%と2.9%で0.35ポイント。324,000円を0.0035で割ると、約9,257万円になります。
| 比較対象 | 月額差 | 手数料差 | 手数料だけで回収できる月商 |
|---|---|---|---|
| Advanced → Plus(3年契約) | 324,000円 | 0.35ポイント | 約9,260万円 |
| Advanced → Plus(1年契約) | 354,000円 | 0.35ポイント | 約1億110万円 |
| Advanced → Plus(外部決済経由) | 324,000円 | 0.4ポイント | 約8,100万円 |
年商にすると11億円前後です。この水準に届いていないストアでは、決済手数料の差だけを根拠にPlusへ上げても金額は合いません。逆に言えば、この試算はPlus検討の入口を「手数料」から「機能の上限」へ切り替えるための線引きとして使えます。
Shopifyペイメントの手数料そのものの仕組みはShopifyペイメントとは?手数料と他決済の比較にまとめています。外部決済サービスを使っている場合の取引手数料が別枠でかかる点も、そちらで整理しました。
Shopify Plusで何ができる?Plus限定の機能を整理する
公式の料金比較表には「Plusプラン限定」という見出しの区画があり、そこに並んでいるのは次の9項目です。大量のチェックアウト、Shopify組み合わせリスティングでのマーチャンダイジング、無料の追加ストア(最大9)、ボット対策、APIコール制限を最大500%引き上げ、ローンチ前の新機能テスト、カスタム機能でのストアのパーソナライズ、カスタムユーザーグループ、Plus認定アプリ。
ヘルプセンターの「Shopify Plusプラン」ページには、これに加えて具体的な上限値が載っています。Hydrogenを使ったカスタムストアフロントが最大25個、テーマが最大100件、ステージングストアが無制限、ストアごとのファイルストレージが1TB、ロケーションが最大200か所、マーケットが最大50、支払い承認期間が最大30日、そして99.99%のアップタイムSLA。プロモーションのスケジュール設定と自動化を行うLaunchpadもこのページに含まれています。
出典:Shopify Plusプラン(Shopifyヘルプセンター)
Shopifyのヘルプは、チェックアウトのカスタマイズを2段階に分けています。サンクスページと注文状況ページの編集はBasic以上でも可能で、 情報ページ・配送ページ・支払いページのカスタマイズと、Checkout Branding APIへのアクセスがShopify Plus限定 です。購入直前の3画面に手を入れたいかどうかが、この機能を必要とするかどうかの分かれ目になります。
同一ブランドであれば、追加料金なしで9ストアまで開設できます。国・言語ごとにストアを分ける運用や、アウトレット専用ストアの切り出しが月額の中でできます。ただし別ブランドは別契約です。
Basicは追加なし、Growは5、Advancedは15が上限です。Plusはここが無制限になり、カスタムユーザーグループで権限をまとめて割り当てられます。
APIレート制限がAdvancedの「一部のAPIで最大2倍」から「一部のAPIで最大10倍」に上がり、さらにAPIコール制限を最大500%引き上げられます。ヘッドレスストアフロントも1つから25に増えます。
セールの開始時刻に合わせた変更を事前にスケジュールして自動実行するツールです。ヘルプセンターではPlusプラン限定のアプリ・チャネルとして紹介されています。
ボット対策と99.99%のアップタイムSLAが付きます。瞬間的にアクセスが集中する販売形態で効いてくる部分です。
Shopify Flowについてよく誤解があるので補足します。 Flowは全プランで使えます 。ヘルプセンターは「Shopify Flowのほとんどの機能はすべてのプランで利用できますが、一部の機能は特定のプランでのみ利用できます」と書いていて、プラン差があるのは細部です。HTTPリクエストの送信アクションはGrow以上、カスタムパートナーアプリが作成したタスクの利用はPlusのみ。「自動化のためにPlusへ上げる」は、ほとんどの場合で理由になりません。
出典:Shopify Flow(Shopifyヘルプセンター)、チェックアウトと顧客アカウントの拡張性(Shopifyヘルプセンター)
Shopify Plusの決済手数料は?国内カード2.9%の内訳
決済手数料はカードの種類ごとに料率が違います。公式の比較表から4プラン分を並べます。
| 手数料の種類 | Basic | Grow | Advanced | Plus |
|---|---|---|---|---|
| オンラインの標準カード料率 | 3.55% | 3.4% | 3.25% | 2.9% |
| JCBオンラインクレジットカード | 3.55% | 3.4% | 3.25% | 2.9% |
| オンラインAmexカード | 3.9% | 3.85% | 3.8% | 3.75% |
| オンラインの海外カード料率 | 3.9% | 3.85% | 3.8% | 3.75% |
| 外部サービスの取引手数料 | 2% | 1% | 0.6% | 0.2% |
出典:Shopifyの料金プラン すべての機能を比較(Shopify公式)(2026年9月16日確認)
読み取り方のコツを2つ書いておきます。
ひとつめ。プラン差がいちばん大きいのは国内カードではなく、外部サービスの取引手数料です。Basicの2%からPlusの0.2%まで10倍の開きがあります。Shopifyペイメントを使わず外部の決済代行を主に使っているストアは、カード手数料の0.35ポイントより先にこちらを見てください。
ふたつめ。海外カードとAmexの料率差は、プランを1段上げても0.05ポイントしか動きません。越境ECで海外カード決済の比率が高いストアは、Plusに上げても決済コストの改善幅が国内中心のストアより小さくなります。越境の設計そのものはShopifyで越境ECを始める手順とShopifyの多言語化と翻訳アプリの選び方で扱っています。
Shopify Plusの公式FAQは、カード手数料について「カード手数料は国によって異なります。各地域の最新の手数料については、営業担当にお問い合わせください」と案内しています。上の表は日本向け料金ページに掲載されている数字です。海外法人での契約や個別条件では変わる可能性があります。
B2BのためにShopify Plusへ上げる必要は、もうありません
この記事でいちばん直したかったのがここです。少し前まで、B2B(卸売)機能はShopify Plusを選ぶ最大の理由のひとつでした。いまは違います。
2026年4月2日、ShopifyはB2B機能をBasic・Grow・Advancedへ追加費用なしで開放しました。発表文には「For the first time, merchants on every Shopify plan can manage wholesale and DTC from a single platform with no plugins or patchwork.」という一文があり、全プランで卸売と直販を1つのプラットフォームで扱えるようになったと説明しています。
ヘルプセンターのプラン別表を読むと、Plus限定として残っているのは次の範囲です。
B2B機能のプラン差
もうひとつ、Plusではなく Advanced が下限になる機能 があります。ヘルプの表では、Shopify Markets経由の「コンテキストに応じたチェックアウト/ストアフロント」がAdvancedプランとPlusプランで利用できる、と区分されています。B2Bのお客様かどうかで見せ方を変えたい要件があるなら、Basicではなく最低でもAdvancedを見ることになります。
出典:プランごとのB2B機能(Shopifyヘルプセンター)、Shopify brings native B2B features to millions more merchants(Shopify News・2026年4月2日)
つまり、卸売の取引先が数社から十数社で、価格表のパターンが3通りまでに収まり、代金を掛けで全額回収するなら、Advanced以下で完結します。日本の商慣習で本当に詰まるのは月末締めの合算請求書のほうで、これはPlusに上げても標準機能では解決しません。プラン別の可否と請求書まわりの実務はShopifyのB2Bは全プランで使えるに分けて書きました。
2026年3月以前に書かれた解説記事は「B2BはShopify Plus限定」という前提のままのものが残っています。B2Bを理由にPlusを検討している場合は、読んでいる記事の更新日を先に確認してください。
Shopify Plusはどんなストアに必要?逆に不要なのはどんなストア?
ここまでの数字を、判断できる形に落とします。まず、Plusを検討する価値がある状態から。
Plusを検討する理由になるもの
- チェックアウトの情報・配送・支払いページに手を入れたい要件がある
- スタッフアカウントが15人の上限に当たっている
- 在庫ロケーションが10か所の上限に当たっている
- POS Proの実店舗が10拠点を超えている
- 同一ブランドで国・用途別にストアを分けたい
- 取引先ごとに別々の卸価格が必要で、カタログ3つでは足りない
- 瞬間的なアクセス集中を伴う販売を定期的に行う
次に、通常プランのままで問題ない状態です。こちらのほうが当てはまる方が多いはずなので、正直に書きます。
Advancedで止めておくべきケース
決済手数料の差だけではPlusの月額差を回収できません。上の試算のとおり、Advanced比で約9,260万円が分岐点です。
拡張ストアとスタッフ無制限は、Plusの月額の大きな部分を占める価値です。どちらも使わないなら、その分を払っていることになります。
2026年4月以降、会社プロファイルと掛け払いはAdvancedでも使えます。B2B開始だけが目的なら上げる必要はありません。
請求書・納品書・領収書の発行や、月末締めの合算請求はPlusの標準機能に含まれていません。プランを上げても別途の手当てが必要です。
公式FAQも「現在使用されているアプリの機能を完全に代替するためのものではありません」と書いています。アプリ費用がまるごと消える前提で計算すると、見積もりが甘くなります。
チェックアウトのフルカスタマイズもヘッドレスも、作る人がいて初めて価値になります。開発リソースの当てがないまま契約すると、機能が使われないまま月額だけが出ていきます。
スタッフアカウントの上限に近づいている場合は、権限設計を見直すだけで解決することもあります。役割の分け方はShopifyのスタッフ管理・権限設定に整理しました。
Shopify Plusに切り替える前に、何を確認しておけばいい?
契約が1年単位になる以上、見積もりを取る前の準備がそのまま条件に響きます。わたしがアプリ開発側から見ていて「これを先に持っている人は話が早い」と思う項目を並べます。
- 見積もり依頼の前
1. 上限に当たっている項目を数字で書き出す
スタッフ何人、ロケーション何か所、カタログ何本、ストア何店舗。「なんとなく手狭」ではなく、公式の上限(15 / 10 / 3 / 1)に対して現在いくつかを出します。ここが1つも埋まらないなら、その時点でPlusの検討は早すぎます。
- 見積もり依頼の前
2. いまの総コストを1枚にする
現在のプラン月額、決済手数料の実額、POS Proのロケーション料、アプリの月額をすべて足します。Plusの368,000円と比べる相手はプラン料金ではなく、この合計です。POS Pro 20拠点で260,000円が乗っているストアと、乗っていないストアでは結論が変わります。
- 見積もり時
3. 変動料金の条件を営業担当に確認する
368,000円は「標準的な設定と統合の場合」の下限です。自社が変動プラットフォーム手数料の対象になるのか、なるとしたらどう計算されるのかは、公開ページには書かれていません。ここを確認しないままの試算は、いちばん大きな不確定要素を残したままになります。
- 契約前
4. 移行の実作業を誰がやるか決める
Shopifyは移行費用を請求しませんが、移行作業自体はマーチャント側の仕事です。テーマ、アプリの再設定、データ移行、チェックアウトの作り直し。社内でやるのか外注するのか、外注ならいくらか。ここが空欄のまま契約日を決めないほうがいいと思います。外注先を選ぶときに確かめることは、Shopify制作会社の選び方に書きました。
- 契約時
5. 契約期間を1年と3年のどちらにするか決める
差は月30,000円、3年で108万円です。ただし公式FAQの書き方では、キャンセルできるのは「その契約期間満了後」です。3年契約を選ぶということは、3年間は動けないということでもあります。事業計画の確度と天秤にかけてください。
Shopifyのプランはいつでも上げられます。逆に言えば、いま急いで上げる理由がないなら、上限に当たるまで待つのが合理的です。上限に当たった瞬間に「どの上限に、どれだけ足りないか」を数字で説明できる状態になっているのが、いちばん強い交渉材料になります。
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Shopify Plusについてよくある質問
Shopifyの最上位プランで、取引量が多いストアや、複数拠点・B2B・複雑なチェックアウト要件を持つ事業者向けのプランです。日本では3年契約で月額368,000円、1年契約で月額398,000円からとなっています。通常プランとの違いは機能の有無というより「上限の解除」で、スタッフ数、在庫ロケーション、カタログ数、ストア数、APIレート制限といった数字の枠が大きく広がります。
いいえ。368,000円は「標準的な設定と統合の場合」の下限で、売上規模やビジネスモデルによっては変動プラットフォーム手数料が適用されます。また10店舗目以降の拡張ストアは1ストアあたり月額47,800円、Plusで代替できない外部アプリの利用料、移行の実作業にかかる人件費や外注費は別途かかります。Shopify自体が移行費用を請求することはありません。
日本のオンライン標準カード料率は、Advancedの3.25%に対してPlusは2.9%です。差は0.35ポイント。Amexと海外カードは3.8%が3.75%で、差は0.05ポイントしかありません。いちばん差が大きいのは外部サービスの取引手数料で、Advancedの0.6%に対してPlusは0.2%です。Shopifyペイメント以外の決済を主に使っているストアほど、この行の影響を受けます。
必要ありません。2026年4月2日から、会社プロファイル、最大3つのB2Bカタログ、数量ルールとボリューム価格、決済期日の条件(掛け払い)などがBasic・Grow・Advancedでも追加費用なしで使えます。Plus限定として残るのは、カタログの無制限作成、会社やロケーションへのカタログ直接割り当て、デポジット要件、一部決済です。なおB2Bのお客様向けにストアフロントやチェックアウトの見せ方を変えたい場合は、Advanced以上が必要になります。
できません。Shopify Plusは1年契約または3年契約で、公式FAQも「その契約期間満了後にキャンセルすることができます」と案内しています。通常プランのように月単位で上げ下げする使い方は想定されていないので、契約前に上限に当たっている項目と総コストを整理しておくことが前提になります。
ありません。Shopify Flowは全プランで利用できます。ヘルプセンターも「Shopify Flowのほとんどの機能はすべてのプランで利用できます」と書いています。プラン差があるのは細部で、HTTPリクエストの送信アクションはGrow以上、カスタムパートナーアプリが作成したタスクの利用はPlusのみです。自動化を理由にプランを上げる前に、いまのプランで組めるワークフローを試してみてください。
できません。公式FAQは「オンラインストアは数に制限なく作成できますが、契約1件につき1ブランドとなっています」と明記しています。月額に含まれる9つの追加ストアは「メインストアと同じブランドでの商品の販売に限る」という条件付きです。1つの企業が複数ブランドを持つ場合は、ブランドごとに個別のShopify Plus契約が必要になります。
この記事の料金と機能は、2026年9月16日にShopifyの公式料金ページ(shopify.com/jp/pricing、shopify.com/jp/plus/pricing)とヘルプセンターを開いて確認した内容にもとづいています。損益分岐点の試算は、そこに掲載されている公開料率をわたしが計算したもので、Shopifyが公表している数字ではありません。料金・契約条件・機能の区分は変更されるので、実際の判断の前に公式ページで最新の内容を確認してください。

この記事の執筆者
大島慎平(SHIN)個人開発者 / ソロプレナー
日本のShopifyストア向けアプリ「まるっとシリーズ」を、AIのコーディングツールと一緒に1人で企画・開発・運営しています。書籍編集者からWebエンジニアに転じて約10年。YouTubeでは、1人で事業をつくる過程を話しています。


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