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Pepin
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受注販売予約販売プレオーダー

Shopifyで受注販売・予約販売を設定する方法

Shopifyで受注販売・予約販売を設定する方法
Shopifyで受注販売・予約販売を始める

Shopifyには受注販売・予約販売に特化した標準機能がないため、実務ではアプリを入れるのが現実的です。標準の手動キャプチャで代用する手もありますが、Shopifyペイメントのオーソリ期間は7日間なので、納期が数週間を超える受注生産には向きません。さらに通信販売では、商品の引渡時期を「○月○日まで」のように期間または期限で表示する必要があります。この3点を、Shopify公式ヘルプと消費者庁の一次情報で確認しながら組み立てていきます。

「この商品、発売前から注文を受け付けたいんだけど、Shopifyでどうやるの?」

わたしは今 Shopifyアプリを作る側にいますが、前職で企業のShopifyストア運営に関わっていた頃、新商品のローンチや限定アイテムの販売でこの疑問に何度もぶつかりました。在庫を抱える前にお客様の反応を見たい。でも、標準の「カートに入れる」ボタンだけでは、まだ届けられない商品を売ることができません。

Shopifyの「予約」には2種類あります。この記事が扱うのは、発売前・製造前の 商品 を先に売る予約販売/受注販売です。日時枠や来店枠を売るほうの予約であれば、Shopify予約アプリ5本の比較予約アプリの無料プランは何件まで使えるかのほうが目的に近いはずです。日時枠・定員・事前決済をShopifyの商品ページで受け付けるなら、まるっと予約で設定できます。

Shopifyで受注販売と予約販売はどう違う?

まず、混同しやすい「受注販売」と「予約販売」の違いを整理しておきます。

予約販売(プレオーダー)
発売前の商品について、事前に注文を受け付ける販売方法。発売日が決まっている新商品や限定商品に使われることが多い。お客様は発売日前に注文・決済し、商品が完成次第発送される。
受注販売(メイドトゥオーダー)
注文を受けてから製造・調達を行う販売方法。ハンドメイド商品、カスタムオーダー品、少量生産品などに適している。お客様は注文時に決済し、製造完了後に発送される。

似ているようで、目的とお客様への伝え方が異なります。

予約販売
発売前の商品を事前に販売
発売日が決まっている
新商品ローンチ、限定コレクションに最適
需要予測ができる
受注販売
注文後に製造・調達する
納期は注文から○日後
ハンドメイド、カスタムオーダーに最適
在庫ゼロで運営できる

どちらも「今すぐ届けられない商品を販売する」という点は共通しています。Shopifyでの設定方法もほぼ同じなので、あわせて解説していきます。

受注販売の一般的な流れ

受注販売では、注文を受けてから商品が届くまでにいくつかのステップがあります。お客様にこの流れを事前に説明しておくと、安心感が生まれます。下の日数はあくまで一例で、実際の日数は扱う商品によって変わります。

  1. Day 1

    お客様が注文・決済

    商品ページから注文が入り、決済が完了。注文確認メールが自動送信される。
  2. Day 2〜3

    製造・調達を開始

    注文内容を確認し、製造または仕入れ先への発注を行う。カスタムオーダーの場合は仕様確認も。
  3. Day 7〜14

    製造・検品完了

    商品が完成したら品質チェック。問題がなければ梱包へ進む。
  4. Day 14〜21

    発送・お届け

    配送業者に引き渡し、発送完了メールをお客様へ送信。追跡番号も共有する。
受注販売の納期はジャンルによって大きく変わります。数週間で出せるものもあれば、オーダー家具やオーダースーツのように数ヶ月かかるものもあります。自分の生産リードタイムを測ったうえで、商品ページには余裕を持った納期を記載しましょう。

受注販売・予約販売を導入するメリットは?

なぜ、わざわざ「まだ届けられない商品」を販売するのか。そこには、ストア運営者にとって大きなメリットがあります。

予約販売のメリット
メリット
在庫リスクがゼロまたは最小限。売れ残りの心配がない
発売前にキャッシュフローを確保できる
需要を事前に把握し、適切な数量だけ製造・仕入れできる
「売り切れ」による機会損失を防げる
新商品への期待感を高め、ローンチ初日の売上を最大化できる
デメリット
お届けまでの待ち時間があるため、キャンセルリスクがある
商品ページで「いつ届くか」を明確にしないとクレームにつながる
決済手段に一部制限がある(後述)

とくに小規模なストアや、D2Cブランドの立ち上げ期には「在庫を持たずに販売できる」ことが最大のメリットです。仕入れコストを先に出さなくても、お客様の注文が入ってから動けるのは、資金面で大きな安心感があります。

Shopifyの標準機能だけで受注販売はどこまでできる?

結論から言うと、Shopifyには 受注販売・予約販売に特化した標準機能はありません

ただし、工夫次第で「アプリなし」でもそれらしい運用は可能です。

手動キャプチャ方式

Shopifyの決済設定を「手動キャプチャ」に変更することで、注文時には決済を確定せず、発送準備ができてから請求する運用ができます。

  1. Shopify管理画面の「設定」→「決済」へ
  2. 「支払いのキャプチャ」を「手動」に設定
  3. 商品説明に「予約販売商品です。発送は○月○日以降になります」と明記
  4. 発送準備ができたら、注文画面から手動で決済をキャプチャ

この方法は 手軽に始められる反面、運用の手間が大きい のが難点です。全商品に手動キャプチャが適用されるため、通常商品と予約商品が混在するストアでは管理が煩雑になります。また、Shopifyペイメントのオーソリ期間は7日間という制約があり、それを超える受注商品には使えません。この7日間については次の章で詳しく扱います。

納期が1〜2ヶ月かかる受注生産で、決済はどう設計する?

受注販売でいちばん詰まりやすいのが、ここです。注文は今日入るのに、商品を渡せるのは1ヶ月先。その間、代金をどう預かるのか。

受注販売の決済設計

オーソリ期間の7日間がどう効いてくる?

手動キャプチャは、「注文時にカードを認証(オーソリ)だけしておき、発送準備ができてから確定(キャプチャ)する」という仕組みです。ただしこの認証には有効期限があります。

Shopify公式ヘルプによると、 Shopifyペイメントのオーソリ期間は7日間 です。7日間の期間が経過した後に手動で支払いを確定すると、通常のクレジットカード手数料に加えて 1.75% の手数料が取引に適用される、と案内されています。

オーソリ期間を延長する仕組みもありますが、対象は Shopify Plus プランかつShopifyペイメントを利用しているストアに限られます。延長できる日数もカードブランドごとに違います。

カードブランド延長オーソリの上限
Visa / Mastercard / American Express最大30日
Discover / JCB最大10日
Diners Club / China Union Pay7日

出典:Shopifyヘルプセンター「支払い承認と支払いの確定」

つまり、 納期が1〜2ヶ月かかる受注生産を「注文時に認証だけして発送時に請求する」やり方で回すのは、標準の手動キャプチャでは無理がある ということです。延長オーソリが使えるストアでも上限は最大30日なので、2ヶ月先の納品には届きません。

受注販売で選べる決済の型はどれ?

Shopify公式ヘルプの「予約注文」ページでは、購入オプションとして3つの取り方が挙げられています。

  1. 01

    全額前払い

    注文時に全額を決済する。オーソリ期間を気にする必要がなく、資金も先に入る。そのぶん、納期とキャンセル・返品の扱いを先に明示しておくことが前提になる。
  2. 02

    一部前払い

    注文時に一部だけ請求し、残額は後から請求する。金額が大きい受注生産で、お客様の心理的ハードルを下げやすい。
  3. 03

    後日請求

    注文時には請求せず、決済方法を保存しておいて後から請求する。長納期と相性がいい反面、請求のタイミングで決済が通らないリスクを運用側で引き受けることになる。

同じページでは、対応する決済方法としてShopifyペイメントと PayPal Express が挙げられています。使いたい決済手段が決まっているストアは、設計に入る前にここを確認しておくと手戻りがありません。

出典:Shopifyヘルプセンター「予約注文」

アプリを使う場合、上の3つのうちどれに対応しているか、残額の請求をどう処理するかはアプリごとに違います。ここはShopifyの公式ドキュメントでは確認できない部分なので、導入前に各アプリのドキュメントとサポートで必ず確認してください。

前払いにするか、手付金を取って2段階にするか。この判断軸は、アパレルの受注会を題材にした受注会の決済タイミングはどう設計するかでもう少し細かく整理しています。

受注販売におすすめのShopifyアプリ3選はどれ?

Shopify App Storeには予約販売アプリが数十種類ありますが、ここでは日本語対応や使い勝手を考慮して3つに絞りました。

予約販売アプリの設定

1. RuffRuff 予約販売

日本製 Built for Shopify認定

日本のストア向けに作られたアプリで、Shopify公式の Built for Shopify 認定を受けている予約販売アプリです。予約販売だけでなく、期間限定セール、会員限定販売、発売予告など、多彩な販売パターンに対応しています。

  • 料金: スタータープラン $9/月(手数料3%)〜 プロプラン $199/月(手数料なし)
  • 評価: 4.9 / 5.0(Shopify App Store)
  • 特徴: 日本語完全対応、多言語対応、カウントダウンタイマー、個数制限、同梱制限

→ RuffRuff 予約販売をApp Storeで見る

2. PreOrder Globo|Back in Stock

海外製 日本語対応

在庫切れ商品への予約ボタン設置と入荷通知の両方を1本でまかなえるアプリです。一部前払い(デポジット)と予約限定の自動割引にも対応していて、対応言語に日本語が含まれています。

  • 料金: Free(予約20件・入荷通知100通)/ Lite $9.90/月(月100件・1,000通)/ PRO $19.90/月(予約無制限・5,000通)
  • 評価: 4.9 / 5.0(1,923件のレビュー)
  • 特徴: 予約ボタンの下に納期メモを出せる、注文への自動タグ付け、Shopify Markets 連携

→ PreOrder Globo をApp Storeで見る

3. Essent Preorder & Back in Stock

海外製 無料プランあり

シンプルな操作性と無料プランの充実度が魅力のアプリです。予約販売と入荷通知の両方に対応しており、小規模ストアのスタートに向いています。

  • 料金: Free(月25件・入荷通知300通)/ Lite $4.95/月 / Starter $8.95/月 / Essentials $24.95/月(月500件・10,000通)
  • 評価: 5.0 / 5.0(1,264件のレビュー)
  • 特徴: 直感的なUI、デポジットと分割払いスケジュール、入荷通知メール、有料3プランは14日間の無料体験

→ Essent Preorder をApp Storeで見る

アプリ比較まとめ

※ 予約件数の上限が実運用で足りる価格帯どうしを並べています。RuffRuff はベーシックプラン($52・予約販売手数料1%)、PreOrder Globo は PRO($19.90・予約無制限)、Essent は Essentials($24.95・月500件)。RuffRuff だけ月額とは別に予約販売手数料がかかるため、件数が増えるほど差は開きます。

出典:RuffRuff 予約販売PreOrder Globo|Back in StockEssent Preorder Back in Stock(いずれも2026年9月15日にApp Storeのリスティングで確認)

日本語ストアで予約販売を本格運用するなら、日本語サポートがある RuffRuff が安心です。まずは無料で試したいなら、Freeプランのある PreOrder Globo (予約20件)や Essent (月25件)から始めるのも手です。

Shopifyで受注販売を設定する手順は?

ここでは、日本語対応で設定しやすい RuffRuff 予約販売を例に、具体的な設定手順を紹介します。

Shopify管理画面の商品一覧

  1. 1

    アプリをインストール

    Shopify App Storeで「RuffRuff 予約販売」を検索し、「アプリを追加」をクリック。インストール後、管理画面のアプリ一覧に表示されます。
  2. 2

    予約販売ルールを作成

    アプリの管理画面から「新しいルールを作成」を選択。対象商品(またはコレクション)を指定し、予約販売の開始日・終了日、在庫数の条件などを設定します。
  3. 3

    ボタンテキストをカスタマイズ

    「カートに入れる」ボタンのテキストを「予約する」「受注販売 - ○月発送予定」など、お客様に伝わる文言に変更します。
  4. 4

    お届け予定日を設定

    商品ページに表示されるお届け予定日やメッセージを設定。「ご注文から2〜3週間で発送」「○月下旬お届け予定」など、具体的に記載しましょう。
  5. 5

    テーマに反映して動作確認

    アプリの設定をテーマに反映し、プレビューで表示を確認。実際にテスト注文を行い、注文タグや管理画面での見え方もチェックします。

アプリによって設定画面は異なりますが、基本的な流れは共通です。「対象商品の指定」→「ボタンテキストの変更」→「お届け情報の設定」→「動作確認」というステップで進めれば、どのアプリでもスムーズに導入できます。

予約販売と受注販売で、在庫の持ち方はどう違う?

ここまで2つを並べて書いてきましたが、Shopifyの在庫設定に落としたとき、両者ははっきり分かれます。

Shopify側で押さえる設定は2つだけです。商品(またはバリエーション)の「在庫」セクションにある「在庫を追跡する」と、「在庫切れの場合でも販売を続ける」。

在庫を追跡する
Shopifyに在庫数を管理させる設定。この設定を有効にしている場合だけ、「在庫切れの場合でも販売を続ける」を選べる。
在庫切れの場合でも販売を続ける
在庫数がゼロ以下になっても注文を受け付ける設定。公式ヘルプは、この設定を使う場面として「予約注文での販売」「入荷前の先行販売」「先売りして後から仕入れる」を挙げている。

この2つを、予約販売と受注販売でどう組むかという話になります。

観点予約販売受注販売
在庫の実体入荷予定・製造予定の数がある注文の時点では存在しない
在庫を追跡するオン。入荷予定数を先に入れておくオン(数量を制御したい場合)/オフ(無制限)
在庫切れでも販売を続ける先行受付する分だけオンにするオンにして受け続ける
数量の上限をどこで決めるか入荷予定数で切る生産キャパシティで切る
ありがちな事故入荷数を超えて売れてしまう受注が生産能力を超えて納期が崩れる

予約販売は「入荷予定数という上限がある」ので、在庫数を上限として扱えます。受注販売は「作れば作れる、ただし作る速度に限りがある」ので、Shopifyの在庫数ではなく自分の生産キャパシティで上限を決める必要があります。在庫数がそのまま受注可能数にならないのが、受注販売の在庫設計の勘所です。

公式ヘルプには2つの注意点が書かれています。ひとつは、「在庫切れの場合でも販売を続ける」が Shopify POS からの注文には適用されないこと。もうひとつは、複数ロケーションを使っている場合、オンライン注文に対応するロケーションの在庫がゼロ以下だと、他のロケーションに在庫があってもお客様には在庫切れと表示されることです。

出典:Shopifyヘルプセンター「在庫切れ商品の販売」

受注の上限をバリエーションや別商品として持たせるやり方は、アパレル受注会の在庫管理は「受注枠」で考えるで具体例とあわせて書いています。

受注販売で特定商取引法はどこまで求めている?

「○月下旬お届け予定」という書き方で足りるのか。受注販売を始めるとき、ここが気になる方は多いはずです。わたしは弁護士ではないので断定はしませんが、消費者庁が公開している一次情報で確認できる範囲を整理します。

受注販売と特定商取引法

納期の表示はどこまで具体的に書く必要がある?

通信販売の広告には、販売価格や送料、代金の支払時期と方法、 商品の引渡時期 などを表示する必要があります。

引渡時期の書き方について、消費者庁の「通信販売広告Q&A」はこう答えています。引渡時期は「期間又は期限として明確に表示する必要があります」。例として挙げられているのは「○日以内」「○月○日まで」という書き方です。「直ちに」「即時」のように、速やかに引き渡すことを意味する表現も、商品が届く時期は明らかになっていると考えられるため認められています。

逆に、はっきり否定されている書き方もあります。

  • 「○日以内」「○月○日まで」のように、期間または期限で書く
  • 「直ちに」「即時」は引渡時期の表示として認められる
  • 「入荷次第」は、時期を示したことにならない
  • 「入金確認後発送します」だけでも、引渡時期を明示したことにならない
  • 「入金確認後、直ちにお届け」なら、引渡時期が表示されているといえる

「入荷次第」が否定される理由も書かれています。消費者が申し込んだ後、いつ商品を受領するか分からないと、消費者が不安定な状態に置かれることになるため、と説明されています。

受注販売の商品ページでありがちな「制作状況により前後します」「入荷次第の発送となります」という書き方は、この観点だと弱いということになります。「ご注文から30日以内に発送」「2026年11月30日までに発送」のように、期間か期限に言い換えておくほうが安全です。

出典:消費者庁「通信販売広告Q&A」特定商取引法ガイド

受注販売のキャンセル・返品はどう扱う?

通信販売には、訪問販売などで認められているクーリング・オフの規定はありません。ただし返品については、特定商取引法に定めがあります。

消費者庁のページには、消費者が売買契約を申し込んだり締結したりした場合でも、その契約に係る商品の引渡しを受けた日から数えて 8日以内 であれば、契約申込みの撤回や解除ができ、消費者の送料負担で返品ができる、と書かれています。そのうえで、事業者が広告で返品特約を表示していた場合は、その特約が優先されます。

受注生産のように、キャンセルされると作ったものが行き場を失う商売では、この「返品特約をあらかじめ広告で表示しておく」ことが効いてきます。表示していなければ法定のルールが適用されますし、表示していれば自分で決めた条件が優先されるからです。

出典:消費者庁「通信販売」特定商取引法ガイド

返品特約をどう書けば有効かは、扱う商品や取引の形によって変わります。ここに挙げたのは消費者庁の公開情報から確認できる範囲であって、個別の判断ではありません。金額の大きい受注生産を始めるときは、専門家に一度見てもらうことをおすすめします。

特定商取引法に基づく表記やプライバシーポリシーなど、ストアに必要な法的ページ全体はEC運営に必要な法律知識まとめで整理しています。

受注販売を成功させる運用のコツは?

アプリを入れただけでは、受注販売はうまくいきません。お客様が安心して「まだ届かない商品」に注文を入れてくれるよう、運用面の工夫が大切です。

運用チェックリスト
  • 商品ページに「受注販売商品です」と明確に記載する
  • お届け予定日を期間か期限で書く(「ご注文から30日以内に発送」)
  • 予約商品と通常商品で注文タグを分け、管理画面で区別できるようにする
  • 受注の開始・終了をメールやSNSで事前に告知する
  • 製造や仕入れに遅延が生じた場合、すぐにお客様へ連絡する
  • キャンセル・返品の条件を注文前に明示する
受注販売は信頼関係の上に成り立つ。「いつ届くか」が明確であるほど、お客様は安心して待てる。

とくに お届け予定日の明記 は最重要です。「いつ届くかわからない」状態は、お客様の不安をあおり、キャンセルやクレームの原因になります。多少余裕を持ったスケジュールを設定し、予定より早く届けられれば、お客様の満足度はぐっと高まります。

Shopifyヘルプセンター「予約注文」Shopify公式の予約注文ガイド。全額前払い・一部前払い・後日請求という支払いの取り方と、対応する決済方法が書かれています。

予約販売と受注販売、どちらを選ぶ?

自分のストアにはどちらが合っているか迷ったら、以下のフローで判断してみてください。

販売する商品の発売日は決まっていますか?
はい → 予約販売がおすすめ
いいえ ↓
注文を受けてから製造・カスタマイズしますか?
はい → 受注販売がおすすめ
いいえ ↓
一時的に在庫切れだが再入荷予定がありますか?
はい → 予約販売(入荷通知併用)
いいえ → 通常販売 or 入荷通知のみ
予約販売と受注販売は併用もできます。たとえば、新商品は予約販売で先行受付し、レギュラー商品はカスタムオーダーの受注販売で運営する、といったハイブリッド型も効果的です。

まとめ

まとめ

受注販売・予約販売は、在庫リスクを最小限に抑えながら売上を立てられる、ECストア運営者にとって心強い販売手法です。

Shopifyには標準で受注販売に特化した機能がないため、アプリの導入が現実的な選択肢になります。日本語対応の RuffRuff 、無料から始められる PreOrder GloboEssent など、ストアの規模や予算に合ったアプリを選びましょう。

そのうえで、決済・在庫・表示の3つを先に決めておくと、運用に入ってから慌てずに済みます。オーソリ期間の7日間を前提に決済の型を選ぶこと。在庫数ではなく生産キャパシティで受注上限を決めること。納期を期間か期限で書くこと。この3つです。

まずは1商品から試してみて、手応えを感じたら本格的に展開していく。そんなスモールスタートが、受注販売を成功させる一番の近道です。

  • Shopifyには受注販売の標準機能がないため、アプリ導入が現実的
  • Shopifyペイメントのオーソリ期間は7日間。長納期の受注生産は前払いか一部前払いで設計する
  • 受注販売の上限は在庫数ではなく生産キャパシティで決める
  • 納期は「○日以内」「○月○日まで」と期間・期限で表示する
  • 日本語対応なら RuffRuff、無料で試すなら PreOrder Globo / Essent

→ Shopifyの無料体験を始める

よくある質問

完全な受注販売機能は標準では提供されていません。手動キャプチャの設定や商品説明の工夫で簡易的な対応は可能ですが、受付期間の自動管理やボタンテキストの切り替えなどはアプリが必要です。本格的に運用するなら、予約販売アプリの導入をおすすめします。

発売日が決まっている新商品やコレクションなら予約販売、注文を受けてから作るハンドメイド品やカスタムオーダー品なら受注販売が適しています。Shopifyでの設定方法はほぼ同じなので、お客様への伝え方(ボタンテキストやお届け日の表記)を変えるだけで対応できます。

向いていません。Shopify公式ヘルプによると、Shopifyペイメントのオーソリ期間は7日間で、7日を過ぎて手動で確定すると通常のクレジットカード手数料に加えて1.75%の手数料がかかります。オーソリ期間を延長できるのは Shopify Plus かつShopifyペイメントのストアで、上限も Visa・Mastercard・American Express で最大30日です。2ヶ月先の納品には届かないため、全額前払いか一部前払いで設計するほうが現実的です。

消費者庁の「通信販売広告Q&A」では、「入荷次第」という文言では引渡時期を示したことにならない、とされています。引渡時期は期間または期限として明確に表示する必要があり、「○日以内」「○月○日まで」という具体的な表示が求められます。「入金確認後発送します」だけでも足りず、「入金確認後、直ちにお届け」であれば表示しているといえる、とも書かれています。

Shopifyの「在庫」セクションで「在庫を追跡する」を有効にしたうえで、「在庫切れの場合でも販売を続ける」を選ぶと、在庫数がゼロ以下でも注文を受け付けられます。ただし受注販売の受注上限は在庫数ではなく自分の生産キャパシティで決まるので、受け付ける数の管理は別途必要です。なおこの設定は Shopify POS からの注文には適用されません。

PreOrder Globo(予約20件・入荷通知100通)と Essent Preorder(月25件・入荷通知300通)には無料プランがあり、基本的な予約販売機能を利用できます。どちらも件数に上限があるので、まずは無料プランで試し、必要に応じて有料プランへアップグレードするのがおすすめです。

Shopify公式ヘルプの「予約注文」ページでは、全額前払い・一部前払い・後日請求という3つの取り方が挙げられています。アプリを使う場合にどれへ対応しているかはアプリごとに異なるため、導入前に各アプリのドキュメントで確認してください。

通信販売にクーリング・オフの規定はありませんが、消費者庁のページでは、商品の引渡しを受けた日から数えて8日以内であれば、消費者は送料負担で返品できるとされています。事業者が広告で返品特約を表示していた場合はその特約が優先されるため、受注生産では返品条件を注文前に明示しておくことが重要です。

はい、Shopifyの越境EC機能とあわせて受注販売を行えます。RuffRuffは多言語対応しており、英語など複数の言語でボタンテキストやメッセージを設定できます。使える決済手段には制限があるので、事前に確認してください。

この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

受注販売予約販売プレオーダー販売施策
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SHIN

この記事の執筆者

SHIN

Pepin代表、Webエンジニアとして10年以上の経歴を持ち、
Shopifyアプリ・ストア開発 / webサービス開発 / メディア運営などマルチに活動。

まずは、課題の共有から。

アプリの導入も、Shopifyそのものの相談も歓迎です。内容が固まっていなくても問題ありません。通常2営業日以内に返信します。