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Pepinby SHIN
Shopify2026-03-312026-05-0810分で読めます
Shopify Payments審査決済方法

Shopify Paymentsの審査に落ちたときの対処法

Shopify Paymentsの審査に落ちたときの対処法
Shopify Paymentsの審査について調べている様子

Shopify Paymentsの審査に落ちると、正直かなり焦りますよね。「何がダメだったんだろう」「もうクレジットカード決済は使えないの?」と不安になる気持ち、よくわかります。

結論から先にお伝えします。Shopify Paymentsの審査落ちは、Shopifyヘルプセンターの公開情報と日本のShopify Communityで観測される事例を整理すると、おおむね 4つの典型パターン に集約されます。そして再申請の道はちゃんと残されています。サードパーティ決済で6〜12ヶ月の実績を積み、チャージバック率1%未満を維持できれば、再申請は十分に現実的な選択肢です。

わたしは Shopify アプリ開発者として日々ストアオーナーさんと接する中で、「Shopify Payments が通らない」という相談を受ける機会が少なくありません。本記事では、Shopify 公式ドキュメントと Stripe の公開情報、そして Shopify Community で頻繁に共有される事例パターンを整理しつつ、再申請までの具体的なロードマップと代替決済プロバイダの比較までを一気にまとめます。

本記事の事例パターンは、特定のストアの体験談ではなく、Shopify ヘルプセンター・Stripe 公式・Shopify Community で公開されている情報を類型化したものです。個別ストアの状況は異なる場合があるため、最終判断は必ず公式サポートに確認してください。

Shopify Paymentsとは?まず基本をおさらい

Shopifyの決済設定画面

Shopify Payments
Shopifyが提供する組み込みの決済サービス。裏側の決済処理はStripe(日本ではStripe Japan株式会社)が担当しており、追加の決済プロバイダー契約なしでクレジットカード決済を導入できる。Shopify Paymentsを使うと取引手数料(サードパーティ決済手数料)が0%になるのが大きなメリット。

Shopify Paymentsは、Shopifyでストアを開設したときに最初に設定する決済手段です。Visa、Mastercard、JCB、American Expressなど主要なクレジットカードブランドに対応しており、Apple PayやGoogle Payも利用できます。

ただし、 すべてのストアが無条件で使えるわけではありません。Shopify Payments(実質Stripe)側で審査があり、事業内容や提出書類に問題があると利用を断られるケースがあります。

0%
取引手数料
Shopify Payments利用時のサードパーティ決済手数料
3.55%
クレジットカード手数料
Basicプランでの国内Visa/Mastercard手数料
3.8%
JCB等の手数料
JCB・Diners・Amexの決済手数料
6〜12ヶ月
再申請までの実績期間
サードパーティ決済での運営実績の目安

出典:Shopify公式 料金プラン

審査に落ちる原因は何?典型パターン4類型

Shopify Paymentsの審査は、Stripeの禁止・制限業種リストとShopifyの加盟店ガイドラインに基づいて行われます。Shopify Community・Shopifyヘルプセンター・Stripeのドキュメントで観測される 典型的な不認可パターン を、4つの類型に整理しました。

最も件数が多く、再申請の難易度も高いパターンです。

観測される典型例

  • CBD・大麻関連製品(医療用含む)を扱っている
  • 電子タバコ・加熱式タバコの販売
  • サプリメント・健康食品のうち、医薬品的効能を謳っているもの
  • チケット転売、仮想通貨関連サービス
  • アダルトグッズ、武器・銃刀類

対処の流れ

  1. 該当商品を扱っているか棚卸し
  2. 制限業種なら「追加書類を提出して再審査」
  3. 完全禁止業種なら「代替決済(KOMOJU など)に切り替え一択」

再申請までの期間目安:制限業種で書類追加なら 1〜2 週間、完全禁止業種は再申請対象外

出典:Stripe 制限業種リスト(日本)

出典:Shopify Help Center - Shopify Payments eligibility

4類型の出現頻度(Shopify Community観測ベース)

Shopify Communityの公開トピックを「決済停止/審査落ち」のキーワードで観測した範囲では、出現頻度の傾向はおおむね以下のような分布になっています(あくまで公開議論の傾向であり、Shopify公式の統計ではない点にご留意ください)。

出典:Shopify Community(英語フォーラム)

禁止業種・制限業種の具体例

「自分のストアが禁止業種に当たるかどうかわからない」という声をよく聞きます。以下に代表的なカテゴリをまとめました。

完全に禁止されている業種
制限付きの業種(追加審査が必要)

禁止業種・制限業種のリストは Shopify(Stripe)側で予告なく更新されることがあります。「前は大丈夫だったのに突然停止された」というケースも報告されています。不安な場合は、申請前に Shopify サポート に直接確認するのが確実です。

出典:Shopify Payments利用規約(日本)

審査に落ちたあとは何をすればいい?再申請までのステップマップ

書類を確認して対処法を検討する様子

審査に落ちたからといって、すぐに諦める必要はありません。状況に応じて、以下のステップで対応していきましょう。

  1. 1

    否認メールの内容を確認する

    Shopify Paymentsの審査に落ちると、ストアオーナーのメールアドレスに否認通知が届きます。まずはこのメールの内容をしっかり確認してください。否認理由が記載されている場合もありますし、異議申し立て(アピール)フォームへのリンクが含まれていることもあります。迷惑メールフォルダに入っているケースもあるので、そちらも確認しましょう。
  2. 2

    4類型のうちどれに該当するかを判定する

    本記事の類型A〜Dを参照し、自分のケースがどれに当たるか切り分けます。複数該当することもあります。類型ごとに対処の難易度と所要期間が大きく違うので、ここで方向性が決まります。
  3. 3

    否認理由に応じてストアを修正する

    書類不備なら正しい書類を用意する。法的ページが不足しているならプライバシーポリシーや特商法表記を追加する。事業実態が不明確なら商品を10点以上登録してストアを完成させる。否認理由に直接対応できる修正を行いましょう。
  4. 4

    異議申し立て(アピール)を送る

    否認メールに異議申し立てフォームがある場合は、修正内容を具体的に記載して提出します。フォームがない場合は、メールに直接返信する形でアピールできます。「何を、どこを、どう直したか」をビフォーアフターで明示するのがコツです。
  5. 5

    サードパーティ決済で運営を続ける

    再審査の結果を待つ間も、ストアの運営は止めないでください。KOMOJUやSBペイメントサービスなどの代替決済を導入して、まずはお客さまが購入できる状態を作ることが最優先です。「機会損失を出さないこと」が後の再申請にも効いてきます。
  6. 6

    実績を積んで再申請する

    類型Dや禁止業種寄りのケースでは、サードパーティ決済で6〜12ヶ月の取引実績を積み、チャージバック率1%未満・追跡番号付き発送を維持してから再申請します。Shopify公式が再申請ガイドラインで明記している条件です。

出典:Shopify Help Center - Reapplying for Shopify Payments

再申請に必要なものは?条件チェックリスト

再申請を目指す方は、以下のチェックリストを参考にしてください。すべてに該当する状態になってから動くのが、無駄打ちを避けるコツです。

  • サードパーティ決済で6〜12ヶ月連続の取引実績がある
  • チャージバック率が1%未満を維持している
  • すべての注文に追跡番号を付けて発送している
  • 本人確認書類(運転免許証・パスポート等)が最新の状態
  • ストアにプライバシーポリシー・特商法表記・返品ポリシーが設定済み
  • 商品ページが充実しており、事業実態が確認できる
  • 禁止業種・制限業種に該当する商品を扱っていない
  • 否認メールで指摘された不備をすべて解消している

これらの条件を満たしても再審査が通る保証はありません。ただし、実績をしっかり積むことで承認率は大きく上がります。「6 ヶ月でダメでも 12 ヶ月で OK だった」という事例も Shopify Community で報告されています。

代替決済サービスはどれを選べばいい?

KOMOJUの管理画面 画像出典:KOMOJU公式サイト

SBペイメントサービスの画面 画像出典:SBペイメントサービス公式サイト

Shopify Paymentsが使えない場合でも、Shopifyでは外部の決済プロバイダーを利用できます。日本市場で導入実績のある代表的なサービスを比較します。

SBペイメントサービス
ソフトバンク100%出資の決済代行サービスで、40ブランド以上の決済手段に対応。信頼性とセキュリティ面に定評がある。ただし初期費用1,000円、月額費用1,000円が発生するため、小規模ストアにはやや負担。PayPay導入にも別途月額がかかる点に注意。大規模ECや法人運営に向いている。
KOMOJU
初期費用・月額費用ともに無料で導入しやすい。クレジットカード(3.6%)に加え、コンビニ決済、PayPay、LINE Pay、メルペイ、Paidy(後払い)、銀行振込など幅広い決済方法に対応。韓国・中国・欧州の決済手段も選べるため越境ECにも強い。入金サイクルは週次対応。Shopifyアプリから簡単にインストールできる手軽さも魅力。

主要4社の手数料・初期費用イメージ

代替決済を選ぶときに最も気になるのは、やはりコストです。各社のクレジットカード決済手数料(国内ブランド・標準レート)を、公開情報から比較しました。

サードパーティ決済を利用する場合、Shopifyの取引手数料(Basicプランで2%、Growプランで1%、Advancedプランで0.6%)が別途かかる点に注意してください。この手数料はShopify Payments利用時には発生しません。詳しくは Shopify公式の料金ページ をご確認ください。

そのほかにも、以下のような選択肢があります。

PayPal
Stripe(直接契約)
Univapay
Square
メリット
Shopify Paymentsの審査結果を待たずにストアをオープンできる。後払いやコンビニ決済など、Shopify Paymentsだけでは対応できない多様な支払い方法を導入できる。越境EC対応の決済手段(Alipay、UnionPayなど)にもアクセスできる。
デメリット
Shopifyのサードパーティ取引手数料がプランに応じて0.6〜2%上乗せされる。各社ごとに別契約・別審査が必要で、書類準備や入金サイクルの調整が増える。複数導入すると管理画面が分散し、運用コストが上がる。

→ 決済プロバイダの詳細比較はこちら

→ Shopifyで使える決済方法の一覧はこちら

→ 決済手数料の比較はこちら

やってはいけないNG行動

審査に落ちたときに、焦ってやってしまいがちなNG行動もまとめておきます。実際に Shopify Community で「これをやって状況が悪化した」と共有されているパターンです。

  1. 01

    別アカウントで再申請する

    別のメールアドレスで新しいストアを作って再申請するのはNGです。Stripeの信用情報で同一人物と判定され、さらに不利になる可能性があります。
  2. 02

    商品名を変えてごまかす

    禁止商品を扱っているのに商品名を変えて申請するのは規約違反です。永久BANのリスクがあります。
  3. 03

    審査中にサポートへ何度も問い合わせる

    審査結果に影響はありませんが、対応が遅れる原因になることがあります。審査中は結果を待ちましょう。
  4. 04

    決済手段なしでストアを公開する

    お客さまが買えない状態は機会損失です。Shopify Paymentsの審査待ちの間に、代替の決済手段を先に設定しておきましょう。
  5. 05

    再申請を 1 ヶ月以内に何度も繰り返す

    短期間の連続再申請は「事業実態が変わっていない」と判断されます。条件チェックリストを満たしてから動くのが鉄則です。

特に「別アカウントでの再申請」は絶対にやめてください。Stripe は事業者情報をデータベースで管理しているため、同一人物・同一法人の重複申請はすぐに検出されます。最悪の場合、 将来的にも Shopify Payments が使えなくなる リスクがあります。

審査に通りやすくするためのポイント

これからShopify Paymentsを申請する方、再申請を考えている方に向けて、審査通過率を上げるためのポイントをまとめます。

  • ストアを完成させてから申請する(テスト状態で申請しない)
  • 特定商取引法に基づく表記を正確に記載する
  • プライバシーポリシーをストア内に公開する
  • 返品・返金ポリシーを明記する
  • 本人確認書類の名前とストア登録情報を一致させる
  • 商品説明を充実させ、事業の実態が伝わるようにする
  • 配送方法・配送日数を明記する
  • 「お問い合わせ」から実際に連絡が取れる状態にしておく

よくある質問

通常は24〜72時間で完了しますが、追加書類の提出を求められた場合や繁忙期にはそれ以上かかることもあります。1週間経っても連絡がない場合は、Shopifyサポートに問い合わせてみてください。
Shopify管理画面の「設定 → 決済」を開くと、Shopify Paymentsのステータスが表示されます。否認の場合はそこに表示されるので、まずは管理画面側を確認してください。迷惑メールフォルダや別ドメインへのフィルタリングも要チェックです。
Shopify公式は明確な上限を公開していませんが、短期間の連続再申請は不利に働きます。前回の否認理由を解消し、6〜12ヶ月の実績を積んでから次の再申請に臨むのが現実的な目安です。
類型によって異なります。書類不備(類型C)なら24〜48時間で再判定可能。事業実態の不足(類型B)なら修正完了から24〜72時間。業種該当(類型A)や過去の決済履歴(類型D)の場合は、サードパーティ決済での6〜12ヶ月の実績が再申請の前提条件です。
いいえ、不利にはなりません。むしろ「サードパーティ決済での運営実績」が再申請時の評価ポイントになります。チャージバック率を1%未満に保ち、追跡番号付きで発送している実績はプラスに働きます。
直接の連絡窓口は公開されていません。Shopifyサポート経由で問い合わせるのが唯一の方法です。日本語サポートに連絡するときは、ストアURL・否認メールの該当文面・修正内容を簡潔にまとめて送ると対応が早くなります。
禁止業種から完全に撤退し、別ジャンルの商品で運営している実態があれば再申請の対象になり得ます。ただし、Stripeのデータベースには過去の事業情報が残るため、新規申請ほどスムーズにはいかないと考えておくのが安全です。
はい、個人事業主でも利用できます。ただし、本人確認書類の提出が必要です。登録情報と書類の名前・住所が一致していることを確認してください。
Shopifyサポートに直接問い合わせるのが最も確実です。また、Stripeの制限業種リスト で自分の業種が含まれていないか確認することもできます。
いいえ。KOMOJU、SBペイメントサービス、PayPalなどの外部決済プロバイダーを導入すればクレジットカード決済は可能です。ただし、Shopifyのサードパーティ取引手数料(プランにより0.6〜2%)が追加で発生する点には注意が必要です。
そんなことはありません。否認理由を解消し、サードパーティ決済で6〜12ヶ月の取引実績を積めば再申請が可能です。チャージバック率1%未満の維持と、追跡番号付きの発送が条件になります。

まとめ

Shopify Paymentsの審査に落ちると不安になりますが、落ち着いて対応すれば道は開けます。本記事でお伝えしたかったのは、次の3点に集約されます。

  1. 01

    まず4類型に当てはめて切り分ける

    業種該当・事業実態不足・書類不一致・過去の履歴。どの類型かで対処方法と所要期間がまったく違います。
  2. 02

    代替決済でストアを止めない

    KOMOJUなら初期費用・月額費用ゼロで即日に近い導入が可能。SBペイメントは大規模向け。機会損失を出さない動きが、再申請時の実績にもつながります。
  3. 03

    再申請は条件を満たしてから一発で通す

    6〜12ヶ月の実績、チャージバック率1%未満、追跡番号付き発送。条件を満たさず連続再申請するほど、状況は悪化します。

大切なのは、 決済手段がないまま立ち止まらないこと です。代替の決済サービスを使えば、Shopify Paymentsなしでもストアの運営は十分にできます。

何か困ったことがあれば、Shopify公式サポート に問い合わせるのが一番確実です。一人で悩まず、使えるリソースはどんどん活用していきましょう。

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この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

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SHIN

この記事の執筆者

SHIN

Pepin代表、Webエンジニアとして10年以上の経歴を持ち、
Shopifyアプリ・ストア開発 / webサービス開発 / メディア運営などマルチに活動。

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