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Pepinby SHIN
Shopify2026-03-317分で読めます

ShopifyにPayPayを導入する方法 — メリット・デメリットも解説

ShopifyにPayPayを導入する方法 — メリット・デメリットも解説
スマホ決済のイメージ

「PayPayで払えますか?」

ECサイトを運営していて、お客様からこう聞かれた経験はないでしょうか。実店舗ではもう当たり前になったPayPay。でもオンラインストアではまだ導入していない、というShopifyオーナーは意外と多いです。

わたし自身、以前企業のShopifyストア立ち上げに携わっていたとき、決済手段の選定には神経を使いました。
決済手段の審査には時間がかかったり労力がなかなかかかります。
クレジットカードだけでは取りこぼすお客様が確実にいる。特に若年層やカードを持たない層へのリーチを考えると、QRコード決済の導入は避けて通れないテーマです。

この記事では、ShopifyストアにPayPayを導入する具体的な手順を、KOMOJU経由のやり方で解説します。手数料や入金サイクル、メリット・デメリットも率直にお伝えするので、導入判断の参考にしてください。

7,000万人+
PayPay登録ユーザー
日本のスマホユーザーの約3人に2人が利用
1.98%
KOMOJU経由の決済手数料
物販の場合。初期費用・月額費用0円
66.3%
QRコード決済シェア
PayPayが国内QRコード決済市場で圧倒的首位

出典:PayPay公式プレスリリース(2025年7月)KOMOJU公式サイトMMD研究所 2024年QRコード決済調査

そもそもPayPayオンライン決済とは

PayPayオンライン決済

PayPayアプリに登録した残高やクレジット(あと払い)を使って、ECサイト上で支払いができる仕組みです。お客様はカード番号を入力する必要がなく、PayPayアカウントにログインするだけで決済が完了します。2019年6月にオンライン対応が開始され、現在は多くのECプラットフォームで利用できます。

決済の流れはとてもシンプルです。お客様がチェックアウト画面でPayPayを選択すると、PayPayのページに遷移します。そこでログインして支払いを承認するだけ。カード番号の入力が不要なので、特にスマホからの購入で カゴ落ちを減らす効果 が期待できます。

出典:PayPay オンライン決済

なぜShopifyストアにPayPayが必要なのか

正直なところ、「クレジットカードがあれば十分では?」という声もあります。でも数字を見ると、その考えは改めたほうがいいかもしれません。

2024年のPayPay年間決済回数は 74.6億回 を超え、キャッシュレス決済全体の約5回に1回がPayPayという状況です。凄まじいい数値ですね。
加盟店数も 1,000万カ所 を突破しており、実店舗での体験がオンラインにも波及しています。

出典:PayPay公式プレスリリース(2025年3月)ペイメントナビ

  1. 01

    カード非保有層へのリーチ

    10〜20代を中心に、クレジットカードを持たない・持ちたくない層が一定数います。PayPayなら銀行口座からのチャージで支払えるため、こうした層の購入機会を逃しません。
  2. 02

    スマホでの購入体験が向上

    ECサイトの利用デバイスはスマホが主流。小さな画面でカード番号を打ち込むストレスがなくなり、決済完了率が上がります。
  3. 03

    PayPayポイント還元が購入動機になる

    お客様側にポイント還元があるため、「PayPayで払えるならここで買おう」という判断が生まれやすくなります。

ShopifyにPayPayを導入する方法(KOMOJU経由)

ShopifyでPayPayを使うには、決済代行サービス KOMOJU を経由する必要があります。Shopifyの標準決済(Shopify Payments)ではPayPayに対応していないため、KOMOJUをサードパーティ決済プロバイダーとして追加する形です。

PayPayオンライン決済の画面 画像出典:PayPay公式サイト

→ KOMOJU公式サイトはこちら

  1. 1

    KOMOJUアカウントを作成する

    KOMOJU公式サイト にアクセスし、「無料で始める」からアカウントを作成します。会社情報(個人事業主の場合は個人情報)、販売する商品のカテゴリ、振込先口座などを入力してください。申請後、KOMOJUの審査があります。通常1〜2営業日で完了しますが、商材によっては追加確認が入ることもあります。

  2. 2

    KOMOJU管理画面でPayPayを有効化する

    審査が通ったらKOMOJUのダッシュボードにログインし、「決済方法」のセクションからPayPayを有効にします。「その他の操作」から「管理」へ進み、PayPayの「承認」ボタンをクリックして有効化を完了してください。

  3. 3

    ShopifyにKOMOJUを連携する

    Shopifyの管理画面で「設定」→「決済」へ移動します。「追加の決済方法」または「サードパーティの決済サービスを追加」から「KOMOJU - Smartphone Payments」を選択してください。KOMOJUアカウントとの連携を承認すれば、チェックアウト画面にPayPayが表示されるようになります。

  4. 4

    テスト注文で動作確認する

    必ずテスト注文を実施してください。実際にPayPayで少額の決済を行い、注文管理画面に反映されること、KOMOJUダッシュボードで取引が確認できることをチェックします。テスト環境がある場合はそちらで先に確認するのがベストです。

参考:Shopify公式ヘルプ - 外部決済プロバイダーKOMOJU Shopify連携ヘルプ

KOMOJUを追加しても、既存のShopify Paymentsは無効にしないでください。クレジットカード決済はShopify Paymentsで、PayPayやコンビニ決済はKOMOJUでという 併用 が最適です。Shopify Paymentsを使い続ければ、クレカ決済の取引手数料が0%のままです。

KOMOJUの手数料と入金サイクル

KOMOJUの管理画面 画像出典:KOMOJU公式サイト

コスト面は導入判断で最も気になるポイントだと思います。KOMOJUの料金体系を整理しました。

初期費用
月額費用
PayPay決済手数料
入金サイクル

出典:KOMOJU料金ページKOMOJU入金サイクル

KOMOJUは外部決済プロバイダーなので、Shopify側の 取引手数料 が別途かかります。Basicプランで2.0%、Shopifyプランで1.0%、Advancedプランで0.6%です。つまりBasicプランの場合、PayPay決済1件あたりの実質コストは「KOMOJU 1.98% + Shopify 2.0% = 合計 約3.98%」となります。Shopify Paymentsを有効にしていても、外部プロバイダー経由の決済にはこの取引手数料が発生するので注意してください。

出典:Shopify公式ヘルプ - 取引手数料

PayPay導入のメリット・デメリット

導入を検討する上で、良い面だけでなく注意点もしっかり把握しておきましょう。

メリット
登録ユーザー7,000万人超の巨大な顧客基盤にアプローチできる
カード番号入力不要で、スマホからのカゴ落ちを軽減
KOMOJU経由なら初期費用・月額費用が0円で始められる
PayPayポイント還元があるため、お客様の購入動機になる
KOMOJUを入れればコンビニ決済や後払いも同時に追加できる
デメリット
Shopify側の取引手数料が上乗せされ、実質コストが高くなる
入金サイクルがShopify Paymentsより遅い(月2回 or 週次)
チェックアウト時に外部ページへ遷移するため、UXがやや途切れる
KOMOJUの審査が必要で、商材によっては時間がかかる場合がある

わたしの正直な感想としては、取引手数料の上乗せはたしかに痛い。でも「PayPayがないから買わない」というお客様を1人でも減らせるなら、トータルでは十分ペイすると考えています。特に単価が高い商品を扱っているストアほど、決済手段の選択肢を増やすメリットは大きいです。

PayPay導入で売上を伸ばすコツ

スマホで決済操作をする様子

PayPayを入れただけでは効果は限定的です。せっかく導入するなら、以下のポイントを意識してみてください。

  • チェックアウト画面で PayPay が目立つ位置に表示されているか確認する
  • 商品ページやカートページに「PayPayでお支払いいただけます」の表記を入れる
  • PayPayキャンペーン時期(超PayPay祭など)に合わせてプロモーションを実施する
  • KOMOJU経由でコンビニ決済・後払いも同時に有効化し、決済の選択肢を最大化する
  • GA4で決済方法別のコンバージョン率を計測し、効果を数値で把握する

わたしがShopifyストアを触っていて感じるのは、決済手段を増やしたこと自体よりも「お客様に気づいてもらう」ことのほうが重要だということ。フッターの小さなアイコンだけでは不十分で、商品ページやカート画面で明示的にPayPay対応をアピールすると効果が出やすいです。

他の決済手段との比較

PayPayだけでなく、KOMOJU経由で追加できる他の決済手段も気になるかもしれません。主要な選択肢を比較してみましょう。

Amazon Pay
手数料3.9%。Amazonアカウントで即購入できる手軽さが魅力。30代以上の幅広い層に強い。ただしコストはやや高め。
PayPay(KOMOJU経由)
手数料1.98%。7,000万人超のユーザー基盤が最大の強み。スマホ世代に圧倒的なリーチ。QRコード決済シェア66%の王者。

どちらが良いかはターゲット層によります。若年層中心ならPayPay、幅広い年齢層ならAmazon Payの優先度が高い。もちろん両方入れるのがベストですが、リソースが限られているなら自分のストアの顧客データを見て判断してください。

決済方法の全体像については「Shopifyの決済方法一覧 — 全種類の手数料・特徴を比較」で詳しくまとめています。

導入時の注意点

PayPayオンライン決済では、お客様がPayPayアプリまたはWebサイトに遷移して認証を行います。この遷移が発生するため、ページの読み込みが遅いとそこで離脱されるリスクがあります。ストアの表示速度の最適化も合わせて行いましょう。

KOMOJUは外部決済プロバイダーのため、Shopifyの「チェックアウトのカスタマイズ(Checkout Extensibility)」の一部機能が制限される場合があります。Shopify Plusを利用しているストアは、導入前にチェックアウトフローへの影響を確認してください。

また、KOMOJUの審査では取り扱い商品のカテゴリが確認されます。一部の商材(デジタルコンテンツ、サブスクリプション型サービスなど)は手数料率が異なったり、審査に追加日数がかかることがあります。事前に KOMOJUの利用規約 を確認しておくと安心です。

よくある質問

KOMOJUのアカウント作成から審査完了まで、通常1〜2営業日です。審査通過後、Shopifyとの連携は数分で完了します。ただし商材の種類や提出書類の状況によっては、追加の審査で数日かかることもあります。

はい、併用できます。むしろ併用が推奨です。クレジットカード決済はShopify Paymentsで処理し、PayPayやコンビニ決済はKOMOJU経由で追加する形が、コスト面でもっとも効率的です。

KOMOJU側の決済手数料1.98%に加えて、Shopify側の取引手数料(Basicプランで2.0%)が上乗せされます。Basicプランの場合、合計約3.98%です。Shopifyプランなら合計約2.98%、Advancedプランなら合計約2.58%になります。

KOMOJUの入金サイクルは月次(月2回)または週次から選べます。週次を選択すれば、毎週金曜日に前週分の売上が振り込まれます。週次への切り替えに追加費用はかかりません。

はい、個人事業主でも導入可能です。KOMOJUのアカウント作成時に個人事業主として登録し、本人確認書類と口座情報を提出すれば審査を受けられます。

2026年3月時点では、ShopifyでPayPayを導入する主要な方法はKOMOJU経由です。SBペイメントサービスなど他の決済代行サービスでもPayPayに対応しているものがありますが、Shopifyとの連携のしやすさではKOMOJUが最もスムーズです。

まとめ

ShopifyストアにPayPayを導入すること自体は、KOMOJUを使えばそこまで難しくありません。アカウントを作って、審査を通して、Shopifyと連携する。この3ステップで完了です。

大事なのは「導入すべきかどうか」の判断です。PayPayの登録ユーザーは7,000万人を超え、QRコード決済市場の約66%を占めています。お客様に「PayPayで払えたらいいのに」と思わせてしまうのは、売上機会の損失にほかなりません。

取引手数料の上乗せというデメリットはありますが、決済手段を増やすことで得られるコンバージョン改善を考えれば、多くのストアにとって導入する価値はあるとわたしは思います。

まだ決済まわりの全体設計が固まっていない方は、先に「Shopifyの決済方法一覧」や「Shopify決済手数料を徹底比較」も読んでおくと、判断がしやすくなるはずです。

→ Shopifyで決済環境を整える(無料体験あり)

→ KOMOJU公式サイトで無料アカウントを作成する

→ Shopify公式ヘルプで決済設定を確認する

この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

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