飲食店ネット予約サービス徹底比較 — TableCheck・トレタ・ぐるなび・食べログ・Shopifyの総コストを試算

「ネット予約を始めたいけれど、 TableCheck と トレタ と 食べログ 、結局どれを選べばいいの?」
カフェや小料理屋、ビストロ、バーといった個人店オーナーから、わたしがいちばん多く受ける相談がこれです。比較サイトはたくさんありますが、 「うちの規模だと毎月いくらかかるのか」 まで踏み込んだ記事は意外と少ない。
この記事では、飲食店向けの主要な予約サービス5つを、機能だけでなく 月の予約件数別の総コスト で並べて比較します。最後には「自分の店だとどれが最安か」がわかるようにしました。
わたしは2026年3月にShopifyアプリ開発者として独立し、4月時点で独立3ヶ月目です。Shopifyアプリ「まるっと予約」を運営しているため まるっと予約 を推す立場ではありますが、本記事では他社サービスのほうが向いている店舗タイプも正直に書いています。
どんな店向けに、何を比較するのか
比較対象は、個人〜中小規模の飲食店オーナーが現実的に検討する以下の5サービスです。
- 01飲食特化 TableCheck(テーブルチェック)
- 02飲食特化 トレタ
- 03媒体型 ぐるなび予約
- 04媒体型 食べログ予約
- 05自社サイト型 Shopify + まるっと予約
比較軸は次の5つにしぼりました。
- 月額固定費 — 毎月かならず出ていくお金
- 予約手数料・送客手数料 — 予約1件あたりの変動費
- 対応規模 — 個人店向けか、中規模以上向けか
- 日本語サポート — 国内ベンダーかどうか
- 自社ブランド表現の自由度 — グルメサイト上か、自分のサイトか
予約システム選びでいちばん効くのは「月の予約件数 × 客単価」です。客単価が高くて件数が少ない店ほど、 送客手数料モデル (食べログ・ぐるなび)が割高になります。逆に客単価が低くて件数が多い店は、 月額固定モデル (Shopify+まるっと予約)の恩恵を受けやすいです。
5サービス一覧比較表
まずは全体像を一覧で。詳細はこのあと1社ずつ掘り下げます。
| 項目 | TableCheck | トレタ | ぐるなび予約 | 食べログ予約 | Shopify + まるっと予約 |
|---|---|---|---|---|---|
| 初期費用 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 0円〜 | 0円 |
| 月額固定費 | 要問い合わせ(中〜大規模向け) | 要問い合わせ | プランによる | 10,000円前後〜 | 約8,050円〜 (Basic+$19.99) |
| 予約1件あたり手数料 | なし | なし | あり(送客課金) | ディナー200円/人・ランチ100円 | 0円 |
| 席・テーブル管理 | あり | あり | 簡易 | 簡易 | 同時受付数で代替 |
| デポジット(前払い) | 対応 | 連携で対応 | 一部対応 | 一部対応 | 対応 |
| EC物販との併用 | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 | 可 |
| 自社サイトとして使える | 一部 | 限定的 | 媒体上のみ | 媒体上のみ | 完全カスタマイズ |
| 想定店舗規模 | 中〜大規模 | 中〜大規模 | 幅広い | 幅広い | 個人〜中規模 |
| 日本語サポート | あり | あり | あり | あり | あり(まるっと予約は日本人開発) |
出典:各社公式サイト(TableCheck・トレタ・ぐるなびPRO・食べログ店舗向け)2026年4月時点の公開情報をもとに整理
TableCheck・トレタは要問い合わせのため、料金は公式の価格表ではなく一般に流通している相場感(中〜大規模向けで月額数万円〜)を前提にしています。正確な見積もりは各社へ直接ご確認ください。
なぜネット予約が必要なのか
比較に入る前に、そもそもの前提を1つだけ。
経済産業省が公表した No show(飲食店における無断キャンセル)対策レポート によると、飲食店における無断キャンセルの年間被害額は 推計約2,000億円 にのぼります。
出典:経済産業省「No show(飲食店における無断キャンセル)対策レポート」紹介記事
電話予約だけで運用していると、ピーク時に手が止まる、ノーショーが続いて仕入れが赤字になる、といった問題から逃げられません。ネット予約 + デポジットの組み合わせは、いまや個人店でも標準装備に近い感覚です。
各サービスの詳細レビュー
1. TableCheck(テーブルチェック)
TableCheck は、東京発の飲食店向け予約・顧客管理プラットフォームです。海外ホテルレストランやファインダイニングでの導入が多く、外国人ゲストの来店比率が高い店舗に強みがあります。
想定店舗規模: 中〜大規模(席数30席以上、客単価8,000円〜)
2. トレタ
トレタ は、国内で広く使われている予約台帳・顧客管理システムです。AI電話応対の「トレタ予約番」やモバイルオーダーの「トレタO/X」など、飲食DXのフルラインアップが特徴です。
想定店舗規模: 中〜大規模(席数20席以上、複数店舗展開も視野)
3. ぐるなび予約
ぐるなびPRO は、グルメ媒体ぐるなび上で予約を受け付けるモデルです。媒体集客が強く、ぐるなびを見て予約する顧客層にリーチできます。
想定店舗規模: 幅広い(特に宴会・接待・コース提供の中規模店)
4. 食べログ予約
食べログ店舗向けサービス は、口コミ媒体としての影響力が圧倒的です。ネット予約は ディナー1人200円・ランチ1人100円 の送客手数料モデル(一般に流通している料率)。
想定店舗規模: 幅広い(特に新規客の比率を増やしたい店)
出典:食べログのネット予約手数料は一般公開資料および飲食業界メディアの報道に基づく相場値。最新の正確な料率は 食べログ店舗向けサービス でご確認ください
5. Shopify + まるっと予約(自社サイト型)
そして本命の比較対象が、 自社サイトで予約を受ける という選択肢。Shopifyで自分の店のサイトを立ち上げ、 まるっと予約 を入れて来店予約フォームを設置するパターンです。
想定店舗規模: 個人店〜中規模(カフェ・小料理屋・ビストロ・バー・料理教室)
わたしが まるっと予約 を作ったのは、まさに「個人店が予約手数料に苦しむ構造をなんとかしたい」という動機からでした。月の予約が10〜50件のスモールスタートなら、ほぼ確実にこれが最安です。
月の予約件数別 総コスト試算
ここからが本題。月の予約件数別に、各サービスの 総コスト(月額固定 + 予約手数料) を試算します。前提は「平均4名/組、ディナー利用比率70%」です。
シナリオA:月10予約(個人カフェ・小料理屋)
月10件の小規模運用なら、Shopify+まるっと予約が最安クラス。食べログのほうが一見安く見えますが、これは「ネット予約手数料のみ」の試算で、月額掲載料を含めると逆転するケースが多いです。
シナリオB:月50予約(人気カフェ・ビストロ)
月50件まで増えても、Shopify+まるっと予約は 月額固定のまま 。食べログ・ぐるなびは件数に比例してコストが膨らみます。
シナリオC:月200予約(中規模レストラン)
月200件規模になると、媒体型と専用台帳型の差が露骨に出ます。一方で、200件を超えるならテーブル管理機能が必要になるケースも増えるため、 TableCheck・トレタの席管理機能 に費用対効果を感じる店も出てきます。
上記の試算は、平均4名/組・ディナー比率70%・食べログ手数料ディナー200円/人・ランチ100円/人・ぐるなび月額25,000円+送客手数料・トレタ/TableCheckは公開資料および業界相場をもとに編集部試算した参考値です。実際の見積もりは各社にお問い合わせください。
出典:上記試算は各社公開情報および飲食業界メディア(飲食店ドットコム)報道の手数料相場をもとに作成
規模別おすすめマップ
ここまでの比較を、店舗タイプ別に整理しました。
個人カフェ・小料理屋・バー(月10〜50予約)
おすすめ: Shopify + まるっと予約
予約手数料ゼロで月額固定。物販(豆・調味料・ギフトカード)も同じサイトで売れる。媒体に依存しないブランドが育ちます。
中規模ビストロ・専門料理店(月50〜200予約)
おすすめ: Shopify + まるっと予約 を主軸+ぐるなび/食べログ併用
自社サイトの予約比率を上げつつ、媒体で新規だけを取りに行く構成です。テーブル単位の管理が必須なら トレタ も候補。
中〜大規模ファインダイニング(月200予約以上)
おすすめ: TableCheck または トレタ
席配置・顧客台帳・多言語インバウンド対応が必要。ブランド毀損リスクを避けたい高級店ほど媒体型より特化型が向きます。
宴会・コース中心の中規模店
おすすめ: ぐるなび + 自社サイト(Shopify + まるっと予約)
宴会需要の集客はぐるなび、リピーターの予約は自社サイトに流す二刀流です。媒体依存を下げる戦略。
予約特化サービス vs Shopify+まるっと予約 最終比較
最後に、いちばん迷うであろう「予約特化サービス(TableCheck/トレタ)」 と 「自社サイト型(Shopify+まるっと予約)」 を1対1で並べます。
- 席・テーブル単位の管理ができる
- 顧客台帳・来店履歴の蓄積に強い
- 多言語・インバウンド対応が手厚い
- 月額は中〜大規模向けで高め
- 自社サイトとしての自由度は限定的
- 物販との併用は不可
- 月額 約8,050円 〜 で固定
- 予約1件あたり追加課金なし
- 自社ブランドのサイトを完全カスタマイズ
- 物販・ギフトカード併売でLTVを伸ばせる
- 顧客リストが自社資産として残る
- 席単位のテーブル管理は同時受付数で代替
よくある質問
はい、併用可能です。むしろ中規模店ではこの併用がいちばん現実的です。媒体で新規客を集めて、リピーターは自社サイト(Shopify+まるっと予約)に誘導していくと、徐々に送客手数料の負担を下げていけます。
席番号やテーブル単位の管理機能はありません。代わりに「同一時間帯の最大受付組数」を設定して、席数に応じた予約管理ができます。たとえば「ディナー帯は最大8組まで」のような設定です。リアルタイムのテーブル配置管理が必須ならば TableCheck や トレタ のほうが適しています。
まるっと予約の管理画面でデポジットを有効にし、コース料金の50〜100%、ランチは1,000〜2,000円の固定額、料理教室は全額前払いといった金額を設定できます。Shopifyの決済機能で前払いが完結するため、当日のキャンセル損失を大きく減らせます。詳しくは Shopify予約のデポジット運用ガイド をご覧ください。
正直、最初の1週間は「商品(予約メニュー)登録」「営業時間設定」「予約カレンダーの設置」あたりで戸惑うかもしれません。ただ、Shopify自体は飲食用ではなくEC全般のためのプラットフォームなので、ヘルプドキュメントが充実しています。まるっと予約側の設定は日本語で完結します。
Shopifyは多言語ストア構築が標準機能です。まるっと予約の予約カレンダーも英語表示に対応しています。ただし、カスタマーサポートの多言語対応や、現地通貨での決済、外国語SEOまで本格的にやるなら、 TableCheck のようなインバウンド特化サービスのほうが手早いケースもあります。
まとめ
- 個人店〜中規模(月10〜50予約) なら Shopify + まるっと予約 が総コスト最安
- 中規模(月50〜200予約) は 自社サイト主軸 + 媒体併用 の二刀流が現実的
- 大規模ファインダイニング は TableCheck・トレタの専用システムが向く
- 送客手数料モデル(食べログ・ぐるなび) は件数が増えるほど不利になる構造
- ノーショー対策のデポジット はどのサービスでも有効、自社サイト型ならShopify決済で完結
月の予約が10〜50件のスモールスタートなら、わたしが開発した まるっと予約 が「予約手数料ゼロ+自社サイト集約」で総コスト最安です。Shopifyの無料体験中に試せるので、まずは触ってみてからの判断で構いません。
まるっと予約 は Shopifyアプリストア からインストールできます。無料プランもあるので、まずは月5件までの範囲で試してみてください。
この記事の情報は2026年4月時点のものです。Shopify、まるっと予約、各サービスの料金・仕様は変更される可能性があります。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。「ホットペッパー」「食べログ」「ぐるなび」はそれぞれ各社の登録商標です。

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