RESERVAの無料プランを比較 — 有料との違いはどこ?

RESERVAの無料プランを有料と比較すると、違いはひとことでいうと 受けられる予約件数・お客様から見えるページの体裁・困ったときの相談先 の3点に集約されます。RESERVAもSTORES予約も、無料プランで受け付けられるのは月50件まで。有料プランに上げると200件以上に増え、月額は3,850円から9,790円ほどかかります。
わたし(SHIN)は、比較表に「Shopify+まるっと予約」として登場するShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発者です。自社アプリも並べて比較しているため、利益相反がある立場で書いています。RESERVA・STORES予約・Square予約・まるっと予約の料金と機能は、それぞれの公式料金ページとApp Storeリスティングを確認し、確認できなかった項目は「公式に記載なし」とそのまま書きました。弱点も先に書いておきます。まるっと予約はApp Storeのレビューが0件で、実績の面ではまだ比較になりません(2026年9月15日にApp Storeで確認)。
つまり「無料でずっと足りるかどうか」ではなく、「月何件を超えたら有料に切り替えるか」を先に決めておくのが、いちばん失敗しにくいやり方です。
「無料の予約システムを入れてみたけど、なんか思ってたのと違うな……」
これ、導入した人のかなり多くが通る道です。予約件数の上限にすぐ引っかかる。予約ページにサービス側のロゴが出る。困ったときにサポートに聞けない。こうした「あれ?」が積み重なって、結局やり直しになるケースは珍しくありません。
この記事では、公式の料金ページで確認できた数字だけを並べて、無料と有料のどこに線が引かれているのかを整理します。
RESERVAを例に、無料と有料を比較するとどこが違う?
無料プランが悪いわけではありません。ただ、 何が制限されているか を知らないまま使い始めると、後から「こんなはずじゃなかった」となりがちです。
そもそも「無料で始められます」という表記には2種類あります。ここを取り違えると、想定外の請求や機能制限につながります。
- 無料プラン
- 期限なしで使い続けられる代わりに、予約件数・デザイン・サポートなどに制限がかかっているプラン。使い続けるかぎり制限も残り続けます。
- 無料トライアル
- 7日間・14日間といった期間限定で全機能を試せるお試し期間。期間が終わると有料プランへ移行します。
1. 予約件数に上限がある
無料プランには月間の予約件数に上限があるのが普通です。RESERVAのフリープランは月間予約50件・登録顧客250件まで、STORES 予約のフリープランも月間50件・予約ページ2つまでと、公式の料金ページに明記されています。
上限を超えると新しい予約を受け付けられなくなるので、 お客様を取りこぼす ことになります。これが一番痛い制限です。
出典:RESERVA 料金プラン(2026年9月閲覧)
予約件数の上限に達すると、新規予約を受け付けられなくなります。繁忙期に上限へ引っかかると機会損失に直結するので、月の予約が上限の7割に届いたあたりで切り替えを検討してください。
2. 広告やロゴが表示される
無料プランでは、予約ページにサービス提供元のロゴが表示されることがあります。RESERVAの場合は、フリープランだとユーザー画面の右下に小さく「©RESERVA」が入ると公式の料金ページに書かれています。
お客様から見ると「このお店、どこかのサービスを使っているんだな」とわかります。表示の大きさはサービスによってかなり違うので、気になる方は契約前に実際の予約ページを自分のスマホで開いて確かめるのが確実です。
3. カスタマイズがほぼできない
予約ページの色やデザインを変えたい、予約時に独自の質問項目を追加したい。こうしたカスタマイズは、無料プランでは制限されていることが多いです。RESERVAのフリープランで使えるのは全機能のうち43機能と公式に案内されています。
テンプレートそのままのデザインになるので、 自分のお店の雰囲気と合わない まま運用することになりがちです。
4. サポートが限定的になる
無料プランでは、チャットサポートが使えなかったり、メールのみになったりします。RESERVAはフリープランでもメールサポートの対象と明記されていますが、電話や優先対応まで含むかどうかはプランによって変わります。
設定でつまずいたときに相談先がないのは、特にITに慣れていない方には大きなハードルです。
5. 決済手数料が高いまま据え置かれる
見落とされがちですが、無料プランは決済手数料でも不利になることがあります。STORES 予約の決済手数料は、フリープランだと5.2%〜、スタンダードプラン加入時は3.3%〜(いずれも中小特別料率適用時)と公式に案内されています。
出典:STORES 予約 料金プラン(2026年9月閲覧)
月商30万円のオンライン決済なら、5.2%と3.3%の差は月あたり5,700円。月額だけを見て「無料のほうが安い」と判断すると、手数料で逆転していることがあります。
無料プランのデメリットはどこまで許容できる?
予約システムの無料プランのデメリットは、どれも「今すぐ困る」ものではなく「あとから効いてくる」ものばかりです。だからこそ、許容できる範囲を先に決めておく価値があります。
判断の物差しは、次の3つで足ります。
- 1
取りこぼしが出るか
上限50件に対して、いまの月間予約が何件か。3割を超えていたら、半年後には引っかかると考えたほうが安全です。 - 2
お客様の目に触れるか
ロゴ表示や予約ページのURLは、お客様が必ず見る部分です。ブランドの見え方を重視するお店ほど、ここのコストは高くつきます。 - 3
お金の出入りに影響するか
決済手数料の差は、売上に比例して効いてきます。単価が高い業種ほど、月額の差より手数料の差のほうが大きくなります。
逆にいうと、この3つに引っかからないうちは無料プランのままで問題ありません。月の予約が10件から20件で、ロゴ表示も気にならず、現地払いが中心なら、急いでお金を払う理由はないということです。
有料プランに切り替えると何が変わる?
有料プランに切り替えると、上で挙げた制限がまとめて外れます。

予約件数とスタッフ数の上限が上がる
STORES 予約なら、フリーの月50件がスモールで月200件、チームで月300件、ビジネスで月2,000件と段階的に増えます。スタッフ登録もチームで3名、ビジネスで20名と、店舗の規模に合わせて広がる設計です。
ロゴ表示が消える
有料プランでは提供元のロゴ表示を外せるサービスがほとんどです。予約ページをお店のブランドで統一できるので、お客様に与える印象が変わります。
決済まわりの条件がよくなる
デポジット(前払い)や事前決済を使えるようにすると、ノーショー対策にもなります。ドタキャンが続いているお店は、料金プランの前に 予約のドタキャン・ノーショーを防ぐ5つの方法 を先に読んでみてください。
外部カレンダーと連携できる
Googleカレンダーとの同期は、ダブルブッキングを防ぐうえでいちばん効く機能です。個人でお店をやっていると、プライベートの予定と予約枠がぶつかりがちなので、ここが連携できるかどうかは実務の負担に直結します。
RESERVAの無料プランを比較すると?主要4サービスで検証
国内でよく使われている予約システム4つについて、公式の料金ページで確認できた範囲を一覧にしました。確認できなかった項目は、あえて空欄にせず「公式に記載なし」と書いています。
| 項目 | RESERVA(フリー → ブルー) | STORES 予約(フリー → スモール) | Square 予約(フリー → プラス) | Shopify+まるっと予約(Starter → Growth) |
|---|---|---|---|---|
| 月額料金 | 0円 → 3,850円(年払・税込) | 0円 → 9,790円(年間契約・税込) | 0円 → 3,000円(店舗ごと) | Shopify 4,850円+$19.99 → 4,850円+$49.99 |
| 予約件数 | 月50件 → 公式に記載あり(上位プランで拡大) | 月50件 → 月200件 | 公式に記載なし → 公式に記載なし | 月30件 → 無制限 |
| 顧客登録 | 250件 → 上位プランで拡大 | 公式に記載なし | 公式に記載なし | Proプランで顧客カルテ機能 |
| ロゴ表示 | 右下に小さく©RESERVA → 非表示 | 公式に記載なし | 公式に記載なし | 公式に記載なし |
| 予約ページ数 | 公式に記載なし | 2 → 10 | 1アカウントにつき1店舗 → 店舗ごと課金 | Shopifyサイト内に自由に設置 |
| サポート | メール → メール | 公式に記載なし | 公式に記載なし | 日本語チャット |
| 決済手数料 | 公式料金ページに記載なし | 5.2%〜 → 3.3%〜(中小特別料率) | 対面2.5%または3.25% | Shopify Basicのオンラインカード3.55%〜 |
| 無料で試せる範囲 | フリープラン(月50件・43機能) | フリープラン(月50件・ページ2) | フリープラン(1アカウント1店舗) | 7日間の無料体験 |
出典:Square 予約(2026年9月閲覧)
出典:Shopify 料金プラン(2026年9月閲覧)
出典:まるっと予約(Shopify App Store)(2026年9月閲覧)
Squareの対面決済手数料は、年間キャッシュレス決済額が3,000万円未満なら2.5%、3,000万円以上なら3.25%と公式に案内されています。オンライン決済の料率は別ページ扱いなので、非対面が中心のお店は申し込み前に確認してください。
料金だけでなく、機能の守備範囲まで含めて並べたものは Square予約とShopify+まるっと予約の違い に分けて書いています。
月額だけを並べると、有料プランに切り替えたあとの差はこうなります。
注意: 上のグラフはあくまで月額の比較です。Shopify+まるっと予約はドル建てのアプリ料金が加わるうえ、サイト基盤とEC機能の費用を含むため、同じ土俵では並べていません。予約機能だけを比べるか、サイトごと比べるかで結論は変わります。
年間コストで見ると差はどれくらい?
月額の数千円は小さく見えますが、12か月ぶんに直すと印象が変わります。公式の表示価格をそのまま12倍した金額が次のとおりです。
46,200円/年
RESERVA ブルー|3,850円×12か月(年払・税込)
117,480円/年
STORES 予約 スモール|9,790円×12か月(年間契約・税込)
36,000円/年
Square 予約 プラス|3,000円×12か月(1店舗あたり)
同じ「有料プラン」でも、年間では8万円以上の開きが出ます。ただし安いほうが正解とは限りません。STORES 予約のスモールは予約ページを10まで公開できるので、複数メニューや複数拠点を持つお店なら、その差は機能で回収できます。
年間で数万円単位の話になるので、その費用を全額自分で負担する前提でいいのかも一度見ておく価値があります。対象になるツールの条件は 予約システムに使える補助金の補助率と申請の流れ で整理しました。
手数料まで含めた年間シミュレーションは、別記事で細かく計算しています。
予約システムの無料と有料の違いが効いてくるのはどんなお店?
「結局、自分のお店にはどっちなの?」という疑問に答えるために、フェーズ別に整理しました。

開業直後・テスト運用フェーズ(月0〜30件)
まずは無料プランで十分です。
まだお客様の数も少なく、予約システムの使い勝手を確かめる段階。この時期にお金をかける必要はありません。
- RESERVAやSTORES 予約のフリープランは月50件まで受けられるので、この規模なら余裕があります
- この段階で確かめたいのは機能の多さではなく、 自分の業務フローに合うか です
- 予約の受付・変更・キャンセルを一往復させてみて、手間が増えていないかを見てください
軌道に乗ってきたフェーズ(月30〜100件)
有料プランへの切り替えを検討するタイミングです。
予約件数の上限が気になり始めたら、それはビジネスが成長している証拠。このフェーズでは以下のサインに注目してください。
- 月の予約件数が上限の70%を超えた
- ノーショー(無断キャンセル)が気になり始めた。デポジット機能が必要です
- スタッフが2名以上になった。スタッフ管理機能が必要です
- お客様から「予約の変更がしにくい」と言われた
事業拡大フェーズ(月100件超・EC併用)
機能の充実度とトータルコストで選ぶ段階です。
このフェーズでは、月額料金だけでなく 決済手数料 も重要です。施術単価が高い業種ほど、料率の差が年間コストに効いてきます。
- オンライン決済が多い。手数料率をプラン単位で比べてください。Shopify ペイメント を使う場合、Shopifyのオンラインクレジットカード手数料はBasicで3.55%〜、Growで3.4%〜です
- 店販品やオンラインショップも運営したい。予約と物販を1サイトにまとめる選択肢が出てきます
- 予約だけシンプルに使いたい。RESERVAやSTORES 予約の上位プランで足ります
コスト比較の詳細は、別記事で年間シミュレーションつきでまとめています。
→ 予約SaaSはどう選ぶ? Shopify EC運営者の単発イベント予約ガイド
無料から有料への移行はスムーズにできる?
予約システムを選ぶとき、意外と見落とされるのが 「無料から有料に切り替えるときに何が起きるか」 です。
チェックしておきたいのは次の3つ。
- データの引き継ぎ: 無料のあいだに登録した予約データ・顧客情報は、有料プランに切り替えてもそのまま使えるか
- プラン変更の手軽さ: 管理画面から切り替えられるか、それとも契約し直しになるか
- 他サービスへの移行: 乗り換えたくなったとき、顧客データをエクスポートできるか
3つ目は特に重要です。予約履歴まで完全に移行できるサービスはほとんどないので、乗り換えのコストは最初のサービス選びの時点でほぼ決まります。
Shopifyアプリの場合、料金プランの変更はストアの管理画面から行い、ストア側に貯まった顧客データはアプリのプランとは別に保持されます。まるっと予約もこの仕組みに乗っているので、プランを上げてもデータを入れ直す必要はありません。わたしはこのアプリの開発者なので、ここは仕様として断言できる部分です。
STORES 予約から移る場合の手順は、別記事に具体的な流れをまとめています。
→ STORES予約からShopify+まるっと予約に移行する手順と注意点
よくある質問
可能です。月間予約件数が上限を超えなければ、無料プランのまま運営を続けられます。RESERVAもSTORES 予約も、フリープランは期間の制限なく使えます。ただし、ロゴ表示や機能制限は残ったままなので、お客様への見え方と運用の手間を見て判断してください。
無料トライアル は期間限定(7日間、14日間など)で全機能を試せるもので、期間が終わると有料プランへ移行します。 無料プラン は期限なしで使い続けられますが、機能や件数に制限があります。「無料で始められます」と書いてあっても、どちらなのかは申し込み前に必ず確認してください。
サービスによりますが、新規の予約受付が止まるのが一般的です。上限は「月間」でカウントされるものが多いので、翌月にはリセットされます。とはいえ、止まっている間の予約は戻ってこないので、上限の7割に届いた時点で切り替えを考えるのが現実的です。
変わるサービスがあります。STORES 予約は公式の料金ページで、フリープランの決済手数料を5.2%〜、スタンダードプラン加入時を3.3%〜(中小特別料率適用時)と案内しています。月額の差だけでなく、想定売上に料率をかけた金額で比べてください。
業種や規模で変わりますが、サロンで効くのは デポジット決済 と スタッフ管理 の2つです。この2つが希望のプランに含まれているかを先に確認してください。Shopifyでサイトを持っているなら、まるっと予約も選択肢に入ります。詳しくは Shopify予約アプリ5つの比較 をどうぞ。
技術的には可能ですが、予約履歴の完全な移行は難しいケースが多いです。顧客データ(名前・メールアドレスなど)はCSVエクスポートに対応しているサービスが多いので、乗り換え前に出力できる範囲を確認しておきましょう。最初の選定でミスマッチを減らすのが一番のコスト削減です。
まとめ:最初は無料で試す。でも切り替えラインは先に決める
無料プランで始めること自体はまったく問題ありません。使ったことのないサービスにいきなりお金を払うより、 まず無料で試して操作感と業務との相性を確認する ほうが賢い進め方です。
ただし、「ずっと無料で使い続ける」前提で選ぶと、事業が成長したときに困ります。大事なのは、 月何件を超えたら有料に切り替えるか というラインを最初に決めておくことです。
- いまの予約件数と半年後の見込みは? 月50件の上限に対して余裕があるか
- ブランドの見え方は重要か? ロゴ表示とページデザインの自由度を確認
- オンライン決済は多いか? 月額より決済手数料の差のほうが効くことがある
- 物販やEC連携は必要か? 必要ならサイトごと持つ構成が候補になる
- 有料への移行はスムーズか? データ引き継ぎとプラン変更の手軽さを確認
Shopifyでサイトを運営していて、予約と物販を1つのカートでまとめたい場合は、まるっと予約が選択肢に入ります。プラン構成は次のとおりで、いずれも7日間の無料体験から始められます。
Starter
$19.99 /月
Growth
$49.99 /月
Pro
$99.99 /月
料金はすべてUSDで請求されます。管理画面・お客様向け画面・サポートまで日本語で完結するので、英語に不安がある方でも運用できます。
本記事の料金・機能情報は2026年9月時点で各社の公式ページを確認したものです。プラン改定があるため、申し込み前には必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。


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