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Pepinby SHIN
EC運営2026-04-032026-05-046分で読めます
Shopify入門プラットフォーム比較EC構築

Shopify vs STORES 徹底比較 — どっちを選ぶ?7つの軸で解説【2026年最新】

Shopify vs STORES 徹底比較 — どっちを選ぶ?7つの軸で解説【2026年最新】
2つのサービスを比較検討するイメージ

「ShopifyとSTORES、結局どっちがいいの?」

ネットショップを始めるとき、この2つで迷う方は本当に多いです。どちらも「かんたんに作れる」と謳っていますが、触ってみると性格がまったく違います。

わたしはShopifyアプリ開発者として両方のプラットフォームを何度も触っており、EC運営自体は前職時代に経験してきました。今は「作る側」として両者を眺めている立場です。だからこそ、特定のサービスを推すというより、 どちらが誰に向いているか をフラットに整理できると思っています。

本記事は2026年5月時点の各サービス公式サイトの情報に基づいています。料金や機能は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。

比較の前提 — 誰が何を比較するのか

この記事は「自分のショップに合うのはどっち?」を判断したい方に向けたものです。比較軸は次の7つに絞りました。

料金・決済手数料
月額と手数料を月商別に試算
決済手段の充実度
対応する支払い方法の幅
デザイン自由度
テンプレートとカスタマイズ性
アプリ・拡張性
後から機能を足せるか
予約機能
物販と予約の一元管理
サポート体制
日本語・対応時間
海外販売
越境ECへの対応力

ざっくりした立ち位置を先に押さえておきます。Shopifyは「パーツを組み合わせて育てるグローバルEC」、STORESは「最初からまとまっている国内EC」というのが端的な違いです。

世界175か国以上で使われるグローバルEC基盤。アプリストアで機能を自由に組み合わせ、物販・予約・サブスクまで幅広く対応。
国内向けに設計されたシンプルなEC・予約・決済の統合サービス。直感的な操作感で、ITに詳しくない方でも迷いにくい。

比較表 — 7つの軸を一覧で見る

まずは全体像を一枚に。詳細は次のセクションから1軸ずつ深掘りします。

比較項目ShopifySTORES
月額(最安)3,650円(Basic・年払い)0円(フリー)
決済手数料3.55%〜(Basic)5.5%〜(フリー)/3.6%(スタンダード)
振込手数料0円(Shopify Payments)275円
入金サイクル毎週金曜(最短5日後)月末締め翌月末/最短翌日(有料)
デザイン自由度テーマ+Liquidで作り込み可テンプレート選択中心
アプリ拡張性数千以上のアプリで自由に追加STORES提供機能の範囲
海外販売Shopify Marketsで多通貨多言語基本国内向け

出典:Shopify 料金ページSTORES 料金ページ

2026年の改定で Shopify Basic は年払いで月額3,650円 に。フリーのSTORESとは月額差4,000円弱ですが、決済手数料の差で月商が伸びるほど縮まります。

各選択肢の詳細レビュー

ここからは Shopify と STORES それぞれを単体で見ていきます。

Shopifyの管理画面。アプリやテーマを自由に組み合わせて構築するスタイル

出典:Shopify

Shopify

メリット
数千以上のアプリで、レビュー・ポイント・サブスク・予約・LINE連携まで自由に追加できる
Shopify Paymentsで主要決済が一括導入。 振込手数料0円・毎週入金 でキャッシュフローが安定
Shopify Marketsで多通貨・多言語・関税計算まで標準装備
デメリット
月商ゼロの月でも年払い換算で月3,650円が発生する
テーマエディタで足りない箇所は専門知識が要る場面もある

3,650円

月額(Basic・年払い)

個人事業主向け

3.55%〜

決済手数料(Basic)

プラン上位ほど低下

0円

振込手数料

Shopify Payments利用時

出典:Shopify 料金ページShopifyペイメントとは?

STORESの管理画面。シンプルで直感的なUI

出典:STORES

STORES

メリット
フリープランは月額0円。商品登録数も無制限で「まず試す」のハードルが低い
テンプレートを選んで文字と画像を入れるだけ。ITが苦手でも迷いにくい
PayPay・楽天ペイ・atone・ペイディなど国内ユーザーが使い慣れた決済が揃う
デメリット
フリーは5.5%〜、PayPay等の特定決済はさらに6.5%まで上がる
追加機能はSTORES提供のものに限られ、外部アプリで自由に増やせない

0円

月額(フリー)

永続無料

5.5%〜

決済手数料(フリー)

特定決済は6.5%

275円

振込手数料

売上1万円以上

出典:STORES 料金ページ

コスト試算 — 月商別シミュレーション

月額料金と決済手数料を合わせた「月間コスト」を月商別に並べます。決済はカード決済100%、Shopifyは年払い、STORESスタンダードは年契約の前提です。

STORES フリー有利
月商10万円
月額0円の効果が最大
ほぼ互角に
月商30万円
決済手数料の差で逆転点
Shopify が有利
月商100万円
低手数料+振込0円で差が拡大

月商30万円を境に、 STORESフリーよりShopify Basicのほうがトータルで安くなる 計算です。さらに振込手数料275円や月末締め翌月末入金を加味すると、キャッシュフロー面では Shopify Payments が一段上です。

決済手段の充実度

決済手段ShopifySTORES
クレジットカード
コンビニ決済
銀行振込
PayPay
Amazon Pay
Apple Pay / Google Pay×
後払い決済○(Shop Pay)○(atone / ペイディ)
代金引換○(スタンダードのみ)

出典:Shopifyの決済方法まとめSTORES 料金ページ

Shopifyは Shopify Payments を有効にするだけで主要決済が一括導入できます。STORESも国内主要決済はカバーしますが、Apple Pay / Google Payには非対応です。

デザイン・拡張性で見るアプリ開発側の視点

ここが両者の 最大の分岐点 です。アプリを作る側として両プラットフォームを触ってきた立場から言うと、できることの天井がまったく違います。

無料・有料合わせて数百種類のテーマ。HTML/CSS/Liquidでコード編集可能。アプリで機能を後付けできるため、ショップを「育てる」設計。
テンプレートの完成度は高い。ただし枠を超えたカスタマイズや外部ツール連携は難しい。最初の見栄えが整いやすい一方、機能の天井が早めに来る。

Shopifyのテーマエディタ。セクションやブロックを自由に配置できる

出典:Shopify

「最初はシンプルに売るだけ」ならSTORESで十分です。ただ「レビュー機能を入れたい」「ポイント制度を作りたい」「LINE連携したい」と要望が増えてきた時に、STORESでは選択肢が一気に減ります。アプリ側から見ると、 拡張性で選ぶならShopify、小さく素早く始めるならSTORES という判断軸が一番シンプルです。

予約機能 — 単発イベントを売る人にとっての差

サロンや教室に加えて、 受注会・ポップアップ・一日カフェ・体験会・料理教室といった単発イベント を扱う方にとって、ここは見逃せない違いです。

  • Shopify:予約アプリで日時指定・事前決済・顧客マイページまで対応
  • Shopify:ECサイト内に予約ページを埋め込め、 物販と予約を1サイトで完結
  • STORES:STORES予約と連携可能。予約・決済・POSを同一ブランドで利用
  • STORES:ECと予約の管理画面が別。在庫・顧客の一元管理は難しい

わたしが開発している まるっと予約 の実ユーザーには、飲食店の単発イベントやアパレルの受注会で使ってくださる方が多いです。 「物販と予約を同じShopifyの中で完結させたい」 というニーズが、想像以上に強いと感じています。

→ Shopifyの予約システムについて詳しく

サポート体制

項目ShopifySTORES
チャットサポート24時間対応平日10:00〜18:00
メールサポート
電話サポート○(コールバック)×
日本語対応◎(国内企業)
ヘルプドキュメント◎(日本語充実)

STORESは国内企業ならではの安心感、Shopifyは24時間チャット対応で「夜中に困った」ときに頼れる強みがあります。

海外販売への対応

多通貨・多言語対応が標準。Shopify Marketsで国ごとの価格設定・関税計算まで網羅。越境ECならほぼ一択。
基本は国内販売向け設計。海外発送は手動対応で、多通貨・多言語の仕組みは用意されていない。

結論 — こんな人にはコレ

自分に合ったサービスを選ぶイメージ

7軸の比較を踏まえた最終推薦です。両方を触ってきた感覚として、迷ったらまず「月商規模」と「育てたいかどうか」の2軸で判断するのが早いです。

月商10万円以下で素早く始めたい/ITに詳しくなくシンプルに運営したい/国内向け物販がメイン/STORES予約や決済を既に使っている、という方。
月商30万円超で決済手数料を抑えたい/デザインや世界観にこだわりたい/アプリで機能を増やして育てたい/ 物販と単発イベント予約を1サイトで管理したい /海外販売も視野に入れたい、という方。

「最初はSTORESで素早く検証 → 軌道に乗ってきたらShopifyへ移行」という選び方も実用的です。ただし顧客データやデザインは持ち越しにくいので、 月商30万円が見えそうなタイミング で早めにShopify検討を始めるとスムーズです。

よくある質問

商品データはCSVエクスポートで移せます。ただし顧客データやデザインはそのまま移せず、ある程度の作り直しが必要です。Shopifyには他サービスからの移行ツールもあるので、商品数が多い場合はそちらを活用すると手間が減ります。

商品登録数は無制限、クレジットカード・コンビニ決済にも対応します。ただし独自ドメインは使えず、決済手数料が5.5%と高めです。「まずは試しに出品してみたい」段階なら十分使えます。

ECと予約を1つのサイトで完結させたいなら Shopifyとまるっと予約 の組み合わせのほうが管理しやすいです。STORESも予約は使えますが、ECと予約で管理画面が分かれるため、顧客情報の一元管理が難しくなります。

STORESはフリープランで永続無料です。Shopifyは3日間の無料体験があり、その後も月額1ドルのキャンペーンを実施していることがあります。まずはどちらも触って、操作感を比べるのがおすすめです。

まとめ

  1. 01

    月商が少ないうちは STORESフリープラン でコストを抑えて始められる
  2. 02

    月商30万円超で 決済手数料の安さと入金サイクル からShopifyが有利に
  3. 03

    拡張性・デザイン自由度・海外対応では Shopifyが圧倒的
  4. 04

    シンプルに国内向けだけならSTORESの「迷わなさ」も大きな価値
  5. 05

    物販+単発イベント予約を一元管理するなら Shopify+予約アプリ が現状ベスト

どちらが「正解」ということはなく、自分のビジネスの今とこれからに合うほうを選ぶのが大事です。両方とも無料で試せるので、まずは管理画面を触って「自分にとって使いやすいか」を確かめてみてください。

→ Shopifyの始め方を10ステップで解説

→ Shopify・BASE・STORESの3社比較はこちら

この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

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SHIN

この記事の執筆者

SHIN

Pepin代表、Webエンジニアとして10年以上の経歴を持ち、
Shopifyアプリ・ストア開発 / webサービス開発 / メディア運営などマルチに活動。