Shopify vs BASE 徹底比較 — 無料のBASEか、本格派のShopifyか【2026年最新】

「BASEなら無料で始められるけど、Shopifyのほうが本格的って聞くし……」
ネットショップを始めようとすると、この2つの名前は必ず目に入ります。無料で気軽に始められるBASEか、月額がかかるけど拡張性の高いShopifyか。どちらも「ECを始めるなら」の定番ですが、向いている人がまったく違います。
わたしは企業のEC立ち上げでShopifyを3年使い、BASEも検証で触ってきました。その経験から言えるのは、 「今の月商」と「これからどう育てたいか」で最適解が変わる ということです。
本記事は2026年4月時点の各サービス公式サイトの情報に基づいています。料金や機能は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。
BASEとShopifyの「性格」の違い

出典:BASE

出典:Shopify
ひと言で表すなら、BASEは 「出店のハードルを極限まで下げたサービス」 、Shopifyは 「スケールする前提で作られたプラットフォーム」 です。
料金体系を比べる
ここが選択の最大のポイントです。
| 比較項目 | Shopify(Basic) | BASE(スタンダード) | BASE(グロースプラン) |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | 4,850円 | 0円 | 16,580円(年契約) |
| 決済手数料 | 3.55%〜 | 3.6%+40円 | 2.9% |
| サービス利用料 | なし | 3% | なし |
| 実質手数料率 | 約3.55% | 約6.6% | 約2.9% |
| 振込手数料 | 0円(Shopify Payments) | 250円+事務手数料 | 250円+事務手数料 |
| 入金サイクル | 毎週(自動) | 振込申請制 | 振込申請制 |
BASEスタンダードプランの「実質手数料率」は 決済手数料3.6%+サービス利用料3%=約6.6% です。月額0円の代わりに、売上から差し引かれる金額が大きい点に注意してください。さらに振込金額が2万円未満の場合、事務手数料500円が追加されます。
月商別コストシミュレーション
「結局いくらかかるの?」を、月商10万円・30万円・100万円の3パターンで計算してみます。
月商が 15万円前後 を超えるあたりから、BASEスタンダードよりShopify Basicのほうがトータルコストが低くなります。「売上ゼロからのスタート」ならBASE、「月数万円以上売れる見通しがある」ならShopifyという判断ができます。

機能を7軸で比較
| 比較軸 | Shopify | BASE |
|---|---|---|
| デザイン自由度 | ◎(数百テーマ+コード編集) | ○(テンプレート型) |
| アプリ・拡張性 | ◎(数千以上のアプリ) | △(Apps機能あるが限定的) |
| 決済手段 | ◎(Shopify Payments一括設定) | ○(BASEかんたん決済) |
| SEO対策 | ◎(メタタグ・構造化データ自在) | △(基本的な設定のみ) |
| 海外販売 | ◎(多通貨・多言語標準) | △(基本は国内向け) |
| 予約機能 | ◎(まるっと予約等のアプリ) | ×(非対応) |
| サポート | ○(24時間チャット) | ○(メール・チャット) |
デザイン・カスタマイズ性

出典:Shopify
アプリ・拡張性

出典:Shopify
わたしがShopifyを使っていて一番助かったのは、この拡張性です。「お客さんにレビューを書いてもらいたい」「定期購入を始めたい」「予約も受けたい」と要望が出るたびに、アプリを入れるだけで対応できました。BASEでは、同じことをやろうとすると壁にぶつかる場面が出てきます。
集客力の違い
BASEには独自の強みがあります。
- BASE:「Pay IDアプリ」経由でBASEユーザー同士の流入がある
- BASE:BASE独自のショッピングモール的な集客導線がある
- Shopify:SEO対策が柔軟。メタタグ、URL構造、構造化データを自由にコントロールできる
- Shopify:SNS連携(Instagram・TikTokショッピング)が充実
- BASE:SEOのカスタマイズ範囲が狭く、検索流入の最適化に限界がある
BASEの「Pay IDアプリからの流入」は、出品するだけでお客さんの目に触れるチャンスがあるという意味で、立ち上げ初期にはありがたい仕組みです。ただし、本格的にSEOやSNSで集客したい段階では、Shopifyの自由度のほうが武器になります。
「BASEで始めて、Shopifyに移行」はアリ?
結論から言うと、 アリ です。実際にこのパターンを選ぶ方は多いです。
BASEで始めるフェーズ
まずは無料でショップを開設。商品を登録して、実際に売れるかどうかを検証する。この段階では月額コストをかけたくない。
売上が安定してきたら検討
月商が15万円を超えてきたあたりで、「手数料が高いな」と感じ始める。この段階でShopifyへの移行を考え始めるのが自然。
Shopifyに移行
商品データのCSVエクスポートで移行。顧客データやデザインは引き継げないため、ある程度の作り直しが必要。Shopifyの移行ツールを活用するとスムーズ。
ただし、移行には手間がかかります。「最初からある程度売れる見込みがある」「ブランドのデザインにこだわりたい」という場合は、最初からShopifyで始めるほうが結果的に効率がいいです。
こんな人はBASE、こんな人はShopify
BASEがおすすめ
Shopifyがおすすめ
よくある質問
商品データはCSVでエクスポート・インポートできます。ただし、顧客データ(購入履歴含む)やデザインはそのまま移せないため、ショップの作り直しが必要です。商品数が100点以下なら1〜2日、それ以上なら移行ツールの活用をおすすめします。
BASEグロースプランは月額16,580円(年契約)・決済手数料2.9%。Shopify Basicは月額4,850円・決済手数料3.55%です。月商50万円前後でコストは拮抗しますが、Shopifyは振込手数料0円・毎週入金で、アプリによる拡張性も圧倒的に高いです。
使えます。商品数が少なくても問題ありません。ただし月商数万円の段階では月額4,850円が負担になるケースもあるので、その場合はBASEスタンダードで始めて、売上が安定してから移行するのも手です。
月額は0円ですが、売れるたびに 決済手数料3.6%+40円 と サービス利用料3% がかかります。さらに振込手数料250円、振込額2万円未満なら事務手数料500円も。月商が増えるとこの積み重ねは大きくなります。
まとめ
- 月商10万円以下なら BASEスタンダード(月額0円)で十分
- 月商15万円を超えたら Shopifyのほうがトータルで安くなる
- 拡張性・デザイン・SEO・海外対応では Shopifyが圧倒的
- BASEの「Pay IDアプリ流入」は 立ち上げ初期の集客 に有利
- 「BASEで始めてShopifyに移行」はアリだが、移行コストも考慮を
どちらを選んでも、大事なのは 「まず始めること」 です。完璧なプラットフォームを探して何か月も迷うより、まずは出品してみる。売れ始めてから最適な環境に引っ越しても遅くはありません。
わたし自身の経験から言うと、「月商が増えてきた段階でShopifyに移行して、手数料が下がったうえに機能も増えて、もっと早く切り替えればよかった」という声をよく聞きます。最初のうちはBASEの気軽さを活かして、成長に合わせてプラットフォームも育てていく。そんな柔軟な考え方でいいと思います。
この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。


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