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Pepinby SHIN
Shopify2026-04-054分で読めます

Exit Intent Popup Guide for EC Sites

Exit Intent Popup Guide for EC Sites
離脱防止ポップアップのイメージ

「せっかくストアに来てくれたのに、何も買わずに帰ってしまう」

ECサイトを運営していると、この現実に何度も直面します。広告費をかけて集客したお客さんが、商品ページやカートまで進んでくれたのに、最後のひと押しが足りずに離脱してしまう。これはとても、もったいないことです。

そんなときに効果を発揮するのが 離脱防止ポップアップ(Exit Intent Popup) です。お客さんがページを閉じようとした瞬間にメッセージを表示し、購入やメルマガ登録へとつなげる仕組みで、導入しているストアとそうでないストアでは売上に明確な差が出ます。

この記事では、離脱防止ポップアップの仕組み、実際の効果データ、そしてShopifyでの設定方法をわかりやすくまとめました。

離脱防止ポップアップとは

離脱防止ポップアップ(Exit Intent Popup)

ユーザーがブラウザのタブを閉じようとしたり、戻るボタンを押そうとしたりする動きを検知して、画面上にメッセージやオファーを表示する仕組みのこと。PCではマウスカーソルがブラウザ上部に移動したタイミング、スマホではスクロールの速度変化や一定時間経過で発動するのが一般的です。

ポイントは「すでに興味を持ってページを訪れた人」に対してアプローチすること。まったくの新規広告と違い、 商品を見た・カートに入れたという行動履歴がある人 への最後のひと声なので、コンバージョンにつながりやすいのです。

離脱防止ポップアップの効果

「本当に効果があるの?」と思う方も多いでしょう。数字で見てみます。

10〜15%
離脱しかけた訪問者の回収率
OptinMonster社の導入事例平均値
53%
メールリスト登録の増加率
ポップアップ導入前後の比較
70.19%
ECサイト全体のカート離脱率
Baymard Institute調べ(50件調査の集計)

出典:OptinMonster - Exit Intent TechnologyBaymard Institute - Cart Abandonment Rate Statistics

カート離脱率が約70%という現実を踏まえると、その一部でも回収できれば売上への影響は大きいことがわかります。たとえば月間1,000件のカート追加があるストアなら、離脱防止ポップアップで5%回収するだけでも 月50件の追加購入 が生まれる計算です。

離脱防止ポップアップは「しつこい広告」と混同されがちですが、適切なタイミングと内容で表示すれば、お客さんにとっても「忘れていたお得な情報を教えてもらえた」というポジティブな体験になります。

効果的なポップアップの5つのパターン

ポップアップの通知イメージ

離脱防止ポップアップにはいくつかの定番パターンがあります。自分のストアに合ったものを選びましょう。

  1. 01

    割引クーポンの提示

    もっともシンプルで効果が高いパターンです。「今だけ10%OFFクーポンをプレゼント」のように、購入を迷っている人の背中を押します。初回購入者限定にすることで、利益率への影響もコントロールできます。

  2. 02

    送料無料のリマインド

    「あと○○円で送料無料!」というメッセージは、カートページでの離脱防止に特に有効です。追加購入を促すことで客単価アップにもつながります。

  3. 03

    メールアドレスの取得

    すぐに購入しない人でも、メールアドレスを取得できれば後日フォローが可能です。「新商品情報をお届けします」「会員限定セールのご案内」などの訴求が効果的です。

  4. 04

    在庫・期間限定の訴求

    「残りわずか」「本日23:59まで」といった希少性を伝えるメッセージです。購入を先延ばしにしようとしている人に、今買う理由を提示します。

  5. 05

    カート内商品のリマインド

    カートに商品が入ったまま離脱しようとしている人に、「お買い忘れはありませんか?」と表示するパターンです。意外と「カートに入れたことを忘れていた」人が多いので効果があります。

Shopifyでの設定方法

Shopifyで離脱防止ポップアップを導入する方法は大きく2つあります。

  1. 1

    Shopifyアプリを使う(おすすめ)

    もっとも簡単で確実な方法です。アプリストアには離脱防止ポップアップに対応したアプリが複数あります。コードの知識が不要で、管理画面からデザインやタイミングを設定できます。

  2. 2

    表示タイミングを設定する

    ポップアップの表示条件を決めます。「ページ滞在○秒後」「スクロール○%到達後」「離脱意図の検知時」など、アプリの管理画面から設定できます。表示しすぎると逆効果なので、1セッションにつき1回を目安にしましょう。

  3. 3

    オファー内容とデザインを作成する

    クーポンコードや訴求文を決め、ストアのブランドカラーに合わせたデザインにします。ポップアップの文字数は少なめに、CTAボタンは目立つ色で設置するのがコツです。

  4. 4

    効果を計測して改善する

    表示回数、クリック率、コンバージョン率を追跡し、定期的にA/Bテストを行います。オファーの内容や表示タイミングを少しずつ調整して、最適な設定を見つけていきましょう。

おすすめのShopifyアプリ

無料プランがあり、離脱防止ポップアップの基本機能が揃っています。ドラッグ&ドロップのエディタでデザインでき、メール連携も簡単。月間ページビューが少ないうちは無料で十分に運用できます。Privy

AIを活用したパーソナライズ機能が強みです。訪問者の行動履歴に応じて表示するオファーを自動的に変えられるので、中〜大規模ストアに向いています。Justuno

A/Bテスト機能が充実しており、複数パターンのポップアップを簡単に検証できます。コンバージョン最適化を本格的に取り組みたいストアにおすすめです。OptiMonk

設定時に気をつけるポイント

  • モバイルでの表示を必ずテストする(画面を覆いすぎないか確認)
  • 1セッションあたりの表示回数を1回に制限する
  • 閉じるボタンをわかりやすく配置する(ユーザー体験を損なわない)
  • Googleの「インタースティシャル広告ペナルティ」に該当しないか確認する
  • クーポンの有効期限を設定して緊急性を出す
  • ポップアップのデザインをストアのブランドと統一する

Googleは2017年以降、モバイルでページ全体を覆うポップアップ(インタースティシャル)を表示するサイトの検索順位を下げるペナルティを導入しています。離脱防止ポップアップを設定する際は、画面の一部にとどめるか、ページ読み込み直後ではなく一定時間後に表示する設定にしましょう。

出典:Google Search Central - インタースティシャルに関するガイドライン

まとめ

売上成長のイメージ

離脱防止ポップアップは、 すでにストアに来てくれたお客さんとの接点を最大化する施策 です。新規集客のように大きな広告費をかけずに、今ある流入から売上を増やせるのが最大のメリットです。

カート離脱率70%という数字が示すとおり、ECサイトには「取りこぼし」が想像以上にあります。その一部を回収するだけでも、月の売上は目に見えて変わるはずです。

まずは無料プランがあるアプリで小さく始めて、効果を見ながら調整していくのがおすすめです。

→ Shopifyでストアを始める

この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

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