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Pepinby SHIN
EC Operations2026-04-205分で読めます
EC運営決済カゴ落ち

How to Choose Payment Methods for Your EC Store — A Practical Q&A

How to Choose Payment Methods for Your EC Store — A Practical Q&A

ECサイトを立ち上げるとき、決済手段の選び方で悩むオーナーさんを何人も見てきました。「クレカと後払いだけでいい?」「PayPayは入れるべき?」「手数料はどこが安い?」

決済の選択肢はここ数年で一気に増え、逆に 選びすぎるとカゴ落ちが増える という逆説的な課題も生まれています。この記事では、Shopifyアプリ開発で立ち上げ期のストアを支援してきた経験から、決済選びでよくある疑問をQ&A形式で一気に整理します。

このページでわかること

Q1 どの決済が必須か
ECで最低限そろえるべき決済カテゴリと、その優先順位
Q2 手数料の相場
クレカ・後払い・コンビニ・QR・銀行振込の手数料目安
Q3 購入層で選ぶ基準
年齢層・客単価別に最適な決済の組み合わせ
Q4 プラットフォーム別
Shopify / BASE / 自社構築での導入しやすさの違い
Q5 導入の実行ステップ
申込→審査→実装まで、実際にかかる日数感
Q6 注意したい落とし穴
導入後に後悔しやすい3つのポイント

Q1. ECサイトで最低限そろえるべき決済手段は?

ECの決済手段

ECで使われる決済手段は、大きく6つのカテゴリに分かれます。クレジットカード、後払い決済、コンビニ決済、キャリア決済、QRコード決済、銀行振込。購入層と客単価に応じて このうち3〜5種類 を組み合わせるのが、2026年現在の定石です。

最初に押さえたい優先順位はこうです。

  1. クレジットカード :BtoC ECでは利用率が70%前後で圧倒的。外せません。
  2. 後払い決済(Paidy / NP後払い等) :10〜20代女性の利用が多く、 カード非保有層 を取り込める。
  3. コンビニ決済 or 銀行振込 :クレカ忌避層(中高年・学生)を拾える。
  4. QRコード決済(PayPay / 楽天ペイ等) :スマホ主体の若年層に訴求。

経済産業省の「電子商取引に関する市場調査(令和5年度)」でも、BtoC ECの決済手段はクレジットカードが約7割で最大、続いて後払い・コンビニ・キャリア決済が続く構造が続いています。 出典:経済産業省 令和5年度 電子商取引に関する市場調査

立ち上げ直後のストアでも クレカ+後払い+コンビニ の3種類は揃えておくのがおすすめ。「カードを持っていない」「ネットでカードを使いたくない」というユーザーを最初から取りこぼさずに済みます。

Q2. 決済手段別の手数料はどれくらい?

次に気になるのが手数料。カテゴリ別の相場はこんな感じです。

決済カテゴリ手数料相場入金サイクル目安特徴
クレジットカード3.0〜3.6%15日〜30日サイクル業界標準。Shopify Paymentsは3.25%〜
後払い決済3.5〜4.5%月2回入金未回収リスクを業者が負担
コンビニ決済110〜300円 / 件月2回入金固定額+システム利用料
キャリア決済4.0〜6.0%月1〜2回入金10〜30代の利用が多い
QRコード決済2.5〜3.5%月2回〜翌営業日PayPay・楽天ペイ等で条件異なる
銀行振込0%(手数料なし)即時〜数日人件費・消込作業のコストは残る

出典:Shopify公式 - Shopify Paymentsの手数料Paidy公式 - 手数料PayPay公式 - 加盟店手数料(2026年4月時点)

手数料の低さだけで選ぶと、売上機会を逃すことがあります。たとえば銀行振込は手数料0%ですが、入金確認までの手作業コストとカゴ落ち率の高さを合わせると、 実質的には最も割高 になるケースが多いです。

Q3. 購入層と客単価で、どう選べばいい?

手数料表だけでは決められません。 購入層 × 客単価 で見ると最適解が変わります。

購入層タイプ推奨の組み合わせ理由
20代中心・客単価3,000円前後(コスメ、雑貨)クレカ+後払い+QR決済カード非保有層が多い年齢帯、Paidyなどの後払いとPayPayの少額決済が強い
40〜60代中心・客単価1万円超(健康食品、工芸品)クレカ+コンビニ+銀行振込QR決済はほぼ使われず、コンビニ支払いや振込用紙で安心する世代への対応が効く
BtoB・月商法人取引(卸販売)請求書払い(Paid / NP掛け払い)+銀行振込法人は与信枠での月締め払いが主流、クレカ決済は副次的。BtoB後払いでリピート伸長
サブスク型ビジネス(食品定期便)クレカ一択+キャリア決済を補助毎月自動課金が前提。カード更新時の離脱対策にキャリア決済を補助的に併用

購入層が分からないうちは「クレカ+後払い+コンビニ」の3本で立ち上げ、注文データが100件くらい溜まったら決済比率を見て4つ目を追加する、という進め方が失敗しにくいです。

Q4. Shopify / BASE / 自社構築で導入のしやすさは違う?

プラットフォームによって、 標準で使える決済の範囲手間 が大きく変わります。

プラットフォーム標準決済追加決済の手間向いているケース
ShopifyShopify Paymentsアプリ追加 or 外部決済の設定カスタマイズ自由度重視
BASEBASEかんたん決済基本は統合済み、追加は限定的とにかく最速で立ち上げたい
STORESまとめて決済管理画面から有効化のみ操作シンプル重視
自社構築決済代行契約から契約→API実装で数週間独自機能・BtoBなど特殊要件あり

出典:Shopify公式 - 決済BASE公式 - 決済(2026年4月時点)

Shopifyでは、Shopify Paymentsを有効化すればクレカ決済が即日使える一方、 後払いやコンビニはアプリ or 外部代行(GMO / KOMOJUなど) 経由で追加する形になります。一見面倒ですが、選択肢が多いぶん購入層にフィットさせやすいのはShopifyの強みです。

Q5. 導入にかかる日数・工数はどれくらい?

「思い立って翌日から使える」ものと「審査で2週間かかる」ものがあります。

  1. 1

    Step 1 決済代行会社に申し込み(1〜3日)

    Shopify Payments / GMOイプシロン / KOMOJU などに申し込みます。Shopifyの場合は管理画面から数分で申請が完了。オンラインで個人情報と事業情報を入力するだけです。

  2. 2

    Step 2 審査(5〜14日)

    扱う商材によって審査期間が変わります。金融・健康食品・アダルト周辺商材は長引きがち。審査で返却された質問にはその日のうちに返信するのが早く進めるコツです。

  3. 3

    Step 3 Shopifyアプリ or 設定で実装(半日〜1日)

    審査通過後、Shopifyの管理画面で決済を有効化します。アプリ経由の場合はマニュアル通りに設定するだけで、コードを触る必要はほぼありません。

  4. 4

    Step 4 テスト購入で動作確認(半日)

    必ず実際に1円〜少額でテスト購入し、注文確認メール・入金反映・返金フローまで通します。 本番リリース前のテスト購入は必須 です。

後払い決済の審査は、事業内容によっては 2週間以上 かかることもあります。ストア立ち上げのスケジュールを組むときは、決済審査を最優先タスクに置くのが無難です。

Q6. 導入後に後悔しがちな落とし穴は?

サポートで聞かれるトラブルは、だいたいこの3つに集約されます。

  • 入金サイクルを把握せず資金繰りが詰まる :後払いやコンビニは入金が月1〜2回。売れても1〜2ヶ月後に入ってくるので、仕入れ資金が先に出ていくことを想定する
  • 決済を増やしすぎてチェックアウトが複雑化 :選択肢が多すぎるとかえってカゴ落ちが増える。 3〜5種類に絞る のが実務的な上限
  • 返金・チャージバック対応を想定していない :カード決済は不正利用によるチャージバックが発生しうる。運用ルールを作っておく

まだ迷っているあなたへ

決済選びは、完璧を狙うより「購入層に合う3種類」を先に揃えて、後から注文データを見て調整するのが現実的です。最初から6種類揃えても、結局使われるのは3〜4種類に収束します。

まずはクレジットカード決済を最優先で整え、次に後払い、最後にコンビニかQRを購入層に合わせて追加する。この順番なら、決済の落とし穴に引っかかりにくいです。

→ Shopifyの決済手段一覧と設定方法

→ Shopify決済の手数料を徹底比較

→ 顧客ペルソナ設計ガイド

この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

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SHIN

この記事の執筆者

SHIN

Pepin代表、Webエンジニアとして10年以上の経歴を持ち、
Shopifyアプリ・ストア開発 / webサービス開発 / メディア運営などマルチに活動。

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