How to Start Ochugen (Summer Gift) EC
「お中元をECで販売してみたいけど、何から準備すればいいかわからない」
そんな声をクライアントからいただくことが増えました。百貨店やカタログが主流だったお中元市場ですが、ここ数年でオンライン化が一気に進んでいます。特に法人ギフトの分野は、まだまだ参入の余地がある領域です。
この記事では、Shopifyを使ってお中元ECを始めるための具体的な手順と、法人ギフト需要を取り込むコツをお伝えします。
お中元市場の現状を知る
お中元を含む国内ギフト市場は10兆円を超える巨大な市場です。そのなかでEC経由の「eギフト」が急速に伸びています。従来は百貨店の店頭やカタログ注文が中心でしたが、コロナ禍以降「オンラインで手軽に贈りたい」というニーズが定着しました。
お中元の商戦期は 6月中旬〜7月中旬 です。準備は遅くとも5月には始めましょう。関西では 7月中旬〜8月15日 が一般的なので、地域差も考慮した販売期間の設定が重要です。
お中元ECに必要な準備リスト
一般的なEC販売とお中元ECでは、求められる機能が異なります。まずは必要な要素を確認しましょう。
- のし(熨斗)紙の選択・名入れ対応
- 納品書から金額を非表示にする設定
- 配送日時の指定機能
- 複数の届け先への一括注文対応
- ラッピング・メッセージカード対応
- 価格帯別のギフトコレクション設計
とくに のし対応 はお中元において必須です。「御中元」「暑中御見舞」などの表書きと、贈り主の名前を入れられる仕組みがないと、法人利用のハードルが一気に上がります。
Shopifyでお中元ECを構築する手順
- 1
ギフト対応アプリを導入する
Shopifyには標準でのし対応機能がないため、アプリで補います。日本市場では「All in Gift」がおすすめです。のし紙の種類選択、名入れ、ラッピング、メッセージカードをまとめて管理でき、日本のギフト文化に合った設計になっています。導入の詳細は ギフト対応の設定ガイド を参考にしてください。
- 2
お中元専用コレクションを作成する
「お中元 3,000円コース」「お中元 5,000円コース」「お中元 10,000円コース」のように、価格帯別のコレクションを作りましょう。贈る側は予算で選ぶことが多いため、金額が明確なカテゴリー分けが喜ばれます。
- 3
納品書の金額表示を非表示にする
贈り先に金額が伝わるのはギフトとして致命的です。Shopify管理画面の「設定」→「通知」から納品書テンプレートを編集し、金額・小計・合計を非表示にしておきましょう。
- 4
配送日時指定を有効にする
お中元は届く時期が重要です。「配送日時指定 .amp」などのアプリを使い、注文時にお届け日時を選べるようにします。特に法人ギフトでは「7月1日に届けたい」など日付指定のニーズが強いです。
- 5
のし・表書きの選択肢を設定する
お中元で使うのしは「御中元」(7月上旬まで)と「暑中御見舞」(7月中旬以降)が基本です。時期に応じた表書きの選択肢を用意し、名入れ欄も設けておきましょう。
法人ギフト需要を取り込む3つのポイント
法人のお中元は、1回の注文で数十個単位になることも珍しくありません。個人向けと法人向けでは攻め方が違うので、しっかり整理しておきましょう。
- 01
まとめ買い割引を用意する
10個以上で5%OFF、30個以上で10%OFFなど、数量に応じた割引を設定すると法人の発注ハードルが下がります。Shopifyの下書き注文機能を使えば、個別の見積もり対応も可能です。
- 02
請求書払い(後払い)に対応する
法人の経理部門は「クレジットカード払い」では稟議が通りにくいケースがあります。銀行振込や請求書払いに対応しておくと、大口注文を逃しません。Shopifyの下書き注文で請求書を発行できます。
- 03
複数届け先の一括注文フローを整える
法人のお中元は「50社にそれぞれ別の住所で送りたい」というケースが多いです。CSVアップロードで複数届け先を一括登録できるフローを用意するか、専用フォームで見積もり依頼を受ける導線を作りましょう。
法人向けページには 「見積もり依頼フォーム」 を必ず設置しましょう。Shopifyの お問い合わせフォーム機能 を活用すれば、追加コストなしで対応できます。
お中元ECの販売スケジュール
時期を逃すと売れないのがお中元の特徴です。逆にいえば、スケジュールどおりに準備すれば確実に需要を拾えます。
- 4月〜5月
商品企画・仕入れ
ギフトセットの構成決定、パッケージデザイン、のし紙の準備を進めます。
- 5月中旬
ストア準備
お中元コレクションの作成、商品ページの撮影・ライティング、ギフトアプリの設定を完了させます。
- 6月1日
早期予約開始
「早割5%OFF」などの早期予約特典をつけて販売をスタートします。法人向けにはDMやメールで案内を送りましょう。
- 6月中旬〜7月中旬
本番商戦期
SNS広告やメルマガで集客を強化。在庫管理と配送スケジュールをこまめにチェックします。
- 7月中旬〜8月
暑中見舞いへ切り替え
表書きを「暑中御見舞」に変更し、残りの在庫を販売。関西向けの需要もこの時期です。
よくある質問
はい、売れます。タオル、洗剤、入浴剤、ドリンクギフトなど、日用品も定番です。最近ではクラフトビールやスペシャルティコーヒーなど、こだわりの品が人気を集めています。大切なのは 「自分では買わないけどもらったら嬉しい」 という視点で品揃えを考えることです。
Shopifyに無料プランはありませんが、月額$25のベーシックプランで十分に運営できます。ギフト対応アプリは別途費用がかかる場合がありますが、月額数百円〜数千円程度のものが多いです。
まずは既存の取引先や知人の会社に案内するのが確実です。「お中元のご案内」としてPDFカタログをメールで送ったり、ストアのURLを共有するだけでも十分です。法人は一度気に入ると毎年リピートしてくれる傾向があるので、初回の対応を丁寧に行うことが大切です。
まとめ
お中元ECは、季節性がある分だけ準備と計画が勝負のカギを握ります。特に法人ギフト需要は単価が高く、リピート率も高いため、一度仕組みを整えれば毎年安定した売上につながります。
お中元ECの成功ポイントは 「のし対応」「価格帯別コレクション」「法人向け導線」 の3つです。この3つを押さえたうえで、5月までにストアを準備し、6月の早割からスタートしましょう。
Shopifyならギフト対応アプリと下書き注文機能を組み合わせることで、個人向けにも法人向けにも柔軟に対応できます。今年の夏から、お中元ECにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


Shopify予約アプリ
まるっと予約
無料プランあり・日本語サポート
Shopifyストア構築もお任せください
「自分でShopifyを設定するのは不安」という方に、アプリ開発者本人がShopifyストア構築+まるっと予約の導入をまるごとサポートいたします。

