How to Set Up Gift Wrapping, Noshi, and Message Cards on Shopify

「うちのストア、ギフト対応してますか?」と聞かれて、ドキッとしたことはありませんか。
わたしもShopifyでストアを運営していたとき、母の日前にお客様から「ラッピングはできますか?」という問い合わせをもらい、あわてて対応した経験があります。あのとき痛感したのは、 ギフト対応は「あったらいいな」ではなく「ないと売り逃す」機能だ ということでした。
日本のEC市場では、のし・ラッピング・メッセージカードといったギフト対応は購入の決め手になることも多いです。とくに食品・コスメ・雑貨ジャンルでは、ギフト対応がないだけで競合に流れてしまうケースが少なくありません。
この記事では、Shopifyでギフト対応を導入するための方法を、アプリ活用からコード編集まで体系的に解説します。
ギフト対応がEC売上にもたらすインパクト
まず、「なぜギフト対応が重要なのか」を数字で確認しましょう。
ギフト市場は年々拡大しており、EC経由のギフト購入も浸透が進んでいます。つまり、ギフト対応をしていないストアは、この成長市場を取りこぼしていることになります。
ギフト対応が売上を押し上げる3つの理由
- 01
客単価が自然に上がる
有料のラッピングオプション(300〜500円程度)を追加するだけで、注文1件あたりの売上が底上げされます。お客様は「ギフトだから少しくらいの追加費用は気にならない」と感じることが多いです。
- 02
購入の決め手になる
同じ商品を扱うストアが複数ある場合、ギフト対応の有無が最終的な購入先の判断材料になります。とくに「のし」対応は、日本市場では差別化の大きなポイントです。
- 03
新規顧客の獲得チャネルになる
ギフトとして商品を受け取った人が、そのままリピーターになるケースがあります。広告費をかけずに新しいお客様と接点を持てる貴重なルートです。
Shopifyでギフト対応を実現する3つの方法
Shopifyには標準でギフトラッピング機能が搭載されていません。そのため、以下のいずれかの方法で導入する必要があります。
- 1
方法1:Shopifyアプリを使う(おすすめ)
ギフト対応に特化したアプリをインストールする方法です。コードを一切触らずに、ラッピング・のし・メッセージカードを追加できます。日本語対応のアプリも複数あり、最短数分で導入可能です。
- 2
方法2:Line Item Propertyでコード編集する
Shopifyのテーマコードを直接編集し、商品ページやカートにギフトオプションの入力欄を追加する方法です。アプリの月額費用がかからない代わりに、Liquid(Shopifyのテンプレート言語)の知識が必要です。
- 3
方法3:ギフト専用商品を作成する
「ギフトラッピング」を独立した商品として登録し、お客様にカートへ追加してもらう方法です。もっともシンプルですが、買い忘れが起きやすいデメリットがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、ストアの規模や技術力に合わせて選びましょう。
方法1:アプリで導入する(もっともおすすめ)
コードを触らずに導入でき、のし・ラッピング・メッセージカードをまとめて対応できるアプリを活用する方法です。日本市場向けのギフト対応に強いアプリを3つ紹介します。
All in Gift
- All in Gift
株式会社ハックルベリーが開発した、eギフト・のし・ラッピング・メッセージカードに対応するオールインワンのギフトアプリです。日本のギフト文化に特化して設計されており、のしの種類や表書き、内のし・外のしの選択まで対応しています。
日本国内向けのギフト対応を本格的にやりたいストアには、もっともおすすめのアプリです。
→ All in Gift を Shopify App Store で見る
出典:Shopify App Store - All in Gift
Gift Options Plus
- Gift Options Plus
商品ページ・カート・チェックアウトにギフトオプションのウィジェットを追加できるアプリです。のし・ラッピング・メッセージカードに対応しており、多言語サポートで日本語UIにも設定可能です。
→ Gift Options Plus を Shopify App Store で見る
出典:Shopify App Store - Gift Options Plus
ギフトラッピング&のし専用アプリ
- ギフトラッピング&のし専用アプリ
カート画面にラッピングとのしの選択項目を追加する、シンプルなギフト対応アプリです。名前のとおり、ラッピングとのしに特化しており、余計な機能がないぶん設定がかんたんです。
「まずはラッピングとのしだけ対応したい」というストアにぴったりです。
→ ギフトラッピング&のし専用アプリを Shopify App Store で見る
出典:Shopify App Store - ギフトラッピング&のし専用アプリ
どのアプリを選ぶか迷ったら、まず 「のし対応が必要かどうか」 で判断しましょう。のし対応が必要なら「All in Gift」か「ギフトラッピング&のし専用アプリ」、ラッピングとメッセージカードだけなら「Gift Options Plus」が向いています。
方法2:Line Item Propertyでコード編集する
アプリの月額費用をかけたくない場合は、Shopifyのテーマコードを編集してギフトオプションを追加する方法があります。
この方法は Liquid(Shopifyのテンプレート言語)の基礎知識 が必要です。コード編集に不安がある場合は、アプリの利用をおすすめします。また、テーマをアップデートすると編集内容が上書きされる可能性があるため、必ずバックアップを取ってから作業してください。
Line Item Propertyとは
Line Item Propertyは、Shopifyの商品ごとにカスタム情報を追加できる仕組みです。たとえば「ギフトラッピング:希望する」「メッセージ:お誕生日おめでとう」といった情報を、注文データに紐づけて保存できます。
出典:Shopify公式ブログ - Cart attributes、Line Item Property、Customer noteを使いこなそう
実装の手順
- 1
テーマのバックアップを取る
Shopify管理画面の「オンラインストア」→「テーマ」から、現在のテーマを複製しておきます。万が一コードを壊しても、元に戻せるようにしておきましょう。
- 2
商品テンプレートにフォームを追加する
テーマの商品テンプレート(
main-product.liquidなど)のformタグ内に、ギフトオプション用のHTMLを追加します。以下はラッピングの選択肢を追加する例です。 - 3
注文管理画面で確認する
テスト注文を行い、管理画面の注文詳細でLine Item Propertyの値が正しく表示されているか確認します。ここに表示される情報をもとに、出荷スタッフがラッピング作業を行います。
商品テンプレートに追加するコードの例です。
<div class="gift-options">
<label>
<input
type="checkbox"
id="gift-wrapping"
onchange="document.getElementById('gift-select').style.display
= this.checked ? 'block' : 'none'"
/>
ギフトラッピングを希望する
</label>
<div id="gift-select" style="display:none;">
<label for="wrapping-type">ラッピングの種類</label>
<select name="properties[ラッピング]">
<option value="">選択してください</option>
<option value="リボン包装">リボン包装</option>
<option value="和紙包装">和紙包装</option>
</select>
<label for="gift-message">メッセージカード</label>
<textarea
name="properties[メッセージ]"
placeholder="メッセージを入力してください(50文字以内)"
maxlength="50"
></textarea>
</div>
</div>
name="properties[ラッピング]" のように properties[] 形式で指定すると、注文データに自動的にLine Item Propertyとして保存されます。角括弧の中がラベル名になるので、出荷スタッフにもわかりやすい名前をつけましょう。
方法3:ギフト専用商品を作成する
もっともシンプルな方法は、「ギフトラッピング」を1つの商品として登録することです。
- 1
ギフトラッピング商品を作成する
Shopify管理画面の「商品」→「商品を追加」から、「ギフトラッピング」という商品を作成します。価格を300〜500円程度に設定し、商品画像にはラッピングの見本写真を登録しましょう。
- 2
在庫管理を「追跡しない」に設定する
ラッピングは物理的な在庫を持たないため、「在庫を追跡する」のチェックを外しておきます。これで在庫切れにならず、常に購入可能な状態になります。
- 3
商品ページやカートで案内する
対象商品の説明文やカートページに「ギフトラッピングをご希望の方は、こちらの商品もカートに追加してください」と案内を記載します。
「まずは最小限のコストでギフト対応を始めたい」という場合のスタート方法としては有効です。ただし、注文が増えてきたらアプリへの移行を検討しましょう。
のし対応で押さえるべきポイント
日本市場でECを運営するなら、のし対応は避けて通れません。とくに食品・お酒・タオルなどのジャンルでは、のし対応の有無が購入率に直結します。
のしとは、贈答品に添える日本の伝統的な飾りです。慶事(お祝いごと)で使われる「のし紙」には、水引(みずひき)と呼ばれる飾り紐がデザインされており、贈る目的に応じて水引の種類や表書きが変わります。ECサイトでは、のし紙の画像を商品に巻いて発送する形が一般的です。
蝶結び(花結び) は何度あっても嬉しいお祝い(出産祝い、入学祝いなど)に使います。 結び切り は一度きりであるべきお祝い(結婚祝い、快気祝いなど)に使います。 黒白結び切り は弔事用です。ECサイトでは、蝶結びと結び切りの2種類を用意しておけば、大半のニーズに対応できます。
表書きとは、のし紙の上段に書く文字のことです。「御祝」「内祝」「御礼」「御中元」「御歳暮」などが代表的です。アプリを使う場合は、プルダウンメニューで選択肢を用意するのが一般的です。お客様が自由入力できるテキストフィールドも併設しておくと、「御結婚御祝」のような長い表書きにも対応できます。
内のし は包装紙の内側にのし紙を巻く方法で、控えめな印象になります。配送時にのし紙が汚れにくいため、EC発送では内のしが一般的です。 外のし は包装紙の外側にのし紙を巻く方法で、手渡しの場合に使われます。
ギフト対応を導入するときのチェックリスト
ギフト対応を始める前に、以下の項目を確認しておきましょう。運用が始まってから「これ考えてなかった」とならないために、事前の準備が大切です。
- ラッピング資材(包装紙・リボン・袋など)を確保したか
- のし紙のテンプレートを用意したか(蝶結び・結び切りの最低2種)
- メッセージカードの用紙とサイズを決めたか
- ギフトオプションの料金設定を決めたか(無料 or 有料)
- 出荷スタッフへのオペレーション手順を共有したか
- テスト注文でギフトオプションが正しく反映されるか確認したか
- 商品ページやFAQにギフト対応の案内を記載したか
ギフト対応を始めると、通常注文よりも出荷作業に時間がかかります。繁忙期(母の日・お中元・クリスマスなど)は注文が集中するため、 ラッピング資材の在庫と出荷リードタイムの余裕 を事前に確保しておきましょう。
よくある質問
どちらにもメリットがあります。 無料 にすると購入のハードルが下がり、ギフト注文の件数が増えやすいです。 有料 (300〜500円程度)にすると客単価が上がり、ラッピング資材のコストを回収できます。おすすめは、シンプルなラッピングは無料、特別なラッピング(高級包装紙やリボンなど)は有料にする二段階方式です。
50〜100文字程度がおすすめです。長すぎるとカードに収まらず印刷トラブルの原因になりますし、短すぎると伝えたいことが書けません。入力フォームに maxlength 属性をつけて、物理的に制限するのが確実です。
Shopify管理画面の「設定」→「チェックアウト」→「注文処理」セクションで、梱包明細書の設定を確認できます。また、Shopifyのテーマ設定や出荷時の印刷テンプレートをカスタマイズして、ギフト注文の場合は金額を非表示にする対応が可能です。アプリによっては、ギフト注文を自動判別して金額なしの納品書を生成する機能を持つものもあります。
可能ですが、のしは日本独自の文化なので海外向けには不要です。ラッピングとメッセージカードは万国共通で喜ばれるため、越境ECでもギフト対応は有効な差別化ポイントになります。配送日数が長くなる点には注意が必要です。
まとめ:ギフト対応は「あとまわし」にしない
ギフト対応は、客単価を上げながら新規顧客も獲得できる、数少ない「一石二鳥」の施策です。
- Shopifyには標準でギフトラッピング機能がないため、アプリかコード編集で対応する
- のし対応が必要なら「All in Gift」か「ギフトラッピング&のし専用アプリ」がおすすめ
- コストをかけたくないなら、Line Item Propertyやギフト専用商品でまず始める
- 母の日やお中元など、ギフト需要が高まる時期の前に準備を完了しておく
「対応していないから仕方ない」とお客様が離脱してしまう前に、できるところから始めてみてください。アプリなら数分で導入できますし、まずは無料トライアルで試してみるのがいちばん手軽です。
Shopifyストアの開設がまだの方は、こちらから始められます。


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