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Pepinby SHIN
Shopify2026-03-317分で読めます

Shopifyでコンビニ決済を導入する方法 — 対応サービスと注意点

Shopifyでコンビニ決済を導入する方法 — 対応サービスと注意点
コンビニ決済のオンライン導入イメージ

Shopifyでストアを運営していると、「クレジットカードを持っていないお客様をどうするか」という課題に必ずぶつかります。

わたし自身、以前企業のShopifyストア運営に携わっていたとき、購入データを分析して驚いたのが 若年層の離脱率の高さ でした。10代〜20代前半のお客様は、そもそもクレジットカードを持っていない方が多い。カートまで進んでくれたのに、決済手段がなくて離れていくのは本当にもったいないことです。

そこで効果的なのが コンビニ決済 の導入です。日本全国に約57,000店舗あるコンビニで、現金で支払えるという安心感は、カードを持たない層だけでなく「ネットにカード情報を入力したくない」という慎重派のお客様にも刺さります。
コンビニ決済の導入はシニア層の方々にも効果的です。日本ではクレジットカードより現金払いが根強く残っている文化で、支払い方法として選択肢があるだけで購入体験を高めることが期待できます。

この記事では、Shopifyストアにコンビニ決済を導入する具体的な手順から、手数料・入金サイクル・運用上の注意点まで、実務で必要な情報をまとめました。

57,000+
コンビニ店舗数
日本全国の支払い拠点
2.75%
決済手数料
KOMOJU経由のコンビニ決済
56.5%
離脱率
希望する決済手段がない場合

出典:KOMOJU公式サイトSBペイメントサービス EC決済利用実態調査 2025年版

コンビニ決済とは? 仕組みをざっくり理解する

コンビニ決済

ECサイトで注文後、コンビニエンスストアのレジまたはマルチメディア端末(Loppiなど)で代金を支払う決済方法です。購入者にはメールで支払い番号が届き、支払期限内にコンビニで現金決済します。事業者には決済代行会社を通じて売上が振り込まれる仕組みです。

ポイントは 「前払い」 であること。購入者がコンビニで支払いを済ませてから商品を発送するため、代金引換のような未回収リスクがありません。事業者にとっても安心して運用できる決済手段です。

一方で、注文から支払いまでにタイムラグが生じるため、「支払い忘れ」によるキャンセルが一定数発生する点は頭に入れておく必要があります。このあたりの対策は後半で詳しく触れます。

なぜコンビニ決済を導入すべきなのか

正直なところ、EC全体でのコンビニ決済の利用率は減少傾向にあります。SBペイメントサービスの調査によると、ECでの主要決済手段はクレジットカード(52.2%)、PayPay(32.0%)、楽天ペイ(13.3%)が上位を占めています。

出典:SBペイメントサービス EC決済利用実態調査 2025年版

それでもコンビニ決済を導入すべき理由は、 「取りこぼし防止」 に尽きます。

メリット
クレジットカードを持たない10代〜20代をカバーできる
「カード情報をネットに入力したくない」層の受け皿になる
代引きと違い前払いなので未回収リスクがない
全国57,000店舗以上で24時間支払い可能
デメリット
注文から支払いまでにタイムラグがある(支払い忘れリスク)
決済手数料が発生する(KOMOJU経由で2.75%)
入金サイクルがクレジットカードより遅い場合がある

同じ調査では、希望する決済手段がないECサイトでは 56.5%以上のユーザーが離脱する と報告されています。たとえ全体のシェアが小さくても、そのお客様にとっては「唯一の支払い方法」であることを忘れてはいけません。

出典:SBペイメントサービス EC決済利用実態調査 2025年版

対応する決済サービス — KOMOJUが事実上の一択

Shopifyでコンビニ決済を導入する方法は、現時点では KOMOJU(コモジュ) を経由するのが標準的なルートです。

KOMOJU(コモジュ)

株式会社KOMOJU(旧 株式会社DEGICA、2026年3月に商号変更)が提供する決済プラットフォームです。Shopifyの外部決済プロバイダーとして連携でき、コンビニ決済・銀行振込・PayPay・後払いなど、日本のEC特有の決済手段をまとめて導入できます。初期費用・月額費用は無料で、決済が発生したときだけ手数料がかかる従量課金モデルです。

Shopifyは標準のShopify Paymentsだけではコンビニ決済に対応していないため、外部プロバイダーとの連携が必須です。KOMOJUはShopify App Storeに専用アプリを公開しており、Shopifyとの親和性が高いのが選ばれている理由です。

→ KOMOJU公式サイトを見る

対応コンビニ一覧

KOMOJUを通じて、以下の主要コンビニチェーンでの支払いに対応しています。

セブン-イレブン
ファミリーマート
ローソン
ミニストップ
デイリーヤマザキ
セイコーマート

出典:KOMOJU ヘルプセンター - コンビニ決済

セブン-イレブンは他のコンビニとは別アプリとして提供されています。Shopify App Storeで「KOMOJU - コンビニ決済」と「KOMOJU - セブンイレブン」の両方をインストールする必要があるケースがあるため、導入時に確認してください。

手数料・入金サイクルを把握する

コスト構造を把握しておかないと、利益計算が狂います。KOMOJUのコンビニ決済にかかる費用を整理しました。

事業者が負担するコスト
決済手数料2.75%(売上金額に対して)。初期費用0円、月額費用0円。振込手数料は3万円未満220円、3万円以上410円。
購入者が負担するコスト
コンビニ支払い手数料0円(購入者の負担なし)。支払いは現金・nanaco・FamiPayなどが利用可能。

出典:KOMOJU 利用料・決済手数料について

入金サイクルは 月次 または 週次 から選択できます。週次振込を選べば、毎週金曜日に前週分の売上が振り込まれるため、キャッシュフローを改善できます。

出典:KOMOJU 週次振込のお知らせ

KOMOJUは外部決済プロバイダーなので、Shopify側の 取引手数料(Basicプランで2.0%、Shopifyプランで1.0%、Advancedプランで0.6%) が別途かかります。Shopifyペイメントを有効にしていても、外部プロバイダー経由の決済にはこの手数料が適用される点に注意してください。詳しくは Shopify公式ヘルプ - 決済設定 を確認しましょう。

KOMOJUの導入手順 — 5ステップで完了

KOMOJUの管理画面 画像出典:KOMOJU公式サイト

実際の導入手順を整理します。審査があるため、販売開始の2週間前には申請しておくのがおすすめです。

  1. 1

    KOMOJUアカウントを作成する

    KOMOJU公式サイト にアクセスし、「無料ではじめる」からアカウントを作成します。ストア名・メールアドレス・事業者情報などを入力してください。

  2. 2

    利用審査を通過する

    申請後、5営業日以内にメールで審査結果が届きます。本人確認書類や事業内容の確認が行われます。扱う商材によっては追加書類を求められることもあるので、余裕をもって申請しましょう。

  3. 3

    Shopify App Storeからアプリをインストール

    Shopify App Storeで「KOMOJU」と検索し、「KOMOJU - コンビニ決済(Convenience Store)」のアプリを追加します。セブン-イレブン対応が必要な場合は、セブン-イレブン用アプリも別途インストールしてください。

  4. 4

    Shopify管理画面で決済を有効化する

    Shopify管理画面の「設定」→「決済」に移動し、「外部の決済プロバイダー」のセクションでKOMOJUが表示されていることを確認します。APIキーを入力して連携を完了させてください。

  5. 5

    テスト注文で動作確認する

    必ずテスト注文を実施して、購入者にメールが正しく届くか、支払い番号が発行されるか、管理画面のステータスが正しく更新されるかを確認しましょう。テスト環境での確認を怠ると、本番で問題が発覚して慌てることになります。

→ KOMOJU Shopify導入ガイド(公式ヘルプ)

運用で気をつけるポイント

スマホで注文を確認する様子

導入して終わりではありません。コンビニ決済にはクレジットカード決済とは違う運用上の注意点があります。わたしが実務で感じたポイントをまとめます。

  1. 01

    支払い期限の管理

    コンビニ決済では、注文から支払いまでの期限(通常3〜7日間)があります。期限を過ぎると自動キャンセルになりますが、その間は在庫が仮押さえされている状態です。人気商品の場合、支払い待ちで在庫が枯渇する「仮押さえ問題」が起きることがあります。支払い期限は短めに設定するのがおすすめです。

  2. 02

    未払いキャンセルへの対応

    正直なところ、コンビニ決済は未払いキャンセル率がクレカ決済より高くなります。購入者が「とりあえず注文だけして、支払いを忘れる」パターンです。リマインドメールの自動送信を設定しておくと、支払い忘れを減らせます。

  3. 03

    出荷タイミングの調整

    クレジットカード決済と違って、注文確定=入金確認ではありません。必ず 支払い完了を確認してから出荷 してください。Shopifyの管理画面で決済ステータスが「支払い済み」になっていることを確認する運用フローを作りましょう。

  4. 04

    高額商品の上限に注意

    コンビニ決済には1回あたりの支払い上限額があります(一般的に30万円程度)。高額商品を扱うストアでは、上限額を超える注文にコンビニ決済が使えない場合があるため、商品価格帯に応じた案内を用意しておきましょう。

支払い期限や未払い対応のルールは、ストアのポリシーページに明記しておくとトラブル防止になります。「コンビニ決済の場合、ご注文から○日以内にお支払いがない場合は自動キャンセルとなります」といった一文を入れておきましょう。

コンビニ決済を活かすストアの条件

コンビニ決済はすべてのストアに必須というわけではありません。導入効果が高いストアの特徴を整理します。

  • 10代〜20代の若年層がターゲットに含まれる
  • 商品単価が数百円〜数万円の中低価格帯が中心
  • カゴ落ち率が高く、決済手段の不足が原因と思われる
  • 日本国内向けのストアである
  • BtoB商材で単価が30万円を超えることが多い(→ 上限に注意)
  • ターゲットがITリテラシーの高い層のみ(→ 優先度は低い)

わたしの体感では、アパレル・コスメ・雑貨など、若い層が買い物をするジャンルでは導入しておいて損はありません。逆に、BtoB向けや高額商品がメインのストアでは、銀行振込や請求書払いのほうが優先度が高いでしょう。

よくある質問

はい、KOMOJUのアカウント作成後に利用審査があります。通常5営業日以内に結果がメールで届きます。特定の商材(アダルト、ギャンブル関連など)は審査が通らない場合があるため、事前に KOMOJU公式サイト で確認してください。

いいえ、KOMOJUは初期費用・月額費用ともに無料です。決済が発生したときだけ手数料(コンビニ決済の場合2.75%)がかかる従量課金モデルなので、小規模ストアでも気軽に導入できます。

注文後にメールで届く支払い番号を、コンビニのレジまたはマルチメディア端末(ローソンのLoppiなど)に入力して支払います。セブン-イレブンとファミリーマートではレジで番号を直接伝えるだけで完了します。

はい、KOMOJUの管理画面から支払い期限を変更できます。デフォルトでは数日間に設定されていますが、在庫管理の都合に応じて短縮することも可能です。

はい、併用可能です。むしろ Shopifyペイメント+KOMOJU が最も一般的な構成です。Shopifyペイメントでクレジットカード・Apple Pay・Google Payをカバーし、KOMOJUでコンビニ決済・銀行振込・PayPayなどを補完する形がおすすめです。詳しくは Shopify公式ヘルプ - 決済設定 を参照してください。

両方導入するのがベストですが、どちらか一方ならPayPayの優先度が高くなっています。SBペイメントサービスの2025年調査ではPayPayのEC利用率が32.0%と急成長しており、コンビニ決済は減少傾向にあるためです。とはいえ、カード不要・現金派の受け皿としてコンビニ決済の価値は依然としてあります。

まとめ — 「あとひと押し」の決済手段を用意しよう

コンビニ決済は、EC全体で見れば主流の決済手段ではなくなりつつあります。しかし、 「カートまで来てくれたのに決済手段がなくて離脱する」 というシナリオを防ぐ保険として、その価値は依然として高いです。

KOMOJUなら初期費用・月額無料で始められるので、まずは導入しておいて、実際にどれくらい使われるかデータを見てから判断するのが賢いやり方だと思います。

決済手段を増やすのは地味な施策ですが、やるかやらないかで確実に差がつくポイントです。

→ Shopifyを無料で試してみる

→ Shopifyの決済方法を全種類まとめて比較する

→ KOMOJU公式サイトで無料アカウントを作成する

この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

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