Shopify商品画像の最適化チュートリアル — 表示速度とSEOを改善する実践手順
このチュートリアルのゴール: Shopifyにアップロードする前の商品画像を「2048px以内・300KB以下・alt属性設定済み」の状態に整え、PageSpeed Insightsのモバイルスコアを 体感で10〜20ポイント改善 するところまで到達します。所要時間は商品10点あたり約30分です。
Shopifyストアで「ページ読み込みが遅い」と感じたとき、真っ先に疑うべきは 商品画像 です。ECサイトではページ容量の50〜70%を画像が占めることも多く、画像最適化はコード修正よりも確実・即効で効く改善策です。
このチュートリアルでは、わたしがShopifyアプリ開発でストアの速度改善を手伝ったときに実際に使っている手順を、そのまま共有します。
出典:Google - Mobile Page Speed Benchmarks、Speed Boostr - Shopify Image Optimization Guide
前提条件
始める前に、手元に揃えておきたいものです。
- Shopifyストアの管理画面にログインできる状態
- 最適化対象の商品画像(JPEG / PNG 元データ)
- TinyPNG または Squoosh が使えるブラウザ環境
- PageSpeed Insights で改善前のスコアを測定済み(Before値を記録)
- macOSの「プレビュー」かWindowsの「フォト」(リサイズ用、無料)
手順
5ステップで進めます。1〜4は画像ファイル側の作業、5がShopify管理画面側の設定です。
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Step 1:画像を2048px以内にリサイズする
一眼レフやスマホで撮った画像は4000〜6000px以上あることが多く、そのままアップロードすると無駄に重くなります。長辺を 2048px に揃えるのが、Shopifyの推奨サイズです。
macOSの「プレビュー」を使う場合:画像を開く → ツール → サイズを調整 → 幅を2048pxに設定(高さは自動)。
リサイズ時は必ず 元画像を別フォルダに保管 しておいてください。後から拡大し直したくなっても、リサイズ済みの画像から戻すことはできません。
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Step 2:TinyPNG または Squoosh で圧縮する
リサイズした画像を圧縮します。無料ツールが2つあります。
- TinyPNG : ブラウザにドラッグ&ドロップするだけ。一度に最大20枚まで処理可能。画質劣化はほぼ感じません。
- Squoosh(Google製):WebPへの変換やクオリティ細調整ができる。上級者向け。
JPEGなら品質80〜85%を目安に設定すると、見た目を保ちつつファイルサイズを 50〜70%削減 できます。目標は1枚300KB以下です。
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Step 3:ファイル名をSEOに効く形に変更する
「IMG_0123.jpg」のようなカメラ初期名から、「navy-leather-tote-bag.jpg」のような商品説明名に変えます。Googleはファイル名も検索の手がかりにしているので、ここは面倒でも効きます。
ハイフン区切り・すべて小文字・英数字のみ、が鉄則です。日本語ファイル名はURLエンコードされて検索上の可読性が落ちるので避けてください。
スペースやアンダースコア(_)は避け、必ず ハイフン(-) で区切ります。これはGoogleが推奨する命名規則です。
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Step 4:Shopifyにアップロードする
Shopify管理画面 → 商品管理 → 商品を選択 → メディア欄にドラッグ&ドロップ。ここで初めてShopifyのCDN側の最適化が働きます。
Shopifyは、アップロードされたJPEGやPNGを 対応ブラウザへ自動でWebP / AVIF変換 して配信してくれます。つまり手元でWebP化する必要はありません。JPEGでアップロードするのが最も扱いやすいです。
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Step 5:alt属性(代替テキスト)を設定する
アップロードした画像をクリックし、「代替テキスト」欄に画像の内容を具体的に入力します。これがSEOと、視覚障害を持つユーザー向けのスクリーンリーダー対応に効きます。
良い例: 「ネイビーの本革トートバッグ 正面」「オーガニックコットンTシャツ ホワイト 着用イメージ」
悪い例: 「商品画像」「写真1」「バッグ 革 本革 ネイビー 紺 鞄」(キーワード詰め込み)
alt属性にキーワードを詰め込むのは逆効果。Googleはキーワードの羅列をスパムとみなし、評価を下げます。自然な日本語で、画像が何を写しているかを20〜50字で説明してください。
効果測定:PageSpeed Insightsで確認する
最適化が終わったら、PageSpeed Insights で改善後のスコアを測定します。事前に記録したBefore値と比較して、モバイルスコアが10ポイント以上上がっていれば、最適化は成功です。
| 指標 | 改善前の目安 | 改善後の目標 |
|---|---|---|
| モバイルPageSpeedスコア | 40〜60点 | 70点以上 |
| LCP(最大コンテンツの表示時間) | 3〜4秒 | 2.5秒未満 |
| 商品画像1枚あたりのサイズ | 1〜3MB | 300KB以下 |
| ページ全体の転送量 | 3〜5MB | 1.5MB以下 |
トラブルシューティング
考えられる原因は2つ。
- 圧縮率が高すぎる :JPEG品質を70%以下にすると粗さが出ます。80〜85%に戻してください。
- Shopifyが表示サイズに合わせて縮小している :テーマが表示するサイズより大きくアップロードすると、ブラウザが縮小してぼやけることがあります。テーマのメディア表示サイズに合わせるのが解決策です。
日本語ファイル名はURLエンコードされてしまい、検索エンジンやシェア時の可読性が落ちます。 英数字+ハイフン区切り で命名し直して、再アップロードしてください。過去にアップした画像も、商品数が少ないうちに置き換えるのがおすすめです。
画像以外がボトルネックの可能性があります。以下を順番に確認してください。
- インストール済みアプリの数(10個以上あると重くなりがち)
- テーマのバージョン(Online Store 2.0未対応テーマは重い)
- カスタムスクリプト(Google Tag Managerで重複計測していないか)
画像最適化だけで解決しない場合は、速度最適化の別ガイドを参照してください。
Shopifyアプリストアに一括最適化アプリがあります。 Crush.pics や TinyIMG が定番で、アップロード済みの画像をサーバー側で圧縮してくれます。商品数が多いストアは、手作業より自動化を選ぶのが現実的です。
Shopifyは 自動でWebP / AVIF変換 してくれるので、管理画面に「WebP化する」のような設定項目はありません。JPEGでアップロードすれば、対応ブラウザには軽量フォーマットで配信されます。手元でWebP化する必要はありません。
次にやること
画像最適化が終わったら、ストア全体の速度改善に進みましょう。画像以外のボトルネック(アプリ、テーマ、スクリプト)を順に見直すフェーズです。


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