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Pepinby SHIN
Shopify2026-04-048分で読めます

Shopify Checkout Customization Guide — Settings to Boost Purchase Completion Rate

Shopify Checkout Customization Guide — Settings to Boost Purchase Completion Rate
チェックアウト・決済カスタマイズのイメージ

「チェックアウト画面、デフォルトのまま放置していませんか?」

Shopifyストアを立ち上げて、商品登録やテーマのカスタマイズに時間をかけたものの、チェックアウト画面はほぼ初期設定のまま。そんなストアオーナーの方は意外と多いのではないでしょうか。

わたし自身、企業のShopifyストア運営に携わっていたとき、チェックアウト画面のカスタマイズが後回しになりがちでした。でも実際に手を入れてみると、購入完了率に明らかな変化が出たんです。

この記事では、Shopifyのチェックアウトをカスタマイズする具体的な方法を、プラン別の違いや2026年の最新情報を踏まえてまとめました。

チェックアウトのカスタマイズがなぜ重要なのか

チェックアウトは、お客さまが「買おう」と決めてから実際にお金を払うまでの最後の関門です。ここでの体験が悪ければ、せっかくの購買意欲がゼロになります。

70.19%
カート離脱率
ECサイト全体の平均値(Baymard Institute調べ)
35%
CVR改善余地
チェックアウト最適化で得られる平均的な改善幅
7.5%
ワンページ効果
ワンページチェックアウトによるCVR向上率

出典:Baymard Institute - Cart Abandonment Rate Statistics

チェックアウトの最適化は、新規集客にお金をかけるよりもはるかにコスパの良い施策です。すでにカートに商品を入れてくれた人の離脱を防ぐだけで、売上が大きく変わります。

チェックアウトのカスタマイズは「見た目を変える」だけではありません。ブランドの信頼感を高め、入力の手間を減らし、不安を取り除く。この3つが揃って初めて、購入完了率が改善します。

Shopifyのプラン別カスタマイズ範囲

Shopifyのチェックアウトカスタマイズは、契約プランによってできることが大きく異なります。ここを理解しておかないと、「やりたいことができない」と無駄に時間を使ってしまうので、最初に整理しておきましょう。

  1. 01

    全プラン共通(Basic・Grow・Advanced)

    ロゴの設置、背景色・背景画像の変更、フォントの変更、ボタンカラーの変更、カラースキームの設定が可能です。チェックアウトエディタから視覚的に操作でき、コードの知識は不要です。また、サンキューページ・注文状況ページのカスタマイズにも対応しています。

  2. 02

    Shopify Plus限定

    Checkout UI Extensions(チェックアウト画面にカスタムUIを追加)、Shopify Functions(割引・配送・決済ロジックのカスタマイズ)、Checkout Branding API(APIベースの高度なビジュアル制御)が利用可能です。カスタムフィールドの追加やアップセル表示なども可能になります。

  3. 03

    決済カスタマイズの制限

    米国・カナダでは、クレジットカードフィールドのカスタマイズはPlusプラン限定です。通常プランではクレジットカード以外の決済方法に関するカスタマイズアプリは利用できます。

出典:Shopify Help Center - Customizing and editing your checkout

通常プランでも、チェックアウトの見た目に関するカスタマイズは十分にできます。まずはブランディング設定をしっかり整えて、Plusプランが必要かどうかは運用しながら判断すれば大丈夫です。

チェックアウトのブランディングを設定する

チェックアウト画面のブランディングは、全プランで対応できるもっとも基本的なカスタマイズです。お客さまが商品ページからチェックアウトに進んだとき、急にデザインが変わると不安を感じます。ストア全体との一貫性を保つことが大切です。

アクセス方法

  1. 1

    Shopify管理画面の「設定」を開く

    管理画面の左下にある「設定」をクリックします。

  2. 2

    「チェックアウト」を選択

    設定メニューの中から「チェックアウト」を選びます。

  3. 3

    「カスタマイズ」をクリック

    「設定」セクションの中にある「カスタマイズ」ボタンをクリックすると、チェックアウトエディタが開きます。

出典:Shopify Help Center - Customizing the style of your checkout

カスタマイズできる項目

チェックアウトエディタでは、以下の項目を視覚的に編集できます。

ロゴ
カラースキーム
フォント
ボタンスタイル
背景画像
ファビコン

ロゴ画像はレティーナディスプレイを考慮して、表示サイズの2倍の解像度で用意するのがおすすめです。ぼやけたロゴは信頼感を損ないます。

ブランディング設定のポイント

単に色やロゴを変えるだけでなく、以下を意識すると効果的です。

  • ストアのテーマカラーとチェックアウトの配色を揃えている
  • ロゴが鮮明に表示され、配置が自然
  • フォントがストア本体と統一されている
  • CTAボタン(「今すぐ購入」など)が目立つ色になっている
  • 背景がシンプルで、入力フォームの視認性を邪魔していない

購入完了率を高める機能設定

見た目のカスタマイズに加えて、チェックアウトの 機能面 も調整しましょう。ここが購入完了率に直接効いてくる部分です。

ゲストチェックアウトを有効にする

ゲストチェックアウト

会員登録をしなくても商品を購入できる仕組みです。Baymard Instituteの調査では、アカウント作成の強制がチェックアウト離脱原因の26%を占めています。

Shopifyの管理画面 →「設定」→「チェックアウト」→「顧客アカウント」セクションから、アカウント作成を任意に設定できます。初回購入のハードルを下げたいなら、ゲストチェックアウトの有効化は必須です。

出典:Shopify Help Center - Customer account settings

Shop Payを有効にする

50%
CVR向上
ゲストチェックアウトと比較したコンバージョン率改善
91%
モバイルCVR向上
モバイル端末でのコンバージョン率改善
4倍
決済スピード
従来チェックアウトとの比較

出典:Shopify - Shop Pay: The Best-Converting Accelerated Checkout

Shop Payは、Shopify Paymentsを有効にしていれば、管理画面の「設定」→「決済」からオンにするだけで使えます。一度情報を登録したお客さまは、以降メールアドレスだけでワンタップ決済が可能になるため、特にリピーターの購入率に大きく貢献します。

わたしの経験では、Shop Pay導入後にモバイル経由のコンバージョンが目に見えて改善しました。日本のECは購入の6割以上がスマートフォン経由なので、モバイルでの91%改善というデータは見逃せません。

ワンページチェックアウト

Shopifyは現在、全プランでワンページチェックアウトをデフォルトにしています。情報入力、配送方法の選択、決済がすべて1画面で完結するため、ページ遷移による離脱リスクが物理的に減ります。

もし何らかの理由で複数ページ方式のままになっている場合は、管理画面の「設定」→「チェックアウト」から確認してください。ワンページチェックアウトに切り替えるだけで、平均7.5%のCVR改善が期待できます。

出典:Shopify - One-Page Checkout

配送料の事前表示

送料が想定外に高いことは、チェックアウト離脱の最大原因(48%)です。チェックアウトに進む前の段階で、送料の目安を表示しておくことが重要です。

Shopifyでは、商品ページや配送ポリシーページで送料テーブルを明示する方法が一般的です。「〇〇円以上で送料無料」のバナーをヘッダーに表示するのも効果的です。

Checkout Extensibilityへの移行(2026年の重要トピック)

2026年において、Shopifyのチェックアウトカスタマイズで最も重要なトピックが Checkout Extensibility への移行です。特に従来の追加スクリプト(Additional Scripts)やcheckout.liquidを使っているストアは、必ず対応が必要です。

Checkout Extensibilityとは

Checkout Extensibility

Shopifyが2022年に導入した、チェックアウトをカスタマイズするための新しいフレームワークです。従来のcheckout.liquidやAdditional Scriptsに代わり、アプリベースの拡張機能でチェックアウトをカスタマイズする仕組みに統一されます。

Checkout Extensibilityは、主に3つの技術で構成されています。

  1. 01

    Checkout UI Extensions

    Reactベースのコンポーネントで、チェックアウトフローの指定された位置にカスタムUIを挿入できます。商品情報、配送、決済、注文サマリーなどのセクションに対応しています(Plusプラン限定)。

  2. 02

    Shopify Functions

    サーバーサイドのロジックをカスタマイズする仕組みです。割引ルール、配送料の計算、決済方法のフィルタリング、カート変換などをコードで制御できます(Plusプラン限定)。

  3. 03

    Checkout Branding API

    チェックアウトの視覚的なブランディングをAPIから制御します。カラー、フォント、角丸、余白などを設定ファイルで管理でき、ブランドガイドラインを厳密に適用できます(Plus向けの高度機能)。

出典:Shopify.dev - Checkout UI Extensions

移行期限を確認する

  1. 2025年8月

    Plusストアの移行期限

    checkout.liquidのInformation・Shipping・Paymentページが無効化。追加スクリプトは編集不可(読み取り専用)になりました。

  2. 2026年1月〜

    未移行Plusストアの自動アップグレード開始

    期限までに移行しなかったPlusストアは、Shopifyによる自動アップグレードが順次開始されています。

  3. 2026年8月26日

    通常プランの移行期限

    Basic・Grow・Advancedプランのサンキューページ・注文状況ページがCheckout Extensibilityに完全移行されます。未対応の場合、既存のカスタマイズが失われる可能性があります。

出典:Shopify Help Center - Non-Plus: Upgrading Thank you and Order status pages

通常プラン(Basic・Grow・Advanced)のストアオーナーの方へ。2026年8月26日の移行期限を過ぎると、Shopifyが自動でアップグレードを実施し、既存の追加スクリプトやcheckout.liquidのカスタマイズがすべて無効になります。サードパーティのアプリやカスタムスクリプトを使っている場合は、早めにCheckout Extensibility対応のアプリに乗り換えてください。

通常プランのストアがやるべきこと

Plusプランでない場合、Checkout UI ExtensionsやShopify Functionsは使えませんが、以下の対応は必要です。

  • サンキューページ・注文状況ページで追加スクリプトを使っていないか確認
  • 使っているアプリがCheckout Extensibilityに対応しているか確認
  • Googleアナリティクスなどのトラッキングコードが追加スクリプト経由なら、Shopifyのカスタムピクセルに移行
  • コンバージョン計測用のスクリプトが正常に動作するかテスト

出典:Shopify - Checkout Extensibility完全移行の影響と対応方法

チェックアウトカスタマイズのおすすめアプリ

チェックアウトをさらに強化したい場合、Shopifyアプリストアにはチェックアウト専用のアプリが豊富に揃っています。

  1. 01

    Checkout Blocks(Plusプラン向け)

    コードなしでチェックアウトにカスタムコンテンツ、アップセル、バナー、信頼バッジなどを追加できるアプリです。ブランディングエディタも内蔵しており、Checkout Extensibilityに完全対応しています。

  2. 02

    カスタムピクセル対応アプリ

    Google Analytics 4やMeta Pixel(Facebook Pixel)などのトラッキングを、追加スクリプトからカスタムピクセルに移行するためのアプリです。Checkout Extensibility移行に伴い、対応が必須になります。

  3. 03

    決済カスタマイズアプリ

    決済方法の表示順を変更したり、特定の条件で決済オプションを非表示にしたりするアプリです。通常プランでもクレジットカード以外の決済方法に関するカスタマイズが可能です。

出典:Shopify App Store - Best Checkout Apps

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カスタマイズ前後のセルフチェックリスト

チェックアウトのカスタマイズが完了したら、以下の項目を確認してから公開しましょう。実際にテスト注文を通すのがベストです。

  • ブランドカラーとフォントがストア全体と統一されている
  • ロゴが鮮明に、正しい位置に表示されている
  • スマートフォンでチェックアウトフローを最初から最後まで通してテスト済み
  • ゲストチェックアウトが有効になっている
  • Shop Payが有効になっている
  • 3種類以上の決済手段が利用可能
  • 送料の目安が商品ページまたはバナーで表示されている
  • 追加スクリプトをCheckout Extensibility対応に移行済み(または移行計画がある)
  • コンバージョン計測(GA4等)が正しく動作している
  • 返品ポリシーへのリンクがチェックアウトから確認できる
チェック完了のイメージ

よくある質問

いいえ、通常プラン(Basic・Grow・Advanced)でも、ロゴ、カラー、フォント、背景画像などの視覚的なカスタマイズは可能です。Plusプラン限定なのは、Checkout UI ExtensionsやShopify Functionsを使った高度なカスタマイズ(カスタムフィールドの追加、アップセル表示、配送ロジックの変更など)です。多くのストアにとっては、通常プランのカスタマイズ範囲で十分に効果を出せます。

通常プランの場合、直接コードを書く必要はありません。追加スクリプトで使っていた機能を、Checkout Extensibility対応のアプリに置き換える作業が中心です。Googleアナリティクスなどのトラッキングコードは、Shopifyのカスタムピクセル機能に移行します。不安な場合は、Shopify Expertに依頼するのも手です。

改善幅はストアの現状によって異なりますが、Baymard Instituteの調査ではチェックアウトのデザインとフローの最適化だけで平均35%のコンバージョン率改善が見込めるとされています。まずは離脱原因の上位3つ(送料の事前表示・ゲストチェックアウト・セキュリティ表示)から対策するのが効率的です。

はい、追加スクリプト経由でGA4やMeta Pixelのコードを設置していた場合、移行期限後に計測が止まります。Shopifyの「カスタムピクセル」機能に移行するか、対応アプリを導入してください。管理画面の「設定」→「顧客イベント」から設定可能です。

まとめ

Shopifyのチェックアウトカスタマイズは、大きく分けて ブランディング(見た目)機能設定(仕組み) の2軸があります。

通常プランでも、ロゴ・カラー・フォントの統一、ゲストチェックアウトの有効化、Shop Payの導入といった基本的な設定だけで、購入完了率は確実に改善できます。

そして2026年は、Checkout Extensibilityへの移行が全ストアに求められる重要な年です。特に追加スクリプトやcheckout.liquidを使っているストアは、8月26日の期限に間に合うよう、早めに対応を進めてください。

チェックアウトは「最後の一歩」です。ここを丁寧に整えることが、売上を伸ばすもっとも確実な近道になります。

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この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

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