How to Use Shopify Draft Orders
ネットショップの注文は、すべてがお客様のセルフサービスで入るわけではありません。
「電話で注文を受けたい」「見積もりを出してから決済してもらいたい」「特別価格で対応したい」。こんな場面、EC運営をしていると意外と多いですよね。
そんなときに頼りになるのが、Shopifyの 下書き注文(Draft Orders) です。
- 下書き注文(Draft Orders)
ストアオーナーが管理画面から手動で作成する注文のことです。商品・価格・配送先を自由に設定でき、お客様に請求書メールを送って決済してもらうことも、その場で決済を完了させることもできます。詳しくは Shopify公式ヘルプ を参照してください。
下書き注文はどんなときに使う?
下書き注文は「通常のカート購入では対応しきれないケース」をカバーする機能です。実際の活用場面を見てみましょう。
出典:McKinsey & Company - The new B2B growth equation
下書き注文の作成手順
実際に下書き注文を作成する流れを、ステップごとに解説します。
- 1
管理画面から「注文管理」→「下書き注文」を開く
左サイドバーの 注文管理 をクリックし、 下書き注文 タブを選択します。右上の 下書き注文を作成する ボタンをクリックしてください。
- 2
商品を追加する
検索バーから商品を探して追加します。 カスタム商品 を選べば、未登録の商品でも名前と価格を入力するだけで追加できます。数量の変更もここで行います。
- 3
お客様情報を設定する
既存のお客様を検索するか、新規のお客様情報を入力します。配送先住所もここで確認・修正できます。
- 4
割引や送料を調整する
必要に応じて割引(金額指定・パーセント指定)を適用します。送料も カスタム送料 として自由に設定できます。
- 5
注文を確定する
内容を確認したら、 請求書を送信 するか、 決済を受け付ける か、 支払い済みとしてマーク するかを選びます。
下書き注文で追加した商品は、注文が確定した時点で在庫から引かれます。下書きの段階ではまだ在庫に影響しないので、見積もり段階で在庫が減ってしまう心配はありません。
決済方法の3つの選択肢
下書き注文を作成したあと、決済の処理方法は3パターンから選べます。
お客様のメールアドレス宛に請求書リンクを送信します。お客様はリンクをクリックし、通常のチェックアウト画面でクレジットカードなどの決済方法を選んで支払います。見積もり対応やB2B取引で最もよく使われるパターンです。
クレジットカード情報を管理画面に直接入力して、その場で決済を完了させます。電話注文など、お客様と直接やりとりしながら処理する場合に便利です。PCI DSSの観点から、カード情報は必ずお客様の同意を得てから入力してください。
銀行振込や現金払いなど、Shopify外で決済が完了している場合に使います。社内注文や取引先との掛け払いでも活用できます。
B2B・卸売での活用ポイント
下書き注文は、B2B取引や卸売対応と特に相性が良い機能です。
- 取引先ごとの 卸売価格 を手動で適用できる
- 大口注文の ボリュームディスカウント を柔軟に設定できる
- 請求書送信で 掛け払い のようなワークフローが組める
- タグ をつけてB2B注文を通常注文と区別して管理できる
- メモ 欄に取引条件や担当者情報を記録できる
Shopify Plusをお使いの場合は、B2B専用の卸売チャネルや価格リスト機能も利用できます。下書き注文と組み合わせることで、さらに本格的なB2B運営が可能になります。
運用で気をつけたいこと
下書き注文はとても便利ですが、運用上いくつか意識しておきたいポイントがあります。
下書きのまま放置された注文がたまりがちです。週に1回は下書き注文の一覧を確認して、不要なものは削除する習慣をつけましょう。
- 請求書の有効期限 に注意してください。送信後にお客様が支払わないまま時間が経つと、在庫状況が変わっている可能性があります
- 税金の計算 はお客様の配送先住所に基づいて自動計算されます。住所の入力を忘れると正確な税額が反映されません
- 下書き注文から確定した注文にも、通常の注文と同じように フルフィルメント処理 が必要です。発送漏れに注意しましょう
- Shopify Flowとの連携 で、下書き注文の作成や確定をトリガーにした自動化も可能です
まとめ
下書き注文は、ECの裏側で発生する「イレギュラーだけど大切な注文」をスマートに処理するための機能です。
電話注文、見積もり対応、B2B取引、社内利用。こうした場面に柔軟に対応できるのは、Shopifyの大きな強みのひとつだと思います。
まだ下書き注文を使ったことがないという方は、まずはテストで1件作ってみてください。操作はとてもシンプルなので、すぐに業務に取り入れられるはずです。


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