How to Start Email Marketing on Shopify: Shopify Messaging vs Klaviyo

「SNS広告を毎月回しているのに、リピーターが全然増えない」「インスタのフォロワーは伸びてきたけど、売上にはつながっていない」
こうした声をよく耳にします。広告やSNSに力を入れること自体は正しい。でも、 一度買ってくれたお客様との接点を維持する仕組み がなければ、集客コストだけが膨らんでいく一方です。
そこで見直してほしいのが、メールマーケティングです。
出典:Omnisend - Email Marketing Statistics、Litmus - State of Email ROI
ECにおいて、メール経由の売上は全体の30〜40%を占めるというデータがあります。SNS広告と違い、配信リストは自社の資産。プラットフォームのアルゴリズム変更に左右されることもありません。
この記事では、Shopifyでメールマーケティングを始める方法を、 Shopify MessagingとKlaviyoの比較 から 具体的な設定手順 、 すぐに使える施策5選 まで、初心者向けにわかりやすく解説します。
Shopify Messagingとは
- Shopify Messaging(旧:Shopifyメール)
Shopifyが公式に提供しているメール配信機能。管理画面の「マーケティング」からそのまま使え、顧客データとの連携、テンプレート選択、セグメント配信、自動化(オートメーション)まで、メールマーケティングに必要な機能がひとつにまとまっている。月10,000通まで無料で、Basic以上のプランで利用可能。
最大の魅力は、 外部サービスを契約する必要がない こと。Shopifyの管理画面だけでメールの作成から配信、効果測定まで完結します。商品情報やクーポンもワンクリックで挿入でき、ストアのブランドカラーやロゴも自動で反映されます。
出典:Shopify公式ヘルプ - Shopify Messaging
メール配信サービスというと「設定が難しそう」「HTMLの知識が必要では?」と構えてしまいがちですが、Shopify Messagingはテンプレートを選んで内容を書き換えるだけ。コーディングの知識は一切不要です。
Shopify Messagingは無料トライアル期間中も試せます。本格運用にはBasic以上の有料プランが必要ですが、まずは使い勝手を確かめてみるのがおすすめです。
Shopify Messaging vs Klaviyo — どっちを選ぶべき?
メールマーケティングを始めるとき、まず迷うのがツール選びです。Shopifyユーザーにとって候補に挙がるのは、公式の Shopify Messaging と、外部アプリの Klaviyo の2つ。
結論から言うと、 まずはShopify Messagingで始めて、規模が大きくなったらKlaviyoへの移行を検討する のが合理的です。
- 月10,000通まで無料、超過分は1,000通/$1
- Shopify管理画面だけで完結
- 日本語対応の管理画面
- テンプレートが豊富(季節イベント対応)
- 基本的なセグメント・自動化に対応
- 設定がシンプルで初心者向き
- 250プロファイルまで無料、以降はリスト数で課金
- 高度な自動化フロー(分岐条件、A/Bテスト)
- 管理画面は英語のみ
- SMS・プッシュ通知にも対応
- 詳細なレポート・収益アトリビューション
- 月額$20〜(500プロファイル〜)

もう少し具体的に使い分けを整理すると、以下のようになります。
- メールマーケティングをこれから始める初心者
- 顧客リストが1,000人以下のスモールビジネス
- 日本語環境で手軽に運用したい
- 月のメール送信が10,000通以内に収まる
- コストをできるだけ抑えたい
Klaviyoの管理画面は英語のみで、料金もドル建て。英語に抵抗がない方にとっては強力なツールですが、日本語環境でサクッと始めたいならShopify Messagingのほうがハードルは低いです。
出典:GO RIDE - Shopify Messaging vs Klaviyo
Shopify Messagingの設定手順
Shopify Messagingのセットアップは、思ったより簡単です。15分もあれば最初のメールを送れる状態まで持っていけます。

- 1
Shopify Messagingアプリをインストール
Shopify管理画面の「マーケティング」→「メールを作成」をクリックすると、Shopify Messagingのインストール画面が表示されます。「アプリを追加」を選択してインストールを完了させましょう。すでにインストール済みの場合はこのステップは不要です。

- 2
送信者情報を設定する
「設定」→「通知」から、メールの差出人名とメールアドレスを設定します。お客様が受け取ったとき「誰からのメールか」がすぐにわかるよう、ストア名やブランド名を設定してください。独自ドメインを使う場合は、SPF/DKIMの認証設定も済ませておくと迷惑メールに振り分けられるリスクを下げられます。
- 3
ブランドアセットを登録する
「設定」→「ブランド」から、ロゴ、ブランドカラー、フォントを登録しておくと、メールテンプレートに自動で反映されます。一度設定すれば、毎回のメール作成が格段に楽になります。
- 4
テンプレートを選んでメールを作成
「マーケティング」→「キャンペーンを作成」→「Shopify Messaging」でテンプレート一覧が表示されます。「商品紹介」「セール」「ニュースレター」など、目的に合ったものを選んで内容をカスタマイズしましょう。ドラッグ&ドロップで商品ブロックやボタンを追加できます。

- 5
送信先のセグメントを選ぶ
「全購読者」に送るか、「過去30日に購入した顧客」「特定タグの顧客」などセグメントを絞り込むか選択します。初回は全購読者への配信でOKですが、慣れてきたらセグメント配信でパーソナライズすると効果が上がります。
- 6
テスト送信 → 本送信
自分のメールアドレスにテスト送信して、レイアウト崩れやリンク切れがないか確認。問題がなければ本送信します。送信予約もできるので、お客様がメールを開きやすい時間帯(火〜木の午前中がおすすめ)を狙いましょう。
出典:Shopify公式ヘルプ - Setting up your email
メール配信には、受信者の事前同意(オプトイン)が必要です。特定電子メール法により、同意を得ていない相手への配信は違法となります。Shopifyの注文フォームやフッターに「メルマガ登録」チェックボックスを設置して、必ず同意を取得してください。
効果的なメール施策5選
ツールの設定ができたら、次は「何を送るか」。ここでは、スモールビジネスが今日から実践できる5つの施策を紹介します。
- 01
ウェルカムメール(登録直後に自動送信)
メルマガに登録してくれた直後は、お客様の関心がもっとも高いタイミング。ストアの紹介や人気商品のピックアップ、初回限定クーポンを盛り込みましょう。ウェルカムメールの開封率は通常のメルマガの 約4倍 というデータもあります。Shopifyのオートメーション機能で自動送信を設定しておけば、手動で送る必要はありません。
- 02
カゴ落ちリカバリーメール(放棄から1時間後)
カートに商品を入れたまま離脱したお客様に「お忘れではありませんか?」と送るメール。ECの平均カゴ落ち率は約70%と言われており、このメール1本で売上を10〜15%回復できるケースも珍しくありません。Shopify Messagingならカゴ落ちメールは 常に無料 です。
- 03
購入後フォローメール(7日後に自動送信)
「その後、商品の使い心地はいかがですか?」と送るフォローメール。お客様に「覚えてくれている」と感じてもらえます。商品の使い方やケアの方法を添えると親切ですし、レビューのお願いを自然に盛り込むこともできます。
- 04
季節・イベントキャンペーンメール
母の日、お中元、ブラックフライデー、年末年始などのイベントに合わせたキャンペーンメールです。Shopify Messagingにはイベント別のテンプレートが用意されているので、デザインに悩む時間を最小限にできます。タイミングは イベントの1〜2週間前 に配信するのがベスト。
- 05
休眠顧客の掘り起こしメール(90日以上未購入)
最終購入から90日以上経過したお客様に「お久しぶりです」とメールを送ります。限定クーポンや新商品の案内を添えると再来のきっかけになります。Shopifyのセグメント機能で「90日以上注文なし」を自動抽出して配信対象にしましょう。
出典:Baymard Institute - Cart Abandonment Rate Statistics

成果を出すためのチェックリスト
メールを送るだけでは効果は出ません。以下のポイントを押さえて、開封率・クリック率を着実に高めていきましょう。
- 件名は 15文字以内 を目安に。短く、具体的に、開きたくなる一言を
- 送信時間は 火〜木の10時〜12時 が狙い目。お客様のライフスタイルに合わせて調整
- 本文の冒頭3行で ベネフィットを明示 する。スクロール前に「何が得か」を伝える
- CTAボタンは 1メール1つ に絞る。迷わせない設計がクリック率を上げる
- 配信頻度は 月2〜4回 からスタート。多すぎると配信停止が増える
- 配信後は必ず 開封率・クリック率を確認 。数字を見て次のメールを改善する
- セグメント配信で パーソナライズ を意識する。全員に同じ内容を送らない
EC業界のメルマガ平均開封率は約20%前後。これを下回っている場合は、まず件名の改善から着手しましょう。件名を変えるだけで開封率が2倍になることもあります。
出典:Benchmark Email - メルマガ平均開封率レポート
よくある質問
月10,000通までは無料です。超過した場合は1,000通あたり$1(約150円)の従量課金。カゴ落ちメールなどの自動送信メールは常に無料です。なお、Shopify Messagingを使うにはBasic以上の有料プランが必要です。
はい、不要です。Shopify Messagingはドラッグ&ドロップのエディタを採用しているので、テンプレートを選んでテキストや画像を差し替えるだけでプロ品質のメールが作れます。
できます。Shopifyの顧客データはKlaviyoと連携できるため、移行はスムーズです。ただし、Shopify Messagingで作成したテンプレートやオートメーションはKlaviyoに引き継げないため、再設定が必要になります。
メールの末尾に自動で「配信停止」リンクが挿入されるため、特定電子メール法への対応も安心です。配信停止したお客様には自動的にメールが届かなくなります。
独自ドメインでメールを送る場合は設定を強くおすすめします。認証なしだと迷惑メールフォルダに振り分けられるリスクが高まります。Shopify管理画面の「設定」→「通知」からガイドに沿って設定できます。
まとめ
メールマーケティングは、ECの売上を伸ばすうえで欠かせない施策です。SNS広告と違って配信リストは自社の資産になり、プラットフォームの仕様変更に振り回されることもありません。
大事なのは、完璧なメールを送ることではなく、 まず1通目を送ること 。Shopify Messagingなら今日から始められます。
この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

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