Skip to content
Pepinby SHIN
Shopify2026-03-306分で読めます

Complete Guide to Shopify Shipping Settings

Complete Guide to Shopify Shipping Settings
配送トラックのイメージ

ネットショップの売上は商品力だけで決まるわけではない。「送料が高い」と感じた瞬間、お客様はカートを離脱する。逆に、送料の見せ方ひとつで客単価が上がることもある。

送料設定は、ストアの利益率と購買率に直結する、地味だけれど重要な設定項目だ。

約70%
カゴ落ちの平均発生率
送料の追加が離脱の最大原因とされている

出典:Baymard Institute - Cart Abandonment Rate Statistics

この記事では、Shopifyの送料設定を 全国一律・地域別・重量別・金額別 の4パターンに分けて解説する。「〇〇円以上で送料無料」の設定手順や、日本のEC運営に合わせたベストプラクティスも紹介するので、ぜひ最後まで読んでほしい。

Shopifyの送料設定の基本

まず、Shopifyの送料まわりに出てくる基本的な概念を押さえておこう。

配送プロファイル

商品ごとに「どの送料ルールを適用するか」をグループ分けする仕組み。Shopifyの管理画面では 設定 → 配送と配達 から確認できる。すべての商品がデフォルトの「一般的な配送料」に入っているが、必要に応じてカスタムプロファイルを作成し、商品グループごとに異なる送料を設定できる。詳しくは Shopify公式ヘルプ を参照。

Shopifyの配送設定画面

配送エリア(ゾーン)

送料を適用する地域の区分。「国内全域」をひとつのゾーンにすることも、「関東」「関西」「北海道・沖縄」のように都道府県単位で複数に分けることもできる。

送料の条件(レートの条件)

「重量が〇kg以上」「注文金額が〇円以上」のように、送料を切り替えるための条件。ひとつのゾーンに複数の送料を登録し、それぞれに条件をつけることで、重量別・金額別の送料体系を実現する。

Shopifyの配送プロファイルには3つの種類がある。

一般的な配送料
カスタム配送プロファイル
デジタル商品(配送不要)

小規模ストアなら「一般的な配送料」ひとつで十分。商品の種類やサイズにばらつきが出てきたら、カスタムプロファイルの追加を検討しよう。

4つの送料パターンを設定方法で比較

Shopifyで設定できる主な送料パターンは4つ。ストアの商品特性や配送戦略に合わせて選ぼう。

全国一律送料

もっともシンプルな設定方法。全国どこへ送っても同じ金額になる。

向いているストア:商品サイズが均一、離島配送が少ない、管理をシンプルにしたい

  1. 1

    「配送と配達」を開く

    管理画面で 設定 → 配送と配達 をクリック。「一般的な配送料」の 管理する を選択する。
  2. 2

    配送エリアを作成する

    「配送先を追加」をクリックし、「日本」を選択。これで国内全域がひとつのゾーンになる。
  3. 3

    送料を追加する

    ゾーンの「送料を追加」をクリック。料金名(例:通常配送)と金額(例:800円)を入力して保存する。

全国一律は「お客様にとって一番わかりやすい」のが最大のメリット。商品ページやカートで金額が予測できるため、カゴ落ちを減らしやすい。

4パターンの比較

全国一律・金額別
設定がシンプルで管理しやすい。小〜中規模のストアにおすすめ。お客様にとっても分かりやすく、カゴ落ちを減らせる。
地域別・重量別
実際の配送コストを正確に反映できる。商品サイズにばらつきがあるストアや、離島配送が多いストアに向いている。ただし設定・管理の手間は増える。

配送ゾーンの作成画面

「〇〇円以上で送料無料」の設定方法

送料無料ラインの設定は、客単価を引き上げるもっとも効果的な施策のひとつ。「あと少し買い足せば送料無料になる」という動機が自然と生まれるため、追加購入を促しやすい。

送料無料ラインの目安は 平均注文金額の1.3〜1.5倍。平均注文金額が3,500円のストアなら、5,000円前後に設定するのがバランスがいい。

具体的な設定手順を見ていこう。

  1. 1

    管理画面で「配送と配達」を開く

    設定 → 配送と配達 → 一般的な配送料 の「管理する」をクリック。
  2. 2

    配送エリア内の送料を確認する

    すでに設定済みの送料がある場合はそのまま。なければゾーンと通常送料をまず作成しておく。
  3. 3

    「送料を追加」で送料無料を設定する

    同じゾーンに新しい送料を追加。料金名を「送料無料」、金額を「0」にする。
  4. 4

    条件を「注文金額に基づく」にする

    「条件を追加」をクリックして「注文金額に基づく」を選択。最低注文金額に送料無料のライン(例:5,000)を入力する。最大金額は空欄のままでOK。
  5. 5

    保存してテストする

    設定を保存したら、テスト注文で境界値(4,999円と5,000円)の送料が正しく切り替わることを確認する。

→ Shopify公式ヘルプ:配送料の設定方法

配送のイメージ

日本のEC運営における送料のベストプラクティス

日本の配送事情に合わせた送料設定のポイントをまとめた。公開前のチェックリストとして活用してほしい。

  • 送料は「全国一律+送料無料ライン」の組み合わせがもっともシンプルで効果的
  • 送料無料ラインは平均注文金額の1.3〜1.5倍を目安に設定する
  • 北海道・沖縄への配送頻度が高い場合は地域別送料を検討する
  • 商品ページやカート画面に「〇〇円以上で送料無料」の表示を入れる
  • 配送エリアのゾーンに47都道府県がすべて含まれているか確認する
  • テスト注文で送料が正しく計算されることを必ず確認する
  • 配送業者(ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便)の料金改定時に送料を見直す
  • クール便や大型商品はカスタム配送プロファイルで別管理する

2024年問題以降、配送業者の料金改定が続いている。年に1回は配送コストを見直して、送料設定が赤字になっていないか確認しよう。

ノートパソコンで作業するオーナー

よくある質問

商品サイズが均一で、北海道・沖縄への配送が全体の10%以下なら全国一律がおすすめ。お客様にとってわかりやすく、カゴ落ちを減らせる。離島や遠方への配送比率が高いストアや、大型商品を扱う場合は地域別のほうが利益を守りやすい。

送料無料ラインを適切に設定すれば、客単価アップで十分にカバーできることが多い。たとえば送料800円のストアで、送料無料ラインを5,000円に設定した場合、お客様が「あと1,000円分」を追加購入してくれれば、その粗利で送料分を吸収できる。まずは小さく始めて、注文データを見ながら調整するのがおすすめ。

Shopifyの標準機能では、ひとつのゾーン内で重量ベースと金額ベースの条件を混在させることは難しい。ただし、カスタム配送プロファイルを使えば、商品グループごとに異なる条件を設定できる。たとえば「軽量商品は金額別、大型商品は重量別」のような運用も可能だ。

日本国内向けのリアルタイム送料計算は、Shopifyの標準機能では限定的。ヤマト運輸や佐川急便の料金をリアルタイムで取得するには、配送系のサードパーティアプリを導入する必要がある。多くの日本のストアでは、配送業者の料金表を参考に手動で送料を設定するのが一般的だ。

影響はない。送料の変更は、変更後に作成された注文にのみ適用される。変更前に確定した注文の送料は、注文時の設定がそのまま維持されるので安心してほしい。

国内配送と同じ要領で、海外の国・地域をゾーンとして追加すれば設定できる。「アジア」「北米」「ヨーロッパ」のようにエリアをまとめることも、国単位で分けることもできる。ただし海外配送は関税や通関の問題もあるため、まずは国内配送を整えてから段階的に対応するのがおすすめだ。

まとめ

Shopifyの送料設定は、一度きちんと設定してしまえば日常的に触る必要はほとんどない。ただし、設定ミスはお客様の離脱やクレームに直結するため、公開前のテストだけは手を抜かないでほしい。

この記事の要点をおさらいしておこう。

  1. 01

    まずは全国一律から始める

    シンプルがいちばん。複雑な設定は商品ラインナップが増えてからで十分。
  2. 02

    送料無料ラインを設定する

    平均注文金額の1.3〜1.5倍が目安。客単価アップの効果が期待できる。
  3. 03

    地域別・重量別は必要に応じて

    北海道・沖縄の送料負担が大きい場合や、商品サイズにばらつきがある場合に導入を検討する。
  4. 04

    テスト注文は必須

    境界値(送料無料ラインの前後)でテストして、意図どおりの送料になるか確認する。

送料設定が終われば、ストアの基本設定はほぼ完了。まだShopifyを始めていない方は、入門ガイドから始めてみよう。

→ Shopifyの始め方ガイドを読む

送料と合わせて決済方法も設定しておきたい方はこちら。

→ Shopifyの決済方法まとめ

→ Shopify公式ヘルプ:配送と配達の設定

この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

SHIN

この記事の執筆者

SHIN

Pepin代表。Shopifyアプリ「まるっと予シリーズ」開発者。Webエンジニアとして10年以上の経歴。
Shopifyアプリ開発・ストア構築 / webサービス開発 / メディア運営 / ストリーマーとしてマルチに活動。

まるっと予約

Shopify予約アプリ

まるっと予約

無料プランあり・日本語サポート

インストール →

Shopifyストア構築もお任せください!

「自分でShopifyを設定するのは不安」という方に、アプリ開発者本人がShopifyストア構築+まるっと予約の導入をまるごとサポートいたします。

Shopify × 予約サイト構築

Build Beyond.