Comparing Shopify Review Apps: Japanese Support, Pricing and Star Ratings

Shopifyに商品レビューの標準機能はありません。公式が配っていた Product Reviews も、App Storeのページに「このアプリは現在Shopify App Storeで提供されていません」と出る状態です。つまりレビューを集めて商品ページに出すには、Shopifyのレビューアプリを入れるのが前提になります。選ぶときに効いてくるのは、機能表の長さではなく3つです。日本語がどこまで来ているか、無料枠が何で切られているか、星をGoogleの検索結果に出す条件を満たせるか。この記事は、主要6本をApp Storeの実ページで確認した数字で並べ、その3つを順番に潰していきます。
出典:Shopify App Store — Product Reviews
先に立場を書いておきます。わたし(SHIN)はShopifyアプリ開発者で、この記事の後半に出てくる「まるっと検索」を作っています。EC運営者ではありません。まるっと検索はApp Storeのレビューが0件(2026年9月20日時点)で、Built for Shopify のバッジも取れていません。レビュー機能はPro($49.99)に入っているので、レビュー目的だけで入れると割高です。そのあたりを隠さずに、同じ場所に書きます。この記事で競合として挙げるアプリの数字は、すべて同日にApp Storeの日本語リスティングを開いて拾ったものです。
この記事の守備範囲は レビューを集めて自分のストアに表示するアプリの選び方 です。日本語対応アプリ全体を横並びで見たい方は Shopify日本語対応アプリ11選 を、無料で始められるアプリを探している方は Shopify無料アプリおすすめ17選 を先に読んでください。
Shopifyに標準のレビュー機能はないの?
ありません。正確には「オンラインストアの商品ページにレビューを集めて出す機能」がありません。ここは事実が2つに割れていて、混乱のもとになっています。
- 提供終了
Shopify Product Reviews(公式の無料アプリ)
Shopify自身が配っていた、無料の商品レビューアプリ
日本語の解説記事の多くが、いまもこのアプリを前提に書かれています。App Storeのページ自体は残っていますが、開くと「このアプリは現在Shopify App Storeで提供されていません」と表示され、新規にインストールすることはできません。Shopify公式の「Apps made by Shopify」の一覧にも載っていません。
- 現在
Shop アプリの商品レビュー
Shopifyが持っている、もう一つのレビュー
購入したお客様が Shop アプリの中で1〜5の星とコメント(1,000文字まで)を残せる仕組みです。注文が配達されると通知が届き、レビューは Shop アプリの商品ページに表示されます。投稿できるのは、そのストアで購入した Shop のお客様だけです。
- 現在
パートナーアプリ(この記事の本題)
自分のストアの商品ページに出すなら、ここ
Judge.me・Loox・Okendo・Stamped.io・Yotpo の5本は Shop のレビューと双方向に同期できます。Shopで集まったレビューを自分のストアに出すことも、アプリで集めたレビューをShopに出すこともできます。
出典:Shopify ヘルプセンター — Shop product reviews、Shopify ヘルプセンター — Syncing Shop product reviews with partner apps
日本のストアが引っかかりやすい条件が、同期の要件に1行だけ紛れています。Shopに表示できるパートナーアプリのレビューは「英語以外の言語コードを含まないこと」が条件です。日本語で書かれたレビューは、Shop アプリ側には出ないと読めます。CSVで他アプリから移行したレビューも対象外です。
つまり「Shopと同期できる」は、日本語ストアにとっては半分の機能だと思っておいたほうが安全です。
Shopifyのレビューアプリは何を見て選べばいい?
機能表を横に並べると、どのアプリも似たようなチェックマークが並びます。実際に差が出るのは次の7点です。
比較の前に決めておく7つの軸
- 日本語がどこまで来ているかウィジェットの文言・管理画面・サポートの3段階。ここが一番差がつきます
- 無料枠が何で切られているかレビュー件数ではなく注文数で切るアプリが多数派です
- テーマへの入り方アプリブロックやアプリ埋め込みで入るのか、テーマにコードを貼るのか
- 購入済みの表示注文と紐づいたレビューに「購入済み」を出せるか
- 店舗からの返信低評価に返信できるか。返信は投稿者ではなく次の買い手が読みます
- 星評価の構造化データGoogleの検索結果に星を出すためのマークアップを吐くか
- 写真投稿と自動依頼メール写真の枚数・容量の上限、依頼メールを自動で送れるか
「日本語対応」は3段階に分けて確認する
App Storeのリスティングを見れば、インストール前に判別できます。見る場所は2か所です。
- 1
リスティングの「言語」欄を見る
ここに日本語が入っていなければ、管理画面もウィジェットの既定文言も英語です。入っていないアプリには「このアプリは日本語に翻訳されていません」という一文が出ます。
- 2
ページ下部の「サポート」欄を見る
「この開発者は日本語での直接的なサポートを提供していません」と書かれていれば、問い合わせは英語になります。この一文がないアプリは、日本語での問い合わせに対応しています。
- 3
ウィジェットの文言は別枠だと考える
管理画面が英語でも、お客様に見える文言は自分で書き換えられることがほとんどです。逆に言うと、英語のアプリを選ぶなら「文言を自分で全部入力する」手間を最初に見積もっておく必要があります。
- Built for Shopify
Shopifyが定めた品質基準をすべて満たしたアプリに与えられる認定です。自動判定される項目と、開発者からの申請が必要な項目があり、取得するとApp Store内の検索順位が上がり、検索の絞り込みにも表示されます。「良いアプリ」の保証ではありませんが、Shopifyの基準を通っているかどうかの目安にはなります。
出典:Shopify.dev — About Built for Shopify
Shopifyレビューアプリ6本を比較するとどうなる?
2026年9月20日に、App Storeの日本語リスティングを1本ずつ開いて拾った数字です。料金はすべてUSD表記のまま載せます(円換算は為替の前提を置かないと意味がずれるため、していません)。
| アプリ | 評価(件数) | 認定 | 日本語 |
|---|---|---|---|
| Judge.me | 5.0(47,237) | あり | 画面・サポート |
| Loox | 4.9(9,643) | あり | なし |
| TrustWILL | 4.9(1,573) | あり | 画面のみ |
| Rivyo | 4.9(929) | あり | なし |
| Okendo | 4.8(1,423) | なし | なし |
| まるっと検索 | 0.0(0) | なし | 画面・サポート |
「認定」は Built for Shopify のバッジ、「日本語」は管理画面とサポートの対応状況です。「なし」の3本は、リスティングに「このアプリは日本語に翻訳されていません」と書かれています。サポートの欄は、リスティングに「この開発者は日本語での直接的なサポートを提供していません」の一文があるかどうかで判断しました。
| アプリ | 無料でできること | 最初の有料プラン |
|---|---|---|
| Judge.me | レビュー・写真・動画が無制限 | $15/月 |
| Loox | 注文500件まで | $49.99/月(注文300件込み) |
| TrustWILL | 商品ごとに6件まで表示 | $11.99/月 |
| Rivyo | 月100件の注文から収集 | $9/月 |
| Okendo | 月50件の注文まで | $19/月 |
| まるっと検索 | レビュー機能は対象外 | $49.99/月(Pro) |
Judge.me — 無料枠が注文数で切られていない1本
無料プランに「レビューとレビューリクエスト無制限」「写真と動画レビュー無制限」「SEOリッチスニペット」「Shop Appレビューと評価の配信」が入っています。ほかの5本が注文数や表示件数で無料枠を切っているなかで、ここだけ単位が違います。言語欄に日本語があり、サポート欄に日本語非対応の但し書きもありません。有料の入口は $15/月、15日間の無料体験つき。Amazon・Etsy・Yotpo・Looxからのレビューインポートにも対応しています。
出典:Shopify App Store — Judge.me Product Reviews App
Loox — 写真と動画に寄せた設計。従量が乗る
4.9(9,643件)。Built for Shopify 認定あり。無料プランは注文500件まで。ここで注意したいのは有料プランの書き方で、Convert($49.99/月)は「基本料金に300件の注文が含まれ、追加の注文300件ごとに $50」と明記されています。 月額固定ではありません 。注文が伸びるほど積み上がる形なので、月商の想定と一緒に見ておく必要があります。最上位は Unlimited の $299.99/月。言語は英語のみで、日本語サポートもありません。
出典:Shopify App Store — Loox ‑ Product Reviews App
TrustWILL Reviews — 画面は日本語、サポートは英語
旧 Trustoo。リスティングでは「商品レビュー(日本限定)」と名乗っていて、言語欄にも日本語が入り、管理画面とウィジェットは日本語です。ただしサポート欄には「この開発者は日本語での直接的なサポートを提供していません」と書かれています。画面の日本語とサポートの日本語は別物、という例がこれです。無料プランは商品ごとに6件までの表示制限つき。Googleのリッチスニペットは $11.99/月の Starter から。開発者は米国ノースカロライナ州の CWILL です。
出典:Shopify App Store — 商品レビュー(日本限定) TrustWILL Reviews
Rivyo — 有料の入口がいちばん安い
4.9(929件)、Built for Shopify 認定あり。開発は インドの Nexfal。無料インストールで月100件の注文からレビューを集められ、Googleリッチスニペット・自動レビュー依頼・返信機能が無料枠に入っています。Starter が $9/月(月500注文)、Business $14/月、Enterprise $19/月。無料体験は7日間と短めです。ロイヤルティと紹介はそれぞれ月$9のアドオン扱いなので、レビューだけ使うなら価格は据え置きです。言語は英語のみ。
出典:Shopify App Store — Rivyo:商品レビューアプリ
Okendo — レビュー単体ではなく、まとめて置き換える前提
4.8(1,423件)。レビュー・ロイヤルティ・アンケート・クイズ・紹介を1つにまとめたプラットフォームで、アプリを減らしたいストア向けの設計です。無料は月50注文まで、エッセンシャル $19/月(月200注文)、グロース $119/月(月1,500注文)、パワー $299/月(月3,500注文)。 今回の6本で唯一、Built for Shopify のバッジが付いていません (2026年9月20日時点)。バッジの有無は要約ツールが取り違えやすいところなので、導入前にリスティングを自分の目で開くことをおすすめします。言語は英語のみ。
出典:Shopify App Store — Okendo: Reviews & Loyalty
6本の評価はどれも4.8以上で、ここで優劣は付きません。見るなら件数のほうです。Loox の9,643件と Rivyo の929件は、同じ「4.9」でも母数が10倍違います。件数が少ないアプリが悪いという話ではなく、平均値の安定度と、不具合が出たときに世の中に情報があるかどうかが変わる、というだけの話です。わたしのアプリは0件なので、この基準では最下位です。
星評価をGoogleの検索結果に出すには何が必要?
レビューアプリを入れる動機として大きいのが、検索結果に出る星(クチコミ抜粋)です。ここは仕様と品質ガイドラインの両方があり、ガイドライン側を誤解している記事が多い場所でもあります。
星を出すための条件と、出ない書き方
出典:Google 検索セントラル — クチコミ抜粋(Review、AggregateRating)の構造化データ
よく混ざっているのが「セルフサービングのレビュー」の話です。Googleのガイドラインには「レビューされる側が自身のレビューを管理している場合、スターレビュー機能の対象外になる」という条文があります。ただしこれは LocalBusiness と Organization に対する条文 で、商品(Product)には掛かっていません。自分のストアで集めた商品レビューを Product の AggregateRating として出すのは、禁止されていない普通のやり方です。
引っかかるのは別のところです。「評価はユーザーから直接入手する必要があります」という条件のほうです。店側が書いたレビューや、楽天・Amazonから拾ってきた星を自分のストアの集計に混ぜる行為は、ここに真正面からぶつかります。ガイドライン違反には手動による対策が入ることがあり、そうなるとページ上の構造化データは考慮されなくなります。
「会社の評価★4.8」のような表示を、Organization の構造化データで自社サイトに出しても星は出ません。セルフサービングの条文はここに効きます。星を狙うなら、商品ページに商品レビューを出す形にしてください。
レビューはどうやって集めるのが現実的?
アプリを入れた直後は、当然ながらレビューが0件です。集め方は大きく3つで、どれも景品表示法のステマ規制と隣り合わせになります。
- 01
購入後の自動依頼メール
今回の6本のうち Judge.me・Loox・Okendo・Rivyo・TrustWILL は、レビュー依頼メールの自動送信を機能として持っています。まずここからです - 02
Shopify Flow で組む
「注文が発生したら」「レビューが公開されたら」といったトリガーに、メール送信やクーポン発行をつなげます。アプリ側がFlowトリガーを出していれば自由に組めます - 03
特典と引き換えに依頼する
割引コードやポイントと引き換えにレビューを依頼する方法。効果は出ますが、ここが法令のラインに一番近い場所です
ステマ規制のラインはどこにあるか
2023年10月1日から、広告であるにもかかわらず広告だと分からない表示は景品表示法違反になりました。消費者庁は「インターネット上の表示(SNS投稿、レビュー投稿など)」を明示的に対象に挙げています。規制されるのは商品・サービスを供給する事業者(広告主)で、依頼を受けた第三者は対象外です。つまり リスクを負うのはストア側 です。
出典:消費者庁 — 令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。
Googleのガイドラインも同じ方向を向いています。特典と引き換えに書かれたレビューそのものが禁止されているのではなく、 特典の提供を明確かつ目立つように開示していないもの が禁止されています。日本の法令とGoogleの品質ガイドライン、どちらも「隠すな」という同じ一点に集約されます。
実務としては、依頼メールに「レビュー投稿でクーポンを差し上げます」と書いたうえで、投稿内容に条件を付けない(星の数を指定しない、良い内容を求めない)形にしておくのが無難です。個別のケースが違反にあたるかどうかは事実関係で変わるので、最終的な判断は弁護士など専門家に確認してください。
Shopifyでレビューアプリを入れずに済ませる方法はある?
一応あります。ただし実用にはなりません。
購入者だけが投稿できて、Shopifyが公開前にスクリーニングもします。仕組みとしては真っ当です。ただし表示先は Shop アプリの商品ページで、自分のオンラインストアではありません。自分のストアに出すには、対応パートナーアプリのどれかを入れる必要があります。
まるっと検索のレビュー機能は、他と何が違う?
ここから自社アプリの話です。まるっと検索は日本語のストア内検索アプリで、レビュー機能は Proプラン($49.99/月)にだけ 入っています。
違うのは、レビューが検索とつながっている点です。
まるっと検索のレビュー機能(Pro)
レビューが商品情報を追い越さない設計になっている
レビューを検索に混ぜると、ふつうは順位が濁ります。まるっと検索は、スコアを足す前に階層(tier)で並べていて、レビュータイトルでの一致は商品情報での一致より下の階層に置かれています。 レビューでの一致が商品情報での一致を追い越すことは、構造上ありません 。加点にも上限があり、商品本文でもヒットしている場合の上乗せは星4〜5のレビューで合計15%まで、星3で3%までです。
品番やSKUでの検索の話は Shopifyで品番・SKUが検索できない理由と対処 に、日本語検索そのものの仕組みは Shopifyの日本語検索はなぜ弱い? にまとめてあります。0件検索の潰し方と売上への効き方は Shopifyのサイト内検索を改善して売上を上げる方法 です。
できないことも書いておきます
まるっと検索のレビュー機能
依頼メールが必要なら、素直に依頼メールを持っているアプリを選んでください。まるっと検索を選ぶ理由があるとすれば、それは「検索が弱くて困っていて、ついでにレビューも商品ページに出したい」という順番のときだけです。
よくある質問
新規にインストールすることはできません。App Storeのページを開くと「このアプリは現在Shopify App Storeで提供されていません」と表示されます。Shopify公式の「Apps made by Shopify」の一覧にも載っていません。いまから始めるなら、サードパーティのレビューアプリから選ぶことになります。
できます。ただし無料枠の単位を確認してください。Judge.me はレビュー数・写真・動画が無制限、Loox は累計500注文まで、Okendo は月50注文まで、Rivyo は月100注文から収集、TrustWILL は商品ごとに6件までの表示制限です。注文数で切られるアプリは、売れ始めた月に突然上限に当たります。
必須ではありません。お客様に見えるウィジェットの文言は、英語のアプリでも自分で書き換えられることがほとんどです。日本語対応が効いてくるのは管理画面とサポートのほうです。App Storeのリスティングの「言語」欄と、ページ下部の「この開発者は日本語での直接的なサポートを提供していません」の有無で、インストール前に判別できます。
アプリの機能としては可能で、Judge.me や Rivyo は Amazon などからのインポートに対応しています。ただし構造化データに混ぜるのは別の話です。Googleは「他のウェブサイトからのクチコミや評価を集計に含めてはいけない」と明記しています。表示するだけにとどめ、AggregateRating の集計には入れない運用にしてください。
特典を付けること自体が禁止されているわけではありません。問題になるのは、広告であることを隠す場合です。消費者庁はレビュー投稿を規制の対象に明示していて、規制されるのは商品を供給する事業者の側です。Googleも「特典の提供を明確かつ目立つように開示していないもの」を禁止しています。開示したうえで、星の数や内容に条件を付けないのが安全側です。個別の判断は専門家に確認してください。
Shop で集まったレビューは、対応パートナーアプリを入れていれば自分のストアに出せます。逆方向、つまり自分のアプリで集めたレビューを Shop に出す側には条件があり、「英語以外の言語コードを含まないこと」が要件に入っています。日本語のレビューは Shop アプリ側には出ないと読めます。
まとめ
- 標準機能はない。公式の Product Reviews は配布終了済みで、Shop アプリのレビューは自分のストアには出ない
- 管理画面まで日本語なのは Judge.me と TrustWILL。ただし TrustWILL は日本語の直接サポートがない
- 無料枠は注文数で切られる。Loox の有料プランは注文300件ごとに追加課金が乗る
- Built for Shopify は6本中5本。Okendo だけ付いていない(2026年9月20日時点)
- 星をGoogleに出す条件は「評価をお客様から直接もらう」。他サイトのレビューを集計に混ぜない
- 特典付きの依頼は、開示すれば使える。隠すと景品表示法とGoogleの両方に当たる
レビューは、入れた瞬間に効く機能ではありません。1件目が付くまでの設計、つまり誰に・いつ・どう依頼するかのほうが、アプリの機能差より効きます。まずは無料枠のあるアプリを1本入れて、依頼メールを流すところまでを今週中に終わらせるのが、いちばん確実な進め方です。



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