年末年始EC施策ガイド — 福袋・初売り・おせち需要
年末年始は、ECにとって一年のなかでもっとも熱い時期のひとつです。クリスマス商戦の直後から福袋・初売りへと流れ込み、さらにおせちやお歳暮の需要も重なる。お客さまの「買いたい気持ち」が途切れない、まさにゴールデンタイムと言えます。
ただ、この時期は やるべきことが多すぎて、何から手をつけていいか分からない という声もよく聞きます。わたしが以前の職場でECストアを運営していたとき、初めて年末年始に本格的な施策を打った年のことを覚えています。12月に入ってから慌てて準備を始め、福袋の在庫が間に合わず、初売りセールでバタバタした思い出があります。
年末年始は「早めの準備」がすべてを決めます。この記事では、Shopifyストアで実践できる年末年始施策を、スケジュール感とともに具体的にまとめました。
年末年始EC市場はどれくらい大きい?
まず、年末年始のEC市場がどれほど動くのか確認しておきましょう。
出典:楽天インサイト 年末年始の買い物に関する調査(2024年)
年末年始のEC売上は年々伸び続けています。とくに福袋のオンライン化は顕著で、以前は元旦の朝に店頭に並んで買うものだった福袋が、今やスマホからポチッと予約する時代になりました。
年末年始の施策スケジュール
準備を成功させるには、いつ何をやるかのタイムラインが重要です。
- 10月中旬
企画立案・商品選定
福袋の中身、初売り対象商品、おせち関連商品のラインナップを決定する - 11月上旬
在庫確保・ページ準備
福袋・おせち用の在庫を確保し、商品ページやバナーの制作に着手する - 12月上旬
予約販売・告知開始
福袋やおせちの予約受付を開始。メルマガ・SNSで事前告知する - 12月25日〜
年末セール・お歳暮駆け込み
クリスマス後すぐに年末セールへ切り替え。お歳暮の駆け込み需要も拾う - 1月1日〜3日
初売り・福袋販売
元旦から初売りセールを開催。福袋は数量限定で緊急感を演出する
ポイントは、 10月には企画を固めておく こと。12月に入ってから慌てると、在庫不足やページの作り込み不足でチャンスを逃してしまいます。
施策1. 福袋をShopifyで販売する
福袋はECとの相性が抜群です。「中身が見えない楽しさ」と「お得感」が組み合わさって、ふだんは慎重なお客さまも衝動的に購入してくれます。
- 1
福袋の中身と価格を設計する
原価率は30〜40%が目安。たとえば1万円の福袋なら、通常価格の合計が2万円以上になるように中身を組みましょう。「お得感」が伝わるかどうかが購入率を左右します。
- 2
Shopifyで福袋商品を登録する
管理画面の「商品」から福袋を新規登録します。バリエーション機能を使って「松・竹・梅」のように複数グレードを用意すると、幅広い価格帯のお客さまに対応できます。
- 3
数量限定と販売期間を設定する
在庫数を絞って 「残りわずか」 の表示が出るようにします。Shopifyの自動コレクションで在庫数が少ない商品を上位表示するのも効果的です。
- 4
予約販売で事前に需要を把握する
12月上旬から予約受付を始めれば、必要な在庫数の見通しが立ちます。Shopifyの予約販売アプリを活用しましょう。
福袋は「中身が選べるタイプ」と「おまかせタイプ」の2種類を用意すると、選択肢が広がって購入率が上がります。Shopifyのバンドル機能については Shopify公式ヘルプ を確認してください。
施策2. 初売りセールを設計する
初売りは 1月1日〜3日 の短期集中が基本です。期間を絞ることで「今買わなきゃ」という緊急感が生まれます。
- 01
目玉商品を1〜3点決める
全品セールよりも、目玉商品で集客してついで買いを狙う戦略が効果的です - 02
割引率は20〜30%に設定
年に一度の初売りだからこそ、普段やらない割引率で特別感を演出しましょう - 03
タイムセールを組み合わせる
「元旦限定」「1月2日の12時間だけ」のような時間限定セールで、リピート訪問を促します - 04
送料無料ラインを設定する
「5,000円以上で送料無料」のように閾値を設けると、客単価の向上につながります
初売りセールのディスカウント設定は、必ず 終了日時を入れておく こと。終了日を設定し忘れて割引がずっと続いてしまうミスは、年末年始の忙しい時期に起きがちです。
施策3. おせち・お歳暮需要を取り込む
食品系のストアはもちろん、ギフト系の商品を扱っているストアにとっても、おせち・お歳暮のシーズンは見逃せません。
- 「お歳暮特集」「年末ギフト」コレクションを12月上旬までに作成する
- 熨斗(のし)対応・ギフトラッピングオプションを追加する
- 配送日指定を有効にして、年末の届け日を確約できるようにする
- おせち商品は11月中に予約販売を開始する
- 「年内発送」の最終受付日を商品ページに明記する
とくに 配送日の確約 は重要です。年末は物流が混み合うため、「届くか分からない」という不安がお客さまの購入をためらわせます。配送業者と連携して、確実に届けられるスケジュールを商品ページに明記しましょう。
施策4. ストアのビジュアルを年末年始仕様にする

セールや特集をやるなら、ストアの見た目も「年末年始感」を出すことで、お客さまの気分を盛り上げられます。
- トップページのヒーローバナーを年末年始仕様に差し替える
- 「福袋」「初売り」「お歳暮」の導線をナビゲーションに追加する
- カウントダウンタイマーで初売り開始までの時間を表示する
- モバイルでの表示を必ず確認する(年末年始はスマホ購入率が高い)
Shopifyのテーマエディタからバナー画像やセクションの差し替えはコードを触らずにできます。年末年始が終わったら通常のデザインに戻すことも忘れずに。
年末年始施策でよくある質問
どちらにもメリットがあります。「中身公開型」は安心感があり購入率が高くなる傾向があります。一方「中身非公開型」はワクワク感で話題になりやすく、SNSでの拡散が期待できます。迷ったら、公開型と非公開型の両方を用意するのがおすすめです。
アクセスが集中しやすいのは元旦の0時と朝10時前後です。サーバー負荷が心配な場合は、朝10時スタートにしてSNSやメルマガで事前告知する方法もあります。Shopifyはインフラが強いので、アクセス集中による落ちるリスクは低いですが、念のためテスト注文で確認しておきましょう。
12月28日〜1月3日は多くの配送業者が休業または遅延します。年内最終発送日と年始の発送開始日を商品ページ・カートページ・メールに明記してください。お客さまの期待値を事前にコントロールすることが、クレーム防止の鍵です。
まとめ:準備は10月から、実行は12月から
年末年始のEC施策で成果を出すためのポイントをおさらいします。
年末年始は、お客さまが「お金を使っていい」と自分に許可を出しやすい時期です。福袋の「お得感」、初売りの「限定感」、おせち・お歳暮の「贈り物文化」。これらの心理をうまく施策に組み込めるかどうかで、売上は大きく変わります。
Shopifyなら、ディスカウント設定からコレクション作成、予約販売まで、年末年始に必要な機能がすべて揃っています。まだストアを持っていない方は、この機会に準備を始めてみてはいかがでしょうか。


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