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Pepinby SHIN
Shopify2026-04-074分で読めます
Shopify新生活

新生活シーズンのEC施策 — 3〜4月の需要を逃さない

新生活シーズンのEC施策 — 3〜4月の需要を逃さない
新生活シーズンの買い物イメージ

3月から4月にかけて、日本では大きな生活の変化が一斉に起こります。入学、就職、転勤、引越し。新しい暮らしが始まるタイミングで、人は「必要なもの」と「欲しいもの」の境界線がゆるくなるんです。

わたし自身、以前の職場でShopifyストアを運営していたとき、3月の売上データを見て驚いたことがあります。とくに施策を打っていないのに、家具・インテリア雑貨カテゴリの売上が前月比で1.3倍になっていました。「新生活需要」は意識しなくても存在するもの。逆にいえば、ちゃんと施策を打てばもっと大きな成果が出せるということです。

この記事では、新生活シーズンの需要を しっかり取り込むためのEC施策 を具体的にまとめました。

新生活シーズンの市場規模と消費動向

まず、このシーズンがEC事業者にとってどれくらい大きいのかを数字で確認しておきましょう。

3.7兆円
新生活関連の消費総額(推計)
引越し・家具・家電・衣類を含む春の消費全体
72%
3月に購入を開始する割合
新生活準備の買い物は3月上旬〜中旬がピーク
5.4万円
一人あたりの平均支出額
新社会人の新生活準備にかける平均費用

出典:リクルート 新生活準備に関する調査

出典:総務省 家計調査(2025年3月)

ポイントは、新生活の買い物は 一度きりではない ということ。引越し直後の「最低限」の購入があり、その後1〜2週間かけて「あれも必要だった」「こっちのほうがいい」と追加購入が続きます。つまり、3月上旬から4月中旬まで約6週間にわたって購買チャンスが続くのです。

新生活シーズンに売れる3つの需要カテゴリ

オンラインショッピングのイメージ

新生活需要は、大きく3つのカテゴリに分けられます。自分のストアがどこに当てはまるかを把握しておくと、施策が立てやすくなります。

  1. 01

    生活必需品の需要

    引越し先で必要になる日用品、キッチン用品、タオル、カーテンなど。価格と実用性で選ばれるため、セット販売やまとめ買い割引が効果的です。
  2. 02

    自分へのご褒美需要

    新しい環境で頑張る自分への投資。スキンケア、バッグ、文房具、デスク周りのアイテムなど。「新生活応援」の文脈で訴求すると購入のハードルが下がります。
  3. 03

    ギフト需要

    入学祝い、就職祝い、引越し祝い。3月下旬から4月上旬にかけてピークを迎えます。ギフトラッピング対応やメッセージカード同封が差別化のポイントになります。

新生活シーズンに実践したい5つの施策

施策1. 「新生活応援」コレクションを作る

まずやるべきことは、新生活に関連する商品をまとめた 専用コレクション の作成です。既存の商品でも、見せ方を変えるだけで「新生活向け」として訴求できます。

  1. 1

    対象商品をピックアップする

    自分のストアの中から、新生活に関連づけられる商品を選びます。直接的な生活用品でなくても、「新しい毎日を彩る」という切り口で多くの商品が候補になります。
  2. 2

    Shopifyでコレクションを作成する

    管理画面の「商品管理 → コレクション」から手動コレクションを作成。タイトルは「新生活応援アイテム」のようにシンプルに。
  3. 3

    トップページに導線を設置する

    テーマエディタでトップページにコレクションへのリンクバナーを追加します。期間限定であることを明記すると、クリック率が上がります。

Shopifyのコレクションは 手動コレクションと自動コレクション の2種類があります。新生活特集のように期間限定のものは、手動コレクションで管理するのがおすすめです。

施策2. セット販売で客単価を上げる

新生活の買い物は「まとめて揃えたい」という心理が働きます。これを活かして、関連商品をセットにした スターターキット を作りましょう。

たとえば、キッチン用品を扱うストアなら「一人暮らしスタートセット」として、フライパン・まな板・包丁をセットで10%オフにする。アパレルなら「通勤コーデ3点セット」のように、組み合わせ提案ごとセットにすると効果的です。

Shopifyの バンドル機能 を使えば、複数商品をひとつの商品ページにまとめて販売できます。在庫管理も個別商品と連動するので、運用の手間が増えません。

施策3. メールとSNSで「新生活応援」を発信する

新生活需要は タイミングが命 です。3月に入ったらすぐに告知を始めましょう。

  1. 2月下旬

    コンテンツの準備

    バナー画像、メルマガ原稿、SNS投稿文を事前に作成しておく
  2. 3月第1週

    予告の発信

    「新生活応援フェア、まもなく開始」のティザー投稿で期待感をつくる
  3. 3月第2〜3週

    本格告知

    セール内容・対象商品・期間を具体的に発信。メルマガも配信する
  4. 4月第1週

    リマインドと追加提案

    「まだ間に合います」の訴求で駆け込み需要を拾う

施策4. ギフト対応を強化する

入学祝い・就職祝いなどの ギフト需要 を取り込むには、ストア側の受け入れ態勢を整えておく必要があります。

  • ギフトラッピングオプションを商品ページに追加する
  • メッセージカード同封サービスを用意する
  • 「ギフトにおすすめ」のタグやバッジで商品を目立たせる
  • 配送日指定に対応し、届けたい日に届く安心感を提供する
  • ギフト用の価格帯別コレクション(3,000円台・5,000円台・10,000円台)を作る

施策5. 期間限定クーポンで初回購入のハードルを下げる

新生活シーズンは、ふだんECを使わない層もネットで買い物を始めるタイミングです。 初回購入向けのクーポン を用意しておくと、新規顧客の獲得につながります。

ウェルカムクーポン

新規訪問者に対して表示する初回購入限定の割引クーポン。Shopifyではポップアップアプリやメール登録と連動して自動配布できます。「新生活応援10%OFF」のようにシーズン感を出すと、利用率が上がります。

新生活シーズンでよくある失敗

新生活の買い物は3月上旬がピーク。中旬から準備を始めても、すでにお客さまは他のストアで購入を済ませています。2月中に企画を固め、3月1日にはコレクションとバナーが公開されている状態を目指しましょう。

全品一律の割引は利益を圧迫するだけでなく、ブランドの価値も下げます。新生活という文脈に合った商品を厳選し、セット割やポイント還元など「値引き以外の付加価値」で勝負するほうが長期的にプラスです。

新生活シーズンに初めて購入してくれたお客さまは、リピーターになる可能性が高い層です。購入後1週間以内にサンクスメールを送り、関連商品の提案や次回クーポンでつなぎましょう。この一手間が、年間LTVを大きく変えます。

まとめ:新生活需要は「見せ方」で売上が変わる

新生活シーズンは、特別な商品がなくても施策次第で売上を伸ばせる時期です。既存商品を「新生活向け」として見せ直す。セット販売で客単価を上げる。ギフト対応で購入理由を広げる。やるべきことはシンプルですが、 早めの準備と適切なタイミングでの発信 が結果を左右します。

Shopifyなら、コレクション作成もディスカウント設定もテーマのカスタマイズも、管理画面からすぐに対応できます。まだストアを持っていない方は、まずは無料体験から始めてみてください。

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この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。

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