How to Start Selling Internationally with Shopify Markets
「海外のお客様にも自分の商品を届けたい」。越境ECに興味はあるけれど、何から始めればいいか分からない。そんな方に知ってほしいのが Shopify Markets です。
Shopifyの管理画面から、通貨・言語・関税・配送といった海外販売に必要な設定をまとめて管理できる機能で、専門知識がなくても越境ECの第一歩を踏み出せます。
この記事では、Shopify Marketsの基本的な仕組みと、実際の設定手順をわかりやすく解説します。
Shopify Marketsとは?
- Shopify Markets
Shopifyに標準搭載されている越境EC向けの統合管理ツールです。国・地域ごとに通貨、言語、ドメイン、関税、配送ルールなどをひとつの管理画面から設定できます。ベーシックプラン以上で利用可能です。
従来の越境ECでは、多通貨対応、翻訳、関税計算をそれぞれ別のアプリで管理する必要がありました。Shopify Marketsはこれらを一元化し、ストアオーナーの負担を大きく減らしてくれます。
Shopify Marketsはベーシックプラン(月額33ドル)以上で無料利用できます。さらに高度な機能が必要な場合は Managed Markets(旧Markets Pro)という上位オプションもあり、関税・税金・国際配送をShopifyが一括代行してくれます。
Shopify Marketsでできること
Shopify Marketsの主な機能を整理しておきましょう。
- 訪問者の所在地に応じて、130以上の通貨で価格を自動表示します。端数の丸め処理も設定可能です。
- 公式アプリ「Translate & Adapt」で50以上の言語に翻訳できます。AI自動翻訳と手動編集の併用が可能です。
- HSコードを商品に設定すれば、チェックアウト時に関税と輸入税を自動で算出して顧客に表示します。
- 国や地域ごとに異なる価格を設定できます。為替レートに加えて手動で調整率を上乗せすることも可能です。
- 国別のサブドメインやサブフォルダを割り当てて、SEOとユーザー体験を最適化します。
- 訪問者の所在地を検知して、適切なマーケットへ自動リダイレクトします。
設定手順:Shopify Marketsを始める5ステップ
実際の設定手順を、順番に見ていきましょう。
- 1
マーケットを作成する
Shopify管理画面から 「設定」→「マーケット」 に移動します。「マーケットを作成」をクリックし、マーケット名(例:「北米」「ヨーロッパ」)を入力。対象となる国・地域を選択して保存します。まずは販売実績が見込める1〜2地域から始めるのがおすすめです。
- 2
通貨と価格を設定する
作成したマーケットの設定画面で、表示通貨を確認します。Shopifyペイメントを有効にしていれば、為替レートに基づいた自動変換が使えます。必要に応じて 価格調整率(例:+10%)を設定し、為替変動や手数料分を上乗せしましょう。端数の丸め処理(.99表示など)もここで設定できます。
- 3
言語と翻訳を追加する
「設定」→「言語」 から対象言語を追加します。Shopify公式アプリ Translate & Adapt をインストールすると、AI自動翻訳で一括翻訳が可能です。ただし、商品説明やブランドメッセージは手動で調整するほうが自然な表現になります。
- 4
関税・税金を設定する
商品にHSコード(国際統一商品分類コード)と原産国を登録します。 「商品管理」→ 各商品の編集画面 →「配送」セクション から設定できます。マーケット設定で「関税と輸入税を徴収する」をオンにすると、チェックアウト時に関税額が顧客に表示されます。これにより、届いた後に追加請求される「配達時課税(DDP/DDU)」の問題を防げます。
- 5
配送と決済を確認する
「設定」→「配送と配達」 で、対象国への配送料金を設定します。国際配送はEMS、DHL、FedExなどが選択肢になります。また 「設定」→「決済」 で、対象国で利用される決済手段(PayPal、Apple Payなど)が有効になっているか確認しましょう。
為替の自動更新をオン、AI翻訳で英語を追加、海外送料を一律設定。この3つだけで 30分あれば越境ECの土台 ができます。完璧を目指すより、まず公開してデータを集めることが大切です。
成功するためのコツ
設定が終わったら、ここからが本番です。海外販売で成果を出すために意識したいポイントをまとめます。
いきなり全世界に販売しようとすると、配送トラブルや問い合わせ対応で手が回らなくなります。アクセスデータや商品特性を見て、まずは英語圏(アメリカ、オーストラリアなど)や東アジア(台湾、香港など)に絞るのが現実的です。
AI翻訳はスピード面で優れていますが、ブランドの世界観やニュアンスが伝わらないことがあります。商品名、キャッチコピー、FAQ など顧客が最初に目にする部分は、ネイティブチェックを入れると購入率が変わってきます。
海外のお客様がカート離脱する最大の原因は「予想外の送料・関税」です。チェックアウト時に関税込みの総額を表示する設定(DDP方式)を使えば、購入完了率が大きく改善します。
クレジットカードだけでは取りこぼしが発生します。PayPalは海外では標準的な決済手段ですし、ヨーロッパではKlarna、東南アジアではGrabPayなど、地域ごとに好まれる決済方法が異なります。Shopifyペイメントを通じて主要な決済手段を有効にしておきましょう。
Shopifyの分析画面では、マーケットごとの売上やコンバージョン率を確認できます。どの国からアクセスが多いか、どの商品が人気かを定期的にチェックし、注力する地域やラインナップを調整していきましょう。
Markets と Managed Markets の違い
Shopifyには通常の Markets(無料)と、上位サービスの Managed Markets(旧Markets Pro)があります。
通常のMarketsは自分で配送業者の手配や関税設定を行いますが、Managed Marketsでは国際配送ラベルの発行、関税・税金の代理徴収、返品処理までShopifyが一括で対応してくれます。月間の海外注文が増えてきた段階で検討するとよいでしょう。
Managed Marketsは取引手数料(約3.5%)と通貨換算手数料(1.5%)が別途かかります。利益率と照らし合わせて、自社運用とどちらが合うかを判断してください。
まとめ
Shopify Marketsを使えば、ひとつのストアから世界中のお客様に商品を届ける仕組みを構築できます。多通貨、多言語、関税計算。かつては大規模な企業しかできなかったことが、いまは管理画面の設定だけで実現できる時代です。
最初から完璧を目指す必要はありません。まずはひとつのマーケットを作成して、為替自動変換と英語翻訳を有効にする。それだけで海外販売の扉は開きます。
この記事はShopify予約アプリ「まるっと予約」の開発元であるPepinが執筆しています。


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