Shopify Multichannel Selling with Amazon and Rakuten - Managing Multiple Marketplaces from One Dashboard
「自社ECサイトだけでは、なかなか集客が伸びない」。Shopifyでストアを運営していると、一度はこう感じたことがあるのではないでしょうか。
実際、ECで売上を伸ばしているブランドの多くは、自社サイトだけでなくAmazonや楽天市場といったモール(マーケットプレイス)にも出品しています。お客様が「買いたい」と思ったとき、その人が普段使っている場所に商品があること。これがマルチチャネル販売の基本的な考え方です。
でも、複数のモールをバラバラに管理するのは大変ですよね。商品情報の二重登録、在庫のズレ、注文の見落とし。考えただけで気が遠くなります。
ここがShopifyの強みで、 1つの管理画面からAmazon・楽天を含む複数の販売チャネルを運用 できる仕組みが用意されています。この記事では、その具体的な連携方法と運用のコツを解説していきます。
マルチチャネル販売とは
- マルチチャネル販売
自社ECサイト、Amazon、楽天市場、SNSなど複数の販売経路(チャネル)を組み合わせて商品を販売する手法のこと。お客様がどこで買い物をしても、自社の商品に出会える状態を作ります。
たとえば、あなたがアパレルブランドを運営しているとします。自社のShopifyストアに加えて、Amazonと楽天市場にも出品すれば、それだけで潜在顧客へのリーチが何倍にも広がります。
マルチチャネル販売で使われる主な経路は以下のとおりです。
マルチチャネルの目的は「お客様がいる場所に商品を届けること」です。すべてのチャネルに出す必要はなく、自社のターゲットがよく使うチャネルから始めるのがおすすめです。
Shopify × Amazon連携の方法
ShopifyとAmazonを連携すると、Shopifyの管理画面からAmazonへの出品・在庫管理・注文管理が行えるようになります。
連携に必要なもの
- Amazon セラーセントラルの 大口出品 アカウント(月額4,900円+税)
- Shopifyストア(Basicプラン以上)
- Amazon販売チャネルアプリ、またはサードパーティ連携アプリ
- JAN/EANコードなどの商品識別コード
連携の手順
ShopifyからAmazonに接続する方法は大きく分けて2つあります。
Shopifyが提供する公式のAmazon販売チャネルを使う方法です。
- 1
Shopify管理画面で販売チャネルを追加
管理画面の「販売チャネル」横にある「+」をクリックし、「Amazon」を選択して追加します。
- 2
Amazon セラーセントラルと接続
画面の指示に従い、Amazonセラーセントラルのアカウント情報を入力して認証します。大口出品(Professional Seller)アカウントが必要です。
- 3
商品リスティングを作成・紐づけ
Shopifyの商品をAmazonのカタログに紐づけるか、新規リスティングとして登録します。ASIN(Amazon商品識別コード)を使ったマッチングも可能です。
- 4
在庫と注文の同期を確認
連携が完了すると、Shopifyで在庫を更新するとAmazon側にも反映されます。Amazonでの注文もShopifyの管理画面に表示されます。
出典:Amazon販売チャネルを設定 - Shopify ヘルプセンター
Amazon販売チャネルの対応状況はリージョンによって異なります。日本のAmazon(amazon.co.jp)への連携を行う場合、事前にアプリの対応状況を確認してください。CedCommerceは日本を含む複数リージョンに対応しています。
Shopify × 楽天市場連携の方法
Shopifyは2020年に楽天市場との公式連携アプリ「Rakuten Ichiba (JP)」を提供していましたが、 現在はShopify App Storeでの提供を終了しています 。楽天市場と連携したい場合は、サードパーティの一元管理ツール(後述)を使うか、CSV経由での手動連携が現実的な選択肢です。
現在の楽天連携方法
公式アプリが終了した現在、楽天市場とShopifyを連携するには以下の方法があります。
- 01
一元管理ツールを使う(おすすめ)
ロジザードZEROやNEXT ENGINEのような多モール一元管理ツールを使えば、Shopify・楽天・Amazonの商品・在庫・注文を一括管理できます。 - 02
CSV経由で手動連携
楽天RMSのCSV商品一括編集機能を使い、Shopifyからエクスポートした商品データを変換してアップロードする方法。手間はかかりますが、追加コストが最小限です。 - 03
API連携を独自開発
楽天RMS APIとShopify Admin APIを使ったカスタム連携。開発コストはかかりますが、自動化の自由度が最も高い方法です。
Shopify公式の楽天連携アプリ「Rakuten Ichiba (JP)」は 現在提供を終了しています 。Webで古い記事を見て探しても見つかりませんので注意してください。
Amazon連携と楽天連携の比較
| 項目 | Amazon | 楽天市場 |
|---|---|---|
| 連携方法 | 公式チャネル+サードパーティアプリ | 一元管理ツールまたはCSV経由(公式アプリは提供終了) |
| 初期費用 | 大口出品アカウント(月額4,900円+税) | 一元管理ツール利用時は月額費用が発生 |
| 物流 | FBA(Amazonの物流サービス)を活用可能 | 自社配送または外部委託 |
| 商品連携 | JAN/EANでの自動マッチングが便利 | 商品データの形式変換が必要な場合あり |
| 強み | 比較的スムーズに連携開始できる | 楽天ポイントなど独自の販促機能。楽天経済圏にリーチ |
在庫の一元管理のやり方
マルチチャネル販売で最も神経を使うのが 在庫管理 です。複数のモールで同じ商品を販売していると、「Amazonで売れたのに楽天の在庫が更新されず、売り越しが発生した」というトラブルが起きかねません。
Shopifyの標準機能でできること
Shopifyでは、販売チャネルを追加すると チャネル間の在庫が自動で同期 されます。つまり、Amazonで1個売れればShopify上の在庫が1個減り、楽天側にもその情報が反映される仕組みです。
- 01
在庫ロケーションの設定
Shopify管理画面の「設定」→「ロケーション」で、倉庫や店舗ごとの在庫拠点を登録します。 - 02
チャネルごとの在庫割り当て
各販売チャネルにどのロケーションの在庫を割り当てるかを設定します。 - 03
在庫追跡の有効化
商品ごとに「在庫を追跡する」をオンにすることで、自動同期が機能します。
外部の在庫管理システムとの連携
商品点数が多い場合や、Shopify以外にも独自の受注管理システムを使っている場合は、専用の在庫管理アプリ・外部システムとの連携が有効です。
在庫管理の精度を上げるには、 安全在庫(バッファ)の設定 も重要です。各チャネルに実在庫の100%を割り当てるのではなく、売り越し防止のために10〜20%程度の余裕を持たせるのが実務上の定石です。
マルチチャネル運用のメリット・デメリット
マルチチャネルで成功するコツは「自社ECを本拠地にする」という意識です。モールはあくまで集客の入口として活用し、リピーターは自社ストアに誘導する。この流れを作ることで、手数料を抑えながらブランド力を育てられます。
おすすめアプリ・ツール
マルチチャネル運用をスムーズにするために、用途別のおすすめアプリを紹介します。
Amazon連携アプリ
Shopifyストアの商品をAmazonに簡単に出品できる連携アプリ。在庫・注文・出荷の自動同期に対応し、日本を含む複数リージョンで利用可能です。同期ルールの細かなカスタマイズができる点が強みです。
Amazonとの商品同期・注文管理をシンプルに実現するアプリ。設定画面がわかりやすく、初めてAmazon連携を行うストアにも使いやすい設計です。
楽天市場連携ツール
Shopify公式の楽天連携アプリ「Rakuten Ichiba (JP)」は提供終了済みです。楽天との連携は、下記の在庫管理・一元管理ツールで対応できます。
在庫管理・一元管理ツール
20年以上の実績を持つクラウド倉庫管理システム(WMS)。Shopifyアプリで連携すると、商品マスタ・注文情報・出荷実績を自動同期できます。オムニチャネル対応で、実店舗とECの在庫を統合管理したい場合に強いです。
初期費用を抑えて導入できるクラウド在庫管理サービス。Shopifyを含む複数のECカート・モールと連携でき、中小規模のストアにおすすめです。スマホアプリからの入出庫操作にも対応しています。
出典:【2025年】Shopifyの在庫管理で役立つアプリ20選 - unreact
よくある質問
Shopify側の販売チャネル追加自体は無料ですが、各モールの利用料は別途かかります。Amazonは大口出品アカウント(月額4,900円+税)と販売手数料、楽天市場は出店プラン費用に加えてCSV商品一括編集機能のオプション(月額10,000円+税)が連携に必要です。
現時点では、楽天RMSに既存の商品をShopifyと同期する機能はありません。Shopify側で新規に作成した商品のみが連携対象となります。既存商品が多い場合は、段階的にShopify経由で再登録する運用がおすすめです。
Shopifyの販売チャネル連携では在庫が自動同期されますが、同期にはわずかなタイムラグがあります。急激に売れる商品やセール時は、安全在庫(バッファ)を設定して10〜20%の余裕を持たせると売り越しリスクを下げられます。
まずは自社のShopifyストアを軸に運営を安定させてから、1チャネルずつ追加していくのがおすすめです。最初から3つも4つも同時に始めると、商品情報の管理やカスタマーサポートが追いつかなくなるリスクがあります。
まとめ
- マルチチャネル販売は、自社ECだけではリーチできない顧客にアプローチする有効な戦略
- ShopifyからAmazon・楽天市場への連携は、公式チャネルやアプリで実現可能
- 在庫の一元管理はShopifyの標準機能でも対応でき、規模に応じて外部ツールと併用
- まずは1チャネルから始めて、運用が安定してから拡大するのが成功のコツ
マルチチャネル販売は、やみくもにチャネルを増やせばいいというものではありません。大切なのは、 自社ECサイトを「ブランドの本拠地」として育てながら、モールの集客力を上手に借りる というバランス感覚です。
まずはAmazonか楽天、自社のターゲットに近いほうから1つ始めてみてください。Shopifyの管理画面から一元的に運用できるので、思ったよりもハードルは低いはずです。


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