Shopifyでイベント予約を受け付ける方法【2026】

Shopifyでイベント予約を受け付ける方法は、大きく2つに分かれます。定員つきの日時枠を押さえる「予約枠型」と、券面を発行してQRでもぎる「チケット型」です。どちらもApp Storeの同じ「イベント予約」カテゴリに並んでいますが、料金の出方がまったく違います。2026年9月16日にApp Storeのリスティングを1本ずつ開いて確認したところ、参加者1人あたりの従量課金が乗らないのは月額固定型だけで、月300人規模のイベントを回すと年間で2,000ドル以上の差がつきました。選ぶ順番は、料金でも機能の数でもなく、 当日の受付をどうするか です。
先に立場を明かします。わたし(SHIN)は、この記事に出てくる「まるっと予約」の開発者です。自分のアプリだけ内部を知っているという非対称性があるので、他社アプリについてはApp Storeの日本語リスティングに表示されている料金と機能タグだけを引用し、書いていない軸は「記載なし」と書きます。弱点も先に出しておきます。まるっと予約のリスティングには「チケット発行」「イベントのチェックイン」の機能タグがありません。つまりQRでもぎる運用そのものは守備範囲外です。入場管理まで1つのアプリで完結させたいなら、この記事の後半で挙げるチケット型のアプリのほうが合います。レビューも0件で、Evey Events(321件)のような運用実績はまだありません。
Shopifyの標準機能だけでイベント予約はできる?
結論から言うと、できません。厳密には「イベントの参加費を売ること」はできますが、「定員つきの日時枠として管理すること」ができません。
たとえば10月18日14時のワークショップを商品として登録し、在庫を8にすれば、たしかに8人まで売れます。ここまでは標準機能で足ります。ただし、翌週も同じワークショップをやるなら商品をもう1つ作ることになり、午前・午後の2回転なら2つ、講師が2人いれば4つです。月に12回開催するだけで商品が12個増え、終わったぶんを非公開にする作業も毎月ついてきます。
- イベント予約に最低限必要な4点セット
日時枠(いつ・何分間か)、定員(その枠に何人まで入れるか)、参加者情報(誰が来るか)、当日の受付(来た人をどう確認するか)。商品と在庫だけでは、日時と受付の2つが足りません。
もうひとつ、日本語だと紛らわしいのが「予約注文」との違いです。Shopifyヘルプセンターの予約注文は「在庫切れの商品やまだ販売されていない商品を、予約注文として設定して販売することができます。」と説明されている機能で、「リリースする新商品の需要を予測したり、新しいリリースに対するお客様の期待感を高めたりするのに役立ちます」とされています。扱っているのは商品の入荷時期であって、イベントの開催日時ではありません。イベント予約を探してこの機能にたどり着いても、時間枠は作れません。
検索で「Shopify 予約」と入れると、予約販売(プレオーダー)の記事と、日時予約の記事が混ざって出てきます。自分が探しているのがどちらかは、「在庫が入るのを待つ話か、人が来る日時を押さえる話か」で切り分けると早いです。この記事は後者だけを扱います。
なお、店舗に1人ずつ来てもらう来店予約は、イベント予約とは設計が別物です。時間枠とスタッフ指名が中心で、定員もQRももうすこし軽い設計で足ります。そちらはShopifyで来店予約(店舗予約)を受け付ける方法にアプリ8本の比較つきでまとめているので、1対1の接客が主役ならそちらを先に読んでください。
Shopifyのイベント予約は「予約枠型」と「チケット型」のどちらを選ぶ?
ここが最初の分岐です。どちらも「イベント予約」カテゴリのアプリですが、解いている問題が違います。
判断の軸はひとつです。 入口に人が並ぶかどうか 。並ぶなら、名簿を指でたどる時間がそのまま行列になるので、チケット型のスキャンが効きます。並ばないなら、券面を発行するコストを払う理由がありません。
イベントの種類ごとに、どちらの型が向いている?
日本の主催者が実際にやっているイベントを並べて、どちらから検討すればいいかを整理しました。あくまで出発点で、規模が変われば答えも変わります。
| イベントの種類 | 典型的な人数 | 受付のしかた | 最初に見る型 | 理由 |
|---|---|---|---|---|
| アパレルの受注会 | 1枠1〜2組 | 名前を聞いて席へ案内 | 予約枠型 | 接客が主役。枠と担当者の割り当てが要 |
| 一日カフェ・ポップアップ | 1枠4〜10名 | 名前の確認のみ | 予約枠型 | 回転が読めればよく、券面は不要 |
| 料理教室・ワークショップ | 1枠6〜20名 | 名簿で出欠 | 予約枠型 | 材料の仕込み数=定員。回数券との相性もよい |
| 体験会・セミナー | 20〜100名 | 受付列ができる | どちらも可 | 100名を超えるあたりから券面が効いてくる |
| ライブ・公演 | 100名〜 | 開場時に一斉入場 | チケット型 | 行列が出る。転売・二重入場の対策が要る |
| 展示会・フェス | 数百名〜 | 複数ゲート・複数日程 | チケット型 | ゲート分散とオフラインスキャンが要る |
迷ったら「100人」を目安にしてください。1回あたり100人を超えると、受付に人を1人張り付けても列が消えなくなります。逆に20人規模の教室でQRチケットを導入すると、主催者側の準備が増えるだけで、参加者からは「メールを探すのが面倒」という声が出やすくなります。
物販と同じストアでイベントを売る設計そのものについては、Shopifyで物販と予約を同時に扱う一元管理の作り方に書いています。イベント参加者に当日その場で関連商品を買ってもらう導線は、外部のイベントプラットフォームでは作れない部分です。
Shopifyでイベント予約の手数料はいくらかかる?
ここがこの記事のいちばん伝えたい部分です。イベント予約アプリの料金は月額だけを見ても比べられません。参加者1人あたりでいくら乗るかが、規模によって逆転するからです。
課金モデルは3種類しかありません
App Storeのリスティングを開いて料金表を読むと、イベント予約アプリの課金は次の3つに収まります。
- 01
月額固定型
月額だけで、予約件数やチケット枚数に応じた課金が乗らない型です。件数の上限でプランが分かれます。人数が増えるほど1人あたりが安くなります。 - 02
枚数従量型
月額に加えて「チケット1枚あたり◯ドル」が乗る型です。チケット型アプリの主流で、上位プランほど1枚あたりの単価が下がります。閑散期の固定費が軽いかわりに、動員が増えると効いてきます。 - 03
売上連動型
月額に加えて「予約収益の◯%」が乗る型です。参加費が高いイベントほど負担が大きくなります。客単価で有利不利が変わります。
2026年9月16日時点でApp Storeの日本語リスティングに表示されていた料金は次のとおりです。料金は変わるので、候補を絞ったら必ずリンク先の最新表示を見てください。
| アプリ | 提供元 | レビュー | 課金モデル | 料金(月額USD+従量) | 言語 |
|---|---|---|---|---|---|
| まるっと予約 | Pepin | 0件 | 月額固定 | 無料(累計10件)/$19.99(月30件)/$49.99(無制限)/$99.99 | 日本語あり |
| Evey Events & Tickets | Staytuned | 321件 ★4.5 | 枚数従量 | 無料インストール+$1/枚、$19+$0.75、$49+$0.50、$189+$0.25 | 英語のみ |
| Event Ticketing | Guest Manager | 51件 ★4.9 | 枚数従量 | 無料インストール+$1/枚、$19+$0.75、$99+$0.50、$999+$0.25 | 英語のみ |
| チケット&予約管理.amp | &d | 0件 | 枚数従量 | $10+$0.75/枚(BASICの1プランのみ) | 日本語のみ |
| Experiences | Experience Technology Corporation | 77件 ★4.8 | 売上連動 | $9+予約収益1%/$39+0.75%/$129+0.5% | 英語のみ |
| Easy Tickets & Events | UpsellShark | 7件 ★4.9 | 無料 | 料金表示は「無料」。ハイライトに「月間最大500枚のチケット」と記載 | 英語のみ |
出典:まるっと予約|来店・イベント予約(Shopify App Store)
出典:Evey Events & Tickets(Shopify App Store)
出典:Event Ticketing(Shopify App Store)
出典:チケット&予約管理.amp(Shopify App Store)
出典:Experiences: Events & Tickets(Shopify App Store)
日本語のリスティングで「言語:日本語」と表示されていたのは、まるっと予約とチケット&予約管理.ampの2本でした。残りの4本には「このアプリは日本語に翻訳されていません」の注記が付いています。Evey EventsとEvent Ticketing、Experiences、Easy Ticketsには「この開発者は日本語での直接的なサポートを提供していません。」という注記も出ていました。英語のヘルプを普通に読めるチームなら問題ありませんが、当日トラブルが起きたときに時差のある窓口とやりとりする前提にはなります。
月100人・300人・1,000人で年間コストはどう変わる?
同じアプリでも、動員によって最安プランが変わります。各アプリのプランを全部当てはめて、いちばん安くなる組み合わせで計算しました。参加者1人につきチケット1枚として、月あたりの人数で見ています。
| 月あたりの参加者 | まるっと予約(月額固定) | チケット&予約管理.amp | Evey Events | Event Ticketing |
|---|---|---|---|---|
| 100人 | $49.99(Growth) | $85.00(BASIC) | $94.00(Growth) | $94.00(Advanced) |
| 300人 | $49.99(Growth) | $235.00(BASIC) | $199.00(Standard) | $244.00(Advanced) |
| 1,000人 | $49.99(Growth) | $760.00(BASIC) | $439.00(Professional) | $599.00(Professional) |
年額にすると差がはっきりします。月300人(年3,600人)のケースです。
同じ内容を、参加者1人あたりに割り戻すとこうなります。イベント予約の費用を考えるとき、わたしがいちばん見るのはこの数字です。
| 月あたりの参加者 | まるっと予約 | チケット&予約管理.amp | Evey Events | Event Ticketing |
|---|---|---|---|---|
| 100人 | $0.50 | $0.85 | $0.94 | $0.94 |
| 300人 | $0.17 | $0.78 | $0.66 | $0.81 |
| 1,000人 | $0.05 | $0.76 | $0.44 | $0.60 |
ただし、この表だけで決めないでください。まるっと予約が安く見えるのは、チケットを発行していないからです。リスティングの機能タグにも「チケット発行」「イベントのチェックイン」はありません。QRでもぎる運用が要るイベントなら、この表は比較になっていません。比べるべきは「同じことができるアプリ同士」です。定員つきの日時枠だけで足りるイベントなら月額固定型、券面と入場管理が要るイベントなら枚数従量型、という順で見てください。
Experiencesの売上連動型は、参加費によって負担が変わるため同じ表には載せていません。ベーシック($9+予約収益1%)は「月間最大100件の予約、または売上100ドルまで」、プレミアム($39+0.75%)は「月間最大1,000件の予約、または売上1万ドルまで」と表示されていて、件数と売上のどちらか早いほうで上限に当たります。参加費の高いイベントを少数回すなら、件数に余裕があっても売上側で上のプランに押し上げられます。
Peatixなど外部サービスと比べるとどうなる?
Shopifyの外で売る選択肢とも並べておきます。Peatixは初期登録料と月額費が無料で、有料チケットの決済手数料は「4.9% + 99円/チケット1枚」と案内されています。
出典:ピーティックスご利用料金
参加費3,000円のイベントなら、1枚あたり246円です。月300人なら73,800円、年間で885,600円になります。参加費5,000円なら1枚344円で、月300人だと103,200円です。固定費ゼロで始められるかわりに、動員が増えるほど比例して増えていきます。
アプリの料金はドル建て、Peatixは円建てなので、ここでは為替を掛けずにそれぞれの通貨のまま並べています。厳密に比べたいときは、ご自分で当日のレートを当ててください。ざっくり言えば、月額数十ドルの固定費と、1枚246円の変動費を比べる話になります。
もっとも、これは費用だけの話です。Peatixのような集客プラットフォームには、イベントを探しに来る人がいます。新規の参加者を連れてくる力は、自社ストアだけでは代えがききません。わたしの見方としては、新規獲得はプラットフォーム、リピーターは自社ストア、という役割分担が現実的です。 2回目以降の参加者に、毎回4.9%+99円を払い続ける理由は薄い からです。
もうひとつ、Shopifyで受けると顧客データが自分のストアに残ります。イベント参加者がそのままShopifyの顧客になるので、次回の案内も、関連商品の販売も、同じ顧客リストから打てます。外部サービス経由だと、ここで名寄せの手作業が発生します。
Shopifyでイベント予約を受け付ける手順は?
アプリを決めたあとの流れです。順番を間違えると、あとから商品を作り直すことになります。
- 1
日時枠と定員を決めてから商品を作る
先に決めるのは、1回あたりの所要時間、1日に何回転させるか、1枠の定員です。定員は会場のキャパではなく「自分が同時にさばける人数」で決めてください。料理教室なら手元を見てまわれる人数、受注会なら1組にかけたい時間から逆算します。ここが決まって初めて商品を作ります。
- 2
参加費の商品を「配送が不要」で登録する
参加費を商品として登録し、配送が必要な商品の設定を外します。外し忘れると、チェックアウトで配送先の入力を求められ、送料の計算まで走ります。無料イベントなら価格0円でも受け付けられますが、無料にすると当日来ない人が増える点は織り込んでおいてください。
- 3
物販との同時購入を試す
イベントの参加費と物販商品を同じカートに入れて、最後まで通します。配送先の入力が出るか、送料が参加費にも乗っていないか、この2つを見ます。イベント当日に販売する商品を事前購入できるようにしておくと、当日の会計が減って受付が速くなります。
- 4
予約ページを整える
カレンダーの置き場所、残席の見せ方、注意事項の位置を決めます。参加者が最初に知りたいのは「開催日時」「場所」「持ち物」「キャンセル条件」の4つです。単発イベント向けのページの組み方は、Shopifyの予約ページをカスタマイズする方法にチュートリアルとしてまとめています。
- 5
確認メールとリマインドを設定する
申込直後の確認メールに、日時・場所・地図・持ち物・キャンセル方法を全部入れます。前日のリマインドは、イベント予約ではとくに効きます。数週間前に申し込んだ人は、素で忘れているからです。文面と送信タイミングの作り方はShopifyで予約の自動メールを設定するチュートリアルに書いています。
- 6
キャンセル・返金のルールを公開してから受付を開始する
何日前まで無料か、それ以降は何割か、代理参加を認めるか。イベントは材料費や会場費が先に出ていくので、来店予約よりルールを厳しめに置くのが普通です。書き方はShopifyの予約キャンセルポリシーはどう作る?を参考にしてください。
- 7
当日の受付を1回リハーサルする
名簿で照合するのか、QRを読むのか。QRなら電波の入らない会場でも動くかを確かめます。紙の名簿を1枚印刷しておくのは、いまでも有効な保険です。受付に立つ人が自分以外なら、その人と一緒に通してください。
テスト申込は「満席の枠」「締切を過ぎた枠」「同じ人が2枠申し込む」の3パターンを必ず試してください。正常系より、申し込めてはいけない条件でちゃんと止まるかを見るほうが、設定漏れが見つかります。
満席・キャンセル待ち・回数券はどう設計する?
イベントを続けていくと、この3つは必ず出てきます。先に方針を決めておくと、その場で悩まずに済みます。
満席の見せ方 は、枠ごとに残席を出すか、満席とだけ出すかの2択です。残席を数字で出すと駆け込みが増えますが、「残り1」が長く続くと不信感にもつながります。わたしは、残りが少ないときだけ数字を出す見せ方が落ち着くと思っています。
キャンセル待ち は、受けるなら運用の負担が増えることを覚悟してください。空きが出たときに順番に連絡し、返事がなければ次へ回す作業が発生します。人数が読めない初期は、キャンセル待ちを取らずに「次回のお知らせを受け取る」導線に寄せるほうが軽く回ります。メールアドレスさえもらえれば、次回の集客に使えます。
回数券・複数枠の申込 は、教室型のイベントで効きます。5回分をまとめて売って、参加者が好きな枠を5回選ぶ形です。実装としては、回数ぶんの枠を一度に押さえられるか、あるいは購入後に枠を選べるかで、アプリごとにできることが変わります。この設計は料理教室・ヨガスタジオの予約システムをShopifyで作る手順に詳しく書きました。
- 満席になったとき、その枠がカートに入らないようになっているか
- キャンセルが出たとき、枠が自動で戻るか
- 同じ人が同じ枠を二重に申し込めてしまわないか
- 締切時刻を過ぎた枠が、一覧から消えるか灰色になるか
- 定員を増やしたとき、すでに申込済みの人に影響が出ないか
イベント日が先のとき、参加費の決済はいつ確定させる?
イベント予約が来店予約といちばん違うのは、申込から開催までの期間が長いことです。1か月前、ときには3か月前から募集します。ここでカード決済のオーソリ(与信確保)の期限に当たります。
Shopifyヘルプセンターは「Shopify ペイメントでは、7 日間のオーソリ期間が設けられています。」と明記しています。カードブランド別の上限も示されていて、Visa・Mastercard・American Expressが最大30日、DiscoverとJCBが最大10日、Diners ClubとChina Union Payが7日です。
出典:Shopifyヘルプセンター「支払いのオーソリとキャプチャ」
つまり、1か月先のイベントを「後で決済」の状態で放置すると、開催日にはオーソリが切れています。イベント予約では、申込時にその場で決済を確定させる設計が基本になります。当日払いにするなら、参加費はShopifyで受けずにPOSや現地決済で受け取る、と割り切ったほうが事故が減ります。中途半端に「あとでまとめて請求」を狙うのがいちばん危険です。
前払いにするとキャンセルが減る一方で、申込のハードルは上がります。参加費が高いイベントでは、一部だけ先に受け取るデポジット方式も選択肢です。金額とタイミングの考え方はShopify予約のデポジット(前払い)はいつ・いくら取る?にまとめています。
無断キャンセルが出たときに、実際いくら失っているのかを出しておくと、対策にいくらまで払えるかが決まります。材料費や会場費が先に出ていくイベントでは、この数字が想像より大きくなりがちです。
まるっと予約はイベント予約にどう向いている?
わたしが開発している日本製の予約アプリです。App Storeのカテゴリは「イベント予約」で、リスティング名も「まるっと予約|来店・イベント予約」です。表示されている内容だけを書きます。
Free
無料
動くかどうかを確かめる
累計10件までの予約受付・管理、ストアへの予約カレンダー設置、基本的なスタッフ・部屋(リソース)管理。累計10件なので、単発イベントを1本テストするための枠だと考えてください。
Starter
$19.99 /月
月1〜2回の小さなイベント
月間30件までの予約受付・管理、予約カレンダー設置、基本的なスタッフ・部屋管理。7日間の無料体験が付きます。定員10名のワークショップを月3回やる規模が目安です。
Growth
$49.99 /月
定期開催・多人数のイベント
Starterの全機能に加えて、予約受付・件数が無制限、Googleカレンダー・ICS外部連携による予約漏れ防止。7日間の無料体験。件数が増えても月額が変わらないのはこのプランからです。リスティング上で「一番おすすめ」とされています。
Pro
$99.99 /月
複数会場・参加者の管理まで
Growthの全機能に加えて、複数ロケーション(店舗・拠点)登録、顧客管理・顧客カルテ機能、Shopify Flow高度連携(Shopify Plusストア限定)。7日間の無料体験。会場を複数持つイベントや、参加履歴を追いたい教室向けです。
リスティングの機能タグに「時間枠」「受付可能枠数」「除外日の設定」「複数予約」が含まれています。イベント予約に必要な枠と定員の管理はここで完結します。
無料プランから基本的なスタッフ・部屋(リソース)管理に対応します。講師が複数いる教室や、部屋を分けて同時開催するケースで枠を分けられます。
Growthプラン以上で外部カレンダーに流せます。講師が個人のカレンダーで動いている教室では、ここが入っていないとダブルブッキングが起きます。
日本語、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、オランダ語、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル/ポルトガル)、チェコ語、トルコ語、ポーランド語。サポートも日本語です。
向き不向きをはっきり書きます。向いているのは、定員が数名から数十名で、受付が名簿の照合で足りるイベントです。受注会、ポップアップ、料理教室、体験会、セミナー。この帯域なら、予約手数料が0円で月額固定という料金が効いてきます。物販と同じストアで売れるので、参加者がそのままShopifyの顧客として残るのも利点です。
向いていないのは、入場ゲートでQRをスキャンする規模のイベントです。リスティングの機能タグに「チケット発行」も「イベントのチェックイン」もありません。ライブや展示会のように券面の管理が前提なら、Evey EventsやEvent Ticketing、日本語で使いたいならチケット&予約管理.ampのほうが素直です。レビューが0件で運用実績が薄いことも、判断材料に入れてください。
出典:まるっと予約|来店・イベント予約(Shopify App Store)
ワークショップやクラスでの具体的な使い方はまるっと予約のクラス・ワークショップ向けページに、アプリ全体の説明はまるっと予約の詳細ページにまとめています。
イベントの種類別に、どこから手をつければいい?
同じ「イベント予約」でも、最初に決めるべきことは業種で変わります。
1枠30〜60分、定員1〜2組。予約時の追加質問で、見たいアイテムやサイズを聞いておくと、当日の準備がそのまま名簿になります。来場前に在庫を押さえるかどうかは先に決めてください。受注会は予約の受け方そのものが売上を左右するので、アパレル受注会の予約管理4方法比較に4つの受け口を並べて比べています。
よくある質問
参加費を商品として売ることはできますが、日時枠と定員を管理する機能は標準にありません。1回の開催につき商品を1つ作り、在庫を定員として使う方法なら標準機能でも成立します。ただし月に何度も開催すると商品が積み上がり、終わった回を非公開にする作業も毎回発生します。定期開催や複数枠のイベントには持ちません。アプリを足すのが現実的です。
別物です。Shopifyヘルプセンターの予約注文は「在庫切れの商品やまだ販売されていない商品を、予約注文として設定して販売することができます。」と説明されている機能で、新商品の需要予測や発売前の受注に使います。扱っているのは商品の入荷時期で、イベントの開催日時ではありません。また、この機能は「Shopify ペイメントまたは Paypal Express を使用しているマーチャント」のみが利用可能と案内されています。日時枠を作りたい場合は予約アプリが必要です。
イベント予約アプリを使っていれば、枠ごとの定員に達した時点でその枠が選べなくなります。まるっと予約のリスティングにも「受付可能枠数」が機能タグとして載っています。標準機能だけで在庫を定員代わりに使う場合も、在庫が0になれば売り切れ表示になりますが、「1つの注文で2名分」といった申込があると人数と在庫がずれるので、購入数量の上限を別途設定する必要があります。
イベントの規模によります。目安は1回あたり100人です。それ未満で、受付に人が1人立てば名簿で照合できる規模なら、QRを発行するコストに見合いません。参加者側にも「メールを探す」手間が増えます。一方、入口に列ができる規模、複数ゲートがある会場、転売や二重入場を防ぎたいイベントでは、スキャンがそのまま回転速度になります。Evey EventsやEvent Ticketingのような枚数従量型のアプリは、この用途に作られています。
始められます。まるっと予約は累計10件まで無料で、Easy Tickets & Eventsは料金表示が「無料」で、ハイライトに「月間最大500枚のチケット」と記載されています。Evey EventsとEvent Ticketingは月額無料でインストールできますが、チケット1枚につき$1が課金される形です。無料の中身がまったく違うので、「無料プランあり」の表示だけで選ばず、何が上限になるのかを必ず確認してください。
できます。Shopifyのアプリで受ける最大の利点がここです。参加費と物販商品を同じカートに入れて、同じチェックアウトで決済できます。注意点は、参加費の商品で「配送が必要な商品」の設定を外しておくことと、物販と混在したときに送料が参加費にも乗っていないかをテスト注文で確かめることの2つです。イベント当日に売る予定の商品を事前購入できるようにすると、当日の会計が減って受付が速くなります。
動員数で変わります。App Storeの表示料金で試算すると、月100人なら月額固定型のまるっと予約(Growth $49.99)、チケット&予約管理.amp($85.00)、Evey Events(Growth $94.00)の順でした。月1,000人になるとまるっと予約が$49.99のまま、Evey Eventsが$439.00、Event Ticketingが$599.00、チケット&予約管理.ampが$760.00です。ただし月額固定型はチケットを発行しないため、QRチェックインが要るイベントでは比較対象になりません。同じことができるアプリ同士で比べてください。
どちらか一方に決める必要はありません。Peatixは初期登録料と月額費が無料で、有料チケットの決済手数料は「4.9% + 99円/チケット1枚」と案内されています。参加費3,000円なら1枚246円です。新規の参加者を探しに来る人がいるプラットフォームの集客力は、自社ストアだけでは代えがききません。現実的なのは、新規はプラットフォーム、リピーターは自社ストア、という分け方です。2回目以降の参加者に毎回手数料を払い続ける理由は薄いからです。
申込時に決済を確定させるのが基本です。Shopifyヘルプセンターは「Shopify ペイメントでは、7 日間のオーソリ期間が設けられています。」と明記しており、ブランド別でもVisa・Mastercard・American Expressが最大30日、DiscoverとJCBが最大10日、Diners ClubとChina Union Payが7日です。1か月先のイベントを「後で決済」のまま放置すると、開催日にはオーソリが切れています。当日払いにするなら、参加費はShopifyではなくPOSや現地決済で受け取ると割り切るほうが事故が減ります。
2026年9月16日時点でApp Storeの日本語リスティングの「言語」欄に日本語が入っていたのは、まるっと予約とチケット&予約管理.ampの2本でした。Evey Events & Tickets、Event Ticketing、Experiences、Easy Tickets & Eventsには「このアプリは日本語に翻訳されていません」の注記が付いています。この4本には「この開発者は日本語での直接的なサポートを提供していません。」という注記も表示されていました。管理画面の言語と、問い合わせ窓口の言語は別なので、分けて確認してください。
まとめ
Shopifyでイベント予約を始めるときは、この順番で決めると迷いません。
- 1
当日の受付をどうするかを先に決める
名簿の照合で足りるなら予約枠型、QRでもぎるならチケット型。この1問で候補が半分に絞れます。目安は1回あたり100人です。
- 2
動員数で料金モデルを選ぶ
月額固定型は人数が増えるほど1人あたりが安くなり、枚数従量型は逆です。売上連動型は参加費が高いほど重くなります。年間の想定動員と平均参加費を先に出してください。
- 3
決済のタイミングを決める
オーソリ期間は無限ではありません。開催日が先のイベントは、申込時に決済を確定させるのが基本です。
- 4
キャンセルと満席のルールを公開してから受け付ける
材料費や会場費が先に出るイベントほど、ルールを先に置く効果が大きくなります。受付を始めてからでは適用できません。
1対1の来店予約もあわせて設計したい場合は、Shopifyで来店予約(店舗予約)を受け付ける方法に主要8本の比較があります。予約と物販を1つのストアで回す設計はShopifyで物販と予約を同時に扱う一元管理の作り方にまとめました。


この記事を読んだ方におすすめ
Shopify予約アプリ
まるっと予約
予約カレンダー、デポジット、スタッフ・設備管理、顧客の予約確認に対応。
💡 無料プランあり・7日間トライアル / $19.99〜
他のまるっとシリーズもチェック
Shopifyストア構築もお任せください
「自分でShopifyを設定するのは不安」という方に、アプリ開発者本人がShopifyストア構築+まるっと予約の導入をまるごとサポートいたします。








