Complete Guide to Migrating to Shopify from Other Platforms
「今のECプラットフォームに限界を感じているけど、移行って大変そう」
BASE、STORES、カラーミーショップなどの国内ECサービスを使っていて、そんなモヤモヤを抱えている方は少なくないと思います。
売上が伸びてくると、手数料の重さ、デザインの制約、分析機能の物足りなさが気になり始めるものです。とはいえ、ECサイトの引っ越しは商品データや顧客情報、SEO評価など「守るべきもの」が多く、気軽には踏み切れません。
この記事では、他社ECプラットフォームからShopifyへ移行するための 具体的な手順と注意点 をまとめました。データ移行からURLリダイレクト、テスト、公開日の段取りまで、つまずきやすいポイントを網羅しています。
本記事は移行の一般的な手順をまとめたガイドです。ストアの規模や利用中のプラットフォームにより細部は異なります。不安な場合は Shopify Expert への相談も検討してみてください。
なぜ今、Shopifyへの移行が増えているのか
国内EC市場は拡大を続けていますが、事業のフェーズが変わると最適なプラットフォームも変わります。移行を検討する代表的な理由を整理しておきます。
出典:Shopify 公式ブログ(2025年閲覧)
- 01
手数料の最適化
売上が月30万円を超えてくると、BASEの決済手数料(3.6%+40円)+サービス利用料(3%)の合計は大きな負担に。Shopify Paymentsなら 3.4% のみで済みます。 - 02
デザイン・ブランディングの自由度
無料・有料あわせて200種類以上のテーマから選べ、Liquid言語でのカスタマイズも可能。ブランドの世界観を妥協なく表現できます。 - 03
越境ECとマルチチャネル
英語・多通貨対応が標準装備。Instagram・TikTok・Amazonとの連携もスムーズで、販路を広げやすい構造になっています。 - 04
アプリエコシステムの豊富さ
Shopify App Storeには13,000以上のアプリが揃い、CRM・マーケティング・物流連携など、事業の成長に合わせて機能を足せます。
移行の全体像:7つのステップ
EC移行は「えいやっ」で進めると事故の元です。まずは全体の流れを把握してから、ひとつずつ進めていきましょう。
- 1
移行計画を立てる
移行対象のデータ範囲・スケジュール・担当者を決めます。並行運用の期間も含めて2〜4週間が目安です。 - 2
Shopifyストアを開設・基本設定
無料体験に登録し、ドメイン接続・決済設定・特定商取引法表記などを済ませます。 - 3
商品データを移行する
旧プラットフォームからCSVエクスポートし、Shopifyのフォーマットに変換してインポートします。 - 4
顧客・注文データを移行する
顧客情報や注文履歴をCSVで移行。メールアドレスの重複チェックは必須です。 - 5
URLリダイレクトを設定する
旧サイトの商品URLから新サイトへの301リダイレクトを設定し、SEO評価を引き継ぎます。 - 6
テーマ設定とアプリ導入
テーマのカスタマイズ、必要なアプリのインストールと設定を行います。 - 7
テスト・公開・旧サイト停止
テスト注文でフロー確認後、DNSを切り替えて本番公開。旧サイトは並行運用後に停止します。
ステップ1:移行計画を立てる
移行の成否は 計画の質 で8割決まります。いきなりデータを触り始めるのではなく、まず全体像を整理しましょう。
- 移行対象データの洗い出し(商品・顧客・注文・ブログ記事)
- 現在のサイトのURL一覧を取得(リダイレクト用)
- 移行スケジュールの策定(2〜4週間が目安)
- 並行運用期間の決定(1〜2週間推奨)
- 関係者への周知と役割分担
移行スケジュールは、 セール時期やキャンペーン期間を避けて 設定するのがコツです。売上が落ち着く時期を狙うことで、万が一のトラブルの影響を最小限にできます。
ステップ2:Shopifyストアの開設
Shopify公式サイト から無料体験を始められます。管理画面に慣れる時間も含めて、本格的なデータ移行の前にアカウントを作っておくのがおすすめです。
開設時に設定しておきたい項目はこちらです。
- ストア名・ストアURLの設定
- 独自ドメインの接続
- Shopify Payments の有効化
- 配送料・税率の設定
- 特定商取引法に基づく表記の入力
- プライバシーポリシーの設定
ステップ3:商品データの移行
商品データの移行はEC移行のなかでも最も手間がかかるパートです。丁寧に進めましょう。
- 移行2週間前
旧プラットフォームでCSVエクスポート
BASE・STORES・カラーミーショップそれぞれの管理画面から商品データをCSV形式でダウンロードします。 - 移行1週間前
商品画像の整理
旧プラットフォームから画像を一括ダウンロードし、Shopifyにアップロードするか、画像URLをCSVに含めて自動取得させます。 - 移行5日前
Shopifyにインポート・確認
管理画面の「商品管理」→「インポート」からCSVをアップロード。価格・在庫数・バリエーションが正しく反映されているか全品チェックします。
商品説明のHTMLタグは、プラットフォームごとに独自タグが混在していることがあります。インポート後に表示崩れがないか、 必ずプレビューで目視確認 してください。
ステップ4:顧客・注文データの移行
顧客データは、リピーター施策やメルマガ配信の土台になる大切な資産です。
Shopifyの 顧客インポート機能 を使ってCSVで取り込めます。メールアドレスをキーにした重複チェックが自動で行われるため、既存顧客との統合もスムーズです。
注文履歴の完全移行は、標準機能だけでは難しい場合があります。過去の注文データを引き継ぎたい場合は、 Shopify Transporter や Matrixify などの移行専用アプリの利用を検討してください。
ステップ5:URLリダイレクトでSEOを守る
EC移行で 最も見落とされやすく、ダメージが大きい のがURLの変更です。
旧サイトの商品ページがGoogleにインデックスされている場合、URLが変わるとその評価がリセットされてしまいます。必ず301リダイレクトを設定しましょう。
- 301リダイレクト
旧URLにアクセスしたユーザーとGoogleのクローラーを、新URLに恒久的に転送する仕組みです。SEO評価の大部分を新URLに引き継ぐことができます。
Shopifyでは管理画面の「オンラインストア」→「メニュー」→ URLリダイレクト から設定できます。商品数が多い場合はCSVで一括登録も可能です。
出典:Google Search Central - サイト移転(2025年閲覧)
ステップ6:テーマ設定とアプリ導入
Shopifyのテーマは Shopify Theme Store から選べます。無料テーマでも十分な品質がありますが、ブランドの世界観を重視するなら有料テーマも検討の価値ありです。
移行時に入れておきたい定番アプリをピックアップしました。
アプリは最初から入れすぎず、 必要最小限からスタートする のがおすすめです。アプリが多いとサイト表示速度に影響するため、効果を見ながら追加していく方が健全です。
ステップ7:テストと公開
いよいよ最終段階です。ここで手を抜くと、公開直後にトラブルが発生します。
- テスト注文で購入フロー全体を確認(カート→決済→確認メール)
- スマートフォン表示の確認(全ページ)
- 商品ページの価格・在庫数・バリエーションが正しいか
- URLリダイレクトが正しく動作するか
- お問い合わせフォームの送受信テスト
- Google Analytics・Search Consoleの接続確認
- SNS・メルマガでの告知準備
テストが完了したら、DNS切り替えで本番公開です。旧サイトは1〜2週間の並行運用を経てから停止しましょう。
よくある質問
商品数や移行するデータの範囲によりますが、一般的には 2〜4週間 が目安です。商品数が100点以下で注文履歴の移行が不要な場合は、1〜2週間で完了するケースもあります。余裕をもったスケジュールを組むのがおすすめです。
はい、並行運用が可能です。Shopify側の準備が整うまでは旧サイトで通常どおり運営し、切り替え後も1〜2週間は旧サイトを残しておくと安心です。DNS切り替え後は旧サイトに「新サイトへ移転しました」の案内を表示しておきましょう。
はい、独自ドメインをそのままShopifyに接続できます。DNS設定を変更するだけなので、お客さまから見たURLは変わりません。ドメインのSEO評価もそのまま引き継がれます。
BASEは決済手数料3.6%+40円に加えてサービス利用料3%がかかるため、実質 約6.6%+40円 です。Shopify Paymentsは 3.4%(ベーシックプラン)で、月商50万円の場合、年間で 約19万円の差 になります。
CSVインポート時に画像URLを指定すれば、Shopifyが自動で取得してくれます。ただし、旧プラットフォームを解約すると画像URLが無効になるため、 解約前にインポートを完了させる か、ローカルにダウンロードしておく必要があります。
まとめ
ECプラットフォームの移行は確かに手間がかかりますが、正しい手順で進めれば大きなトラブルなく完了できます。
ポイントは3つです。
- 01
計画が8割
いきなりデータを触らず、まず移行計画とスケジュールを立てる - 02
SEOを絶対に守る
URLリダイレクトの設定は最優先。ここを怠ると集客力が大幅にダウンします - 03
テストを省略しない
テスト注文、スマホ表示、リダイレクト確認。公開前のチェックが事故を防ぎます
Shopifyは月額$25から始められ、事業の成長に合わせてプランを上げていける柔軟な設計です。まずは無料体験でストアを作ってみて、移行のイメージをつかむところから始めてみてはいかがでしょうか。
BASEやSTORESとの比較を詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。


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